水瓶

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氷川丸・その2 安全に航行するための道具

2014-07-08 08:40:27 | 横浜の観光・博物館など
取舵いっぱーい! うーん、マリンですね♪

安全に航海するために、自船の位置や天候の変化などを正確に知るためのさまざまな道具です。
精度が命の道具たち。大切に使い込まれ、なにか風格がありました。
青い文字の部分は、氷川丸船内に展示されていた説明をうつしたものです。
え~と、こういうのいいのかな?いいよね…?
(※何か問題ありましたらお知らせください。)


【アジマスミラー(方位鏡):コンパスの上に乗せて使う補助器具です。コンパス表記数字の拡大鏡です。】


【アジマスサークル(方位環):コンパスの上に乗せて使う補助器具です。太陽や星、および陸上の陸上の目標物の方位を計測する器具です。】


【セクスタント(八分儀):船の位置を測定するためにかかせない道具です。太陽や星の高度を測定します。】


【クロノメーター(船内時計):船の位置を測定するために用いられる精度の高い時計です。】


【バロメーター(気圧計):船上で気圧を計測する計器です。】

そっか。バロメーターって、何かとたとえでよく聞きますけど現物見たのは初めてかも。
ていうか気圧を計るものだったんですね。
そういえば森のなかまも家内安全のため、私の気圧をかなり正確に予測して動いています。


【シグナルミラー(信号鏡):光の反射を利用した通信器具です。主に船同士の通信に利用しました。】


【舷灯:舷灯は2種類あり、赤色が左舷灯、緑色が右舷灯です。】

これは飛行機も同じですよね。


【ホグホーン:霧がかかって視界が悪い時、船同士の衝突を避けるために鳴らす簡易型のホーンです。】

ふいご!聞いてみたいなあ。どんな音がするんでしょう???


【梱包された生糸:生糸は温度変化などにとても敏感なので厳重に梱包されていました。文庫紙で包み、金巾袋という織布の袋に入れ船で梱包し、防水布で包んだあと、アンペラムシロで包むのが通例でした。】

アンペラムシロというのは、日本で採れたカヤから作ったムシロだそうです。
通気性が良くて丈夫そうですね。
生糸はかつての日本の重要な輸出品!そっか、生糸はRAW SILKですね。にゃるほろ。
氷川丸は、サンフランシスコ航路よりも一日早くアメリカに着く、
波の荒いシアトル航路を運行していたそうです。当時の貿易競争の熾烈さが思われます。


ディナーメニュー。外国人客向けに、日本らしい美しい絵柄が印刷されていたそうです。ふむふむ。

目的地に無事到着するためには、空にある星や太陽を観測することで海上での自船の位置を知り、
天候を予測し、他船との衝突を避けるために連絡を取り合い、と、
精度の高い計測とこと細かな気づかいが欠かせなかったんですね。
GPSができるまで、手作業で大変だったんだろうなあ。。。

大型台風が近づいてるそうで、陸の上も気をつけないとですね。


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