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不思議紀行(備前一文字)

2007-11-10 17:39:22 | 不思議紀行
 だんなさんが、久し振りのお休みなので、楽しみにしていた”備前 一文字派”の日本刀を見に三島の佐野美術館に行ってきました。今日から12月17日までの展示です。お天気は、悪そうですし、初日は、混みそうなので、来週にしようか迷ったのですが、”宮入一門会”の”日本刀鍛錬実演”を見ることができるという新聞記事に惹かれて、出かけることにしました。



     
     玉鋼(たまはがね)を薄く平に打ちのばす。
 座っている方は、”横座”で、叩く場所を立っている”叩手”に金鎚でたたいて教える。



     
     火で玉鋼を熱している。



     
     鞴(ふいご)で風を送って火の調節をする。



     
     小割りにする。断面はとても綺麗。(とても熱い)
 硬い物と軟らかい物に分ける。それぞれ台の上に積み重ねる。
 およそ1300℃ぐらいまで、熱し鍛接する。(叩いてくっつける)



     
     切れ目を入れて折り返す。



     
     熱して、切れ目を入れて折り返す。



     
     熱して、切れ目を入れて折り返すの作業を繰り返す。
 藁の灰?、泥水(不純物)をかけて、熱する。

 心鉄(しんがね)用、皮鉄(かわがね)用、ともに、何度も叩く。
 皮鉄用をUの字に曲げ、心鉄を包むように二つを合わせ、鍛接する。



     
     熱しながら叩いていく。


     
     だんだんかたちがつくられていく。


 初めて見たので、説明は、間違っているかもしれません。長い時間をかけてつくられる、道具なのに、生き物のような、何百年も経っても妖しい光を放つ日本刀に惹かれます。
展示してあったものは、以前、やはり佐野美術館で展示されていた”虎徹と清麿”と比べると、題名通り、華やかなものが多かったようです。



     
     帰り道 沼津の御成橋から空を眺める。


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