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あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

すべての言葉は通り過ぎてゆく 第51回

2017-10-03 11:23:54 | Weblog


蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話 op. 263


W杯サッカー予選で日本が豪に快勝。若手が躍進して慶賀に堪えないが、ベンチを暖め続けた超ヴェテラン連の胸中いかならむ。9/1

被差別に対する嫌悪とか憎悪とか排斥の仕方というのは、母系的、女性的です。この日本の中に仕組まれた母系的・母権的なもの、藤原的なものを摘出しないとどうしようもない。中上健次「小説家の想像力」9/2

「立ち泳ぎ、ちょっとした犬かき―これは小説を書くのとすごく似ているんだ、クラーク」ダンプ・リーダーは教え子に言った。「なんていうかな、うんと長い道のりを進んでいるように思う。(略)ところが基本的には元の場所にいるだけなんだ―お馴染みの根城でうろうろしているんだよ」アーヴィング「神秘大通り」9/3

リーマン時代に「ひとさまに迷惑を掛けることだけはするな」と部下にもっともらしく講釈を垂れる上司がいたが、あにかはらんや夫子みずからが我々に大迷惑を及ぼしていたのであった。9/4

北朝鮮の核ミサイル問題にトランプの言うなりに巻き込まれていつのまにか米国民よりもわが民草を途方もない生命の危機に陥れていることさえ気がつかない無知蒙昧夜郎自大な安倍蚤糞。9/5

本塁打を打ったにもかかわらずその翌日突如ブリュワーズを放出され、それでもめげずに近所の公園で練習していた大リーガーの青木選手が、NYメッツに拾われ、昨日今日と大活躍。勇気づけられるなあ。9/6

前原のような無能な政治家に領導される政治的主体性皆無の右往左往政党よりも、超右翼ファシズム政党の自民党、左翼とは思わないが反原発護憲政党としてぶれない共産党の原発政策ほうが、政党としてはるかにましであることは言うをまたない。9/6

またしても「テーブルの上にはあらゆる選択肢がよさこい音頭を踊っている」というキーワードが登場してきた。嫌な予感がする。トランプは北朝鮮への電撃攻撃を画策しており、連日のように一の子分の安倍蚤糞と連絡を取り合っているのではないだろうか。9/7

さいきん政治家の不倫が話題になって世間の顰蹙を買うが、そもそも一夫一婦制なんて人間脳が発明した浅知恵なのだから、偶には解除して「本能剥き出しの不倫浮気変態的不純異性行動」をやらかさないと「原人間」の人間性が駄目になるんじゃないか。9/8

連続ドラマ「セシルのもくろみ」が主演の真木よう子の「コミケ炎上」スキャンダルで9回で打ち切りになってしまったので残念。真木よう子はNHKの「運命の分岐点」では操り人形みたいで酷かったが好演。伊藤歩、板谷由夏なども強く印象に残る演技だった。9/9

図書館で7月の新聞を眺めていたら、この頃の民進党は友加計問題で安倍蚤糞負を厳しく追求していた。それが1か月ちょっと経つと、足元に火がついて自滅寸前の体たらく。みっともないったらありゃしない。9/10

相撲取りは、負けたり、怪我や病気で休場すれば、番付がどんどん下がる。ところがいったん横綱になれば、いくら負けても休場しても、大関に下がったり容易に首になったりしない。これは制度としてちとおかしいのではないか。9/11

大相撲秋場所は3横綱に続いて高安と宇良も休場で脱落。さあ約束通り解説の元北の富士のも休場してもらわなくちゃ。9/12

シカゴ・カブス3連敗! あの強気なマッドン監督がなんとスクイズさせて、かろうじて1点取れるくらいだから、よほど追いつめられているんだろうな。9/13

安保理決議を自分の手柄のように自慢する安倍蚤糞と日本政府だが、お前たちは具体的に何をやったんだ。いくら制裁を加えても抜け道は至るところにある。プーチンがいうとおり、北朝鮮は草の根を食べても核とミサイル開発を続けるだろう。9/14

阿武咲、強し! 日馬富士 無念! やっと贔屓にしている嘉風が初白星ずら。相変わらず手をつかないで立っている力士も多いが、行司も勝負審判も毎場所同じようにちゃんと監視すべし。9/15

大正時代(1912~26)の大半は、1923年(大正12年)の関東大震災を挟んで、日本は第1次世界大戦を継続中で、シベリア出兵の事実は隠されたままだった。戦勝国となった日本は「5大強国」の一員を標榜するようになったが、国民は戦争を続けているという意識が希薄なまま大正末期を迎えた。佐々木幹郎著「中原中也 沈黙の音楽」9/16

河上徹太郎にあっても中原中也にあっても、岩野泡鳴の言う「刹那」は、ベルクソン哲学の「エラン・ヴィタール(生の跳躍)」と一体だったのである。佐々木幹郎著「中原中也 沈黙の音楽」9/17

戦争の時代を詩人として生きるとはどういうことか。中原中也は、詩を書くことは、サーカスのブランコ乗りと同じだと考えた。そして空中で逆さまになり宙吊りにされて揺れる自らを描くことによって、その時代を生きるイメージを描いたのである。佐々木幹郎著「中原中也 沈黙の音楽」9/18

本当は米国を相手にしている北のミサイルを、自国への脅威とすり替え、「空襲警報」で危機感を煽ることによって支持率を上げ、またしても政権を更新しておのが罪業を帳消し、新たな政治的犯罪に邁進しようというのが安倍蚤糞の最新版の陰謀である。9/19

9月13日は亡き父の命日だったのに、嗚呼不肖の息子はすっかり忘れていた。1913年6月6日生まれの父は1984年9月13日に重い荷物を持って綾部駅に急行する途中、急死した。同年10月2日には緒方先生のご子息がNYにて交通事故で亡くなられた。黙祷。9/20

マブチモーター社長宅殺人放火事件の犯人が、死刑にならずに拘置所の中で死亡したが、これは良かったのか、悪かったのかよく分からない。私は頭の中では死刑廃止論者だが、現行刑法の理屈からすると不公平のような気がする。かというてその前に執行すべきだったというつもりはないが。9/21

「ロケットマン」と「ちんぴら」との世紀の対決は、地球の外でサシでやってもらいたいものだ。9/22

「この1番!」という大事な時に、ホームランをボカボカ連発されて万事休す。残念ながらもはや全盛時代は過ぎているんだなあ。いやNYヤンキースの田中投手の話。9/23

「とろけるような歌声」ってあるんだなあ。いや「ウィーンの歌姫」といわれた名ソプラノ、ヒルデ・ギューデンの話。9/24

君の「感動」を警戒せよ。流れ出る「涙」を信用するな。泣ける映画、泣ける物語には要注意だ。9/25

希望という名の新党が結成されたが、わが帝国の愚かな臣民たちは、またしてもその面妖な魔女の口舌に幻惑されて、絶望的な、あまりにも絶望的な地獄の底の底まで墜ちてゆくのだろうか。9/26

安倍蚤糞のいかにも醜悪な猪八戒顔に食傷した大衆が、これまた面妖な白塗り悪女顔をまだましと錯覚して乗り換えることで、思いもかけない政権交代が実現する可能性が出てきた。これを「地獄篇」から「天国篇」ならぬ「新地獄篇」へのエドモン・ダンテス的転回という。9/27

枝野よ、前原たちが小池新党に脱走するとき、民進党の金庫を持ち逃げしないようにしっかり監視せよ。9/28

自公も小池新党も極右ファシストのひとつ穴のネズミ仲間。こいつらをアウフヘーベンするまっとうな新ネコ政党を立ち上げなければなるまい。9/29

秋が来た。空が高く見える。空が高く見えるのは、摩周湖が澄み切って見えるのと同様、透明度が高いからである。気温が下がり、湿度が低くなると、大気に含まれる水蒸気の濃度が減り、光の散乱が小さくなって、空の深度が上がるのだ。福岡伸一9/30


 「女王様、お仰せの通りにいたします」売党奴マエハラの責任重し 蝶人


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