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たんなるエスノグラファーの日記
エスノグラフィーをつうじて、ふたたび、人間探究の森へと分け入るために
 



昨日、授業で、インターネットのなかの呪術の話をした。

呪術は、アフリカや東南アジアの辺境社会で行われているのではなくて、わたしたちのすぐそばで、過去に行われていたのではなく、現在でも行われているということの例証として。この話は、ほぼ毎年やっている。

日本呪術協会という団体がある。
http://www.noroi.net/

数年前に、卒論で呪術研究に取り組んだ学生がいて、この協会を取り上げた(ほぼ毎年、卒論では、誰かが呪術を扱っている)。彼女は、呪術の体験談を語ってくれる方を紹介してほしいと、電話を入れたらしい。山中の代行業も見せてもらえるということが分かったという。大阪駅から、車で行くというような話を聞いた。

わたしも数年前に、自費で、ワラ人形セットを購入した(写真)。

ワラ人形セットのパンフレットを見ていたら、本格的な丑の刻参り(山中14日間の丑の刻参り)の成功率が書かれていた。
●病気、もののけ撃退     ・・・45% 
●仕事、金銭などの悩み    ・・・71% 
●魔除け、厄除け、開運祈願 ・・・73% 
●恋愛、略奪愛の成功     ・・・81% 
●浮気の防止          ・・・73% 
●浮気相手の撃退       ・・・79%

ある学生の弁。このなかで、浮気の防止の成功率が73%というのはちょっとヘンではないだろうか?パートナーがまだ浮気してない状態で、しないように丑の刻参りをしてもらうということだとすれば、成功率が73%というのは分かるけど、丑の刻参りをやって、100人に27人(27%)の相手が浮気をするようになったというのは、どういうことだろうか。それは、まったく逆効果を生み出した呪術だったということ?なるほど。

こうした点を含めて、今後呪術を調べるのは、だ!・・・・かもしれない。



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