歌舞伎座の客席の両脇にあるBOXシートを「桟敷席」といいます。本来は かぶりつきの様な庶民的で木戸銭の安い席を桟敷と呼んだのでしょうが、今や 本来の意味合いとの共通点は畳席(掘りごたつ式)であることくらいで、全ての客席の中で一番値の張る席です。そんな桟敷席、歌舞伎座の取り壊し前は チケット入手順の早い松竹歌舞伎ゴールド会員さんから順に捌けてしまうのか、まず入手は困難と思っておりました。ところが、現在 新橋演舞場に場所を移しての公演故 客足が落ちているのかどうか定かではありませんが、普段は出回らない桟敷席が なんと一般のチケットサイトで案内があったんです。こりゃ新しい歌舞伎座が出来た日にゃ 当分座れっこないじゃないの!ってことで、思わず購入。更には 調子に乗って、桟敷席でだけ戴ける「桟敷幕の内」もオーダー。幕間(まくあい)までに 野点弁当のような三段のお重が 座席まで届くんです ((o(^∇^)o))わくわく
やっほぉ~♪ の桟敷席 ポットにお茶もあるョ
「桟敷幕の内」と 機嫌も上々の殿
一番高い席とはいえ 一等席とはわずか1,000円違い!
毎回 桟敷席がいい♪... と言う殿ですが
2013年春に新しい歌舞伎座がオープンしたら ちょっとやそっとじゃ 取れますまいよ
大変美味しく戴きました
もちろん、メインの歌舞伎も大満足。
【八月花形歌舞伎】(新橋演舞場 8/19)
第三部(18時~)
一、宿の月(やどのつき)
おつる 扇 雀
亀太郎 橋之助
二、怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)
中村勘太郎四役早替りにて相勤め申し候
うわばみ三次/下男正助/菱川重信/三遊亭円朝 勘太郎
お関 七之助
住職雲海 市 蔵
磯貝浪江 獅 童
舞踊劇の「月の宿」は、既婚の方なら誰もが「うんうん」と共感してしまう夫婦の機微を描いた作品。それにしても、いつの時代も 殿方というのは 経済観念に欠けるものなんでしょうかしらネ
「怪談乳房榎」は、勘三郎の当たり役を 長男の勘太郎が... という話題作。以前から、勘太郎が どんどん勘三郎に似てきているのは誰もが感じるところでしょうが、もうホントそっくり! 乗り移っているかの様な演じっぷり ブラボーです
「怪談乳房榎」の見所は、なんといっても勘太郎の早替わり。四役と 役柄こそ多くはないものの、下男の正助が 絵師の先生さま(菱川重信)へ、チンピラの三次へと コロコロ替わります。そんな勘太郎が 正助から三次へと転じた場面で、敵役の磯貝浪江を演じる獅童が「おぅ 正助!」と呼びかけてしまったのは ご愛敬か。しばらくあって、「三次!」と言い直したのが また笑いを誘っていましたが、その後 キメ科白に続く事もあり、ご愛敬とばかりも言えない珍事ではありました
劇場正面の役者絵
やっほぉ~♪ の桟敷席 ポットにお茶もあるョ
「桟敷幕の内」と 機嫌も上々の殿
一番高い席とはいえ 一等席とはわずか1,000円違い!
毎回 桟敷席がいい♪... と言う殿ですが
2013年春に新しい歌舞伎座がオープンしたら ちょっとやそっとじゃ 取れますまいよ
大変美味しく戴きました
もちろん、メインの歌舞伎も大満足。
【八月花形歌舞伎】(新橋演舞場 8/19)
第三部(18時~)
一、宿の月(やどのつき)
おつる 扇 雀
亀太郎 橋之助
二、怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)
中村勘太郎四役早替りにて相勤め申し候
うわばみ三次/下男正助/菱川重信/三遊亭円朝 勘太郎
お関 七之助
住職雲海 市 蔵
磯貝浪江 獅 童
舞踊劇の「月の宿」は、既婚の方なら誰もが「うんうん」と共感してしまう夫婦の機微を描いた作品。それにしても、いつの時代も 殿方というのは 経済観念に欠けるものなんでしょうかしらネ
「怪談乳房榎」は、勘三郎の当たり役を 長男の勘太郎が... という話題作。以前から、勘太郎が どんどん勘三郎に似てきているのは誰もが感じるところでしょうが、もうホントそっくり! 乗り移っているかの様な演じっぷり ブラボーです
「怪談乳房榎」の見所は、なんといっても勘太郎の早替わり。四役と 役柄こそ多くはないものの、下男の正助が 絵師の先生さま(菱川重信)へ、チンピラの三次へと コロコロ替わります。そんな勘太郎が 正助から三次へと転じた場面で、敵役の磯貝浪江を演じる獅童が「おぅ 正助!」と呼びかけてしまったのは ご愛敬か。しばらくあって、「三次!」と言い直したのが また笑いを誘っていましたが、その後 キメ科白に続く事もあり、ご愛敬とばかりも言えない珍事ではありました
劇場正面の役者絵
3拍子揃ったんですね。
こちらまで、目の保養です。
なんて話しておりましたので、今回 歌舞伎座ではないけれど
新橋演舞場で経験する事が出来ました。
肘を突いたり体の向きを変えたり、色んな姿勢が出来るのも
なんとも良う御座います。
もう 決して若くないので (;^_^A
前の人の頭が大きいとか、座高が高いとかブツブツ思わなくていいし、後ろの人を気にして小さくなる必要もないですもんね。
勘太郎ちゃん、いろいろ課題はあるんでしょうが、さわやかーな怪談乳房榎でしたよね (^^)
一等席辺りって 傾斜もなだらかだから、案外 見づらいことも多いのョね。
一段も二段も高いところから 頬杖付いたりして観る事が出来るのは
ちょっと いいものです。
けいちゃんは ちょっぴり保育園になっちゃうけど、BOX 席なので
ぱぱさんもご一緒にぃ~~♪
> 勘太郎ちゃん、いろいろ課題はあるんでしょうが、
そうね。でも、とっても観やすかった。
襲名に向けての意気込みも感じられます。
来年の八月は 四谷怪談が観てみたいなぁ...。
たまに残ってるの見かける気がする、桟敷席。
でも八月に残ってるの珍しいよね!
1000円しか違わないなら桟敷だよね。
いいなぁ。
勘太郎はほんっっと、似てきた!
派手さはないけど地味に積み上げてる感じがする。
四谷怪談、観たいよね~。
でも、毎月毎月いってる訳じゃないからなぁ...。
行く時は 結局 人気の演目だったりするんだろうナ。
それと、会員さんと競り合うのは面倒なので、e+とか チケットぴあの
プレオーダーを利用しちゃうんだョね。やっぱ、普段は そっちには流れないのョ。
今回は、「ぴあ」で案内があったの。
> 派手さはないけど地味に積み上げてる
そうそう。
勘三郎にそっくりなんだけど 勘三郎ほどの派手さはまだない。
でも、寧ろ くど過ぎなくて そこが好き。
勘三郎の演じたものが似ているのは ある意味 当たり前といえなくもないけど、
三谷幸喜の「ろくでなし啄木」でも 激似だったのが面白い。
七之助は七之助で 女形が板に付いてきましたね。
四谷怪談の岩、観たいョね o(^-^)o
一方、何年か前の秀山祭で歌舞伎座2階ロビーに展示されていた若き日の初代吉右衛門の写真を見て、勘太郎にそっくりなので驚いたことがあり、ご一緒した方に見ていただいたらやっぱりびっくりされていました。祖父の先代勘三郎が初代吉右衛門の弟なのですからやっぱりDNAがつながっているんだなぁと痛感していました。勘太郎は安倍貞任の初役の時、当代の吉右衛門に教わりに行ったそうです(こういう時代物の立ち役は父に教わるよりいいですからね)。だから、播磨屋の骨太の芸質も継承していると思うので期待しています。そうなると染五郎もうかうかしていられないと本気になってくれていて、若手が切磋琢磨している様子がよくわかります。
昨年の8月に勘太郎が四谷怪談でお岩・小仏小平・佐藤与茂七の三役をやったのを観て感心しました(名前欄にその記事のURL入れておきます)。伊右衛門は海老蔵でしたが獅童で観たいものです。勘九郎襲名の夏の興行で是非また四谷怪談をやってもらいたいです。
web上でチラシを見付けることが出来ました。
なるほど、勘太郎を感じる面立ちですね。それでいて どこか七之助の様だったり。
> 襲名の夏の興行で是非また四谷怪談をやってもらいたい...
みなさん その様に仰いますね。
私は 昨年観逃してしまいましたので、 是非やって欲しいものです。