コクーン歌舞伎 第六弾『桜姫』を観てきました。
演出に小劇場出身の串田和美(くしだかずよし)を迎えての‘コクーン歌舞伎’が始まって 今年で11年目、演目にして六作目となります。ほぼ二年に一度の開催というわけですが それは無理からぬ話です。三・四日の稽古で板に乗る普段の演目と串田演出とでは、勝手が違います。今回も先月半ばには 稽古をスタートさせたようです。また、シアターコクーンという寛容な劇場に依って 普段出来ない事もやれるわけですから 普段以上の稽古が必要になってくるのも当然の運びです。
さて、なんでもありのシアターコクーンですが‘水’! コクーンは‘水’を使う事が出来る劇場です。コクーン歌舞伎でも他聞に漏れず よく水が使われます。...が、今回降ってきた雨には ちょっと驚きました。一幕目が終わろうとする頃 降り始めた雨は、なんと舞台のツラ。一列目(松列)のお客さんには 雨よけのビニールシートが用意されていました。その雨が、降るわ 降るわ 一向に止む気配がないというほど降りました。一幕目の終わりで こんなに派手な演出をして、さて 幕引きの折には どうなるのだろうと思っていたら なんと一面の桜!! とにかく お客を飽きさせない演出で魅せてくれるのが 串田歌舞伎です。
今回は推進者である中村勘三郎が、襲名興行などのため参加せず、中村福助を座長に頂いての『桜姫』。福助&橋之助、勘太郎&七之助 の 二組の兄弟が、頑張りました。特に福助は、お姫さま時代と女郎に身を落としたあとの桜姫という使い分け、そして橋之助は 破戒僧清玄と釣鐘権助の二役で 観客を魅了します。私は、後半の桜姫の 江戸言葉で喋るくだりが好きなのですが、これがまた 生まれが生まれなので 気を抜くと姫言葉が出てしまう...このチャンポンな言葉遣いが なかなかの妙でした。坂東弥十郎、中村扇雀のベテラン二人も、普段は絶対に見せないであろうという体当たりの演技で楽しませてくれています。
役者は 花道代わりに通路を歩くし、平場席の足元を横切るし、橋之助に至っては 通路の床下から登場するわ 観客に話し掛けるわ...あ!...話しかけられたのは、我が夫だった!
帰り道 夫は言いました。「ブログに載せてね」。はいはい。
演出に小劇場出身の串田和美(くしだかずよし)を迎えての‘コクーン歌舞伎’が始まって 今年で11年目、演目にして六作目となります。ほぼ二年に一度の開催というわけですが それは無理からぬ話です。三・四日の稽古で板に乗る普段の演目と串田演出とでは、勝手が違います。今回も先月半ばには 稽古をスタートさせたようです。また、シアターコクーンという寛容な劇場に依って 普段出来ない事もやれるわけですから 普段以上の稽古が必要になってくるのも当然の運びです。
さて、なんでもありのシアターコクーンですが‘水’! コクーンは‘水’を使う事が出来る劇場です。コクーン歌舞伎でも他聞に漏れず よく水が使われます。...が、今回降ってきた雨には ちょっと驚きました。一幕目が終わろうとする頃 降り始めた雨は、なんと舞台のツラ。一列目(松列)のお客さんには 雨よけのビニールシートが用意されていました。その雨が、降るわ 降るわ 一向に止む気配がないというほど降りました。一幕目の終わりで こんなに派手な演出をして、さて 幕引きの折には どうなるのだろうと思っていたら なんと一面の桜!! とにかく お客を飽きさせない演出で魅せてくれるのが 串田歌舞伎です。
今回は推進者である中村勘三郎が、襲名興行などのため参加せず、中村福助を座長に頂いての『桜姫』。福助&橋之助、勘太郎&七之助 の 二組の兄弟が、頑張りました。特に福助は、お姫さま時代と女郎に身を落としたあとの桜姫という使い分け、そして橋之助は 破戒僧清玄と釣鐘権助の二役で 観客を魅了します。私は、後半の桜姫の 江戸言葉で喋るくだりが好きなのですが、これがまた 生まれが生まれなので 気を抜くと姫言葉が出てしまう...このチャンポンな言葉遣いが なかなかの妙でした。坂東弥十郎、中村扇雀のベテラン二人も、普段は絶対に見せないであろうという体当たりの演技で楽しませてくれています。
役者は 花道代わりに通路を歩くし、平場席の足元を横切るし、橋之助に至っては 通路の床下から登場するわ 観客に話し掛けるわ...あ!...話しかけられたのは、我が夫だった!
帰り道 夫は言いました。「ブログに載せてね」。はいはい。
こちらでは初めてですから、ちょっと緊張。。
なんだか、ものすごくいい舞台だったというのが伝わってきました。
特に他では絶対に見られない、弥十郎・扇雀さんというのが、もう垂涎ものです。
やっぱり遠征したかったなぁ。。
橋之助さんに話かけられたダンナ様、素敵です!
弥十郎・扇雀さんの掛け合い、どつき合い...見応えたっぷりでしたよ。
平成中村座の舞台も面白いけど コクーンはまた 独特です。
今年の納涼歌舞伎は、新作ものは出ないけど夜の回では、串田演出の『法界坊』が掛かります。出ていらっしゃいませぇ~♪
私は朝の回を狙いたい。
http://www.shochiku.co.jp/play/kabukiza/index.html
来月の大阪松竹座は行かれますか?
もうmayumiさんのイラストで十分臨場感が伝わってきます どにか都合がつくと・・・
うんーーー行きたいです
もしも 本当に足を運ぶおつもりなら お急ぎになって!
当日券は毎日出ているようですが 今週末が千秋楽です!!
かなり『僕に話しかけていいよ~!』のような優しい人オーラが出てる方だと思います。
ちょうど 出先から帰ってきたところです。
開いてみたら ほっかほかの みなこコメントが入っていました。(*^_^*)
歌舞伎は元々そんな高尚な物じゃなくて その時々のはやりをふんだんに盛り込んだ 娯楽だったわけで 原点に立ち返ろうっていう試みを色々やっているのが、このコクーンだったり八月の歌舞伎座だったり 浅草に小屋を建てての平成中村座だったりするので、あまり予備知識がなくても楽しいのよ~~ん。(^_^)v
範父さんは 本当にニッコニコで「うんうん」と相づちを打っていました。
あまりにも近くの役者が通ったり 立ち止まっていたりするので そんな時は台詞を聞く耳も お留守になりがちで、実際話しかけられた時も 橋之助が直前になんて言って高 二人ともよく覚えてないのよ。 (;^_^A
でも本人は、あそこで自分がキッチリ相づちを打ったから 話が先に進んだんだと豪語しております。(そうでもないと思うけど...)
来月の大阪松竹座といえば、勘三郎さん襲名披露ですね。当初は行くつもりだったのですが、なんだか予定が詰まってきて。。無理っぽくなってしまいました。
ダメですね。こういうのが続くと敷居が高くなってしまうんですよねぇ。
これは、なかなか美味しいですよ。
時代劇で群舞を披露っていうのは北野武の『座頭市』より こっちの方が先でした。
初演の時は 歌舞伎座異例のスタンディングオベーションでした。
チャンスがあったら お出掛けになってぇ~~♪
やっぱりいいなぁ、コクーン歌舞伎。
ザッツ・エンターテイメントって感じです。
mayumiさんは市川猿之助観たことあります?あのスーパー歌舞伎ってやつは、中国の京劇?みたいだなぁと思うんですけど、どういうんだろうって不思議なんですよねー。
観たことないんでよくわからないんですが。