くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

のだめカンタービレ 最終話 ~上野樹里 正面を見据える~

2006-12-26 15:07:57 | のだめカンタービレ

ピアノを弾き続けるという意味。

のだめが心から欲しているものを自分で感じ取れたという最終回。

                          

なぜそんなに勉強しなきゃいけないのですか?

のだめにとってピアノは楽しく弾ければそれで良かった。

自分だけが満足している世界であれば十分だったのに、いつのまにか世界を目指し

千秋と並びたいという思いが強くなっていたのです。

だからコンクールだって頑張ったのに結果は無念。

傷心の心を抱えて帰った実家は不良債権(爆)呼ばわり。

家族の温かさに触れ少しずつ元気になったように見えたのだめでしたが・・・。

でものだめが一度もピアノを弾いてないということに家族は気付いています。


そのころ千秋は佐久間と会い後継者となる指揮者の人選も決定。

千秋は佐久間が良くしてくれる事にありがたさと同時に疑問もぶつけてみました。

 「歴史にナを残す音楽家には才能だけでなく人との大事な出会いがあるものだ。

 僕もそういう人間の一人になりたいんだ。」

けえ子が入ってきました。佐久間の締め切り30分前だとか(笑)

けえ子が言うには佐久間も音楽を志していたがチャンスの前に才能がなかったよう

ですね。だからこそ、才能をもてあましている人には何とかしてやりたい思いがある

のだそうです。いい話だ~~(涙

 

R☆Sオケの飲み会のようです。クリスマス公演の成功と千秋の海外での成功を

祈って乾杯。ここでも千秋は真澄と高橋の争いを見ていますね(笑)

次期指揮者は「松田幸久」と聞いたとたん、皆の目の色が変わりました。

相当な実績のある人でしたね。大河内君が自分の出番と名乗ろうとしたのに残念。


家に帰り少しずつ片づけを始めている千秋ですが、裏軒のおやじさんから電話が。

クリームを泡立てていましたよ。何でも作っている親父さんですね。さて用件は、

のだめがクリスマスケーキを頼んでいたが実家に帰ることになったから千秋にゆず

るということでした。のだめが実家に帰っていることを初めて知った千秋です。

電話を奪いさらに峰が言うには今日の練習はお休みだということ。とっとと迎えに

行って来いと言われてしまいました。のだめが自由にピアノを弾いて何が悪いと千秋

に言ったときに何が悪いのでもなくそれでは千秋が聞けないという簡単な結論が

あったのでした。千秋こそのだめの才能を見抜き、その演奏に心奪われていたので

ですね。そして、佐久間に言われて歴史上の音楽家の話を思い出し、自分にとって

の佐久間のように、のだめのための千秋になるという図式が出来上がっています。

何でそんなことを俺様がするのだろうと疑問に思いながらも行動はてきぱきとタクシ

ーを拾っているんです^^空港へと告げた千秋でしたが、一瞬ぶるぶるして結局新幹

線で行く事に決定。(笑)東京から福岡まで新幹線!!大変だわ~~。

 

のだめは散歩し川をみながら口笛を吹き、少しずつ取り戻しています。家に帰り、

ピアノに触れたらもう夢中で弾きだしています。そこにおばあちゃんが入ってきて

拍手をしているのです。のだめはコンクールで盛大な拍手を受けたことを思い出し

ました。携帯の電源を切っていたのだめは江藤からの23件のメールにびっくり。

その中の一つは「プリゴロ太ニュース」だって^^のだめの気をひくために苦労してま

すね~~。その内容はオクレール先生のもとにのだめの留学の申請書をだしたと

いうことでした。


そのころ千秋はタクシーの中。福岡でも大きな都市だという大川市はどうも佐賀の

方にあるらしい。タクシーメーターがぐんぐんあがり16000円超えていました・わなわな

のだめが千秋に電話してきました。びっくりする千秋。話しているうちにのだめを追い

越したことに気付きました。タクシーから降り・・・「のだめがんばります」いつか千秋

先輩と一緒にといいながら歩いている二人は一方方向を向いているのです。

千秋は後ろから近付き、のだめに背後から抱きつきました。

   そういうことは試験に受かってから言え。絶対に受かれ。

   一緒にヨーロッパに行こう。オレ様を二度も振ったらもう絶対に許さねえ。

   ・・・メリークリスマス。・・・メリークリスマス。

二人のいい雰囲気もいきなりのお父さんの出現に白目になる千秋でした^^

 

のだめの家ではすっかり歓迎の千秋ですが・・留学費用の心配をしていても援助が

あると聞くとコロッと変わり大喜び。この家族からのだめができたと納得の千秋。


峰と清良。クリスマス公演を絶対に成功させようという峰。いつか清良が日本に帰っ

たらコンマス争いできるくらいの腕を磨いておくという峰でした。


千秋はのだめの家に泊まったのね。プラハに行く事を聞くのだめ。家がプラハに

あるのでそう決めたらしい。パリか迷いプラハにしたことをやや悔やんでる様子。

パリとプラハは佐賀と東京くらいの距離だそうです・・遠距離恋愛の夢にひたるのだ

め。ふと、のだめにピアノを弾かせてみた千秋は愕然。一日に何時間も弾いていた

子が何日もサボっていたわけですから腕が落ちるのは当然。慌ててのだめをかつい

で東京に帰ろうとしますが玄関で「鯛」を持った父親に出会ってしまいなんとなく引き

止められています。試験まで間がないのに。焦る千秋でしたが観光にと連れて行か

れたところは干潟。さっさとムツゴロウを探しに降りていくのだめです。望遠鏡でのり

の地域を教えていましたが・・お父さんがいきなりシリアスムードになり千秋がたじた

じです。「娘を頼むなんていわないでください」千秋もその雰囲気を感じ取ったのね^^

でもお父さんのいうことは違うこと。のだめの子供のころのトラウマだったのです。

天才ののだめをつい夢中に指導しすぎた先生の話。のだめは傷つきやすいところが

あるため演奏家に向いていないのではないかと心配していたのです。

大丈夫ですよ。それでもピアノを弾いてるじゃないですか。厳しくされてダメになる

やつはだめになるしプロになりたいと思ってなれるものでもない。成功するかどうか

だって誰にもわからない。でも僕はあいつのピアノはすごく好きなんですよ。

いつのまにかお父さんが千秋に抱きついていました・・息子よ!だって!あはは・・

東京に帰るはずが再び家に連れていかれ宴会ムード・・爆笑ですね~~

しかもいきなりメジャーで採寸。白目むきだし絶対にパリにはいかないと心に誓う

千秋でした^^でもその頃、千秋のママと彩子の相談によるとプラハは父親の七光り

といわれるからパリに変更となっていました・・あはは・・千秋の心親知らずね。


帰りは飛行機でかな?のだめと一緒に新幹線でも楽しかったでしょうけど・・どっち?

すぐにリハのときを迎えていますね。みんな正装。記念撮影も本番だと忙しかったり

するから今のうちだということで。全員を入れるためにのだめがシャッターを押して

いましたが千秋をアップにしてましたね。のだめが練習を見ようとしたけれど、千秋

がのだめも時間がないからさっさと帰って練習しろとぶっ飛ばされていました。。

 

清良・・オレの居場所を作ってくれた。練習しながら清良の思い出が回っています。

友達と会ったのだめはお弁当を盗んでばかりだったけれどと言われながらしっかりと

抱き合っています。留学することを聞いて励ます友達。江藤と谷岡ものだめと関わっ

たことで恐ろしい思いもしたと言いますが、自分たちが関わったことはずっと後になって

からわかるという話になっていました。天才の与える影響は大きいものなんですね。

 

そしていきなりそれは本番になっていました。サントリーホールに入っていくミルヒ。

観客達のブラボーが響きます。佐久間とけえ子もこのオケは進化していると叫びま

す。休憩。残り一曲は「ベト7」。控え室では初めのSオケの仲間たちが千秋と別れを

惜しんでいます。一人ひとりが自分の抱負と千秋への感謝と。そこに今度はR☆Sの

メンバーが入ってきました。千秋なら成功するから、春にまた会おう。高橋が千秋が

一番好きだと言い出したら真澄ちゃんが入ってきて泣きつきました。おののく千秋。

そして清良。また千秋にコンマスを任せてもらえるように頑張るというのでした。

峰は「手紙書くから」思わずうんと頷きながら「メールにしてくれ」という千秋に一同爆

笑してました。それぞれが別れをいうことで最後の曲に盛り上がろうとしているようで

す。この様子を見ている大河内君は涙していました。最後まで2番目に有名という台

詞がありましたがとうとう日の目をみることはありませんでした。

のだめも一緒に涙で見ていましたが、そこにあらわれたのがミルヒ。

千秋に会わなくても大丈夫というミルヒに何かを感じたのだめ。

  のだめも音楽と正面から向き合う覚悟ができました。

と告げるのだめにそれはすばらしい・・

  のだめちゃんはのだめちゃんらしく頑張ってください。


いよいよラスト曲。「ベト7」です。

毎年たくさんの音大生が力がありながらもオケに残らず去っていくという理事長。

全員の受け皿がない厳しい世界だといいたいのでしょうか。だからこそ音楽を

続けることの大事さを彼らは思い出させてくれたというミルヒ。

音楽の世界で生き残っていくのは大変だとつくづく思います。

  「さあ、楽しい音楽の時間だ」

千秋たちが登場しました。のだめの位置を確認。曲が始まります。清良と目配せ。

  オレが初めて指揮した曲。そしてまたこの曲から始まる気がする。

千秋はのだめとのこれまでを思い出しながら指揮をしています。 

のだめが観客席でピアノを弾く真似を始めています・・のってきたのですね^^

もうすぐお別れだ。オレも伝えなければ・・みんなに感謝の気持ちを。

オレを大きく変えてくれた素晴らしいオーケストラ。さあ歌おう。最後の一音まで、

今できる最高の音楽を。千秋に、峰が立ち上がって伝えています。アイコンタクトを

取り始めるメンバー達。大きく千秋が振りかぶったとき、くるりと回り、こちらでは

高く掲げ、大きくそらし・・音だけでなく視覚でもジミヘン風にそうSオケのときの

演奏方法を入れました。感動のうちに曲は終了。ブラボーと裏軒のおじさんが

叫びました。全員総立ち。振り向くとのだめも涙。オケは全員涙。視聴者も涙。

千秋の涙がこの3ヶ月の重責と感動を伝えてくれました。曲はエンディングテーマ。

ラストシーンにのだめと千秋のツーショット。二人は留学できたのでしょうか・・・

                         

 千秋がのだめを迎えに行く時に飛行機から新幹線に変えたのがツボでした。

一度克服した飛行機なのにどうも一人ではダメらしい(笑

帰りはどっちで帰ってきたのでしょうか?

でもまあ、のだめが一緒だからどっちでもOKね?

 

のだめの留学があっさり決まっていたことに拍子抜けがしました。

でも失意の日々は逆にのだめを音楽に向かわせる原動力になったようです。

本当に弾きたいと思うことがあればもう今後は強いかもしれませんね。

それにしてものだめのゲームたこには笑ったわ。

そしてのだめの家族にも。本当にこの環境がのだめを作ったのね^^

千秋もタイミングのいいときにやってきたのかもしれません。

あとは試験を通過するだけですね。

次回作がきっとありそうです。

もしそうなら「パリ編」ですね~~すごいわ~~豪華な撮影ができそう♪

 

それにしても感動の演奏でした。

千秋がのだめに後ろから抱きついた時に涙して、

演奏で涙してずっと泣かされていました・・・



18 コメント

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感動でした~ (くう)
2006-12-26 20:02:10
相変わらずトラバ飛ばないんで、コメントしかできないの。
ゴメンなさいね(__)

毎回、演奏で泣かされてましたけど、今回の公演は
そのピークでした。
ホント、千秋の告白(?)シーンで涙、楽屋で涙、
ベト7で涙。。。
涙だらけの最終回でした。

パリ編は、やってくれたとしてもスペシャルですよね~。
連ドラでは予算が保たなさそう(^_^;)
でも、どんな形でもいいから、また彼らに会いたいです♪
こんばんは♪ (ミチ)
2006-12-26 20:12:54
「功名が辻」に引き続き「のだめ」でも大変お世話になりありがとうございました。
私は普段は映画記事の繋がりが多いのですが、大河記事の繋がり、ドラマの繋がり、それぞれ違うものだな~と改めて感じました。
また何か共通する話題があったら仲良くしてくださいね。
こんばんはです (ikasama4)
2006-12-26 21:24:14
このドラマは笑いのツボも外しませんが
感動のツボも絶対に外す事がないですね。

>それにしても感動の演奏でした。
>千秋がのだめに後ろから抱きついた時に涙して、
>演奏で涙してずっと泣かされていました・・・
どうも千秋を演じる玉木さんにすっかりヤラれたようですね(笑)

にしても演奏が終盤に差し掛かって
感極まる感情を必死に抑える千秋の表情には
感慨深いものを感じます。

ホント、是非続編を期待してしまいますね( ^▽^)
みんなで (さくらこ)
2006-12-26 22:32:37
続編希望~!!といい続けたら、きっと叶う様な気がします。
H☆Cもそっち方面、アピールしてくださいませんか?
レベルの高いR☆Sまでもが楽器を使ってもパフォーマンスをしてくれるとは思っていませんでした。
聴かせるし見せるしそして魅せるオケ、素敵でしたね。
こんなに気持ちが高揚するドラマに出会った事がありません。
かりんさんともずっと一緒に楽しめて嬉しかったです。
どうもありがとう!
お世話になりました~! ()
2006-12-26 23:37:07
かりんさん、こんばんは!
TBありがとうございました(^^)
未だに感動が冷めなくて、ちょっとボーとしています。
さっきTVでロンハー・カンタービレをやっていましたが(笑)、弾いたことのない楽器を一生懸命、練習して弾けるようになるのって、凄いなぁって、改めて思いました。
音楽って、素晴らしいですね♪
私も何か弾いてみたいけど、リズム感ないし、無理だろうなぁ・・・。

そうそう、佐久間さんの言葉には、感動しました~!

あまり、ドラマレビューを書くことは、ないような気もしますが、また、何かで、かりんさんとお話できたら・・・嬉しいです♪
のだめ、パリで待っている。 (キッド)
2006-12-27 06:18:48
かりん様、お疲れ様でした。
もう急ぎ足で千秋のだめラブラブモード。
でもあくまでものだめの音楽が・・・と
言い張る千秋。
それがやっぱりツボだからですね。
原作に敬意を払ったドラマ作り素晴らしい。
そしてスタッフをその気にさせた原作も
素晴らしいのです。
ああ、のだめが終ってしまいましたーっ。
どうすりゃいいんだーっ。
スーちゃん、沖縄の思い出アルバムアップしました。
くうさん♪ (かりん)
2006-12-27 19:52:43
こんばんは!

のだめも終わってしまいましたね。
今期一番のドラマだったかもしれません。

ラストにふさわしい演奏とエピのうまい終わり方でした。後味のよさが上手いのね・・

パリ編は・・日本のちょっとおしゃれな街をパリだと言いくるめて撮影するとか(笑)ミニチュアで作ってあとはCGに任せるとか・・方法はありそうですね。
でも二人の世界がまた見られるなら何でもいいから見たいです。SPやってほしいです。でも映画は困る・・なかなか外に出られないので・・TVを希望します♪
ミチさん♪ (かりん)
2006-12-27 20:04:55
こんばんは!

功名が辻、のだめとお世話になりました。
ミチさんのところにお邪魔すると本当に毎日映画のレビューを書かれているので驚きます。
劇場で放映してるものは限られてるでしょうにタイトルが切れることなくずっといつも書いておられて、感動してしまいます・・凄いことですよね。

のだめも終わってしまいしばらく楽しみが消えてしまいますがまた次のドラマでご一緒できたら嬉しいです。そのときはどうぞよろしくお願いします。
ikasama4さま♪ (かりん)
2006-12-27 20:37:02
こんばんは!

そうそうラストの演奏で渾身の指揮をする千秋にめっちゃやられました。泣き顔を堪えてるところなどかなり感動でしたわ。
玉木さん、功名が辻では今いちなのにこのドラマでは光ってましたよね。しかものだめ@樹里ちゃんとも非常に相性が良かったと思います。

どこでもいいからパリ@日本村だということにして二人の留学生活も見たいですぅ・・・

SP希望します♪
さくらこさん♪ (かりん)
2006-12-27 20:48:19
こんばんは!

本当、続編お願いとHPに書くといいのでしょうか?
皆さん書いてるでしょうか?

今回は7巻までという話でしたが、7巻を11話に引き伸ばしたのですね。原作を読んでみたいですね~~。

言われて見ると最後の演奏ということで思い出作りもあったのでしょうね。ジミヘン風の魅せ方はかっこよかったですね。
今期ドラマでは一番楽しかったですね。
ありがとうございました。

そうそうさくらこさん、H☆Cの何か妄想メンバーに入りませんか?何もしないのですけど・・ただ妄想のなかでお遊びするだけですが・・いかがでしょうか?
秘書なんて合っていそうですね。

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