私がニュースでイソフラボンがよくないと聞いたのが2月1日。
昨日だったか、何気にニュースを見ていたら、その話題が出ていた。
食品安全委員会で定めた安全基準が75mg(アグリコンとして)。
で、この量は、納豆にして2パック、豆腐にして1丁なんだそうだ。
街の人曰く、「良いと思って食べているのに。何を食べて良いかわからない」んだそうだ。
ある専門家曰く、「基準の根拠があいまいなのにそんな基準を作るのはおかしい」んだそうだ。
確かに話を聞いていると、食品安全委員会の基準の作り方は怪しいのかなーとは思ったけど。
いいものだからと採りすぎになるのを危惧してのことなんだと思うよ。
体によいビタミンだって取りすぎると毒になる。
そういうことを知らない人は多いから。
そんなに騒ぐほどのことかなー。
別にそれ以上とったら違法なわけでもない。
ビジネスでやっている人にとっては打撃かもしれないけど、そもそもそんなに沢山とるべきでない場合があるものを、多量に入れてそれを売りにするのもどうかと思うよ。
まぁ、踊らされて買う人も悪いんだと思うけど。
が、別の専門家曰く「大勢の人によい事があるなら、少数の人間に悪い結果をもたらす場合があるのは当然のこと。薬だって、健康食品だって同じこと。大切なのは、自分の体の調子を見ながら摂取すること。つまり自己責任。」だそうだ。
随分まともなことをいう人もいるものだ、とびっくりした。
が、それを聞いた、ニュースキャスターは「結局は自己責任なんてひどい」みたいな発言をしていた。
自己責任って言われても!と怒る人もいるかも知れんけど、結局はなんだって自己責任なんだと思うよ。
だって、100人いれば、100通りの体質があり、食生活がある。
同じものをとったって、その反応は違うもの。
うちの旦那はヨーグルトの取りすぎでお腹を悪くしたけど、同じことをしてもお腹を悪くしない人もいるかもしれない。(だってそんなのあんまり聞いたこと無いからね。)
私はビタミンとか全然考えないで適当に食べている方が口内炎ができない。
体質なんてそんなもの。
納豆を毎日3パック食べても平気な人もいれば、サプリメントちょっととっただけで影響が出る人もいるかもしれない。
人間の体なんて複雑なもので個人差も大きいんだから、自分でやってみて判断するしかない、っていうのはある意味当然のことなのではと思う。
別にテレビとかがきっかけで、はじめるのは良いと思うけど、それがダメだったとか、どれくらいだといいとか、体によくないとか判断するのは、最終的には自己責任なんだと思う。
だって誰も全ての人間の体調を把握して管理することなんて出来ないんだから。
標準的なことを出して、極端にならないように、ということしか出来ないんだから。
結局どんなに世の中が複雑になっていっても、自分で経験して何とかしていくしかないってことは、基本なんじゃないかと思う。
犬や猫は、人間が薬を与えなくても、お腹の調子に合わせて草を食べたりする。
そういう、自分で何とかできる能力を人間は失ってしまったから、ある意味情報に頼ってなんとかしようとするのは仕方ないのかもしれないけど。
科学だってどんどん進歩していく。
今は良いと思われてるものが、実はよくなかったとか。悪いと思われているものが役にたっていたとか。「事実」はどんどん変わっていくもの。
自分で経験したことを信じるのが、やっぱり安全確実なんだと思う。