『感性創房』kansei-souboh

《修活》は脱TVによる読書を中心に、音楽・映画・SPEECH等動画、ラジオ、囲碁を少々:花雅美秀理 2020.4.7

・車のバッテリーよ、永遠に!〔上〕

2012年04月21日 15時44分59秒 | ■つれづれに(日記)

 

 ◆宅建講座の開講(4月16日)◆

 平成24年4月16日、「宅地建物取引主任者養成講座」の「開校式」だった。これから約6

か月間、筆者も「主任講師」として新学期を迎えた。

  昨年、平成23年6月~12月まで、やはり同種講座の講師を勤めた。「福岡」と「北九州」の「2教室」を受け持ったことは、「本ブログ」でも紹介済みだ(※)。
 その「福岡教室」(福岡市内)へはマイカー通勤(約45分)、「北九州教室」(西小倉)へは、JRでほぼ1時間だった。
 
       ☆
 
 ところが「今回の教室」は、片道56kmものマイカー通勤。教室は福岡県久留米(くるめ)市の殖木(ふえき)という所にある。福岡都市圏の居住者からすればかなりの田舎だが、「自然」が好きな筆者にとっては「魅力いっぱいの風景」だ。
 
 ちなみに「久留米市」といえば、「ブリジストン・タイヤ」の発祥の地であり、「松田聖子」と「チェッカーズ」の出身地としても知られている。
 また同市にある「久留米付設高校」は有数の「名門進学校」であり、卒業生には現在服役中のホリエモン氏や、筆者が尊敬するジャーナリストの鳥越俊太郎氏の名前が見える。中退した著名人としては、ソフトバンクの孫正義氏だろうか。
 
       ☆
 
 翌日の4月17日は「授業第1目」であり、開始時間は9時20分。朝6時40前に家を出発すれば、2時間ほどで到着する(はずだ)。仮に2時間半かかったにしても「授業」には間に合う。 
 事実、前日の「開校式」は、用心して6時15分に出発したため、7時45分には到着していた。1時間半しかかからなかったことになる。
 
 そこで筆者は、「授業の日」は「6時45分」に家を出ることにし、起床時間を「6時」と決めた。念のため、その前後15分の「5時45分」と「6時15分」にも目覚ましをセットした。
 
 緊張と清新な気持の平成24年4月17日――。前日12時過ぎに布団に入ったにもかかわらず、「4時半」に目が醒めた。よほど緊張していたのだろう。「二度寝入り」して「寝過ごし」てはまずいと思い、そのまま風呂に入った。その後、「授業ノート」に目を通し、また友人等への返信メールを綴った。
 
 予定より「1時間半」も早く起き、あれこれはりきったため、“早目に家を出よう”という気持になった。早く「到着」すれば、車の中で「ひと眠り」してもよいし、再度「テキスト」や「法令集」に目を通すこともできると考えたからだ。
 そこで車に乗り込み、『いざゆかん!』という気持ちでエンジンキーをかけた。
 
 
 ……だがである
 なんと、エンジンがかからないのだ。もしやと思って見ると、「小ライト(スモール)」がONになっている。つまり、「車のバッテリー」が「あがって」しまったのだ。
 その瞬間、一年前の「引越しの日」と「その翌日」の「バッテリー騒動」の記憶が甦って来た……………。
 
 
        ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆
 
 
 ◆1年前の「引越しの日」に……◆
 
 ……………話を1年前の平成23年3月末に戻そう。福岡市中央区から、現在の福岡市東区のアパートに「引越してきた日」の話。
 
 筆者は「荷物」を片付けていた。そこへ真下の部屋に住む青年から、「もう少し静かにして欲しい」との申し出を受けた。とはいえその言い方は穏やかであり、紳士的だった。筆者はひたすら謝罪の弁を述べた。
 
 ここに来る前は、「鉄筋マンション」の「1階」に住んでいた。誰に遠慮することなく、好き勝手に部屋の中を歩き回り、また行動していた。
 しかし、鉄骨系の安普請のアパートとなれば、遮音性はぐんと落ちる。そのことを身をもって体験することとなった。
 
        ☆
 
 引越しの翌日――。すなわち平成23年3月末の午前10時半、知人に会うために出かける必要があった。知人宅はものの30分もあれば着くのだが、途中「区役所」に立ち寄って諸手続きをすませるつもりだった。
 そこで8時40分頃、車のエンジンを掛けようとした。だが「うんともすんとも言わない」。何と「バッテリーが上がって」いる。今回同様、「小ライト」の消し忘れだった。
 
 ショックが全身をめぐった。「引越し前のマンション」(福岡市中央区梅光園)時代であれば、すぐ近くに実兄がいたため、携帯電話をかければ、ものの数分で「ブースター」(バッテリーを充電するための接続コード)を持って駆けつけてくれたのだ。
 
 だが現在のアパートは福岡市外れの「東区」。しかもその郊外の丘の上と来ている。何よりも実兄宅からは、車でゆうに1時間以上を要する。
 
 『さて、どう対処すべきか?』と、気休めに平静さを装ったものの、ショックは麻酔薬のようにいっそう全身をめぐった。以前のマンションなら、数十メートル歩けば幹線道路に出ることができ、いくらでもタクシーに充電を頼めた。
  無論、それなりの「お礼」をするわけだが、何といっても、あっという間に問題が解決する。事実、以前のマンション時代にはこの方法で解決したことがあったのだった。
 
 しかし、ここは「頼りになる実兄」はおらず、「道路に出るまで10分以上」も坂道を下らければならない。「JAF会員」でもなく、引越してきたばかりで、近くに友人知人もいない。
 
 筆者は「絶望的な気持」で「神」への文句を呟きながらも、それでもまじめに祈った。“神頼み”しか、「他に道」はなかったからである。(続く)
 
       ★   ★   ★
 
※『ランチボックスのエレジー』(上・中・下:平成23年6月13日、17日、21日)
※『玉虫色とマキアージュ』(上・下:平成23年12月10日、14日)
 

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