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黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第七節 語句の意味

2013-01-24 09:33:48 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二

第七節

 病在腎、愈在春。春不愈、甚於長夏。長夏不死、持於秋。起於冬。禁犯焠火へんに熱食温炙衣。

 腎病者、愈在甲乙。甲乙不愈、甚於戊己。戊己不死、持於庚辛。起於壬癸。

 腎病者、夜半慧、四季甚、下晡靜。腎欲堅、急食苦以堅之。用苦補之、鹹寫之。

 

語句の意味

犯=ハン。ホン。オカす。法律規律にふれる。道徳にそむく。あたる。逆らう。反対する。しのぐ。法を犯した人。犯人。

犯=敢えてする。鍼灸医学大系

 

火へんに=スイアイ・鍼灸医学大系。東洋学術出版社素問

焠挨=サイアイ・挨の字が違う。焼くこと。<素問蔵気法時論>「焠挨熱食を犯すことを禁ず。」漢方用語大辞典

 

火へんに=鍼灸医学大系参照

 

温炙衣=火を燃やした上であぶって温めた衣服のことである。鍼灸医学大系

 

四季甚=腎を剋するのは土、戊己の頃に甚だしくなる。

戊(土・つちのえ)己(土・つちのと)の頃(朝八~九時頃)であろう。鍼灸医学大系

 

東洋学術出版社素問

四季に甚だし――王冰の説「土が支配するときに甚だしいのである」。ここでは辰・戊(戌の間違いではないか)・丑・未の四つの時刻を指す。この四つの時を一日の中で四季にみたてるのである。

 

辰=午前7時8時ごろ

戌=午後7時8時ごろ

丑=午前1時2時ごろ

未=午後1時2時ごろ

 

子=夜11時12時ごろ

丑=午前1時2時ごろ

寅=午前3時4時ごろ

卯=午前5時6時ごろ

辰=午前7時8時ごろ

巳=午前9時10時ごろ

午=正午

未=午後1時2時ごろ

申=午後3時4時ごろ

酉=午後5時6時ごろ

戌=午後7時8時ごろ

亥=午後9時10時ごろ

 

腎欲堅、急食苦以堅之=じんのかたきをほっするに、いそぎてくをしょくしもってこれをかたくす・腎は水に属し、その水の性質の形状は、沈にして実、性能は堅にしてもって凝する。また陰臓に属して、薬味の中では、苦味でよく陰を堅くする。ゆえに治法は堅さがあるものはこれを削り、堅くないものはこれを益する。ゆえに「腎の堅きを欲するに、急ぎて苦を食して、もってこれを堅くす」という。

 

用苦補之、鹹寫之

東洋学術出版社素問【注釈】

苦を用いてこれを補い、鹹もてこれを写す――王冰の説「苦を用いて補うのは、堅固にする働きのためである。鹹を用いて瀉すのは、柔軟にする働きのためである」。水の性は凝固である。鹹は水の性に反して柔らかくするので、瀉することになるのである。水は堅固を喜ぶ。苦は水の性に従って堅くする。だから腎気を補うのに苦を用いるのである。

 

鍼灸医学大系での解説は無い。

 

私宮原の父の字で鍼灸医学大系p1855に

苦を用いて之をし、鹹もて之をす。

とありました。

 

薬学博士渡邊武著『平成薬証論』

鹹味の薬能

乾きを抑制し軟らげる薬能があり、濡を主り、主作用は腎・膀胱・耳・骨髄の機能を補い、その目標は黒色である。・・・

苦味の薬能

軟かいものを引き締め、湿りを乾かす薬能があり、固を主り、主作用は心・小腸の機能を補い、その目標は赤色である。腎・膀胱には有益に働く・・・

 

漢方用語大辞典、明解漢和辞典

 

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