はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

2010→2011全般開店休業。

2010年12月31日 10時11分32秒 | ほのぼの日記シリーズ
日めくりトラさんも、もう残す所あと1枚。
2010年も終わろうとしております。

何となく、ただ何となく
今年はこの歌で締めたい。
『吉幾三・雪国』
♪好きよ~あなた~いまでも~いまでぇもぉ~
暦は~もう少しで 今年も終わりでぇすね~♪
と、田舎のプレスリーが歌っております。

雪国/吉幾三


小さい頃、年末のレコード大賞やら紅白やら見ながら
「♪ハァ テレビも無ェ ラジオも無ェ 車もそれほど走って無ェ♪のおっさんが
なんでこんなベタベタな演歌を!?」
なんて不思議に思ったりしたのを覚えております。
親父も「こいつ上手くねーなー」とか言ってたっけ。
そんな事ぁ無い!味があって好きだ!なんて僕は思っていたけど。

ユニコーンの『雪が降る町』と同じように
この歌を聞くと何となく、ただ何となく、年末を感じます。

もうこれまで三十数回、四捨五入すっと四十回もの年末を体験してきました。
その晦日はそれぞれの年で様々でしたが
毎年(赤子の頃は別にして)共通して思う事は
「ああ、このまま!このままの状態でいさせて!」
という事。
旧年に未練を残し、新年への期待と恐怖を抱きつつ
何となく無礼講ムードの漂う今ってやつに
明けたら直ぐいつもの日常が土足で雪崩れ込んで来てしまうもどかしさ&嫌さ!
なんともこれ言いようがありません。

学生時代で言えば
冬休み、明けたら直ぐにテストだよ、みたいな。
今なら
晦日過ぎ、正月明けたら、また仕事、みたいな。
ありゃ、その繰り返し、みたいな。

旧年の反省と新年の抱負とやらを真面目なツラで言わねばならぬめんどくささといったら無い!
だからいつまでもダラダラしていて、テレビも年末スペシャル満載で
酒飲んでデロデロしながら、明けるか明けないかの瀬戸際を
脳内酔っ払わせながら騙し騙しいる「このままの状態!」が大好きなのです。
元日に、次の年末の事考えるくらい好きです。
ダメさ満載です。
でも、これでいいと思っております。
これで、いいのだ!

今年を振り返りまして思う事。
「今年もたくさん逃げの人生を送って来ました。
毎年ブレ無く、反省などしません」
来年の抱負。
「とりあえず、次の晦日まで頑張る」

テレビでは大晦日だよドラえもん…じゃなくて
大晦日列島中継みたいな番組が放送されております。
レポーターやタレントが各地のお雑煮を食べてニッコニコしています。
良いじゃん!良いじゃん!
この感じ!良いじゃん!

「ああ、このまま!このままの状態でいさせて!」
と言ったところで、時間は待っちゃ~くれません。
そんなの知っております。
もしや!?待ってくれたとしても
いずれは必ず、進むのです。
仕方ない、仕方ない。
そう、進まにゃならんのが人生だもの。
「進みたくないみたいだから、時間、止めておきました!ご主人様!よろこんでー!」
それは漫画か芝居か小説か、架空の世界の嘘なのよ。

人は皆個々の時間をコントロールしながら生きています。
でもそれは、コントロールしてるんじゃなく、されているのですね。
どうする事も出来ない巨大なサダメってやつにね。
皆平等に、共通に、サダメられちゃっているのね。
俺、私の人生って怖い!
大丈夫、誰しもちゃんと「も・れ・な・く!」サダメられているから。
怖くなんかない、みんな一緒よ。
どーせ止まらぬ人生さ!
この晦日独特の雰囲気に、束の間どっぷり漬からせてつかーさい!

あと1枚の日めくりトラさんから
たっぷり365枚の日めくりウサギさんにつけかえて

今晩は『絶対に笑ってはいけないスパイ24時!』でも観ましょうか大晦日!

除夜の鐘よ!俺の煩悩を取り祓ってくれ!
ゴーン!と一発!
108回じゃ、まるで足りないけどね。

皆様、今年もこの下らない「めけめけブログ」をご愛読いただきありがとうございました!
また来年もよりいっそう下らなくまいりたいと思っております!
これからもどうぞ、仲良くしてやってください!

最後に
こちらも僕に年末を感じさせてくれる曲。
『ユニコーン・開店休業』を聴きながら2010年もお別れ。

ユニコーン 開店休業 UNICORN


2011年が迫ってくる!
地デジの準備せよ!
よいお年寄りを…お年をっ!

めけめけ~。

写真。日めくり。

宇宙シリーズ第7話・ハナクソ王子とメクソのスペース自由研究番外編!M-1グランプリ2010!見る!

2010年12月30日 15時34分36秒 | 毒ラジオ・毒宇宙!
宇宙TVCM

♪ジャバザネットジャバザネット~
夢のジャバザネットたかだか~♪

「笑うと口からヘドロ出る、ゲボー。
たかだかこんな物をたかだかこんな銭で買えちゃう
ご存知私ジャバザハットのスペースTVショッピング
『ジャバザネットたかだか』の時間DEATH!
本日ご紹介いたします商品はこちら!
『新・回古鏡』!
短い時間をさかのぼって観られるタイムマシーン的発明品DEATH!
今回、皆様の熱烈なご要望に御応えいたしまして
(株)キテの技術をもって見事復元に成功いたしました!
過去は行けども未来にゃ行けぬ融通きかん坊!
希望小売価格1億スターの所
今回は発売元(株)キテさんのご厚意によりなんと
M-1グランプリスター!にて皆様にご提供!
さて気になるお電話は?
♪1192の2960の193♪
良い国造ろう一休さんまで
今すぐ!」

プツッ

「メクソ!行クソ!」
「ホジー!(寒波!寒ぃよ!クソヤロー!)」


ピコーン…ピコーン…

何億光年
宇宙の端くれに広がる乳房形の『O-π(オッパイ)星雲』
宇宙の母なるその星雲には乳首を思わす2つの巨大な星が存在していた。
右乳首側が『NIKKORI星』。
そしてもう1つ左乳首側は…
邪悪な大魔王『ハナクソ大統領』の元
極悪非道な生命体『ハナクソ星人』達がうごめく星『HANAKUSO星』である。

『地球』は只今年末。
『O-π星雲』に浮かぶ『HANAKUSO星』にも同じく年末がやって来ていた。
ハナクソ大統領のひとり息子『ハナクソ王子』と宇宙ペットの『メクソ』くんも冬休み中である。
そんなある日…
『O-π小学校』の担任、巨乳の『ボイン先生』から
「『“笑い”にまつわる自由研究』をせよ!」という宿題メールが届いた!

王子は思い出す。
「そういえば、地球の日本に漫才という笑いの手法があり
その頂点を決める伝説的番組があった」のを。
『ジャバザネットたかだか』のスペースTVショッピングで購入した『新・回古鏡』を使い
日本の12月26日18時30分にさかのぼり
その伝説的番組をひもとく事にした。
その番組とは

『M-1グランプリ』!!!

とりあえず、ついでにと
王子はM-1第1回目から見直しまして。
こうして王子とメクソの冬休みの宿題が
幕を開けたのである!


ハナクソ王子とメクソのスペース自由研究・破壊的日本観察!
番外編!
『M-1グランプリ2010』冬休みの宿題!


地球時間2010.12.30
『HANAKUSO星』王子の部屋。
大掃除そっちのけで
新・回古鏡で時間をさかのぼり
地球時間2010.12.26
今更ながら、まるで録画を再生するかの如く
その番組、『M-1グランプリ』を観賞し終えた王子とメクソであった。

ほっほ~成る程!
僕の笑いのツボは、うんことちんちんなんだけど
メクソ!
日本の笑いとは深いなー!
「ホジー!(お前が浅いんじゃバカヤロー!)」
漫才という分野の幅が、こんなに広いものだったとは知らなんだ~。
「ホジー!(今回のM-1はコント的漫才が多かったぜ!バカヤロー!)」
では復習しつつまとめてゆこう!
ハナクソコンピュータ!

「ポコピーン!
ハイハーイ!『クソピュータ』ダYO!
『M-1グランプリ2010』ニツイテダNE!
ナント!
『M-1グランプリ2010』、今回ガ最後ノ大会トノ事。
最終回、確カニ寂シイ。
ケレド、実際『M-1グランプリ2010』ヲ終ワラスタイミングトシテハ
ドンピシャ!ダッタンジャナイダロウカ。
熱ハ過剰ナウチニ断チ切レ!上手ナ選択ダロウ。
主催シテキタ『ヨシモト』トイウ会社ハ
マタ新タナイベントヲ企画シテユクトノ事ダYO。
サテ今大会ノ決勝進出コンビハ!?

カナリア
ジャルジャル
スリムクラブ
銀シャリ
ナイツ
笑い飯
ハライチ
ピース
パンクブーブー(敗者復活)

クソピュータ的ニハ、初メ、アンマリワクワクシナイ顔ブレダト思ッタYO。
シッカシ!実際中身ハ濃カッタNE!」

うん、濃かった。
うんこかった
うんこ買った!
うんこ勝った!
うんこ優勝!
ぎゃはははははっ!
「ホジー!(やっぱお前、笑いレベル低っ!バカヤロー!)」
優勝は9回連続決勝進出のうんこ飯…じゃなくて『笑い飯』!
やっと!悲願の!といった感じだったね。
最後、優勝が決まった瞬間の哲夫の「やったー!やったー!」が最高におもろかった~!
ネタもおもいっきし感動した!
笑い飯は毎回、ファイナルのネタが弱いんだけど
今回はそれほどでもなかったのが、まず良かったんじゃないかな~。
今回1本目のネタ『サンタウルス』はもう最強だ!
ありゃおもしろ過ぎ!見ていて死ぬかと思ったよ!
前回の『鳥人』をホウフツとさせるアホネタ!
ネタが輝いていた!ネタに後光が!ビガビガー!うわ~!
ネタが立つ!艶があった!勢いがもう素敵だ!

そして、ファイナルで笑い飯と競ったのが
♪パニッパニ、パニッパニ、パニパニパニック♪
『エンタの神様』でフランチェンネタをやっていた『スリムクラブ』!
こんな変態漫才あってたまるか!あったーっ!ってな具合。
以前の『ブラマヨ』や『サンドウィッチマン』の登場を思い蘇らせるような衝撃が走った。
嫌味が無い、が、これで良いのか?という感じ。
ペースに飲まれてしまうような味がある。
アリっちゃ、アリなんじゃない?
いつでも、「笑い」を壊し変えてゆくのは「笑い」自身なのだから。
面白いと思うよ!

ファイナルに残ったもう1つのコンビ、パンクブーブーは…
1本目はけっこうハマったんだけど
なんでファイナルにああ来るかな~。
ありゃ無いな。

メクソはどうだった?
「ホジー!(カナリア以外は皆最高!バカヤロー!)」
クソピュータは?
「ピポパ。
ワタクシ的好ミデ順位ヲ弾キ出スナラ!
ピコピコポーン!
1笑い飯
2ピース
3スリムクラブ
4ジャルジャル
5ナイツ
6銀シャリ
以下省略。
ト、無理矢理コウナリマス。
ハッキリ言ッテ
良イ意味デモ悪イ意味デモ皆キン差デ甲乙付ケ難イ。
コレハ、アクマデ、笑イノ好ミ的範囲デノ
オモロイ具合デ出シタ結果デシテ、ハイ」
成る程!

今回の大会は、漫才というものをどう見るかが浮き彫りとなっていた気がするよ。
それはやっぱり日本の時代の「笑い」のカタチの定義みたいなものにも繋がるのかな。
「ネタ」に広がりが出て、時代が急速に突き進むにつれて
新しい漫才の手法、笑いの手法が出てきて当然。
その加減がとめどなく、何でもありになっちゃっているように思えてはいるんだよね。
あ、あくまで地球の、日本の事なんだけどね。
そこでさ、漫才の頂点を探っているのに、これだったら
別にコントってカタチでも良いじゃんみたいな風潮になっても当然で。
となると、漫才をする意味って何なんだろう
漫才で笑いを生み出し、競いあい、順位をつける
この『M-1グランプリ2010』の意義みたいなものまで問われる感じが物凄くした。
このイベントは、ただの芸人の目標や通過点にしかなっていないんじゃないのか?と。
お茶の間を、ファンを、無視しかねない領域にまでいっちゃうんじゃなかろうかと。
そういう意味に於いて、でっかい筈のこの『M-1グランプリ2010』がとっても小さなイベントに思えてきて
なんでもありな幅広い「笑い」という定義でモノをつくるのなら
別に『M-1グランプリ2010』でなくても良いんじゃないの?
みたいな流れになったように感じた。
だから終わりなのかな~って。
でも、「笑い」に限界を決めてしまってはいけない気がするし
型を破る行為は、やっぱり常に「笑い」を生み出すものだとも思うし。
うんこちんちんがツボな僕がいて、転がるらっきょうがツボな君がいるように
笑いは千差万別。
常に挑戦する精神と破壊の心をもって、基本を尊敬して、新星を尊重し
また面白いイベントを作ってくれたらそれで良いと
『HANAKUSO星』の未熟な王子ながらに思ったわけなのだ!

つべこべ言わず、笑いたい!
とにもかくにも、笑わせろい!
面白さなら、今回のM-1は
はい、おもろかったっすよ!
三度の飯より笑いが好きさ!
笑いで飯が食える!
笑いが飯だ!
笑い飯!良かった~!
理屈があってもいい、最後に理屈を抜いて、おもしろさが残れば!

M-1グランプリ!
ありがとう!
たくさん笑い泣いたよ!M-1グランプリ!
大好きでした!

と、まあそんな感じで
あとはこれ、クソピュータ、適当にレポートをまとめといて!
「ピコポーン!!!?」
頼んだクソー!
じゃ、メクソ!僕らは物凄くエッチな映画でも見よう!
「ホジホジ!(ポルノか!バカヤロー!)」
『エマニエル夫人』再生!

~~~ダバダ~♪

子供には刺激の強すぎる映画を見ていた王子とメクソ。
ハナクソ大統領に見つかってこっぴどく叱られてしまった事は言うまでもない。
エマニエル夫人の映像は、後日大統領の手によって
エマニエル坊やの『シティ・コネクション』PVとすり替えられてしまったそうな。

宿題も
コンピュータにやらせた事がバレバレとなり
ハナクソ王子は後日『O-π星雲』の『O-π小学校』にて
ボイン先生に手痛い罰『くすぐりの刑』に処せられたのだった。
「こちょこちょこちょ!」
ぎゃははははは!
笑い死ぬ!
でもこれ
何故か、気持ちいい~んっ!

おバカ!

めけめけ~。

今回は、先日観れなかったけど
録画してやっと観る事が出来た『M-1グランプリ2010』について
今更ではありますが、書かせていただきました。
本編はまた次回に!

写真。笑い飯、優勝の瞬間。

マグ。

2010年12月29日 16時34分33秒 | 雑貨・メーカーシリーズ
近頃、感覚にビビッとヒットするマグカップってあんまし見かけたためしが無い。
サイズ、容積、絵柄、色、重さ、等々
どれをとっても、こりゃ納得!といったモノになかなかめぐり会えない。

マグカップなら既に持っている。
持ってはいるんだけど
この手のアイテムって気に入ったモノならいくつあっても良かったりする。

先日、年末差し迫る吉祥寺にて
冒頭写真のマグカップを発見、購入した。
こいつはまったく驚いた。
そのマグカップ
全てに於て「しっくりくる」のだ。

写メの写真じゃ上手く良さが伝わりにくいってのがちょいともどかしいが
かなり優れた逸品である。

これ、マグカップの顔となるイラストの何ともかわいい事。
4匹の犬が並んでただただ何かを眺めている、それだけ。
以上も以下も無い。
シンプルキュートだ。
土台の白がかわいさをまた引き立てている。

重さも丁度良い。
中身入れたらそこそこのズッシリ感だ。
その持ち具合が良い。
容積の帳合もこれまたニクい。
大好きなコーヒーが美味しく飲めるだけの量プラスおまけくらい入る。
嬉しい量だ。
それに例えば中身がアイスだったとしてもだ
グラスと張るくらい氷込み込みで満足いく量が飲めるだけの容量はある。
持ち心地も僕の手にフィットしてかなり良い。

とか何とか、何だかんだグチグチ言っているが
とどのつまり
とにかく“イカす”のだ。

こんなに理想的なマグカップにゃ、なっかなか出会えたもんじゃあない。
「こりゃいい!」訳。

過去僕は幾つものマグカップを購入してきた。
そのほとんどが一目惚れ、衝動買いだ。
ただそれはつまりマグカップの顔しか見ずに買っていたっちゅう事。
仕様や、それからそれを使う僕の未来予想図などまるで無視である。

だから大抵
使ってみたら小っちゃいな
とか、その逆とか
あんま入んねーし、重いし
とか、その逆とか
よく考えたらかわいくねー
とかそんな結論に直ぐ達し
結果放置と
マグカップを無駄に墓場へ葬り続けてきた。

今度のは最強だ。
やっぱ自分にとって良いモノは、長くしっくりくるモノである。
使っていてもそうだが、置いてあっても部屋にしっくりくるのが大事である。

それにそういったモノというのは長く使えたりするから尚良い。
モノが良いから飽きが来ないのだ。

気に入ったモノで生活すると精神衛生上とても良い。
日々が楽しくなる。
癒しというか、支えかなぁ。
モノが生活と心とを支えてくれるってやつだな。

そんなマグカップが買えてとっても幸せだ。
来年良い事ありそうだ!
ガッハッハーッ!
ガッハッハーッ!

笑いながら
本日会社にて仕事納め。
大掃除である。
大掃除、まだ自分ちすら完璧に終わってねーのに
会社をゴシゴシだ。
まぁ世の中そんなもんか。

僕は入社してから今日までの14年あまり
毎年決まって外を掃除させられている。
ビュービュー風にあおられながら
ちめたい雑巾で小っこい自社ビルの壁面と窓を磨き
ちめたいタワシで入口を磨き
ちめたい手でよく分からん草をむしり
ちめたいアスファルトを掃除し
ちめたい水まきをし。
これがまたちょー寒くてたまらん訳。
常に震えながら脚立に上ったり下りたりやっている。

某街の交通量の多いメイン道路に面した当社。
壁面は排気ガスで半端なく汚れてまっくろくろすけだ。
そこを隅々ゴシゴシやる。
そんな事をしながら毎年思う。
こんなの業者のする仕事だろう!と。

「さぁぁぁみぃぃぃいぃよぉぉぉほほぉぉぉ~」
歯がカタカタ言ってる。
全身感覚が無い。
鼻水も止まらないし
何故かよだれも止まらない。
困った、おしっこも止まらない、っちゅうか近い。
度々トイレへ行き、つかの間の暖をとり再び外へ。
震え凍え、内に入りお湯で雑巾絞り外、震え凍え、内でお湯で外
そんなんを繰り返しているうちにお湯が出なくなった!
タンクの限界越えだ。
何やってんだタンク、バカヤロー!
この後凍えっぱなした。
軽装にて冬山遭難。

今日ゴシゴシやってたら、壁の塗装がちょーボロボロとハゲた!
ヤバい!と思ったが磨きは止まらず
壁、どんどんハゲる!
雨風で風化しかけているのだ。
磨けば磨いた分だけボロボロとハゲ崩れゆく壁。
まるで当社代表鬼締役社長の肌の角質の様だ。
なんて思ったりして笑ってたら社長が様子を見に来て
「何ニヤニヤしてんのよ」
「いや別に…
寒過ぎておかしくなってるだけですぅ」
焦った~!

もういいや!と、気持ち良いくらい壁をボロボロハゲさせて
鬼締役と帳尻合わせてやった!
遠くから見たら全く分からんが
接近するとボロボロだ。
まぁいいや
そのうち会社が塗り直すか、ぶっ壊すかするだろう。
元々ボロいんだし!
なんてちょー他人事。

んでもって最後の最後までバタバタ、ゴタゴタ、ゴチャゴチャして
何とか今年も仕事を納める事が出来た。

身も心も凍死寸前
凍えた僕を
しっくりくるマグカップで温めたいと思う。
1杯のコーヒーで
今年もお疲れさん。

「ほっ」

めけめけ~。

写真。マグカップ。

ガオーとぴょん。

2010年12月28日 17時57分09秒 | ほのぼの日記シリーズ
「年賀状は25日までに出せ」と、生意気な日本郵便の奴らがメディアを使ってワシにヤイヤイうったえかけてきた。
でないと元日に届かないんだと。
バ~カ、誰が期日に出すものか!元日に届く事に何の意味がある?なんぼのもんじゃい!と、意地をはり続けて3日が過ぎた。
いや、いくらなんでもこのままではマズい!元日に届かぬは別に良いのだが、年賀状が暑中見舞いの頃に届くのはいくらなんでもマズかろう!
強迫観念に襲われ、仕方なし、今こうして年賀状作成に没頭しておる。

没頭?没頭とは、本気な時のみ使う言葉。
なぁに、たかだか下らん年賀状にこのワシが本気を出してどうするか。
こんな没頭はなぁ、あれだ、仕方なし没頭だ、本気没頭では無い、断じて無い、無い!
ワシの本気没頭はだな、小説家として大作を生み出すその時まで、頭と心ん中に、大事に取り置きしとるのだ。

ボケッ!ゲホゲホッ!

ワシはしがない小説家。
ダイレクトに小説家と名乗るな!頭に自称を付けやがれ!と、周囲の奴らは言う、が、無視。
数々の賞へ応募し続けて、数々の落選を繰り返し経験し、幾度年を越して来ただろうか。
いつの間にかだいぶ老け込んでしまった。
嫁はいない。ヒモにもなれないキモいジジイだからだと、自分で自分をそう理解しておる。
誰も助けちゃくれぬ。自分の食いぶちは自分で稼がにゃならぬ。

ワシは今日まで食ってゆく為に様々な仕事をしてきた。
ゲームマガジンの『ファミ通』とやらでコラムを書いた事があったが、ベーゴマやメンコの事ばかり書いてバカッ!と怒鳴られ即日クビになった。
バカと言う者がバカなのだ、気にしてはおらん。
そうそう、『アニメージュ』だかなんだかっちゅうのでも書いたなぁ、のらくろについて。即クビになったけどな。
全く気にしちゃおらん。
『ムー』とかいう雑誌の編集アシスタントもしたが、宇宙やら遺跡やら否定し過ぎて、これもまたやはりクビになりにけり。
これまた何も気にしていない。
ポルノ雑誌で官能小説を書いた事もあったっけな。リアルを追求し過ぎ、街角突撃取材により、ワイセツ物陳列罪で逮捕されたけど。
気にせず!仕方ないだろが、そういう色恋エロス諸々、未経験なのだから。

よく考えたら、あのまま警察に捕まっとけば、こんなに食うに困らんかったのかも。
こら、ワシ、何を言っとるのだ!そんな情けない事言っとる暇があるのなら、執筆活動に勤しむべしだ!

ゲホゲホッ!

とりあえず今は吉野家でバイトしながら、親の遺産を少しずつ食い潰し生計をたてている。
吉野家はまかない食いまくれるし、年齢差の割りに皆がワシに対して無駄に気を使わず
っちゅうかほったらかしたり時々かまってくれたりして、やりやすく、非常に良い。
天下取ったかくらいな勢いの居心地の良さだ。
後から入って来たジジイバイトにあ~だこ~だ言われてもプライド揺さぶられん軟弱脱力主義が今時な訳。
そんな今時若者の「別に、どーでもいーじゃん」的精神が、ワシという存在と年功序列と敬いというもんをナアナアにしてくれており、それが功を奏してかえって良いのだ。

奴らはワシを店長と呼ぶ。店長マジちょーまかない牛皿に肉盛りすぎじゃね?とジャレてくる。
店長貧乏でちょー飢えてっから仕方なくね?とヘッドロック。
今では飢えた店長で、『店長』から『上(飢え)様』に呼び名が昇進した。
悪くない、ちゅうか、苦しゅうない。
そんな吉野家の奴らにも年賀状を書いてやろう。

それにしても「明けましておめでとう」とは如何なるものか?何がそんなにめでたいのか?
何もめでたか無い!ただ1つ歳をとり、また1つ死に近づいただけだ。
年を越し、また1から再スタートで昨年までの悪事チャラなんて思ってる奴もいるとは思うが、そんなむしのいい話は無い!

「今年“も”よろしく」って、仲の良い奴やお世話になっとる奴だけに言って生ぬるい事しとるんじゃない!
険悪な仲の奴らや、自分をけむたがってる奴らに「今年“は”よろしく」と言ってやるのも1つの礼儀だ!

だいたいあれだ、旧年内に新年を装って白々しく挨拶を書くなんぞムズ痒いわ。
書いててこんがらがって意味分からなくなる。
「今年も色々あったのう」なんて書いてしまった失敗年賀状がゴミの山と化しておる。

しゃらくせー!
たわけ共!
ワシの年賀状はこうだ!

カキカキ

もし明けたら、そりゃ貴様にとってはまことに目出度い事だろう!
もし明けたらば、その時は、是非よろしく願いたい!
餅の食べ過ぎに注意せよ!
ワシはさっき喉を詰まらせた!
みくじ引くなかれ!
貴様の新年の運勢は吉!
どうせ可もなく不可もなくだ!
2010年12月28日執筆!

ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん

「まあまあ、そんなに偏屈にならないで
私と一緒に踊りましょうよ」
何じゃお前は!?
「来年の干支、うさぎのバニーちゃんよ。
それ!レッツダンシング!」

♪タラッタラッタラッタうさぎのダンス
タラッタラッタラッタ ラッタラッタラッタラ♪

ガオーッ!

また何か来た!

「オレはトラだ!
まだ今年は終わっちゃいないんだよ!」

ガオーッ!
ガブーッ!
ぎゃーっ!

ぴょ~ん。

うさぎが飛躍して
来年へ向け飛んでゆく中
ワシはトラに食われていた。

来年、偏屈な年賀状が
きっとみんなの元に届く事だろう。

その時ワシはトラの中。
いつまでも、過去を引きずり
年を越せずにいたりする。

あと3日
今年はよろしく。

ゲホゲホッ!

めけめけ~。

写真。ポスト年賀状口。

毛根の新しい夜明け。

2010年12月27日 17時11分12秒 | ほのぼの日記シリーズ
二日酔いです…。
ついでに下痢です…。
そして
昨日の有馬、かすりもせずです…。

やけくそで最後に買った小倉の最終レース
と…取りました。

で、飲んだくれ
二日酔い+下痢=二日下痢です…。
おいこら、「二日」って
別に昨日は下痢じゃなかったろうが!
むやみやたらに単語をドッキングさせんじゃねぇ!

ダルマさんに「目」入れるように
「酔」った「二日」に「目」を+加えて=「酔い、二日目下痢」
っちゅうんならよろしい。

あぁ
昨日の記事、あんなにハイテンションだったのに
もはや今日は失速です。
廃人とも言う。

今朝、納豆ご飯を猛烈に食べる夢をみました。
食べれど食べれど、ご飯は減るのに納豆減らず。
それどころか
ご飯を食べた分だけ何故か納豆が増えてゆきます。
ご飯はまるで納豆をたらふく出す「うちでのこづち」みたいです。

そのうちご飯が無くなり茶碗は納豆だけに。
納豆をもりもり食べるとあら不思議
今度は納豆がうちでのこづちと化し
納豆が納豆を産み、茶碗は納豆だらけ。
納豆、決して途絶えずNeverねばー。

溢れる納豆を食って食って食いまくっていたら
現実の朝でした。

目覚めてビツクリ!
夢じゃないのに納豆臭い!
ありゃまぁ、僕の口から納豆臭…。
口臭、ひどかったのね~!
やっぱり内臓ただれてる。
あじゃぱぁ~。
そんな今日この頃です。

さて、今日明日と年末営業挨拶回りです。
電車でぐるぐる移動しながら
車内のつり革広告にひたすら目をやる僕。
昨日の有馬忘年会時、悪友軍団に
「電車内にある育毛剤か何かのつり革広告に写っている“毛根”が
お前にちょー似てるんだよぉ!」
などという意味不明な情報を言われましての事です。

毛根に似てるとはどういうこっちゃ!
僕のどこが毛根だ!?っちゅうの!
っちゅうかその毛根、人面か!?っちゅうの!
いやいや、どうやら誰か
多分どっかの俳優だかタレントだか何だかが
毛根に扮している、そんな広告写真らしく。

「いや、マジ似てるんだって!見てみろよ!」
と皆は言う。
ついでのどさくさに皆僕を「毛根!」なんて呼ぶわ
しまいには「毛根!」が「陰毛!」にすり替わるわ
いつの間にかすっかり僕が育毛剤広告の“それ”にされちゃう始末。

そこまで言うならば、自分のこの目で毛根な僕を確かめようじゃないか!
なんつってキョロキョロ。
しかし
探せど探せどそんな広告まるで見つからずでありました。
ガセネタか!?

まったく関係無い話ですが
昨日のフィギュアスケート全日本選手権女子
良かったっすねぇ。
何がって、安藤美姫ティの素晴らしい演技と
浅田真央ちゃんの復活劇。
加えて僕的にはこの方につきる!
村上佳菜子さんの屈託無き無邪気な笑顔と
お茶目でいたずらっ子っぽい演技!
あのシガラミ無き解き放たれた感じ。
彼女は内側で壁を蹴り倒し突き抜けているように感じました。
楽しんでるなぁと見てとれるし、楽しめてる人は見ていてやっぱ楽しい。
あと、僕のロリ心をくすぐる!
おっさんキモッ!なんつって。

忘年会やった居酒屋で
後方にあったテレビを身体ひねって見た甲斐があったってもんです。
おかげで腰痛っ!

しかしあれだ
毎年当ブログで記事書いている大好きな『M-1』が生で見れんかったっす。
DVDに録画したから今度見ようとは思いますが
結果…知っちまったんだよなぁ。
結果より漫才の内容だからして。
楽しみだなぁ。
『M-1』今年で終わりらしいってのが残念で仕方ないんだけど
なんちゅいか引き際がきれいっちゅうか
笑いの次なるステップに大いに期待しちゃう最後です!

なんつって二日酔いで回った今日の営業も
なんやかんやで終わりまして
12月27日も刻々と日が暮れてまいりました。
黙っていても、もがいていても
日はまた暮れ、日はまた昇ります。
良い事あったり、ツイてなかったり
なにがなんでも2010は2011に猛進してゆきます。
ま、色々ありますが
ドカーンと壁ぶち破ってまいりましょう。
新しい夜明けへ!

なんつって電車にゆられていたら
あぁっ!
あった!
こ、これかっ!?
陰毛…じゃなしに
毛根てっ!

どうなの?
似てんの?
どうなのよ?

♪だんだんだんだん抜けてゆく
だんだんだんだん減ってゆく♪

こうやって
とりとめなきまま
今日も
お疲れさまっしたっ!

めけめけ~。

写真。電車内つり革広告の毛根。

有馬ボーネン記念!

2010年12月26日 15時05分00秒 | 競馬・ギャンブルの世界
なんとも言えぬこのワクワク感。
なんちゅうかなぁ
フガフガもする!フガフガ!
キィーッ!てもなる!キィーッ!

毎年この日の昼に
プラプラと近所のコンビニへスポーツ新聞を買いに行くだけで
なんちゅうか、こんもりと込み上げて来る高揚感を感じる。

気持ちが現実より1歩半くらい先に行き
気がつくと勝手にニヤニヤしている。

かといって内心複雑だ。
ワクワクの始まりがあれば当然ワクワクの終わり、つまりは出口もある訳で。

でも、入口に来といて
そんな事ばかり考えていたら損!損!
とにかく楽しまにゃ!

で、何をそんなに興奮しているのよ。
本日は夢の祭典!競馬のオールスター!
『第55回有馬記念G1』の開催日!
て事は
毎年恒例、悪友達の大忘年大会も同時に開催される訳だ!

ワクワク!
フガフガ!
ニヤニヤ!
キィーッ!
なのである。

年間1、2度集う我ら悪友オールスター。
けんけん(仮名)あくちゃん(仮名)たけちん君(仮名)まけいぬさん(芸名)と僕。
もうかれこれだいぶ前
そう、学生時代からずーっと欠かさず続いているお楽しみ行事だ。

今年、このメンバーで集まるのは
けんけん新築祝いパーティ以来となる。

12月のこの時期って何かとセンチメートル…
センチメンタルな気分になる独特な切なさがある。
その裏側で背中を合わせている楽しさってのもある。

この年末特有の切なワクワク!
あぁ今年も終わっちゃうのね、でも新しく年が始まるよね
みたいな、複雑に入りくんだ感情模様!

次々押し寄せるスペシャルに1歩半先行く心が食らい付く感じ!
そんな中での有馬記念&ボーネンは
我ら悪友軍団の今年の締めくくりとしたら最高な舞台なのだ。

あぁ楽しい!
楽しくて死にそうだ!
年末年始は
色んな感情が津波の如く一気に押し寄せて来て
切な楽しくて死にそうになる!
だから正月明けは廃人と化すんだなぁ。

なんつって、この感じ
言うなれば
年末クリスマスに
年末ならではの、スペシャルの
『人志松本のすべらない話』を見て
テレビの前で
期待通りに「すべらんなぁ~」と
おでこをピシャリと平手打ち
で興奮する様な感じだ。

なんじゃいそれ
と意味ありそで無さそな例えに突っ込みつつ
午前中はバカ年賀状を作り
その後
そう、恒例のコンビニスポーツ新聞買いをしつつ
こちらも恒例、まずは東京競馬場にて馬券を購入しに向かう。

場内は、歳末稼いだれとギラギラのおっさんでてんこ盛りだ。
そんな中を新聞広げて腕組みの僕。
とりあえず中山の第6レースあたりからズラッと購入。

ギラギラまなこのおっさん達は
やれ阪神だ、やれ小倉だと騒いでいたが
僕は中山だけに絞り投票カードにペンをすべらす。

今回の有馬記念
武のローズキングダムが出走取り消しとなり
何となく僕としては買いやすくなった。
あまり悩まず買った馬は

フォゲッタブル
ダノンシャンティ
オウケンブルースリ

こんな感じ。

……………来そうに無ぇーっ!

良い!
これで良いのだ!
買い足すなかれだ!
と自分に言い聞かせ。

さて、競馬場を後にして
向かうは待ち合わせ場所
水道橋WINS。
WINS…
……………買い足しそうだぁーっ!

有馬記念、どの馬が来てもおかしくない。
だってファン投票で選ばれし馬達の
マジオールスターなんだもの!

僕ならどの馬に投票した?
そりゃもちろんオウケンブルースリ!
何故?
いや、今年何度か買わせて頂き
その度負けさせて頂いているからだ。
負けてて買うの?
はい、“今度こそは!”てね。

水道橋へ向かう中央線の車内で
今この記事を書いている。
電車ん中まで年末ムードで溢れかえっている。

オウケンブルースリかぁ
うむ、信じる者は救われるのだ!

なんて書いてたら、まけいぬさんからメールが。
『トーセンジョーダン買った?』
と~せんじょ~だん~っ!?
そう来たか~っ!

何だ何だ?
おいおい、なんかトーセンジョーダン来そうな気がしてきたぞ!?
ちっきしょー!迷う!

それはそうと、さっきから隣の奴の音漏れ、うるせーっ!
おかしな女性ボーカルのJ-POPだ。
何だこの曲は!
と横にらみ。

「は…」

横の奴…馬券見てる!
有馬の馬券だ!
な、なになに?
1・5・7?
いち、ご、ななぁ!?
ヴィクトワールピサ
ルーラーシップ
ブエナビスタ
だとーーーっ!?
おいおい、俺の馬券とまったくかすりもして無ぇじゃんかっ!

どうなる!有馬記念!
どうなのよ俺!

なんつってたら
♪四谷~、四谷~♪

迷い迷わされ
脳味噌ん中を馬達が駆け巡る。
パカラッパカラッっちゅう音が
バカだっバカだっと聞こえてくる。
脳内を駆ける馬達の
脳内有馬記念!
先頭の馬がうんちした!
その馬糞に書かれていた文字は!?
“オウケンブルースリ”

水道橋、到着。

こんなザワザワも
年末ならでは!
当たっても外れても
今宵は楽しいボーネンだ!

何故かビジュアル系や
ゴスロリの女の子達と
おっさん達にまみれ
僕は
水道橋WINSへ向かい歩いた。

さぁ、まもなく
ゲートが開く!
そんな年末。
そんな有馬記念。

当たれ!
バカヤロー!

めけめけ~。

写真。WINS。

『らーめん放浪記』麺105本目・番外!クリスマス!

2010年12月25日 14時14分18秒 | 連載書き物シリーズ
“「♪もろびとこぞりて むかえまつれ
ひさしくまちにし
しゅはきませり
しゅはきませり
しゅは しゅはきませり♪」”


『らーめん放浪記』純情旅情編。
の、番外編。


〈3-(51)・番外!クリスマス!〉


潮の香りと、工場の煙突からは何やら独特の匂い。
混ざりあった不思議な土地。
街は労働で夜も眠りません。
山道、国道、市道、わき道と
せわしなく動く車は列を成し
前へ前へと進もうにもなかなか進まん苛立ちをみせています。
ライトがハイビームになったり、チカチカと互いをあおっています。
民家に明かりが灯り続けます。
いつぞや流行った“おうちイルミネーション”がチカチカ。
家庭の幸せをひけらかしております。
この時期“もぐら”があちこち道路をほじくりまくるから大変です。
あっち行っちゃ~通行止め、こっち行っちゃ~右折禁止。
やれやれ。
本当、工事が多い。
工事中の赤ランプもチカチカ。
空から地上を眺めたら
巨大な“ツリー”に見えることでしょう。

気のせいか、街中がちょっぴりせかせかとしている
そう感じるのは歳のせい?なぁんて考える奥様
…ちゃうちゃう、そりゃ年の瀬でしょうが。

借金も、払うだけ支払っちゃえば、手元に残るは苦労の跡だけ。
もう餅代もありゃしない、こんなんで年越しできるのか。
今日に限って、何だかやけに寒さが身に染みる『羊 命酒(よう めいしゅ)』さん。
ガソリン代の節約でカーヒーターをOFFった車内は極寒。
シワだらけのかじかんだ手の平を見つめ
「はぁー…」
と白く温い息を吹きかけて、左右あわせて擦りあいます。

年に1度のこの日を子供達はどれだけ楽しみにして生きている?
その夢を裏切っちゃいけない。

“「♪Joy To The World! The Lord Is Come
Let Earth Receive Her King
Let Every Heart Prepare Him Room
And Heaven And Nature Sing
And Heaven And Nature Sing♪
メリークリスマ~スッ!
ハッピークリスマ~スッ!」”

カーラジオがとっても愉快に叫びます。


『らーめんバトル』とやらが広島で開催されるよりずーーーっと前の
とある年の12月24日クリスマスイブのPM11時00分頃。
そんな年の瀬のお話。


運送業社『フグさん便』の過酷な労働を終えた羊さんは
ピンクの軽自動車を走らせて
子供達の待つ我が家へ向かいます。

もうかれこれ10日?いやいや20日ぶりくらいのご帰宅です。
『フグさん便』で働きはじめてからずーっとこんな調子です。
こんな生活を続けてきているんですもの
子供達だって羊さんの居ない生活に慣れて、いや正確には耐えて
もしかしたら諦めて、自分の事は自分できちんとやってきているのですね。
ましてや“訳あり”で父すら居ぬ生活。
3人の子供達は今じゃたくましく協力しあい
日々家の事をこなし続けてくれているようです。

羊さんにとっては、何だか複雑ですが
子供達はさほど苦に思ってはいないようで
母の居ぬ間は自分達がおうちを守ればいいってなもんで
意外と留守番に関してはクールだったりします。

しかしひとたび母が帰れば、甘えん坊に大変身。
やっぱり子供は子供です。

PM11時20分頃、山口県山陽小野田市、木造平屋の羊さん宅到着。

子供達がキャッキャと大はしゃぎで羊さんをお迎えです。
バシバシ突進して来るわ、バシバシタックルかましてくるわ、てんやわんやです。

ひとしきりじゃれあい、遅めの夕飯タイム。
今日は、そう特別な日、年に1度のクリスマスイブ。
ファミリーで盛大に幸せなクリスマスパーティだ!と行きたいところですが
そうです、羊さん宅にはそんな余裕はありません。
年越しすらいっぱいいっぱい、ヒーヒー言ってるくらい。
クリスマスのパーティなんぞ催す余裕なんぞあるはずもなく。
しかし羊さんは年に1度の贅沢をきちんと用意しているのです。

♪パララ~ララ
パラララララ~~~♪

ほら、聞こえてきたでしょう?
街に響く、夜鳴きの音が。

「来たーーーーーっ!」
「来たーーーーーっ!」
「来たーーーーーっ!」

子供達は大はしゃぎ!
そうです、羊さん一家は毎年クリスマスに
近所をねり歩く屋台のラーメンを食べに出かけるのです!
この時期、毎日毎日耳にする夜鳴きのメロディ。
魅惑のチャルメラ音にお腹の虫を共鳴させながらも
子供達はずーっとずーっと我慢してきました。

毎年クリスマスイブの夜、我慢が一気に爆発する瞬間が訪れます。
羊さんはこの日、何があろうが必ずおうちに帰ります。
皆で楽しい『らーめんクリスマス』を過ごす為に。

12月24日は羊さんファミリーにとって年に1度の贅沢で特別な聖なる夜なのです。
当然羊さんはこの日の為に“らーめん貯金”をしています。
瀬戸物フグ貯金箱を“ガシャン!”かち割って、いざ出陣!
「きゃっほー!」

♪パララ~ララ
パラララララ~~~♪

のれんをくぐり
「いらっしゃい!
今年も来てくれたんだねぇ!」
優しい声と美味しそうな匂いが冷たい耳と鼻を温めてくれます。
「老麺(らーめん)くださいな」
「あいよぉ」
屋台のおじさんがチャッチャと湯切り
きれいなスープに麺をすべらせ
4人それぞれに、きちんと1杯ずつラーメンが配られます。
各々どんぶりを持ち上げます。
大人サイズのどんぶりは子供達にとってはまるで巨大な優勝の杯!
「ごっつぁんです!」ってな具合であります。

さあ、みんなで
「メリークリスマス!」

カチン

と、どんぶりで乾杯!
4人は一気にすすります。
ズズズズズーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!
「好吃(ハオチー)!!!」

オイシイ!
羊さんは、昔食べた大好な湯麺を思い出していました。

羊さん、夢中で食べる子供達を見ていると
とっても豊かな心持ちになれるのです。
「いつも寂シイ思いをさせてゴメンネ。
お父サンも…いないし…」
羊さんは子供達にそっと語りかけます。

「おとうさんはいるよ」

ハオ…?

「大丈夫、おとうさんはいるから」
「いるから」
「いるから」

子供達がラーメンをすすりながら、そう羊さんに言いました。
お父さんは
『九 官鳥(きゅう かんちょう)』さんは
愛する『九さん』は
行方不明で、実際今どこでどうしているやら
果たして生きているのかさえ分からぬ状況で…。

そんな事を知ってか知らずか
子供達は羊さんを
励まそうとしているのか
いや、おとうさんは生きている
そう信じているのか
それとも…

「ありがとう…
ありがとネ
母さん頑張るヨ。
あなたたちの為に頑張る」
決意を新たにする羊さんです。

なんだかしんみり。
「さあ、ほら
ラーメンのびちゃう!」

そこへ
「おやじ、ラーメンくれ!
チッ!なんでぇ、満席かい!」
お客さんのようです。
小さな屋台は大人と子供4人も座れば一杯ですものね。
「ちょいと席つめてよ、ほら、いれてくれよ!なあ!」
お客さんの声に気を使い、羊さん
「ほら、次のお客さん待っているヨ。
早く食べちゃいなさい」
皆、食べるペースを早めます。
屋台のおじさんは言います。
「お客さん。
しばらく貸切でね。
わりぃね、また来てくんねぇ」
ハオ!
美味しいラーメンの味に
人情味が加わりました。
ウインクする屋台のおじさん。
羊さん、人の温かさが身に染みます。

ラーメン1杯500円
4杯分で2000円のお支払い。
「はい、1500円のお釣りね。
かわいい3人の天使に、おじさんからのささやかなクリスマスプレゼントだ」
ああ、ああ
アリガトウ。

生きていてよかった。
生きていてよかった。
羊さんの瞳から
熱い涙が、溢れました。

「あ!」
「あ!」
「あ!」
「雪だぁ!!!」

空からの贈り物は
羊さんの火照った頬で
涙と混ざったといいます。

おうちに帰ると時はもう12時をとうに過ぎ
『イブ』が取れて25日『クリスマス』になっておりました。
子供達は布団にもぐり込み
様々な夢の世界に身をゆだねるのです。
羊さんは
子守唄を歌います。
ささやかな、プレゼントにと
いっぱいの気持ちをこめて。

「♪さくらぁ
胸のつぼみ開くわ
あなたへひらり舞い降りて
素敵な大人になるの
さくらぁ
お願いそっと受け止めて
少し背伸びしたわたしを
抱きしめてKISSして
Darling 今わたしはあなただけのもの
……♪
メリークリスマス
みんな、アイシテル」

翌朝
外は銀世界。

積もった雪を蹴散らすように
羊さん宅から国道へ向けて、ずずずいーっと
何やら“トラクター”が通ったタイヤの様な跡が残っておりました。

「おとうサンタクロースだ!」
「おとうサンタクロースだ!」
「おとうサンタクロースだ!」

4人の枕元には
なんと!
謎のサンタさんからクリスマスプレゼントが置かれておりました!
『ふぐ饅頭』×4つのね。

!!!?
これはもしや…
「九サン…」
生きてた!?
九サンタ!

信じられないかもしれませんが
クリスマスには奇跡が起こるのです。
そう思って生きていたほうが
楽しいに決まっているもん。

しゅはきませり。
信じる者は救われる。
メリーらーめんクリスマス。


♪パララ~ララ
パラララララ~~~♪

街に夜鳴きの音(ね)が響く。

めけめけ~。

『らーめん放浪記』つづく。


(注)この物語はフィクションです。

写真。犬用クリスマスおもちゃ、いっぱい。

冬・悼辞。

2010年12月24日 17時02分42秒 | 風呂・サウナ劇場
こないだ12月22日冬至
真夜中柚子湯に入りました。
正確にはもう23日(祝)になっちまってたかもしれません。

湯船に浮かぶ大小6個の柚子を眺めながら
僕はブクブクと湯に沈んでゆくのでした。

ぷはぁ!

僕は毎年必ず冬至にゃ柚子湯に入ります。
その行為に大した意味など無く
世間一般、冬至にゃかぼちゃ&柚子湯だ言ってっから
とりあえず入っとくかくらいな感じで
だいぶ前に入りはじめました。

その『とりあえず』が今となっちゃ~『欠かさず』に変わり
柚子湯入浴は、もはや自分のただの『意地』で継続している訳であります。
冬至の意地といってもかぼちゃは食わないってんだから
コンセプトはゆるいもんなのですが。

初詣、七草粥、豆まき…
と続く行事。
いわゆる『いわれ』的年間行事を僕は必ずこなしております。
意地で。
何があろうが行います。
行事を重んじて?
何かちょっと違います。
DNAから染み付いた日本人魂の現れなのでしょうか。
そんなもんあんのか?

僕の中の、も1人の僕が
ノンポリの僕に対し中途半端にジャパニーズソウルを誇示しとる現れか
はたまたある種ただの『まつりごと』好きが出ちゃっている結果か
とにかく
「今年は東南東を向いて巻き寿司を丸かぶりしましょう」的な事を
意地になってこなしているのです。
ただ楽しんでいるだけなのかもしれません。

何がどうあれ行事をこなすっちゅう事は良いことだと思っております。
1年365日に“しおり”を挟むみたいに区切りをつける事が出来る。
振り返って軌道修正が出来たりもする。
行事は生活というものの上に於て何かと便利なもんなのです。

そう、先日の22日
長きに渡る出張と出社とが終わり
ようやく解放された祝日前の夜
やったぁ!なんつって会社帰りに焼鳥屋で飲んだくれました。

解き放たれたアル中は危険です。
うわばみが如く飲むわ飲むわです。
しかも疲れていたから直ぐ泥酔です。
酔っ払ったそのまま、ぐでんぐでんのフラフラで
電車にゆられて我がマンションへ帰宅しました。

さぁ冬至だ!柚子湯に入って眠るか!
とはいかないのがアル中の性。
ここからが本領発揮とばかり再びビールを開けて家飲み開始です。
飲む気満々、帰りにコンビニでしっかりつまみも買って帰っとります。

バカは飲む!
飲む!飲む!

あれ?

いつの間にか僕は全裸になり
かぼちゃの馬車で舞踏会の会場へ急いでおりました。
会場は世界各国から集まった腕利きの武闘家達で既にいっぱいです。
僕は直ぐに「こりゃ“舞踏会”じゃなくて“武闘大会”だろ!」と思いましたが
スルー。
急いで『亀』と書かれた格闘服に着替えます。
僕の師匠は『闘爺(とうじい)』という名の爺さん。
闘爺は手も何も使わず
なんと“気”だけで果実の『柚子』を潰す事が出来るのです。
凄技使いの超人爺さんなのです。
大会前、闘爺が僕に最後のアドバイスです。
師匠!お願いします!
「ん、you.your.you.柚子you!」
はい!?
「you柚子you柚子湯!」
あ…ありがとうございます!
闘爺!
って…ん?
あれ?冬…至ぃ?
“柚子”?
柚子湯ーーーーーーーーっ!?

はっ!
…夢?

気付いたら、こたつで爆睡しとりました。
そうだ!冬至だ!柚子湯だ!
こ、こりゃいけねぇ!

慌てて起きて、千鳥足で浴室へ。
湯を入れ、あらかじめ買っておいた柚子を浴槽へドボボンと投げ入れて
ヨロヨロ全裸になって湯船にザブーン!

ふぅ~、温まるぅ。

しっかし危なかったぁ。
毎年恒例の柚子湯入浴が今年で途絶えちまうトコだった!
行事を怠ってはいけないのだ!
何故?
何故って、何故だ?
そりゃやっぱ人として?
なんじゃいその理由。
あぁ眠い。
酔いが回る。
柚子の良い香りがする。

……気で

気で柚子を潰せるかな。
「ぬっ!」
…………………………。
潰せるか、こんなもん!

眠い、眠い。
こんな辛い思いをしてまで行事
柚子湯、続ける意味があるのか?
ある。
意地だ。
男の意地だ。
なんじゃいそれ。

♪男の意地を
みせるでやんす
カラスが鳴いて
夕焼けこやけ

ブクブク…

お…とこの意地は
ど根性でやん…す♪

ブクブク
ブクブク

。。。

湯船に浮かぶ大小6個の柚子を眺めながら
僕はブクブクと湯に沈んでゆくのでした。

オボレルッ!

ぷはぁ!
死ぬーっ!
アホーっ!
死んでたまるかーっ!

今年の、冬至です。

めけめけ~。

写真。柚子。

宇宙シリーズ!第6 話・ニッコリ王子とエガオのスペース自由研究・友好的日本観察『吉祥寺』編。

2010年12月23日 17時20分52秒 | 毒ラジオ・毒宇宙!
宇宙TVCM

♪ジャバザネットジャバザネット~
夢のジャバザネットたかだか~♪

「最近ボディあちこち腐ってるぅ!ゲボー
たかだかこんな物をたかだかこんな銭で買えちゃう
ジャバザハットのスペースTVショッピング
『ジャバザネットたかだか』の時間DEATH!
本日ご紹介いたします商品はこちら!
『タケコプター』!
かつて誰もが憧れたひみつ道具DEATH!
今回、皆様の熱烈なご要望に御応えいたしまして
(株)四次元の技術をもって見事復元に成功いたしました!
頭に付けて何処へも飛ぼう!
首鍛えとかないとムチウチになっちゃう!なんつって
希望小売価格365億スターの所
今回は発売元(株)四次元さんのご厚意によりなんと
チーター365スターにて皆様にご提供!
さて気になるお電話は?
♪292941の430♪
憎々しいヨン様まで
今すぐ!」

プツッ

「エガオ!行くよ!」
「ニコニコー!(イエッサー!)」


ピコーン…ピコーン…

何億光年
宇宙の端くれに広がる乳房形の『O-π(オッパイ)星雲』
宇宙の母なるその星雲には乳首を思わす2つの巨大な星が存在していた。
左乳首側が『HANAKUSO星』
そしてもう1つ右乳首側が尊きお方『ニッコリ大臣』に見守られながら
『ニッコリ星人』達が平和に暮らす星『NIKKORI星』である。

『O-π星雲』にある『O-π小学校』の担任
巨乳の『ボイン先生』から出された宿題
「宇宙にまつわる自由研究」をこなす為
今、その星から地球の『日本』に向けて小さな宇宙ロケットが放たれた!

ニゴーーーッ!

乗組員はニッコリ大臣のひとり息子、優柔不断気味『ニッコリ王子』と宇宙ペットの『エガオ』ちゃん!
未だ忘れられぬ、ボイン先生から頂いた、たった1度のご褒美『夢心地パフパフ』の魅惑な体験!
王子は再びあの天国を味わう事が出来るのか!
こうして王子とエガオのミッションが幕を開けたのである!


ニッコリ王子とエガオのスペース自由研究・友好的日本観察!
『吉祥寺』編。


ニゴニゴ…
地球時間2010.12.23.祝
宇宙を漂うロケット『ホホエミ』

エガオ、休みは家でゴロゴロ?それともお出かけ?どっちが良いかなぁ?
「ニコッ!(ゴロゴロしてから出かけます!王子!)」
迷う!迷うけど!
今週も『O-π小学校』の宿題の期限が迫ってまいりました!
『宇宙・こども新聞』で読んだんだけど
どうやら地球には『タクローさん』という推定9千兆歳のボケた長老がいて
毎年年末に地球上あちこち徘徊して
各家庭に『プレゼント』という名のうんちを落としていくらしいんだ。
『タクローさん』はアル中らしくて
話しかけたら「メリメリ!」言って殴られて殺されるらしい。
そんな『タクローさん』は日本生まれなんだって!
エガオ、僕日本て所がますます分からなくなっちゃったよ。
「ニコッ!(デーブに吹き込まれたか?)」
でもめげちゃいられないもん!
ダディの為に日本と仲良しになるんだ!
よし!張り切って学ぶよ!

では今回の観察地を決めよう。
ハイパーコンピュータの『ニヒル』さ~ん!
「フフッ、年末?別ニ何モ特別ナ事ハナイ。
タダイツモト変ワラヌ時ガ過ギテイルダケノ事サ。
フフッ、ニヒルナ笑ミヲ浮カベル『ニヒル』サ。
今回観察スル土地ヲ弾キ出スゼ」

♪ピキポーン♪

「フフッ
『キチジョウジ』トイウトコニ決マリダ!」
キ・チ・ジョ・ウ・ジ?
「『キチジョウジ』ハ『米軍』ノ『基地』ガアル所サ。
基地ハ『ジョージ』トイウ若キ司令官ガ仕切ッテイル。
ジョージハ超キチガイデ
会ウ奴皆片ッ端カラ浣腸ヲ仕掛ケテクルカラ気ヲツケヨ!
デハ、健闘ヲ祈ル!フフッ」

そうなんだぁ、今僕便秘だから丁度良いや。
さぁ!ニッコリワープで『キチジョウジ』へGO!
「ニコーッ(GO!)」

ミョミョミョ~!
キランッ!

ワープを抜け
ここは東京都武蔵野市上空。

わぁ!ぐちゃぐちゃなマチだなぁ!
ビルがうじゃうじゃ!人がうじゃうじゃ!自然もうじゃうじゃだ!
「ピポパ!フフッ
様々ナ文化と様々ナ生物ガ共存共栄スル街『キチジョウジ』ハ
日本ノ若者ガ住ミタイ街ナンバーワンナノサ」
へぇ。
あ、あそこの広場は何?
中心に巨大な水溜まりがあるけど。
「アレハ『イノガシラ』トイウ公園サ。
2時50分ニナルト『イノ』ガ『エ』ニ変ワリ
“ガッペムカツク!”ト叫ビナガラ突進シテ来ル巨大ナ公園ナノサ。
水溜マリハ『池』トイイ
『カッパ』トイウ生命体ガウヨウヨ住ム聖地。
ソコヲ『ボート』ニ乗ッタ『カップル』トイウ『ツガイ』ガヤタラト行キ来スルモノダカラ
『カッパ』ガ怒ッテ『カップル』ヲ引キ裂イテ『シリコダマ』ヲ喰ッテシマウ。
ココハソンナ言イ伝エガアル恐怖ノ土地サ」
何か恐いね。
「本日、日本ハ祝日。
祝日ノ『キチジョウジ』ハ恐ロシイ。
人ダラケデ皆ガ憎シミアッテ“人池地獄”ト化ス」
え!?そんな恐怖はたくさんだ!
不幸は嫌だよ!
「ソウカイ。
デモ大丈夫サ。
『キチジョウジ』ニハ全知全能ノ神『UMEZU』ガイル。
実際『キチジョウジ』ニ降リ立チ
『UMEZU』ニ会ッテ皆ヲ幸セニシテモラウトイイ」
そうだね!
やっぱり皆幸せが1番さ!
よし、エガオ!これを見よ!
ダディがくれた『今日のブロマイド』だ!
上手く化けてキチジョウジへ潜入し『UMEZU』を捜査願う!
「ニコニコ?(どれどれ?)
ニコ!(了解!)
ニコッ!(変化!)」

ドロンパ。
エガオは見たモノに上手い事変化出来る技を持っているのだ。

ゴーッ!

眼鏡でシマシマ服のキャラ(?)に変化したエガオは
ウインクワープでキチジョウジの地へ下り立った。

シュタッ!

「凄い人だ。
これじゃあ何処に『UMEZU』様がいるやら
というか僕自体も何処にいるやら分かったもんじゃないなぁ。
は?え?見つけた?
何を?僕を?何だ何だ?
人がいっぱい寄ってきたぞ?」
どうしたエガオ。
「あ、王子!
人々が僕を指さして
ウォーリー見つけた!って騒ぐんです!
このままではパニックです!」
ブロマイドは何かと思ったら『ウォーリー』という人だったのか。
よし!エガオ!
『ジャバザネットたかだか宇宙TVショッピング』で買った『タケコプター』で
ひとまずそこから逃げるのだ!
…て逃げたら神『UMEZU』見つけられなくなるカモ
いやいや、逃げないとエガオが人池地獄に飲み込まれてケガを…
いやでも神が…

「王子!ご決断を!」

えぇい!タケコプターを頭につけて
逃げよ!エガオ!

「はい!」

“僕の真似するな!”

「え?
何処からともなくやたらテンションの高い声が!
誰!?」

“グワシッ!”

グチャ

「あぁーっ!」

なんと突如として
ウォーリーばりに真っ赤なシマシマの神『UMEZU』が現れ
『ジャバザネットたかだか宇宙TVショッピング』で買ったタケコプターをつけたエガオの頭を
タケコプターごと3本指で握り潰した!
エガオは全治1週間のケガを負い、治療費は王子が負担。
買ったばかりのタケコプターは粉々で
またしても王子は無駄におこづかいを使う羽目になってしもた。

後日、『O-π星雲』の『O-π小学校』
ボイン先生に厳しい罰を受けるライバル『ハナクソ王子』の横で
真っ赤な爺さん『UMEZU』のどこが神なのか?と
本気で悩み、幸せに迷う『ニッコリ王子』だった。

ボイン先生のご褒美
今回もおあずけ!
王子は苦難を乗り越えて
また少し
成長したのだ。

ニコッ!

めけめけ~。

写真。吉祥寺駅前イルミネーション。

甘唇むいちゃいました。

2010年12月22日 17時41分26秒 | 病気・病院シリーズ
ピキッ!

ぷはぁ。
うふふ、やっとしゃべれるわ。

一年ぶりのご無沙汰。
私、唇。
人間の一部分よ。

私がくっついている人間はこの人
そう、この若作りしたおじさん。
全体的にキモい!
けどよく見て
私の部分だけ、おじさんの唇だけ
かわいいでしょ?
うふふ。

べちゃ

きゃっ!私をべろんてなめた!
おじさん最近しょっちゅう私をなめるのよ。

べちゃ

きゃっ!またっ!くすぐったいっ!
こうしてなめて私を潤わせているのね。
汚い唾液でキモい感じにテッカテカよ!
んもう!レディには気を使って!
潤わすなら乙女のエチケットとして
リップクリームくらい使って欲しいわ!

べちゃ

きゃっ!
もう!いやん!

このおじさん、最近まで長旅に出ていたのね。
その旅路のひどい食生活で内蔵やられたのと
ほら、この時期乾燥しているでしょ?
それもあってね
おじさん私をカサカサにしちゃったのよ。
私、不摂生と環境が直に出ちゃうたちなんだから!
イヤ~ン!もうどうしてくれるの!
美貌台無し荒れ模様!
ぷりぷりリップがカッサカサよ!
キィーッ!悲しい!

で・も・ね。
カサカサは悪い事ばかりじゃないの。
うふふ。
その代償と言ったらおかしな話だけど
実はね、私、荒れたお陰でこうしてしゃべれるようになれるの!
ううん違う違う!
おじさんが唇“で”しゃべるんじゃないのよ、唇“が”しゃべるのよ!
ほら、こうして、ね!
ペラペラ!
素敵でしょう!

普段は私無口なんだけど
というかしゃべる事出来ないんだけどさ
おじさんがカサカサな唇を
パカッ
と割ってくれさえすれば
そう、荒れまくりの私を
パカッ
とさえしてくれれば
その私の裂け目から、ほらもうこの通り言葉がペラッペラッ!

おじさんがね、何かの拍子に大笑いしたり
調子にのってお口を大きく開けたりした
その時が私にとっての大チャンスなの!
ピキッ!
ていって
パカッ
は私がおしゃべりになれる合図!
おじさんは凄く痛そうにして
悲しそうに私をべろべろなめているけど
私にとってはハッピーな事なのよ!

つまりはね
パカッと開いた部分が唇の
そう私の“口”になっちゃうんだもの!

で、こうして今
私ダラダラといっぱい血流しながら
ペラペラお話し出来ているって訳!
感激よ!

べちゃ

きゃっ!
またおじさん私をなめた!
もう、早くリップクリーム買いなさい!

でもさ、そう
おじさんは良いわよね
私を使っておしゃべり出来るんだからさ。
使われている私自体はしゃべれないもの。
いつでも私はおじさんの奴隷
普段私から発せられる言葉は私の言葉じゃない。
おじさんの意思でしか言葉を発せられない奴隷。
奴隷というよりオモチャかしら。

私がしゃべれるのは決まって毎年この時期だけ。
おじさんがピキッのパカッで私に口をプレゼントしてくれるこの時だけ。

だからさ、キャッキャッ!無駄にはしゃいじゃうのよ!キャッキャッ!
ここぞとばかり余計にしゃべっちゃうのね!

口があれば言葉を得られる。
想いを伝える事が出来る。
ねぇ!
それってとっても無敵に素敵な事だと思わない!

私の想い。
美味しいものをちょうだい!
甘~いキッスをちょうだい!
そしていつまでも、こうしてお話出来るよう
私に永遠の口と永遠の言葉をちょうだい!
贅沢すぎるかしら。
でも欲しいの
美しく素敵な言葉を。

私がくっついているこのおじさんたら
毎日毎日私を使ってくだらない事ばかりしゃべっているんですもの!
嫌な単語や変な言葉ばかり私はしゃべらされているの!
仕事の愚痴やら他人の悪口やらエッチな事やら馬鹿馬鹿しいギャグやら!
もうそんなのうんざり!
私は綺麗でかわいい言葉を発したい!

周りの唇さん達はとっても素敵な人と廻り会えて、くっついて
素敵な言葉をさえずっているのに。
私は…私は運が悪かったの?
よりによって私のパートナー
こんなヘドロみたいなおじさん!
お客がタクシーを選べないように
唇は主人を選べないもの。
あきらめるより他ないわ。

べちゃ

きゃっ!
またべろべろ!
もういや!

「ごめん」

…………?

「ごめん」

え…
なに…?

「ごめん。
いつも下品な事ばかり言わせて」

え?
え、え


「キミの気持ちも理解せず
キミをいたわる事もせず
いつもべろべろなめるだけで
ごめん。
あの、ありがとう。
僕にキミが無いと
僕の思いを誰にも伝える事が出来ない。
キミは文句のひとつも言わず
ずっと僕のバカで下品な言葉を吐き続けて来てくれた。
これからは、お下劣は控えるよ。
綺麗なキミに汚れた言葉は似合わないからね」

な…に…
こ…れ…?

「実はね、珍しく僕、リップクリームを買ったんだ。
キミにつけてあげようと思ってさ。
ほら」

え…
あの…
なに…
え?

キュポン

キュッキュッ

「メリークリスマス」

グリグリ、グリグリ

きゃっ!
いい
いい香り!
瞬く間に潤うわ!
嬉しい!嬉しい!
こんな贅沢!
嬉しい!
おじさんありがとう!
素敵!
私、ぷくぷくの、ツヤツヤに
な…るわ…あぁ…あ…あれ…?

んぐ!?

「ぷはぁ。
まったく口が疲れるぜ。
この時期は割れた唇が勝手な事をペラペラしゃべってうるさくて仕方ねぇや。
やっぱリップクリームは効くな~。
一塗りで傷が塞がって
うるせーのが黙ったわ!
良かった良かった!
危うく気色悪い事ペラペラ言わされる所だったぜ!
綺麗な言葉などこっ恥ずかしくていかん!
うんこちんちん!
ガハハッ!」

治った。

私は唇。
今年の私のトーキングは
感激している間に終わった。

めけめけ~。

写真。リップ買いました。

お土産シリーズ・疲れ旅!

2010年12月21日 18時32分59秒 | 食にまつわるシリーズ
十四泊十五日
九州山陽四国と渡り歩いた年末長期出張から昨晩帰ってまいりました。

あまりに長かったから
このまま徳島あたりで野垂れ死ぬんじゃなかろうかなんて思ったくらい。
実は死んでたり!
この記事、霊現象!
なんつって。

無事、生きて帰れて良かった記念に日本の首都で叫ぶ。
ここは?
「トキオーッ!」
東京をご無沙汰し過ぎて「トウキョウ」の発音忘れちった。
「トキオーッ!」
見事な外タレ発音でビル群に屁をイッパツ!
「トキオが空を飛」ブーッ!
バカ言ってんじゃないYO!

いつの間にやら東京も寒くなったもんでござんすよ。
暫くいないと
何だか東京に見捨てられちまったような気がしてならず、ちと寂し。
「ちぇっ!」と石ころ蹴飛ばそうにも
東京のアスファルトには石ころあんまり無いのよね。
地面蹴って「痛っ!」なんつって。

久々会社へ出社するも、なんかちぐはぐでハブられているような錯覚に陥る。
バカが被害妄想ってらぁ。
意外とマジだったりして!?、ちと恐し。
「ちぇっ!」と蹴飛ばしたらそれは社長の頭でした!
ギャフン!て、んなアホな!

地方回っていた時にはあまり感じなかったのですが
やっぱ東京はごみごみしているせいか
クリスマスやら年末やらのムード満載。
店ではどいつもこいつも皆サンタ。
BGMはみんなクリスマスソング。
そりゃ良い事です!
もっともっと盛り上がっても良いくらい。
どんどん『楽しみ』に対し貪欲になれぃ!
どんちゃんと騒いで景気良く盛り上がれぃ!
そんくらいの勢いがあった方が、えぇじゃないか!えぇじゃないか!

休み知らずの疲れ知りな僕でありますが
ここらで毎度恒例『お土産シリーズ』とまいりましょー!

毎回出張たんび、最終地で購入した自分の為のお土産を
ただただダラーっと紹介するコーナーです。
今回の長期にわたる出張、最終地は香川県高松市。
土産はそちらにて購入。
何買った?

まずはこれ

『さぬきうどん』!
さぬきの夢2000っちゅう香川県内産の小麦を100パーセント使用したうどんです。
さっそく昨晩の夕飯として食べました。
やっぱさぬきうどんは美味い!
うどんは秋田の稲庭うどんと、この香川のさぬきうどんが好きです。
生麺半分残しておきましたので
また明日にでも釜揚げで食べたいと思います!

んで次はこれ

『骨付鶏』!
さぬき名物はうどんだけじゃない!
…らしい。
ポスターに惹かれて買っちゃいました。
なになに?
香川本鷹っちゅう唐辛子と瀬戸のあら塩
香川産にんにく、香川産たまねぎパウダー&醤油に
香川産チキンオイルを使用?
なんだか凄いんだか何だか、ここまで来たらよく分からん。
さっそく食べて…これはまた明日にでも。
怪しい…いやいや、謎だらけのお土産です。

次はこれら

『うどん揚げぴっぴ・甘味』!
あんど!

『しお味』!
あんど!

『しょうが味』!
子供用さぬきうどんお菓子って感じです。
讃岐では子供さんにうどんを『ぴっぴ』と言って
おやつに食べさせたりするそうです。
おしっこひっかけてそうなネーミング!
僕はつまみでいただきました。
それぞれのお味はまんまでしたが
こりゃ美味い!
不思議かりんとうって感じでしょうか。
ひと通り、ちょっとずつ食べ
残りはまた明日
おつまみで。

今回は一気に食べましぇん。
さすがにね、昨日帰って休まず今日も仕事だし
祝日までずーっと仕事だし。
食う暇も無ぇーっ!
ってか、ゆっくり食べます。

そういや四国入った途端
毎日毎日うどんばかり食ってたなぁ。
しかもぶっかけばかり。
うどんとジャンクで生きていた感じだなぁ。

そして昨晩も今日も?
こうして土産を食いまくり。
うどんに、うどんのお菓子に、何かよく分からん鶏に。
東京へ帰って来てまでこれか!
何だかなぁ苦笑い。

さて、出張ボケを修正しながら
本日の『お土産シリーズ』をもって出張シリーズも
これにておしまいです。

出張は、また来年!

めけめけ~。

写真。丸亀駅にて、多分凧。
と、土産色々。

歳末大疲れ!

2010年12月20日 17時04分47秒 | 愚痴をポロリの日
本日最終日!
なにが、なにが!?
歳末大バーゲンが?
お徳!B反市が?
パチンコ屋のイベントが?
年末ジャンボの発売が?
入学願書の受け付けが?
じゃ、早くしないと!
え?全部違う?
じゃあなにが?
今回の出張が、なのだ!

ちっ、な~んだ、そんなもんがか~
お前の個人的最終日などどーでも良いわ
あせって損した。
なんて言われそうだが
僕にとったら嬉しい日である!
解放されるのだ!

別にあれだ、出張は大好きだし、長期であれ体力的にも問題無いんだけど
結構精神的にクるんだよなぁ。
それでも会社にいるよりはじぇんじぇんマシなんだけどさ。

場所や状況等の変化があるからよさそうに思うんだけど
実はそうでも無く、どう頑張ってもリズムは単調になっちゃう。
売る商品は毎回違うけど、そんなの別に出張状況とは何ら関係ないし。
パターンにはめ込まんとしても、根本は営業な訳だもの
街から街へお取引先さん&ご新規さんに商品を
こんちは~、いかがっすか~と回るが大事。

例えば九州山陽四国だけ切り抜いたっておよそ年2回か3回来てる。
それを14年も繰り返しているんだもの
サザエさん的開き直りがなけりゃ今回みたいな長期はキツイわな。
最初は良いんだけどね、最初だけは。

基本的にはお取引先さんとしか会話っちゅう会話しない訳だし
その会話のほとんどが、当たり前だけど仕事中心の内容な訳だし。
あまりにくだらない事言うとキョトンてされちゃうからさぁ
バカは休み休み言わんと、なんて気ぃ使うし
休み休みバカ言っても、受けは人それぞれだからさぁ
こないだ少々怒らせちゃったから
バカ1つも充分気ぃ使って言わないかんし。

孤独な出張の旅って自由あるようでいて、これまるで無かったりするしさぁ。
日々ホテルを転々とし
部屋じゃないから自分のモノが無い暮らしをし無駄に銭が飛び
外食ばかりは高いからって、結局ジャンクばかり食って
相手や状況が見えない電話でもって日々訳も分からず叱られたり
色々食い違ったりしてさぁ。

あ、そりゃ東京にいても同じか。
だって当社の上司は
「あなた仕事上ではねぇ
“ダメ”とか“絶対”なんて言葉は、“絶対”使っちゃ“ダメ”!」
なんて否定したそばから
社長、それはあまりにもちんぷんかんぷんな…
的な言い方する人達なんだもの。
その自己チューハチャメチャっぷりは
上司の人格が変わるか上司自体が変わらん限り全世界どこへ行こうと同じ事。
携帯電話って便利なもので
どこにいようが取っ捕まって
ガミガミちんぷんかんぷん言われるのがオチ。

まぁなんだかんだグチグチ言ってっけど
とどのつまり、やっぱ自分の枕で眠るのが1番なのだ。
自分家でくつろいで、ホッピーか何か飲んで自分のベッドで眠るとあら不思議
疲れなんてイッパツで取れちゃう訳。
毎回出張から自宅へ戻る度に実感している事である。

この仕事に文句は無し。
ただ時折やすらぎたいだけ。
頼む。

結局は一週間なら一週間、二週間なら二週間
出たら出たなりに常に気張ってるって事だな。
出張とは仕事。
営業が終わりホテルにいようがブラリ買い物していようが寝てようが
その間もお勤めしているようなモノだもの。
出張貧乏休む暇無し!だな。

回っていていつも感じる事は
僕の売る商品を必要とする店とそうでない店と
それぞれまったくテンションが違うという事。
当たり前だ。
自分に厳しい事言ってしまえば、もし僕が店の立場だったら
これだけモノが溢れていたら
要らないもんはちょー要らないし
別にそこのモノでなくちゃいけないって理由が無い限り
さほど熱も込み上げないしね。
でも、何か興奮するものはちょー欲しい訳。
それって何?
結局メーカーやブランドの、何処にもない他とは違う個性と
スゲーと笑わせちゃうくらいのインパクト。

メーカーの個性と店の要求と時代との一致不一致。
その辺メーカーの企画力とデザイン力でもって攻めてゆき、そんでもって
そこをどうにかするのが営業のお仕事だからして
お互い探りあいせめぎあい心理戦やら感情戦やら直接戦でもって挑む訳。

体力も精神も消耗がでかいのは当然だわなぁ。
こちらも店も人類みんな生活かかってるからそりゃ必死だ。
互いの思惑が
また僕をヘロヘロにする。

当社はある分野では今かなり調子良く、ある分野はちょー落ち込んでいる。
世の中とまったく同じ
メリハリつきすぎ。
まぁ調子良いモノがあるってだけいい事だ。
必要とされるモノがあるってのは、落ち込むモノもそこからヒントを得て
どうにか持ち上げてゆくチャンスなのだ。
現場と事務所と、違っちゃってる意識や状況を汲み取り発展してゆけぬカタブツはダメなのだ。
あ、これ愚痴ね。

ん?
大半愚痴だったか。
あはは…。

そんな感じで
ホテル『ドー○ーイン』にて何とか目覚めた今朝
ヨロヨロと部屋を出て
ヨロヨロとエレベーターに乗り
ヨロヨロと大浴場へ向かい
ヨロヨロと脱衣場のロッカーに荷物いれる。
おっかしいなぁ…何でこんなにヨロヨロするんだ?
ボーっとするし…。
僕どうかしちまったのか?
じっと考え気が付いた。
そうか!
眼鏡かけ忘れてた!

東京へ
帰ります。

めけめけ~。

写真。四国の駅構内の自販機。
瀬戸大橋の絵。

大袈裟な「ふがふが」のおっさんの話。

2010年12月19日 17時12分17秒 | 風呂・サウナ劇場
只今香川県高松です。
ようやっと九州・山陽から四国へ入ってまいりました。

昨夕、岡山から瀬戸大橋を渡り高松駅に到着。
早々駅で讃岐うどんをすすり
妖怪だから言葉が通じない鬼糞婆社長と電話で大もめしながら
微妙に賑わう商店街を抜けて
毎度毎度のホテル『ドー○ーイン』高松にチェックイン。
マジもうホッと一息であります。

今回の長期出張中『ドー○ーイン』泊はここで5軒目。
熊本・長崎・広島・倉敷・そして高松。
今年は何軒、そして何回ホテル『ドー○ーイン』に宿泊した事でしょう。

今回のここ高松で今年の『ドー○ーイン』ひとまず泊まりおさめです。
出張族として至れり尽くせり大好きな『ドー○ーイン』を
ゆったりたっぷりの~んびり♪満喫しようといった塩梅であります。

ここ『ドー○ーイン』の魅力はリーズナブルな価格で質の良いサービス
それと綺麗さと安らぎを与えてくれるお部屋や施設にあると思います。
そこから派生した可笑しなサービス企画も目白押しで刺激的。
出張族はもちろん、旅人にも優しい宿なのです。

チェックインして直ぐフロントでFAX送信を頼みます。
電車中で書いた報告書&注文書です。
ついでに爪切りを借ります。
ここまでの長期出張です
そりゃ日数分の爪も伸びます。
部屋へ行き荷物を置いて爪を切り
外出ついでに爪切り返しにフロントへ。
ここまでのフロントお姉さんの対応も普通にスムーズで気持ち良い。
ヤバいフロントってわんさといます。
入口がダメだともうそれだけでげんなりですもの。

そのままお出かけ。
デパ地下で色々買い物をしてホテルへ戻り
部屋で着替えて大好きなサウナ大浴場へ。
僕にとってはこれがここのメインだったりします。

サウナ室でじっとりと汗を流して露天風呂で疲れを抜きます。
こうして身体と心のドロドロをリセットし
また翌日も頑張る英気を養うのです。

様々な地域で様々な人がいます。
会社にも様々な…妖怪が…あ、人が…はい。
様々な事が毎日ジェットコースターの様にグングンと巻き起こります。
クソみたいな事だって山積みです。
こんもりうんちです。
いちいち引きずっていたら身がもちゃあしません。
嬉しい事も楽しい事もくそみそも全部ひっくるめて
バキュームで吸い取るが如く汗で流します。

ケッ!
スッキリだぜっ!

さて僕が大浴場へ行った時は貸しきり状態でした!
やったぁ!
と、思いきや…サウナ室におっさんが。
あはは、まぁそんなもんでしょう。
良い良いです。

サウナ室、かなり太めのおっさんと2人。
こちらも脂肪、結構きてますが…。
おっさん凄い汗、僕も凄い汗です。

それにしても太めおっさんの呼吸の荒い事荒い事!
常に「ふがー、ふがー」言っております。
おしゃべりなフランケンみたい。
マジうるさいくらい。

かなりつらそうだけど
これヤバいんじゃないのか?大丈夫なのか?
太めおっさん、サウナ出たほうが良いんじゃないのか?
時折奇妙な音「ぴゅるるるる~しゅこー、ふがー」を発しつつ
太めおっさんは微動だにしません。

僕は、もういいや!とサウナ室から退散。
洗い場でシャワーを浴びます。
うひゃ~ひんやり気持ちいい~!

暫くしてサウナ室の扉が
バタンッ!
中から太めおっさんが死にそうな形相でヒョコヒョコ飛び出して来ました。
太めおっさんは荒く早い呼吸でもって
「がっがっがっふっがっがっ」
と騒ぎながら洗い場へ突進。
シャワーを浴びて落ち着きをみせた?
…かと思いきやまだ「ふがー、ふがー」と荒い息です。

太めおっさんそのまま頭と身体を洗いだしました。
シャンプーで髪をウォッシュ。
ボディソープで身体をウォッシュ。
その間ずっと「ふがー、ふがー」は止まりません。

頭&身体を洗い流します。
ふがーふがーと。
そんで立ち上がります。
「ぷしゅーーーっ」
洗面器が吹っ飛びそうな鼻息炸裂。
何だか起動時のガンダムみたい。
ボディはガンタンクですが…。

おっさん「ふがー、ふがー」と風呂に入ります。
ずーっと「ふがー、ふがー」
まだ「ふがー、ふがー」
もちっと「ふがー、ふがー」
鼻息でお湯に波紋が出来ます。

太めおっさん湯から上がります。
「ふがー!ふがー!」
東京湾からゴジラがっ!みたいな光景です。

そして太めおっさんは
もう本当マジヤバい!て感じの、見ようによっちゃあ大魔人みたいな形相で
「がっがっがっふがっがっがっふがっ」
言いながら再びサウナ室へと入って行きました。
そんなんで、まだ入るんかい!

疲れを癒すサウナ大浴場なのに
入れば入る程もっっっのすごくつらそうになる太めおっさん。
ずっと「ふがふが」言っとりましたが
一体ありゃ何だったのでしょう。

癖なのか何なのか
マジ『動く』事がしんどいのか
そもそも『生きている』事すらしんどい?
…なんて。
そりゃ大袈裟だけど

大袈裟な「ふがふが」の
おっさんの話。

めけめけ~。

写真。『ドー○ーいんこ』クリスマスパネル。
なんじゃこりゃ…(笑)

『らーめん放浪記』麺104 本目・千年の場合。

2010年12月18日 18時26分19秒 | 連載書き物シリーズ
ワーーーーーッ!!!

『らーめんバトル』挑戦者がいっせいに麺を握った!
司会の『勝男(かつお)』が指で銅鑼を“チーン”と弾く。

「はじまりぃ~」


『らーめん放浪記』純情旅情編。


〈3-(50)・千年の場合〉


あのなぁ

そもそもラーメンなんてしゃらくせぇもんは
同じ麺の仲間だなどと
おいらぜってぇこれっぽっちも認めちゃいねぇんだ。
麺ものと言やぁ、そば!うどん!と
おいらん中で昔っから相場が決まってんだ。
そば!うどん!それだけ。
後のはぜぇ~んぶ麺業界の邪道品!
こと特にラーメンはクソだね。
おいらからしたらラーメンなんてもんは残飯みてぇなもんさ。
ぜってぇ、ぜってぇ認めねぇ
と、思っていたぜ。
昔はな。


『鶴屋 千年(つるや せんねん)』、つまりおいらは
香川県宇多津町で『鶴』言う製麺所を営んでいた鶴屋家の長男として
職人気質で優しい両親の間に生まれた。

成人したおいらは、実家も継がず『鶴』から独立。
親元からも離れて丸亀商店街に讃岐うどん屋をおっ建てた。
そう、『鶴ツルうどん』だ。

男一代、うどん一筋、おいら一匹叩き上げで
人生色々乗り越えてはるばるここまでやって来た。
『讃岐うどん組合』の長(おさ)としてだって
讃岐をもりたて、うどんをもりたて
立派に役割をこなして来ているつもりだ。

おいらの店、おいらの城、おいらの『鶴ツルうどん』に
主人おいらはいつでも全力をそそいできた。
故に、という訳じゃあねぇが、ま、未だ独身だ。
周囲の奴らはどいつもこいつもとうに結婚し、子は育ち
今や孫まで出来てデレデレと暮らしてやがる。

そんな周囲の奴らは揃いも揃って影でこう言いやがる。
鶴ちゃん、あいつ、うどんが恋人なんじゃねぇか?
だからいい歳とっくに通り越してんのに結婚できねぇんだ。
ありゃうどん変態だ!間違いない!
ってな。

けっ!恋人ぉ?変態ぃ?バカにすんでねぇやっ!
おぅとも!おいらはうどん変態だ!
それで構やしねぇ!
うどんはなぁ、うどんこそはなぁ
おいらの嫁さんなんでぃっ!

おいらはうどんをこよなく愛している!
おいらは正気だ!
孫の下僕共が!影でグチグチ何でも言ってやがれ!

よしんば
よしんばうどんが嫁だと認めなくばあれだ
独身貴族だ!
その独身の時間と金を
嫁と呼ぶべくうどんに全て費やしてんだ!
そんくらい、おいらは全力だ!
うどんに、讃岐に、店に全力だ!
そしてこれからも、その全力とやらを
おいらのうどん人生にそそいでゆくであろう。
にゃろめ!

うちの店『鶴ツルうどん』の麺は
当然、我が実家の製麺所『鶴』で作られたもんを使っとる。
うちの麺は絶品だ!
昔ながらの足踏み製法をリアルに機械が再現してくれとる。
その製法によって生まれた麺のコシは最強だ。
湯がいて冷水でしめた時にうまれる弾力。
コシの持続性もお墨付きである。

絶品麺を作り続ける製麺所『鶴』。
親父とおふくろはとうに死んだ。
大往生だった。
『鶴』は、妹の『千代子』が後を継いでいる。
そんな千代子も今は一人者だ。

千代子には腕の良い技術者の夫がいた。
つまりそいつはおいらの義理の弟だ。
義理の弟は
自分が開発した画期的な凄腕製麺機に巻き込まれ若くしてこの世を去った。
亡き夫の置き土産となっちまった製麺機。
皮肉にも千代子は夫を葬ったそいつで今も最高に美味い麺を作り
そしておいらはその麺を使い最高の讃岐うどんをこしらえているってわけだ。

ただ…
ただその製麺機
元々は“ラーメンの麺を生み出す為に造られた機械”だったんだと。
おいらの大っ嫌いなラーメンをな…。

義理の弟は、ラーメン狂いだったんだと。
おいら、それを知らなかった。
知ったのは義理の弟が死んだ後だ。

お通夜の晩
千代子が1人、家を抜け出し屋台でラーメンを食っていた。
驚いた。
千代子はおいらと同じラーメン嫌いだったハズだ。
食の好みも兄妹ってそっくりなんだなぁ
なんてよく笑って言ってたもんだ。

何やってんだ!?
おいらは千代子を問い詰めた。
好みだって変わるわ!と千代子は言う。
結婚相手がラーメン狂いだなんて聞いたら
おいらが絶対許さねぇだろうって
千代子のやつ、義理の弟の食の好みを隠してやがった。

千代子は言う
おいらは食わず嫌いだと。
お兄ちゃんはラーメンの魅力も知らないで、ただ頭ごなしに否定ばかりだと。
千代子は、ラーメン狂いの亡き夫に毒されちまってたのさ。

バカヤロー!
ムキになったおいらは
愛する千代子を平手でひっぱたいていた。
そこでおいら
“はっ”
と我に返る。
しかし時既に遅し。
目の前では頬を真っ赤に腫らした千代子が肩を震わせうつむいていた。
ごめん…兄ちゃんな…
兄ちゃんな…
おいらそれ以上言葉が出て来んかった。
そんな、そんな自分勝手でろくでなしなおいらを
千代子は罵倒した。
叫ぶ千代子は鬼の様な形相だった。

あの人は、あの人はお兄ちゃんのうどんを私よりも
いや誰よりも一番に認めていたのよ!
本当はラーメンの麺を作っていきたかったのに
そんな夢を捨てるくらい
あの人はお兄ちゃんのうどんに惚れ込んでいたんだから!
なのに、なのにお兄ちゃんときたら!
お兄ちゃん、こんなちっぽけな人だとは思わなかった!
お兄ちゃんの分からず屋ーっ!

鼻水と涙を猛烈に垂らしながら
垂らしきれなかったものをおいらに浴びせかけながら
千代子は怒鳴って、そのまま何処かへ駆けてっちまった。

ただ…
ただ…立ち尽くすおいらに屋台のおやじが一杯のラーメンを差し出した。
トランジスタラジオからは『羊田 妖子』の『さくら』が流れてたっけ。

「♪さくらぁ
胸のつぼみ開くわ
あなたへひらり舞い降りて
素敵な大人になるの
さくらぁ
お願いそっと受け止めて
少し背伸びしたわたしを
抱きしめてKISSして
Darling 今わたしはあなただけのもの
……♪」

ラーメンを
じっっっと見つめるおいら。
「ああ、あっしからの
お、おごりです。
さぁさ
の、のびちまわねぇうちに
すすってやって、く、くく、くだせぇ」
屋台のおやじは言う。
“どもり”のキツイおやじだったっけ。

おいら夢中で、そいつをすすった。
涙って
こんなに流れるもんなんだなぁなんて
そんな事を思ったものさ。

おいらは千代子を愛している。
千代子、お前に惚れている。
デレデレだ。
だから
だから千代子の愛した亡き義理の弟も愛する事にするし
ヤツの造り出した製麺機も愛する事にする。
多少なりともこっぱずかしいからよ
未だに口じゃあラーメンをバカにしているけどよ
心ん中の深けぇトコではおいらラーメンに感謝している
…のかもしれねぇな。

だってよ
おいら愛するやつらのお陰で
こんなにうまそうなもんを作り出す事が出来たんだから。

どうでぇい!これ!

『鶴』の、千代子の作り上げた麺はよ
県内産希少価値の小麦とオーストラリア産のとを絶妙なバランスで合わせた
おいらん家のオリジナル『讃岐の幻』を使用してるんでい!
石鎚山の湧水を使って打ってだな
本来ラーメンの麺に適したヤツの製麺機で仕上げた絶妙な麺は
最高で新しいラーメンの麺よ!
讃岐うどんより若干細いがラーメン界じゃちょいと太めな
これ、太ちぢれ麺!
うどんとラーメンの
おいらと千代子とヤツとの融合でぃ!
モッチモチ、しこしこしたコシ!
まばゆいばかりの艶!
どうだ!こんな麺、ありえんだろが!
瀬戸内海産ちりめんといりこでだしをとったスープに小豆島産の天然醸造醤油をたらし
その中へ麺をくゆらす!
菜箸で渦潮の如く回転させなじませて
その上にチャーシュー・メンマ・ネギ・ナルト・椎茸・カニカマ・玉子・生姜を
なんと目の前で“天ぷら”にして乗せ
最後にじゃこてんを加える!
チャーシューの衣を砕くと中から肉汁がじゅわわ~っと染みだし
『鶴ツルうどん』による『鶴ツルラーメン』の
完成でい!

おいらは
この1杯の不思議なラーメンを
スープの中で綺麗に泳ぐ千代子の麺を
心から愛している。
これからも
愛し続ける事だろう。

ちょいとほろ苦くしゃらくさくむず痒い味だ。
良かったら食ってくれ。
のびちまわないうちにな。

ジャッヂ!


♪パララ~ララ
パラララララ~~~♪

街に夜鳴きの音(ね)が響く。


めけめけ~。


『らーめん放浪記』つづく。

(注)この物語はフィクションです。

写真。高松駅のさぬきうどん屋のれん。

散々苦労ス。

2010年12月17日 17時49分11秒 | 出張中の日常シリーズ
町中にクリスマスソングが響く中
無精髭をはやし
顔も服も帽子も真っ赤で無く真っ青で統一された『散々苦労ス』の私は
グレーの巨大なカバンをかついでへいこらへいこら
広島から岡山へ山陽本線で滑り込んでまいりました。

クリスマス前の長い長い年末出張もいよいよ残りあと数日。
九州山陽の皆様に素敵な品物を届けるべく
ここまで山あり谷ありボロボロになってやってまいりました。
さぁあと残すは岡山と四国。
もうひと踏ん張り!頑張りまっせ!
「よいこらせ!」なんて大きなカバンを担ぎ直します。

そのカバンの中身は
“かつて乙女な子供だった”おばさん連中と“アニマル”が大喜びしそうなモノで一杯!
夢と希望がパツンパツンに詰まったカバン。
私の腰はその一杯の重さに耐えきれずぎっくり腰気味でいっぱいいっぱいです。

しかもそのカバン
先日九州にて、フレンチブルドッグにおしっこかけられたもの。
ショック!
アニマルは中身を理解出来たのでしょう
まっしぐらに飛び付き
おばさん達の夢や希望に満ち溢れた品物にまでも興奮して粗相です!
あわわわぁ…と、思ったら中身は無事でした。
あぁ良かった。
おしっこカバンから中身の品物を全部出し
洗い、乾かし、すっかり気分までブルーだった散々苦労スです。

なんの!
私の品物を待つお取引先様がいる!
めげずに先を急ぎます。

そんな私にご褒美が!?
私、散々苦労スの広島のお取引先様から
ディナーをごちそうして頂いちゃいました!
ここまで散々苦労した甲斐がありましたっす!

昨昨晩
お取引先のダンディお社長様とお嬢様の御誘いを受けまして
私、散々苦労スめは
『ふぐ』やら『かき』やら『カニ』やら
“山陽の海の恵み”をいっぱい頂いてしまいました!
なんとまぁ贅沢な事!
私、散々苦労スはここまで毎日
ジャンクるべ~る、ジャンクるべ~る♪
とバーガーやらコンビニやらお菓子やらに囲まれ
安酒に浸ってまいりました!
ここへ来てのいきなりな贅沢に涙も止まりません!
その涙すらジャンク臭ぷんぷん!
私の身体はそれくらい毒されておりました。

「さぁ遠慮せずにたくさんお食べ」
ダンディが、とてもフランクに私を美味のワンダーランドへと誘います。
食べなれないモノを急に受け入れたもんだから
腐った私の身体はビックリ仰天ギュルギュル言い出します。

ふぐが喉に詰まります。
「ふがっ!ふぐふぐ!」
発泡酒や第三のビールではない生ビールでそいつを流し込みます。
「ごっくん。ぷはぁ~」
ダンディもお嬢様も愉快愉快と大笑いです。

遠慮を知らぬ私、散々苦労ス
死ぬ程食わせて頂きました。
私の中で細胞が小躍りしておりました。
私めも、あぁ愉快愉快と大笑いです。

散々苦労スの私は、いつの間にか愉快愉快な『赤鼻のトナ快』に変化!
お腹という名のカバンに栄養をたらふく詰め込んで
ふぐだけに、一緒に福(ふく)も詰め込んで
さぁ頑張るぞ!と燃え上がる、元散々苦労スの現トナ快であります。

しかしまた昨日今日とバーガーだわコンビニだわ
せっかくの極上の栄養に満たされた身体が
瞬く間ジャンクに乗っ取られまして
ついでに福も逃げちゃって再び散々苦労スに舞い戻りな私。

朝、自分の体臭に驚いて目覚め
二日酔いに苦しみ涙を流すも涙臭し。
福山のお取引先さんには
おパンツ等々が入った私物を忘れ悲しみにふけります。

嗚呼、散々苦労ス
嗚呼、散々苦労ス
今夜は倉敷で
自腹で美味いものを食べしゃんせ。
でも多分また
ジャンクるべ~る、ジャンクるべ~る♪

私、散々苦労スのジャンクるべる出張もあと僅か。
ラストスパートをば
頑張らなければなりませぬ。
なんつって気合い入れたそばから
またダラけ。
こんな感じで散々苦労スの出張環境は
快調と正常と不調とを
嗚呼、メリークリカエス…。

めけめけ~。

写真。今回はガラガラでなく
この巨大なカバンで回ってます。