はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

磯野家はカツオの宿題マニフェスト。

2009年08月31日 19時11分13秒 | ほのぼの日記シリーズ
あぁ8月も終わりだ。
台風のせいもあってか急に肌寒くなった。
雨、雨、雨、雨、秋
片足もう秋に突っ込んでいる。
近所のスーパーでは秋刀魚や松茸が並びはじめているのに
店内BGMはハワイアンといった摩訶不思議な状況。
色々混乱した御様子だ。
学生もボチボチ夏休みが終わり。
秋休みは無いから
次の冬休みまで何とかしのがなければならない。
世間は中途半端にボンヤリしている。

昨日の『サザエさん』では
この時期恒例のカツオ夏休み宿題問題が勃発。
とっ散らかった未処理の宿題も
カツオの悪知恵により無事完了。
そんな所に頭を使っている暇と才能があるのなら
ちゃっちゃと自分で宿題やっつけろや!
カツオ!
みたいなおなじみのオチは
やっぱりこの時期
僕的にはとても落ち着く気分である。

『カツオの宿題』
俳句で言う所の
まさに秋の季語になろう。

さぁ秋だ。
カツオの宿題戦争で秋が始まった。
まずは今年の日本の秋
衝撃の秋になりそうだ。
昨晩日本のお茶の間では
様々な形で衝撃が駆け抜けたであろう。
勿論レンタルビデオ屋さんはある意味忙しかっただろうが
うちはこんな感じ。

♪明日っからまた 日、月、火 ほら水、木回って金、土、日曜
夢の日々を 大事にいきましょう もういっちょ!

明日っからまた 日、月、火 ほら水、木回って金、土、日曜
僕ら日々を 楽しんで生きてこう さぁ行くぞ!♪

『NEWS』の『weeeek』が『24時間テレビ』で流れた感動の瞬間
『珍獣ハンターイモト』が必死の形相でビッグサイトへ向かい歩を進めていた瞬間
うちのテレビ画面上でも
“日本が変わるか!?”
みたいな劇的状況がテロップにて流されていた。

番組の途中ですが選挙緊急速報。
散々言われていた予想通りの結果が
それ以上の形となって現れた。

何故だかドキドキした。
『イモト』が時間内にゴール出来るのか!?
っちゅうのもまあそりゃそうなのだが
勿論ドキドキは世の中の歴史のザワつきからだ。
鳩山が小沢が笑っている。
麻生の開き直りとも諦めとも取れる複雑な表情。
色んな情報が一気に飛び込んで来た。
不謹慎にも何故だか笑ってる僕がいた。

政治の事は正直良く分からない。
どの政党がどうとかっちゅうものも
正直僕には大して無い。
ただ、ノンポリはノンポリなりに思う。
マットウな考えを持つマットウな人々が集うマットウな党に
マットウな生活の出来るマットウな世の中にして欲しいと願うばかりであると。

さぁこれから民主党は大変だぞ。
背負う側と反対ガヤ入れる側との立場が逆転しちゃったんだもの。
実際言うのとやるのとじゃ重みが全く違いすぎる。
会社も同じだ。
経営者にヤイのヤイの無責任に言ってるのは楽だが
いざ立場替わってヤイのヤイの言われる側になったときの責任の重さたるや
想像を絶するものだろう。
今までヤイのヤイの言って来た自分の意見や口約を実行しなきゃならない。
裏切ったりしたら皆離れて行っちゃうし
自分のテンション下がっちゃったらお仕舞いだしね。
なんて話を昼休みにしたらば
「いっちょ前にそんな事考えてんだ。
ならばもっともっと愛社精神持って働け!」
と言われてしまった。
余計な話はするだけヤボだなぁ。

昨日地元の公民館で投票を済ませ
ちなみに競馬場でも投票済ませて
銭湯に向かって歩いていたらば
突然雨が
“ザーーーーーッ!”
おかげで全身びしょ濡れになっちゃった。
なのに傘も買わずそのままびしょびしょで歩き回る。
そんな事してるから
あ~あ
何だか夜に体調おかしくなっちゃって
丁度投票時間終了の夜8時頃
完璧風邪の初期症状に。
ありゃりゃ。

丁度テレビは選挙ばかり
『黒バラ』も『ガキ使』もやらないから
たけしの選挙特番ある程度見て早々に就寝。
今朝は多少ダルさ残るも充分回復!
人間の身体って凄いね!
きちんとすりゃちゃんと回復するんだものね!
なんてそんなコト言ってて半袖で出勤。
何やってんだ!

街中は
長袖、長袖、長袖、長袖、半袖
ついこの間まで皆半袖だったのに
もうすっかり逆転している。
まるで昨日の出来事のように。

政治も身体も冷え込んじゃって
風邪ひいちゃあ大変だもんね。
僕もぶり返したら大変だ。
ましてや新型インフルエンザなんかになっちゃったら…。
政治も身体も新型インフルエンザ…
うわぁ…怖い。

最後に一句。
「磯野家は カツオの宿題 マニフェスト」
お粗末。

めけめけ~。

写真。雨の街。
薄暗いなぁ~。

馬・人・ボキンとギーンギーン選挙。

2009年08月30日 17時48分41秒 | ほのぼの日記シリーズ
衆議院議員選挙の投票日です。
シューギーンギーンです。
二日酔いの頭をブンブン振って
ロックTシャツに短パン&ビーサンにドクロハンチングで
投票所へ行きました。

“胸焼けゲボーッ!”

なんつって投票所となる神社隣の公民館到着。
驚く程人が多い!
若い男女が
「お!ここだ投票所!」
と盛り上がっている。
成る程今回選挙の注目度の高さが伺えます。

建物の中に入る。
風がよく通り涼しい。
今日は少し肌寒いくらいだもの
なんつーか、爽やかだなぁ。
“爽やかに 投票しようね 衆議院”ってトコっすか。
ははは。
そんな天気。

さて受け付け。
係の方々が僕に微笑む。
珍しいものでも見るかのように。
見た目から普段選挙なんてゼッテー行かない人みたいに見えたのでしょう。
何を何を
僕は余程な事がない限り投票は欠かさない奴なのに。
でもまぁ微笑まれるのは悪い気はしない。
こちらも二日酔いスマイルでぎこちない微笑み返し。
“ゲボーッ!”

その後
選挙管理委員会スタッフさん方々に
「こんにちは~こんにちは~」
と散々言われる。
何なんだ?
何がそんなにこんにちはなんだ?
まぁ挨拶は気分良いもの
僕も
“こんにちはゲボーッ!”
と二日酔い挨拶返し。
きっと酒臭かった事だろう。

さて投票だ。
斜め掛けのカバンを掛け直すついで
ふとした拍子に股間を触ると
「あっ!」
なななんと!
“社会の窓”短パンのファスナーが全開だった!
あちゃちゃーっ!
もちろん全てが偶然だろうが
成る程これじゃ風通しは良いわ股間の中身が“こんにちは”だわ
周囲に微笑まれるのも無理は無い!
社会的責任に於いて票を投じつつ
“社会の窓”は開けっぴろげ~!
みたいな。
思わず叫び
「うわぁっ!
チャック開いてたっ!」
素早く閉めた。
1票入れる前に
あはははっと1ウケ。
投票所で笑われる。
何のこっちゃで
あ~恥ずかしい!

鉛筆でスラスラと投票用紙に記入し
用紙は二つ折りにして箱へポイ。
さて終わったと投票所から出たらば
「すみませんNHKですが」
と、はじめて出口調査に声掛けられた。
珍しい事もあるもんだ。
快く答える。
ジュースか何か貰えんのかと思ったら何も貰えないのね。
って当たり前だ!
献血じゃあるまいに。

今日のメイン予定はこれにて終了。
選挙がメインなんて
良いやら悪いやら
何となく暇人な匂いプンプンですが
暇な日ってものは大切です。
何もする事が無い日程贅沢なものは無い。
さぁブラつこう!
と、そのまま選挙の投票ついでに別な投票をしに競馬場へ向かう。
馬券かよっ!

今は夏競馬。
地方開催である。
札幌9レース『キーンランドカップG3』
馬連でグランプリエンゼルとビービーガルダンを購入。
続いて新潟11レース『新潟記念G3』
イケトップガンとウェディングフジコとトウショウシロッコを
馬連組み合わせと三連複で購入。
さてさて結果はどうなったか!
その後行った銭湯にて携帯で確認。
札幌のレースは1着3着で惜しい!
カスッてんのにぃ!なんつってもハズレはハズレ。
新潟はカスリもせず。
結局2レースともハズレでJRAにお金吸いとられた形となる。
あ~あ惨敗!

そのお金
どうせなら今やってる『24時間テレビ』に募金すりゃ良かったものを。
なんて心にも無い事をたまには思いつつ
思うだけで募金はせずにCDと漫画買って帰宅。
それとこれとは話が別だよ!

しかしこの不景気に『24時間テレビ』はどれだけ募金を集める事だろう。
「こっちが助けて欲しいわっ!」
っちゅう人や企業が今やわんさとあるだろうに。
僕だってそうだ。
全くもう、助けて欲しいわ!
まぁ世の中回り回るもの。
お金も回り回るもの。
回り回って助け合いだ。
人として荒んだらお仕舞いよ。
お金より気持ちの問題だよな。
なんて自分に言い聞かせて
投票はするけど
僕は募金てしないんだよね。
ちゃんと投票するからさ
政府がどうにかしとくれよ!
頼むよっ!マジでっ!

投票、馬券、募金と
なんとも絶妙にぐるり一回りした
そんな日曜日。

あれよあれよと涼しくなって
あれれ?
もうじき9月です。
早いっ!

めけめけ~。

写真。馬券売り場。

『らーめん放浪記』麺41 本目。

2009年08月29日 14時14分56秒 | 連載書き物シリーズ
姉が亡くなったであろう一昨日の晩私は奇妙な夢を見た。
夢の中で姉がパンを焼く。
新商品だと姉は言う。
“タコパン”。
タコの形をした小さくコロコロしたパンが6つ
四角い紙皿に仰々しく並んでいる。
様子はたこ焼きそのものだ。
「チューチュー」
タコの様に唇を尖らせそれを私にすすめる姉。
ひとつ食べてみる。
美味しい。
姉は言う。

「あたし死んじゃうみたいだけど死んでないから」


『らーめん放浪記』

〈2-(19)・大分〉


『佐賀唐人町商店街連続放火骨無し事件』は
商店街の店舗を全て焼き尽くすという衝撃的な終わりを見せた。
「もう焼く店が無いから止ぁ~めたっ!」
そんな放火魔犯人の声が聞こえてきそうなくらい軽い終焉だ。
あれだけあった店舗と同じ数の店主が“焼かれ、無くなった”。
今や全国の商店街はシャッター街と化している!
などとよく言われているが
唐人町の商店街はそのシャッターすらもない。
あるのは焼け野原と見通しの良い青空だけだ。
市民は清々しいんだか虚しいんだかそんな複雑な心境を抱えて塞ぎ込んでいる。

しかしまあ
あれだけの数の死体が全て“消えてしまう”なんて考えられない事である。
一体どこへどう消えたのか。
現代人は骨がもろいから全てがきれいに無くなったのだ説やら
何らかの衝撃で異次元に行ってしまったのだ説やら
宇宙人説やら未来人説やらみんなで仲良くどこかで暮らしてんじゃねーの説やら
様々な憶測が飛び交い
様々な噂や都市伝説となって事件は巷に広がりを見せていた。

そんな中
『佐賀の火種が大分に飛び火!?』
なんて見出しを
『ロバさんベーカリー』店主『老婆 味美(ろば みみ)』は
娘の読んでいた週刊誌に見つけていた。

芸能人が離婚したの浮気したの
熱愛報道がどうしたこうしたといった記事にまぎれて
坦々と書かれた事件の記事。

大分市内の『セントポルタ中央町商店街』内にある肉屋『三匹のこぶた』が
何者かにより放火された疑いが強まっているという。
消防署に通報が入ったのが午前6時。
年中無休で頑張っていた『三匹のこぶた』さんは
毎朝必ず5時には肉の仕込みを始めていたそうだ。
であるからして店内には店主やスタッフがいたハズなのに
佐賀唐人町の事件同様、焼け跡からは誰の遺体も発見されず
店主はその後行方不明である事が分かった。

火災の第1発見者で通報したのは新聞配達の若者。
発見当時、既に建物内部は火の海だったという。
炎の高波が店舗のガラス窓を突き破り
燃え盛る炎は奇妙に笑っているように見えたそうだ。

スーパーカブを慌てて降り捨て
すぐさま消防に通報。
近所商店や通りがかりの方々に声をかけ必死に消火を試みるも
既に手の施しようが無いほど炎は暴れまくっていたようだ。

新聞配達の若者は言う。


「自分らが必死の消火活動をしている最中
離れたところで『ヤクルトおばさん』が笑みを浮かべて現場を眺めていたんです。
あまりに気味が悪いので関わらないようにしていたのですが
そのうちおばさん歌い始めまして。

♪燃えろよ燃えろよ!
チューチュー燃えろ!
火の粉を巻きあげ!
全てをこがせ !

照らせよ照らせよ!
チューチュー照らせ!
炎ようずまき!
闇夜を照らせ !

燃えろよ燃えろよ!
チューチューあつく!
光と熱とが!
全てをこがせ!♪

なんて不謹慎な!って思いました。
しかし曲が変わり
歌声は益々大きくなってゆく。

♪チューチュー吸引ザ・夢!夢!
同じ幻覚の中We know We love Oh
吸う吸う脳まで届け
ときめきを運ぶよチューチュートルエン♪

これは完全にキチガイだと確信しました。
そしてついに
歌は叫びと化してゆきます。

♪探しものは他己ですか 見つけにくい他己ですか
自分の中も他人の中も 探したけれど見つからないのに
まだまだ探す気ですか それより木刀振るいませんか
夢の中へ夢の中へ 逝ってみたいと思いませんか
夢中中 ムチュウチュウ ムチュッチュウ
さあ~♪

怖い!この『ヤクルトおばさん』
怖い!
そのとき
“ウーーーウーーーッ!”
サイレン音!
やっと消防が駆けつけてきて下さり
炎に包まれた『三匹のこぶた』の消火が始まる。
その頃にはもう既に
さっきの狂った『ヤクルトおばさん』の姿はありませんでした。

あの時は気が動転していたのと
興奮していて何が何やら分け分からずといった状態でしたが
良く良く思えばあのキチガイおばさんの歌っていた曲は
『タコインターナショナルKK』のバンド『OCTOPUS ARMY』によるお墨付き三部作
『放課後(放火後)メモリー』
『チューチュートルエン』
『夢中…永遠の眠り』
だったのではと今更ながらに思います。
先輩が『他己セミナー』にどっぷりなもので
しょっちゅう強制的に聴かされていたから間違いありません。

あのおばちゃんが放火魔なのでしょうか。
何故そんな歌を唄っていたのでしょうか」


出版社と取材記者は
この『連続放火骨無し事件』と『タコインターナショナルKK』との関係性に注目し
独自に調査取材を進めているという。
そんな内容の記事だ。

『老婆 味美』は思う。
やっぱりね。
やっぱり“タコ”だったのね。
臭いと思ってたのよね。
生臭いって。
なんてゴシップ記事だらけの婦人週刊誌が言う事なんて
どこまで信憑性があるのかしらとも思うけど
“火の無いところに煙はたたず”
“死の無いところに死体はあらず”

『ロバさんベーカリー』にて発売したばかりの新商品『タコパン』を頬張る。
「パクリン」
美味しい!
夢の中で姉『花(はな)』が焼いたパンをそのまま真似て作ってみたものだ。
タコの形をした小さくコロコロしたパンが6つ
四角い紙皿に仰々しく並んでいる。
様子はたこ焼きそのものだ。
これがまた大好評の大人気。
発売早々タコパン目当てで行列が出来る程。
「チューチュー」
夢の中の姉を真似てタコの様に唇を尖らせ呟いてみた。
「チューチュー」
なんだか可笑しい。

『佐賀唐人町商店街連続放火骨無し事件』で
『三匹のこぶた』さんの様に炎上し無くなった姉の店『ロバさんベーカリー佐賀支店』と
“亡くなって無くなった”姉自身。
この事件を解明し、姉『花』の無念を晴らし仇をとるんだから!
しっくりこないこの事件をはっきりさせないと
胸のモヤモヤした霧は決して晴れないもの!
なんて怒りよりも実は好奇心と探偵ごっこのワクワク感を味わっちゃってる自分がいるから可笑しい。
「あぁ!興奮してきたっ!」
なんて不謹慎なんでしょう。
そう思えどこのワクワクは止まらない。
うふふふふふ。
笑っちゃうわ。

「あたし死んじゃうみたいだけど死んでないから」

これまた姉の真似して呟いて
唇尖らせ「チューチュー」言いながら
電話カバーをめくり
黒電話のダイヤルを回す。

“ジーコ…ジーコ…ジーコ…ジーコ…”

いつの間にか中指でダイヤルする癖が付いてしまった。
そんな事に気づきまた可笑しくなっちゃって

“プルルルルル…プルルルルル…”

相手が出るこの絶妙な間を埋めるべく
受話器のクルクルコードを指に巻きつける
そんな癖もまた可笑しくてたまらない。

“ガチャ”

「あ、もしもし『主婦の友出版』でいらっしゃいますか?
今週発売の『婦人画報』の
『佐賀の火種が大分に飛び火!?』の記事についてお話をお聞きしたいのですが。
はい?
あ、申し遅れました私
実はあの火災の現場におりました『ヤクルトおばさん』なのですが」

思いもよらぬ咄嗟の嘘に自分で自分に驚きつつ
ペロリと舌出し
「ふふふ…ぷぷ…」
笑いを堪えながら電話の相手と話を進める
『老婆 味美』なのであった。


♪パララ~ララ
パラララララ~~~♪

街に夜鳴きの音(ね)が響く。

めけめけ~。


『らーめん放浪記』つづく。

(注)この物語はフィクションです。

写真。以前、銭湯でもらったヤクルト。

古都金沢のコト。

2009年08月28日 16時41分34秒 | 出張中の日常シリーズ
またヒゲソリで流血してしまった。
出張用のT字カミソリは2枚刃の古いタイプの物。
家のは5枚刃でしかも電動により振動させられる機能がある物。
明らかに出張用はケチっている。
無意識だ。
無意識にケチってしまっているのだ。
しかも買ったのがだいぶ前だからタチが悪い。
無意識に長い事ケチりながらずっと使っている。

今朝
ストック最後の替刃に刃をチェンジした。
カミソリの刃は使用頻度にもよるが
おおよそ1ヶ月を目安に替えた方が良い。
僕の出張使用のカミソリは
驚く事にかれこれ“半年以上”も替刃されてない。
そう
“使用頻度にもよる”訳だからそれで良いのだと
ケチって怠けていた僕なのだ。
だって出張時しか使わないんだもん。
良いじゃん、大丈夫じゃんなんつって。
しかし
良くないし、大丈夫じゃなかった。
それに
替刃をもあまく見ていた。

一昨日も昨日も
ヒゲソリ後に肌がヒリヒリした。
あぁこいつは潮時だと今朝刃を替えた。
新しいものに。
だが
替刃だってずっと放置してりゃ悪くなるもの。
錆びるだろうし刃先も傷むだろうし。
まあまあ
そんなん大丈夫だろうと勝手に決め付けて
新しい刃にしたんだからめっちゃ剃れるに決まってると思い込み
今朝おもいきり髭を
“ジョリジョリーッ!”
したらば
“ジュバッ!”
っとやっちゃったみたいで大浴場の床に
“ピューーーッ!”
と赤い血が!
流れてたんだろうなぁ。

え?

自分
何その『我知らず』みたいな『他人事』みたいな反応は?
あ、いや、あの
僕、浴場では流血に気付かず
脱衣場にて顔拭いた後の
赤く染まったバスタオル見てはじめて
「切れてるぅ」
て気付いたのでありまして。

お風呂やサウナで血のめぐりが良くなっちゃってるから出る出る血!
端から見たらスプラッター的で怖かったろうな。
紅白のバスタオル。
止血に時間を要しまして大変でした。
カミソリはケチっちゃダメっすね。

朝風呂済んで大浴場から部屋に戻り
テレビ観ながら『がぶ飲みメロンソーダ』をがぶり飲む。
美味い!
テレビでは
胃ガン検診と胃カメラについての特集が流れていた。

正常な胃と
ガンの胃。
観ていたら何だか気分が悪くなった。
観ただけで気分を滅入らす程の
映像や写真から伝わるガンの負のパワー恐るべし!
しかし
そんな悪玉を
早期発見で見事に除去してしまう現代医療のパワー誇るべし!

なんつって着替えてフロントへ。
チェックアウトし
会社にFAXを送ってもらう。

フロントのおっちゃんの動きがテキパキしていて気持ち良い!
ベテランさんなのか
要領良いデキル奴なのか
どちらにせよ
接客サービス業でお客が気分良くいられるような振る舞いが出来る人って
やっぱ凄いなぁと感心してしまう。

あぁそういやチェックイン時は新人フロントさんだったっけ。
たどたどしく大浴場の説明をしてくれた。
“何で俺は今ここで
こんなに一生懸命大浴場の説明をされてるんだ?”
なんて思ったら
この状況が意味なく無性に可笑しくなっちゃって
失礼にも笑いが止まらなくなって
「…あぁ…ぷっ…
あぁ…ぷぷっ…
ありがとう…ククク…
あぁ腹痛っ腹痛っ…ククク…」
とか言いながらケタケタ笑っちゃったっけ。
相手は新人だから
一応こんなアホな客に対してでも
笑顔で必死に最後までマニュアル通り対応するわな。
いやまあ、しなくちゃいけないわな。

フロント、笑顔で爽やかに
でも必死に風呂の説明。
片や客、それ聞いて意味不明に笑う
腹痛っ腹痛っみたいな。

端から見たら奇妙な光景だったろうな。
なんつーか
悪い事したなぁ。
でも仕方ないのだよ。
変なトコでよくスイッチ入っちゃう事ってよくあるじゃないか。
キチガイだと思ってゆるしておくれよ新人君。
よく分からんがとてもおもろかった。
うん、ありがとう軍人君!
…いや、新人君!
なんつって。

で、駅の喫茶店でモーニング食べて
今日は金沢回り。
土地知らずな爺さん運転手タクシーの荒い運転で最初のお取引先さん到着。
本当何も知らないんだもんビックリした。
無線で本社に聞いても
本社の言う事のほとんどが分からない様子。

「元ジャスコの」
「はぁ?」
「公民館が左に」
「はぁ?」
「マクドナルドの信号」
「はぁ?」
「漫画喫茶を右」
「はぁ?」
とこんな感じ。

で、言い訳が
「街が変わりすぎてついていけん」
だって。
新人か!
大丈夫かよジジイ!
まぁおっしゃる事、何となく分かりますが。
とかなんとかやってたらば不思議に到着しちゃった。
ジジイすげー!

さて
そこのお取引先さんにて商談済んで
次へまたタクシーで移動。
移動中、謎の腹痛に襲われる。
出ちゃう!出ちゃう!
我慢!我慢!
おっと!
何とか到着!
お取引先さんはイオンSCの専門店にある為
すぐさまイオンのトイレへ駆け込む!
ブビーッと
間に合った!
間に合ったが腹痛は暫く続いた。
腹痛なんて
下痢なんて久しぶりだ。

「はっ!」

これはもしや…胃ガン!?
うわぁ!怖ぇぇ~っ!
脂汗。
なんて頭やら顔やらかきむしると
“ペリッ!ピューーーッ!”
カミソリ負けのかさぶたをひっかいてむしっちゃって
せっかく止まった血が再び!
流血!
あぁっ!
もうっ!
そのまま洋式トイレ大の便座に座り
腹痛下痢便に耐えながら
必死に止血をするのだった。

とりあえず落ち着いたのでお取引先さんへ向かう事に。
途中通路のベンチでちょいとジュースを飲む。
隣で若い親父と小4くらいの息子が話していた。
夏休み最後
一緒に買い物にでも来たのだろう。

「さっき大戸屋に会社の上司がおった」
「マジで?大丈夫なん」
「見つかったかどうかは
際どいなぁ」
「ビクビクもんやがいね」
「あぁ。
それよりお前ドラクエどこまでいった?」
「ん」
「すげー!」

友達かっ!
何だこりゃ!

色々ありました山梨長野北陸出張も
今日で終わりです。
最後の最後の金沢は良く分からん感じでしたが。
とりあえず帰ったら薬局へ行って
良いヒゲソリと絆創膏と正露丸と
意味無く笑わなくなる薬を買おうと思います。
なんつって。

めけめけ~。

写真。金沢ではちょー有名!
毎度このホテルに泊まります。
「私が社長です。」

『5時もまるまる・ばんぱくの、めけめけサーズディIN 富山』・よんじゅうご。

2009年08月27日 15時13分30秒 | 毒ラジオ・毒宇宙!
ザザーーーッ
キュイ~ン
……道路はドライブインの店舗が全て薬屋!
富山で富山の薬売りに薬売られ
薬売りの親父の鼻から鼻毛が出ててクスリ!
なんて笑っちゃう渋滞が起こっております。
次の交通情報は6時50分からです。

お?
なんつーか今日はほのぼの系だね!
どこが!?
ありがとうございましたぁ。
さぁ時刻は間もなく5時になります。
ここからは私『ばんぱく』がお送りします。

CM
♪ヘロイ~ン、スピ~ド、マリファナ~、コカイン
ヘロイ~ン、スピ~ド、マリファナ~、コカイン
早くぅしないとぉイッちゃ~うよ♪
イクならおいでよ!
富山!
♪富山の薬売り~♪
正露丸と見せかけて
鼻くそ!

♪ほじくり♪
5時です!

モッコリもくもく木曜日
『5時もまるまる・ばんぱくの、めけめけサーズディ』

〈Music・IN〉
ど~も
♪ぼくの名前はヤン坊♪
ヤンキーだからなっ!
今週もクソみたいな時間がやってまいりました。
嫌がらせの様に毎週毎週きっちりとやってまいりますが
どうか皆さん
♪ぼくの名前はマー坊♪
麻婆豆腐だからなっ!
な感じで
聴いてやってくださいね。
聴いててイラッとくる方は
今すぐ周波数を変えて!
急いでFMに変えて!
まあ聴いていても頭痛と吐き気をもよおすくらいで
別に害はありませんから。
今日も最後までゲロッてお付き合いくださ~い!
♪ふたり合わせてオニヤンマー
キミとボクとでオニヤンマー♪
トンボ!?

この放送は『立山アルミ』の提供で
日本海の荒波に浮かぶチギレた昆布に付着したゴミ『ほたるいかラジオ放送局』より
エリアを絞ってローカルにショボ~くお送り致します。
♪小さナマケモノから大きナマケモノまで
動かすちからだオニヤンマーディーゼル“Z”♪

さて最近めっきりモッコリ秋めいてまいりました!
今年の日本は夏をどこかに忘れてきてしまった御様子。
海の家やビヤガーデンや流れるプールやビキニの水着が
オロロンオロロン泣いております。
今ならまだ遅くはない!
全国のおっさん達よ!
海の家でTバックのビキニに着替えて
しかもTバック逆にはいちゃって
左右金たま&はみちんポロリありの
ドキッ丸ごとビキニ親父だらけの水泳大会開催!
ビールの海にダイブして飲まれて
飲んで飲んで流されちゃおうぜ!
なんつってたら
全国の親父達みんな新型インフルエンザにかかっちゃって会社閉鎖!
ついでに今度の選挙は親父の投票率ゼロパーセントで
候補者の親父もみんなインフルエンザで衆議院閉鎖!
変態親父はインフルエンザで絶滅し
女中心の世の中になっちゃう!?
みたいな!
まさに『なでしこジャパン』であります!

はい!そこで!
親父がインフルで絶滅しない為の募金を大募集いたします!
『24時間労働で過労死!愛は親父を救う』
FAX番号は
『076の(429)の8322』
『076(429)8322』
『オー!成ろうよ肉屋さんにニャー』
まで、どしどしFAXお待ちしております!
え~メールでも受け付けております。
アドレスは
『kuso-radio@rida!-hikoukida!-takechanmanda!.buuu.ne.jp』
『糞ラジオあっ!鳥だ!飛行機だ!タケちゃんマンだ!ドッとブーーーッ
ドットエヌイージェーピー』
です!ヨロシク!

では本日の1曲目まいりましょうか。
富山市ラジオネーム
『工藤静香の肩からハンガーを外してやれ』さんからのリクエスト。
『24時間労働で過労死!愛は親父を救う』チャリティテーマソング。
『谷村ちんちん』さんと『加山んまん』さんで
『サラアライ』

〈Music・IN〉
♪溜まり始めた皿のお山と
流れてゆくお寿司だけを
じっと見ていた
サクラ吹雪のヤクザの皮膚は
悲しいほど青く澄んで
胸が震えた
……♪
〈Music・END〉

『24時間労働で過労死!愛は親父を救う』チャリティテーマソング
『臭い親父コンビ』で
『サララバイ』
聴いていただきました。
さて先程募集いたしました
『親父がインフルで絶滅しない為の募金』ですが!
早速パンデミックFAXが殺到!
加齢臭メールもじゃんじゃん届いております!
ありがとう!
このままでは回線である娘が洗濯物一緒に洗ったら激怒しちゃいますので
ここで締め切らせていただきます!
っつうか親父はそんなに弱くないっ!
親父フォーエバーッ!
では親父を代表して臭い演技と臭い匂い
『中尾ネジネジ彬』にチャリティマラソンしてもらいましょう。
「雑巾ネジネジなんだよぉ」
はいっ!
ネジネジマラソン
スタート!

“パンッ!”

さてここでお便り紹介しちゃおうかな。
え~ラジオネーム
『モスラVSキング牧師』さんから。
「ばんぱくさんヤン坊!ウッ!マンボゥッ!」
…………ぁ…
「私は立山黒部アルペンルートをこよなく愛する冒険家です」
アルペニスト!
「ルート内ではロープウェイやケーブルカー
トロリーバスやそして何よりも自分の足で
立山連峰、飛騨山脈、黒部ダムなど
美しい景観を楽しむ事が出来ます」
冬に行くとまた良いらしいよね!
「そんな素敵な立山黒部アルペンルートに
この不景気からか最近ルンペンが大勢住み着き
美しいこの土地が
立山黒部アルンペンルートになっちゃって困っております」
そりゃ大変だ!
「どこから来たどいつだ!って素性を問う為名前を聞くと
大勢いるルンペンどいつもこいつも
オラァ『クロベェ』だ!
と言うばかり。
どこのクロベェだと、もっと問うと
オラァ『立山クロベェ』だ!
お前らそんな訳ないだろう!
お前ら全員デタラメ言うんじゃねーっ!
怒って怒鳴ってんのにルンペン達は
愉快にトロリーバス乗って
笑顔でこちらへ手をふる始末。
このままでは完全に乗っ取られてしまいます。
どうしたら美しい立山黒部アルペンルートを
この我が手に取り戻す事が出来るでしょうか。
ばんぱくさんお知恵をお貸し下さい!」
『モスラVSキング牧師』さんありがとう!
成る程。再びあの雄大な中部山岳国立公園をね。
って、んなもん
ど~でもエェ事ちゃうん!
立山黒部はあんたの持ちもんとちゃうねんぞ!
ホンマアホかっ!
ジャズでも歌っとき!
ジャジーに!ジャジーになっ!
って、あんたがお知恵をお貸し言うから
ワシ『綾戸智絵』になってしもうたやないかっ!
♪アイリメンバ~♪
ってボケーッ!

ではそんなボケ野郎からのリクエスト。
私ばんぱくの新曲!
『ヤン坊マー坊天気予報のテーマ』
皆さんご存知の名曲!
車バージョンでお送りいたします!
もちろん
発売早々、廃盤決定のNEWシングルです!
どうぞ!

〈Music・IN〉
♪ぼくの名前はヤンボルギーニ!
ヤンボルギーニ!
ぼくの名前はマーボルギーニ!
マーボルギーニ!
ディーゼルギーニ!
ブンブブ~ン
……♪
〈Music・END〉

皆さん買ってね!
売ってね~よ!
それでは続きましてはこのコーナー
『めけめけ!越前クラゲ釣り』!
北陸地方の日本海でちょー有名な
巨大越前クラゲの大量発生!
我々とクラゲ釣り名人であるリスナーとでそいつを大漁大漁に釣り上げて
荒れた漁場を救おうといったコーナーDEATH!
さて本日のクラゲ釣り名人は!
滑川市ラジオネーム
『あたしんち』さんです!
どうぞ~!
「巨大越前クラゲのせいでほたるいか漁がしにくくなって
本当、かわいそうだよぉシクシク」
おぉ!富山県出身我らが『柴田理恵』!
「こんなラジオ誰も聴いちゃいないけど
あたしゃ頑張って巨大越前クラゲ釣り上げるよ!
あぁかわいそうかわいそうシクシク」
ありがとうございます!
では早速釣り上げていただきましょう!

“「その釣り上げ!
待った!」”

だ、誰だ!?

♪負けなでほらそこに
ゴールは近づいてる
どんなに離れてても
心は側にいるわ
感じてね見つめる瞳♪

『24時間労働で過労死!愛は親父を救う』
チャリティマラソンランナーの
『中尾ネジネジ彬』が
『釣りキチ三平』のコスプレで登場だ!

“「感動しろ!感動しろ!」”

さぁ、今
ランナー彬が
ネジネジにネジられたゴールテープを
切ってゴーーール!
ネジネジ彬さん!
なんと!チャリティマラソン1キロ!
無事完走しました!

“「走ったぞ!感動しろ!募金しろ!」”

おっと!その後に続いて
なんとほたるいかの大群が走って来て次々と
次々とゴール!
ネジネジ彬が釣り上げたのでしょうか!
ほたるいかの!
ほたるいかのマラソンでございます!

『滑川ほたるいかのマラソン』
10月11日開催!
ふるってご参加下さい!
なんつって。
どういう事!?

めけめけ~!

写真。『滑川ほたるいかマラソン』のポスター。
ゲストにキューちゃんが来る!
スゲー!

おかしな長野でチキショウGO !

2009年08月26日 16時00分33秒 | 出張中の日常シリーズ
今朝
松本から篠ノ井線で篠ノ井へ向かった。
車窓からの景色は
夏と秋が混ざりあって
マーブル模様の不思議な感覚だった。

どぎつい程な緑の山々
かと思えば
あれ?
所々点々と少~し紅葉している?
太陽は朝っぱらからギラギラ照りつけてるし
駅の地面はゆらゆらカゲロウ。
窓を開ければウルサイ蝉の声が
ミンミンミンミン
ジワジワジワジワ
ジワワワ…。
電車内はクーラーがキンキンだけど
ひとたび各駅に到着すれば開いたドアから熱気が
モンヤ~リと流れ込んで来て気持ち悪い。
少し汗ばむ。

遅れて来ちゃった夏と早すぎる秋。
夏真っ盛りな秋模様とでも言った感じか。
何とも不思議でおかしな朝の篠ノ井線だ。

蝉と言えば
そういやこないだの日曜の夜
『Music Lovers』に『長渕剛』と『清原和博』のサイボーグボディが
なんとコンビで出ているのを観た。
なんつーか凄い。
奇跡の画面だ。
熱~い熱~い野郎の友情を暑苦しく語り合う2人。
あぁ、あまりの暑苦しさに
残暑の厳しさを感じた。
何のこっちゃ。

剛はライブで新曲『蝉』を歌う。
♪蝉が泣く…チキショウと…
蝉が泣く…チキショウと…♪
あれ?
あれあれ?
へぇ~
これってそんな歌詞だったんだ。
テレビCMの感じじゃあそうは聴こえんかったなぁ。
僕はてっきり
♪蝉イナゴー!チキショーGO!
蝉イナゴー!チキショーGO!♪
なのかと思い
また意味不明な曲を長渕は書いたもんだと
部屋で1人
デフォルメし過ぎなモノマネして
♪蝉イナゴー!チキショーGO!
蝉イナゴー!チキショーGO!♪
と歌って楽しんじゃった。

『蝉』は相変わらずな長渕節。
“腐る”だの“チンピラ”だの“ごろまき”だの“臭ぇ人情芝居”だの
そんなワードだらけで構成された『GOKUDOU歌謡曲』だ。

画面の中で長渕が鳴く
「チキショウ」と
剛が鳴く
「チキショウ」と。
それをサイボーグ『キヨマー』が
拳突き上げノリノリの笑顔で聴いている。
凄い!
清原歯が凄く白い!
まぶしいくらいだ!
長渕のチキショウ的まぶしさと
清原の白い歯のまぶしさで
目がチカチカしちゃって見てらんない!
目潰しかっ!
いやはやギンギラまぶしいくらいの友情だ!
何かおかしい。

長渕って何でこうなんだろう。
なんつーか
右向け右!なモ~ホ~サイボーグ親父?
みたいな。
色々あってこの形に落ち着いたのか。
元々そんな要素は見え隠れしていたけれど
昔だとカッコイイ兄ちゃん的イメージだったよなぁ。
僕ん中では『家族ゲーム』や『親子ゲーム』
『親子ジグザグ』なんかのドラマん頃のイメージが
長渕にはベストなんだけど
何か、“あんなんなっちゃった”なぁ。
今の感じだと
女性ならば『工藤静香』とか『MAX』とかと同じ部類に入るのかなぁ。
演歌なら『北島三郎』とか?
違うか。
野球なら『清原和博』
悪役感がドンピシャ!
長渕に刺激を受けて振る舞う清原と
清原に刺激を受けて鍛える長渕
みたいな?
そんな図。

先週浅草の新星堂で
『忌野清志郎 青山ロックン・ロール・ショー2009.5.9オリジナルサウンドトラック』が
コーナー展開で売られているのを見かけた。
大きなPOPでとても目立っていたのですぐ分かった。
近づいてみると何かおかしい。
何故か清志郎コーナーに
『矢沢永吉』と『長渕剛』のNEWアルバムが
仲良く一緒に並べてあるではないかいな!
全く別々の3人で同じ1つのコーナーを作っちゃってる!
っちゃうか清志郎んトコに無理矢理合体させちゃってる!
びっくりした。
この3人は同じ部類か?
分野は違えど偉大さは同じって事か?
恐るべし浅草の新星堂!
何かちょっと笑った。

えっと
今日のブログもまた話が飛びまくってんなぁ。
そう篠ノ井線の蝉の声で長渕剛が蝉イナゴー!
清原白い歯でチキショウGO!ってわけ。
あれ?
そんなこんなを考えながら
電車はガタゴト山登る。

篠ノ井線は味わい深い。
日本の三大絶景とも言われている『姨捨』駅があったり
鉄道ファンにはたまらないスイッチバックが味わえたりするからだ。

今朝の『姨捨』駅から見た景色は
澄みわたった青空と山々に田んぼ畑の自然色が合わさって
そんでもって夏と秋とが渾然一体とした不思議におかしな景色だった。
夜に見る『姨捨』の夜景は絶品である。
まさに“切り絵のパノラマ”だ。
何度も仕事で来ている為
朝昼夜と春夏秋冬それぞれの『姨捨』駅からの景色を一応見ているが
今日の不思議でおかしな景色もまた何だか良かった。

『姨捨』過ぎたらすぐスイッチバックだ。
スイッチバックなんてただ単に険しい傾斜を効率良く登り降りする為の手段
ヘアピンカーブみたいなもんで
いきなり方向が変わるのみ
とりわけておもろさを見出しにくいのだが
説明しにくい快感があったりするから結構好きである。
“グワン”
とした変におかしな感覚だ。
思わずニヤけてしまう。

そんなスイッチバックを通過して
電車は篠ノ井駅に到着。
朝ご飯に『野沢菜おやき』を売店で購入。
むしゃむしゃ食べて
お取引先さんにお伺いすると
「こんにちは~!」
いきなり店長さんが爆笑。
「ブッハハハハハッ!」
はい?
何ですか?
「歯に野沢菜が挟まってるよ!
ブ~ラブラって!」
あらら。
そんなおかしな今日の長野です。

さて、
この後富山に
蝉イナGO!

めけめけ~。

写真。姨捨駅。

信濃の国で遠い揺れ。

2009年08月25日 15時44分47秒 | ニュース・事件・事故
ちょっと早起きして松本から伊那・飯田・岡谷回りの営業スケジュール。
携帯の目覚ましアラームが鳴る。
モゾモゾ起きるいつもの朝である。

毎朝僕は10分おきに数回鳴るように目覚ましをセットする。
起きようと思えば多分1発ですんなり起きられるんだろうけど
この“数回の無駄”
“数回のまどろみ”で目覚める朝が
なんとも好きでいて楽なのだ。

例えば今朝は7時に起きればピッタリ間に合う所を
6時20分から始まり
30分、40分、50分、7時と
早めに見積った時間から10分ずつ刻んで仕掛けていった。
こうして10分間隔の目覚めと眠りの繰り返し的“まどろみ”を楽しみながら
徐々に徐々に起きてゆくのが好きなのである。
“まだ眠れる、もちょっと眠れる”の快感がそこにあるのだ。

松本のホテルにて6時20分にきっちり携帯アラームが鳴った。
目覚めて止める。
まどろみ。
30分に再びアラーム。
目覚めて止めて
今度は立ち上がりテレビと電気を付ける。
が、ゴロリ。
まどろみ。
40分に再びアラーム。
目覚めて止める。
さてそろそろ起きないと
ウ~ウトウト
起きないと
ウトウトウ~
と、そこへ!

「只今千葉県沖にて緊急地震速報が発令されました!
千葉県、埼玉県、東京都の皆様充分ご注意下さい!
繰り返します!
只今千葉県沖……」

えぇ!?
なぬ!?
まどろみは一気に遮断され
完全に頭が冴えて目覚めてしまった!
目覚めて“しまった”て
起きなきゃいけない時間なんだからかえって良かったんだけど
何だって!
緊急地震なに!?

テレビの中ではアナウンサーが繰り返し繰り返し
これから来るんじゃねぇの?って感じの地震を必死に知らせ
視聴者に警告を発している。

あ、これか!
成る程これがあの噂の
地震をある程度直前に予知する
『緊急地震速報』ってヤツか!
あまり体験したくないものだが
この緊迫感初体験だ!

ヤバッ!
怖いっ!
ググッと身構える!
来るか!?
いつ来るか、地震!
何かぶら下がった電気のヒモ等を探し見る!
揺れてない!
まだか!
…っとその前に僕は全裸だ!
暑がりで面倒臭がりな僕は
どうせはだけるし暑苦しいしで
ホテルでは毎度ほぼ全裸なのだ!
全裸で避難は情けない!
慌てて浴衣を手にとって

“はっ!”

ここではじめて
あれ、そうか
ここは長野県だったっけと思い出す。
アホだ。
ホッと一安心。
一安心なんだけど
そう安心もしてらんない!
僕の住む街東京都!
東京に緊急地震速報って!
ついに、ついに大地震が都心に来たか!?
ドキドキしながらテレビを見つめる!

「………」

何も起こらない。
速報が出てから数分が経過しているが
地震のニュースは流れないままだ。
良かった。
関東は何も起こってないようだ。
はぁ、良かった。
良かった。

緊急地震速報に朝のまどろみを断ち切られたついでで起き上がり風呂に入る。
風呂から上がってレモンティ飲みながら寛いでたら
テレビはすっかり地震の怖さを失って
インフルエンザの話題に変わっていた。
大塚さんが笑っている。
いつもの平和な『めざましテレビ』だ。

しかしあの速報は何だったのだろう。
計器の誤作動か。
地球のフェイントだったりして。
フェイントだとしたらじき
“今朝かと思わしといて、な~んちゃって!今だよ~ん!地震”
が、そろそろ来るやもしれぬ。
恐ろしや恐ろしや。

漫画家『地下沢中也』氏の作品に
『預言者ピッピ』(連載タイトルは『兆-sign』)っちゅうんがある。
ヒューマノイド型スーパーコンピュータの『ピッピ』は
地震を予知し災害を回避するために開発されたロボットである。
人間の友達『タミオ』君と共に生活成長しながら時を重ねてゆき
人類の未来を予知し計算し終末を導き出してしまう。
そんなお話。

人間が生み出したスーパーコンピュータが導き出す人間の未来と最後。
そんなんが実際に存在し分かっちゃったとしたらば
僕ら人類はどうなってしまうのだろう。
狂うか?
狂うかもな。
日々の営みがただただ滅亡へ向かっての準備に感じられてしまい
虚しさがはち切れんばかりに積もるだろう。

現実の現在の緊急地震速報も
100パーセントでない所が救いなのかもしれない。
そりゃ災害の被害を最小限に食い止める事が出来るのは良い事だとは思うけど
何が起こるか分かっちゃったら
運命なんて成立しなくなっちゃうものね。
警報は常にそれぞれの中で発せられてるくらいが丁度良いのかも。

いやしかし
全裸でググッと身構えるって…。
地震に対してそんなヘボい対処も情けないものだ。
緊急地震速報がかわいそうな感じだ。

いやはや
所詮人間そんなもの
いざとなったら
う~む
そんなもの?

めけめけ~。

写真。伊那市の循環バスの車体側面に
伊那市マスコットキャラ『イ~ナちゃん』

人間回し、猿回し。

2009年08月24日 17時09分14秒 | 出張中の日常シリーズ
さて本日より信州北陸出張である。
こいつが社長とモメた曰く付き出張だ。

僕は盆休み前に山陽四国の出張を申請していた。
3月からずっと伺ってない土地だから
見せたい新商品はいっぱいあるし
売り上げもとれる見込み大だからだ。
どう考えたって山陽四国しかない。
しかし、社長はそれを気分で容易くはね除けた。
盆休み前は了解したくせに。

何故はね除けたのか。
理由は無い。
多分無いんじゃねぇの?
訊いても何も言わなかったし。
いや、もしかしたらあるのかもしれない。
しれないが
そんなもの全く見えて来ない。
いつも同様ボケて忘れてるっちゅうんもあるが
そう社長のただの気まぐれ
『社長シェフの秋な彩り気まぐれサラダ』なのだ。

先週金曜日
いきなり「山梨長野行け」言い出した。
そこは2、3ヶ月前に行っている。
別に伺う事は構わないのだが
そこよりやっぱり山陽四国だろうと思う訳で。
まぁ良いか。
いちいち言うとまたうるさいし。
はいはい、わかりました。
「では山梨長野から新潟行って帰って来ます」
言うと
「北陸へ入れ」
だって。
えぇ!?
北陸こそ行ったばかりじゃん!
「新潟は山形とくっつけて東北出張時に行けばよろしい」
“新潟+山形”とな!
また言ってるよこのババア!
前にそれで回れ言われて
その通りにして大変だったんだよ!
どんだけ大変かは
数ヶ月前その日のブログの『ノア店長』さんコメント参照にて。

えっとまぁとにかくもう意味がわからんし
意図も読み取れん!
“ちょーウケる!”
とはまさにこの事だ!
今は売り上げを重視せねばならない時。
決算月前の厳しい月末だ。
だからこそご無沙汰してて見ていただける新商品がたくさんあり
なおかつ20日締日のお店が多く
取引先さん店舗数の密度が濃くてアクセスも良いトコ行く事の
どこに間違いがあろうか。

そんなこんなの苦情&意見と
ついでにここ最近の社長発言&会社の体制に対して物申しちゃったらば
珍しく認めちゃったのかプルプル震えて何も言えず
でもプライドズタズタで腹を立てた御様子。
いきなり周囲に当たり散らしワメき散らし
掃除&片付けを始めちゃって
その日はずっとカリカリしながら掃除&片付けしてた婆さん。

しかも僕は基本無視され
出張経費は投げつけられ
散らばった万札拾わされるわ
言う通りに立てた山梨長野北陸の予定表見せるも
「うるせー!勝手にすればっ!」
と感情むきだし表放り投げられて
ビジネス精神ゼロで
ついでに社長の威厳もゼロな態度をとられる始末。
もう“あんぐり”です。

ただ、僕も悪いのカモ
なんてこちらも珍しく反省してみたり。
やっぱり世の中
『言っちゃいけない正しさ』
みたいなものがある。

分かっちゃいるけどハイハイ穏便にってな具合に事が円滑に回る事。
そこ突いちゃうか!?
それを言っちゃあお仕舞いよ!
ってなデリカット…
…いやいやデリケートな核心部分。
灰色な部分。
適当にやってりゃ良いのについついそこらへんえぐり気味に言ってしまう。
思い切り突いてしまう。

特にうちの場合は頭ガッチガチな婆さんだ。
多分婆さんも僕に言われた事なんて重々承知の助だろう。
自覚はあるに違いない。
しかし自分が言った事の手前
軽くハイハイと認めちゃえる程簡単な性格でないしプライドだってある。
そこをまた僕は分かっていながら核心部に留目を刺しちゃった。
優しくないなぁ
なんて反省しつつの
もっと上手く社長を“コロガシテ”やらないとなぁ
なんて思った
あぁそんな曰く付き出張なのである。

さて何はともあれ頑張ろう!
気合い入れて挑むも
やはり、やはり、やっぱり僕が思っていた通り
本日売り上げは芳しく無かったわけ。。。
当たり前だバカヤロー!
南アルプスに向かって
「シェーーーッ!」
と叫ぶも虚しく何故かこだませず。。。


昨日の夕方
いつもの銭湯で寛ぎの入浴
サウナでたっぷり汗を流す。
脱衣場で涼んでいると
女湯から婆さん達の話し声が聞こえてきた。

「よさこい祭り迫力あるわねぇ」
「行ったの?」
「行った行った!
見た見た!」
「あれぐるぐる回ってんだよね」
「あぁパレードでしょ?
ぐるぐる回ってんだ」
「そうぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる」
「だから違う場所で同じチームを何回もみたのねぇ」
「まだやってんの」
「やってると思うわよ。
見に行かれたら良いわ」

あぁそうか。
今日はこの街『よさこい祭り』か。
僕は着替えて
そのまま『よさこい』やってる街中へ
行ってみる事にした。

婆さん達は
「そうぐるぐるぐるぐる回ってんだ」
「行ってみたら良いわ」
等々と同じ会話を何度も繰り返していた。

銭湯から街中まで歩きながら
僕は『銀杏ボーイズ』の『人間』っちゅう歌を思い出していた。

♪君が泣いてる夢をみたよ
君が泣いてる夢をみたよ
僕はなんにもしてあげられず
僕はなんにもしてあげられず

まわる まわる ぐるぐるまわる
吐くまで踊る 悪魔と踊る
まわる まわる ぐるぐるまわる
吐くまで踊る 悪魔と踊る

戦争反対 戦争反対
戦争反対 戦争反対
戦争反対 とりあえず
戦争反対って言ってりゃあいいんだろう

まわる まわる ぐるぐるまわる
吐くまで踊る 悪魔と踊る
まわる まわる ぐるぐるまわる
吐くまで踊る 悪魔と踊る

そう 僕は天使なんかじゃない
君の名前は神様なんかじゃない
あいつはちっとも仏様じゃない
そう 僕等は飯食ってセックスするだけの人間様さ

まわる まわる ぐるぐるまわる
吐くまで踊る 悪魔と踊る
まわる まわる ぐるぐるまわる
吐くまで踊る 悪魔と踊る

僕を呼んでる声がしたよ
僕を呼んでる声がしたよ
君はどこだ 君はどこだ
僕等はなんにもできやしねえじゃねえか

そう 僕は天使なんかじゃない
君の名前は神様なんかじゃない
あいつはちっとも仏様じゃない
そう 僕等はもがき苦しんでるだけの人間様さ

まわる まわる ぐるぐるまわる
吐くまで踊る 悪魔と踊る
まわる まわる ぐるぐるまわる
吐くまで踊る 悪魔と踊る♪

口ずさみながら『よさこい祭り』到着。
確かに『よさこい』は
婆さん達が言うようにぐるぐる回っていた。
凄いなぁ
まるで大パレードだ。

いろんな人が姿勢良く
しっかり前を見据えて笑顔で踊っている。
マジ楽しい笑顔か作り笑顔か
そこらへんはそれぞれ当の本人しか分からない。

悟られず無理していてでも前向きに
無理は無く心の底から前向きに
どちらも同じく楽しそうな素振りで
人生ぐるぐるぐるぐる回る。
そう、何があろうが皆同じ『人間』である。

カッコつけても、思いやっても
上を見てても、くじけていても
何だって同じだ。
何だって良いんだ。

♪まわる まわる ぐるぐるまわる
吐くまで踊る 悪魔と踊る♪

現実的に山梨長野北陸を
今は頑張って回らねばならない。

まるで猿回しの調教のように
婆さんに言う事訊かせ
婆さんの言う事を訊いて。
そうして関係を回しながらね。

めけめけ~。

写真。よさこい祭り。

勇気を出してはじめてのオフ会IN浅草。

2009年08月23日 13時15分40秒 | お酒&泥酔シリーズ
“欲しがりません勝つまでは”だの“赤紙!”だの
“ニイタカヤマノボレ”だの刺繍が施された『玉砕スーツ』を身にまとい
浅草寺の入り口に立つこのキモイおっさん!
ババッと両手で空を斬り
クルリ1回転の奇妙なダンス。
あ!
背中に“鳥肌”の文字が!
そう、冒頭の写真は演説芸が有名な芸人(?)『鳥肌 実』である。

実物はマジキモかった。
ポマードベッタベタの顔テッカテカでいて
想像以上に“爺さん”だった。
昔よく演劇雑誌や深夜のTVやちょっとしたフェスでみかけたが
なんつうかもっとオーラがギンギンに漂った恐怖感を感じたように思うのだが
この時の『鳥肌実』の印象はオーラゼロ。
ペラッペラ爺さんだった。
ちょっと残念。
残念?
余計なお世話か。
あはは。
タレントなんてそんなもんか。

で、『鳥肌』氏は何をやっていたのか?
よくは分からないが多分プロモーションビデオか何かの撮影か
公演のネタ中に流す映像の撮影でもしていたのだろう
ズタッフ数人を引き連れて
『線香けむりもくもく』を頭にこすって
本堂に突入して行っていきなり日本刀で仏像を!
…いや、あの、お賽銭入れてパンパン拝んで。。。
で、また変な踊りをして去って行った。
なんじゃらほい。

しかし、良いものを見たな!
昔は『鳥肌 実』結構好きな方だったもんで。
『鳥肌』氏、ありがとう!

さて
その後僕もお参りして
『線香けむりもくもく』を必死におちんちんにすり込み
仲見世をプラプラ
土曜休日の昼下がり
浅草の町を満喫しきったのです!

って
あ、そうそう!
何故浅草?
おっさん1人、めったに行かない浅草を
思いついたかのように散歩しているのかっちゅーと
実は僕
かつてから定評のある『高速ローリング腰振り』と『振り子おちんちん打法』が認められて
『浅草サンバカーニバル』に全裸産婆ダンサーとして出演する事となりまして
その打ち合わせを兼ねて浅草観光していたのであります。
いや~、浅草って良い!
ディープで良い!
なにもかもが嘘みたいに存在している不思議な街!
浅草の嘘ついでに僕の『サンバカーニバル』も嘘!
えっと、うんと、その、
珍しく『オフ会』なるものに参加させていただく事となりまして
浅草に来た訳でありました。

僕のブログにブックマークさせて頂いている『達ちゃん』さんと
達ちゃんさんの会社の『後輩』君
長い事僕のブログを読んでいてくださっている達ちゃんさんの友人『ぴゅあこ』さんと
僕の友人『まけいぬ』軍曹
んでもって腐れ親父の僕っちゅう5人で
下町グルメもしツアもしツア!ルーレットスタート!
達ちゃんさんとぴゅあこさん周辺の方々はオフ会を時折されているそうで
今回たまたま僕も呼んで下さり
まけいぬさんにも声掛けてみたらば
「いく!」
って運びとなりまして候。

実は僕、こうしたオフ会って初めて。
だから当然達ちゃんさんやぴゅあこさんと会うのも初めて。
どんな化け物がでるやら恐かったのですが
し、失礼
お2人に興味大だったもので参加を決意しました。

集合時間は夕方6時。
待ち合わせ場所は分かりやすく雷門前。
僕はというと先日パソコン壊れちゃったので
新しいパソコン見付けに新宿へ寄ってから浅草へ向かう。
しかし思いのほかパソコン探しがすぐおわっちゃって
服でも見るかなとビームス行くも
もろビームスのTシャツ着てて恥ずかしいからと
こちらもすぐ退散。
もういいやとそのまんま新宿から浅草へ
ビューーーン!
結局無駄に2時間前の4時に到着。
いつもの早め早めが損をする悪い癖です。

仕方ないので浅草の街をベッタベタコースでぶらついてみせる僕。
浅草寺から仲見世から花屋敷からロックから煮込み屋ん通りからウインズから
う~ろうろ、う~ろうろ。
お土産に仲見世にて人形焼きと花屋敷にてパンダストラップ&キーホルダーを購入。
満足!満足であります。

にしてもやはり
先ほども書かせて頂きましたがここ浅草のディープさ加減は凄い!
ディープの溝の深さたるやマントルまで達する勢いか!
以前営業で来た時のブログにも書いたんだけど
やっぱり大阪はなんば&新世界の匂いと似ている。
東の浅草、西のなんば。
やっぱり芸事の街である。
コッテコテで良い!

普通にそこいらを落語家さんらしき方々が歩いているし
ヤーさんはウジャウジャいるし
おっさん道に捨てられた馬券必死に拾ってるし
半裸の親父と子供が刀持って走ってるし
忍者軍団が煮込み屋の前を駆け抜けて行くし
土色の皮膚したヒッピー風の服着た婆さんが
トットコハム太郎の帽子かぶってヨボヨボに立ってるし
仲見世のおっさんは「ありがとうございます!」って
おもいきり鼻くそほじりながら言ってその後もずっとほじってるし
あげたらきりがない程、THE 凄い!
とにもかくにも、This is 凄い!
いや~浅草って、本当に良い街なんですね!

そんな浅草をこよなく愛する浅草のスペシャリスト達ちゃんさんとその後輩君とぴゅあこさんに
僕とまけいぬさんが出会った~。

雷門前、PM6時。
浅草駅で5時30分にまけいぬさんと待ち合わせをして向かう。
どこだ?
どの人だ?
どれが達ちゃんさんで後輩君でぴゅあこさんだ?
雷門前集合!って大まかすぎるだろうがっ!
人が!うじゃうじゃ!いるよ!
こんなん分かんねーよ!
もう少し絞っておけば良かった。
「雷門前のポリBOX横」
とかさ。
って、ん?
まさにポリBOX横にらしき3人がこっちを見ている!?
こっち見て笑ってる!?
指さしてきた!?
何だかぺこぺこしてるぞ!?
ああ!あれじゃんか?
「は、はじめまして!」
と僕らは未知との遭遇をはたしたのだった!

「ばんぱくさんのイメージに合わせて僕もTシャツできちゃいましたよ」
と、『パラッパラッパー』プリントの黄色いTシャツを着こなす達ちゃんさんを先頭に
雷門から歩く事10分。
居酒屋『稲垣』到着!
スゲー!
これまたスゲー味のある店構えだ!
これこれまたまたスゲーのが
達ちゃんさんが裏口から入って行ったところ!
ゲームTシャツ着て裏ワザ使うとは!
イカすぜ!

ニクいあんちくしょーな演出で、あんちくしょーどもはカンパーイッ!
ここのお店の料理がまた美味い!
特に串焼きが最高です!
ハツ、シロ、レバ、ネギ、しいたけetc、etc。。。
どれをとっても絶品です。
その美味さがお酒をすすめ
僕らをくすぐり楽しさを増殖させる!
達ちゃんさんはしきりに“物撮り”をしてました。
そのカメラたるや!なんちゅーかムービー!?
ゴツさにびっくりでまた笑い!
後輩君も先輩達ちゃんさんへの配慮と思いやり&毒舌を使い分ける!
さっすがー!
ぴゅあこさんはしきりにお酒を作る。
まるでホステスだ。
おもろい!
「作ってないで飲め!」
とつっこむまけいぬ軍曹!
それぞれがそれぞれをアピールし、楽しみを楽しさに変え
『稲垣』の美味しさメインではじまったオフ会も
いつしか皆の楽しさがメインとすり替わり
どっぷり夜はふけてゆく。

浅草、『稲垣』、達ちゃんさん、後輩君、ぴゅあこさん、まけいぬさん
全てがおいしかった!
ごちそうさまでした!

人とふれあうと、また新しい感覚が生まれ、部分がポッと明るくなる感じがする。
たかだかブログ。
されどブログ。

文字が立体的になり生身になって出会っちゃって味わえ笑い酔いどれて
そしてまたブログはつづく。
しょせんブログ。
いや、でも、ボロ具でもブログです!
なんつって。

めけめけ~。

写真。『鳥肌 実』氏。



『らーめん放浪記』麺40 本目。

2009年08月22日 09時22分07秒 | 連載書き物シリーズ
“ピュ~ルルル~
ドン!ドン!ドン!ドドン!!”

雲ひとつ無い快晴の鹿児島市内。
朝から花火が2ヶ所で景気良く上がり
これまた花火同様の2ヶ所で
アドバルーンがプカプカと浮かんでいた。
巨大な『タコ』と『ブタ』の風船は
緩やかな風にカプリカプリと呑気に漂っている。
全てはレストラン『タコー頭(ズ)』鹿児島中央店と
黒豚の店『SATUMA黒波』鹿児島中央店の
オープンを知らせる為のものだ。

片や“人肉タコレストラン”
片や“ヤクザのブタチェーン店”
歪み合う両者の血生臭いどす黒さは微塵も感じられない程
2店舗入り口には
オープンを今や遅しと待ちわびる人々で長蛇の列が出来ていた。

それもその筈数日前より
オープンに先駆けてチンドン屋が出るわ
市電やバスの車体ボディに広告ペイントが施されるわ
有名タレントを起用したテレビ・ラジオCMがひっきりなしに流されてるわ
街中この話題で持ちきり。

CM。
“『OCTOPUS ARMY』といっしょに食おうゼ!チューチュー!TAKO!”
“豚食って、オツムパッカー!”

裏側ブラックな両店舗ビジネスを
知ってか知らずか明るく迎えるウェルカム県民達。
なんつーかこれぞ日本なのだ!

そんなナンセンスな状況を受け入れてんだかいないんだか
“死んだ鯖の目”の『羽犬塚 青春』が
この日この朝ヌボ~と
ホテルから出て来た訳。

さて…
今朝はどちらに出勤するのがベストバイ?
どちらに行っても殺されるっちゃろうな…。

考えても答えが出ぬまま
そもそも答え出す気もないまんま
考えてんだか考えてないんだかよく分からぬまんま
っつうかどーでも良いまんま
ただ…ただただ歩く。

ありり。
鹿児島中央駅前に着いてしまった。
でも当の本人は意識ここにあらずで
そんな事わかっちゃいない。

駅ビルショッピングモール『アミュプラザ』前
タコの着ぐるみ数体とブタの着ぐるみ数体がビラ配りをしている。
愉快コミカル楽しい光景だ。

妖怪蛸入道と西郷隆盛を合体させた
『タコー頭』イメージキャラクターの『タコニュウドン』と
さつま揚げをそのままリアルに表現した
『SATUMA黒波』イメージキャラクターの『サツマーン』。

正直キモい。
ちょーキモい。
キモいが子供には大人気。
大喜びなちびっこ連中も
御世辞にもカワイイと言い難い『ゆるキャラ』達にうじゃうじゃ集っている。

そんなキャラと子供の群れの輪に
意識朦朧な青年『青春』がゆっくりと突っ込んだ。
蜘蛛の子散らした様に
スローモーションで群れの塊が乱れた。
ワッサ~~~。
瞬間
数体の『ゆるキャラ』達が青年『青春』を
を、を、を、ををををを

“捕らえた”!!!

もみくちゃになる群れ!
快晴の空にばらまかれる両店の宣伝チラシ!
まるで号外だ!
びっくりしてへたりこみ
泣きわめくちびっこ!
お漏らししちゃった子もいる!
穏やかな場は一気に騒然となる中
『タコニュウドン』達と『サツマーン』達が
青春を巡って争いはじめたようだ!

「この裏切り者チューチュー!」
「豚泥棒ブーブー!」

怒声が飛び交う!
繰り広げられる青春の奪い合いが
いつしか2店舗の抗争へと発展!
壮絶な『ゆるキャラ』達の殴りあい!
間に挟まれた青年『青春』はボッコボコの血まみれだ!
そこに!

“ブッブッブーーーン”

黒塗りの車が猛烈な勢いで接近!
何だあれはっ!
突如現れた暴走『リンカーンコンチネンタル』だ!

高級車は似つかわしくない下品なスピード&テクニックで迫り来る!
「WAOOOOO!!!」
なんと!?
窓から身体を乗り出して狂い叫ぶおっさんが1人!
あれは誰だ!
『タコ・インターナショナルKK』社長
『晴流屋 禿蛸』だ!

カーステからは歪んだ爆音で
ガッガッガッガッガ!
BGM『サムライ』!

♪ジャジャッ!
片手にピストル
ジャジャッ!
心に花束
ジャジャッ!
唇に火の酒
ジャジャッ!
背中に人生を
アァアァアァアァ~♪

に合わせて
がなり叫び
そして歌う晴流屋社長!

「♪ジャジャッ!
片手に金属バット!
心に彼岸花!
唇にどぶろく!
背中に刺青を!
アァ~ギャッハッハッハッ!」

晴流屋社長の片手には金属バット!
そのまま青年『青春』を!

“ブーーーン”

「チャオッ!」

“ガッキーーーンッ!”

「ブグッ!?」

かっ飛ばし

“キキーーーッ”

黒塗りUターン!

唖然呆然とし
それを見つめる
何も出来ないゆるキャラ
『タコニュウドン』達や『サツマーン』達。
いや、
出来ないのではない。
する隙が無いのだ。

泣きじゃくるちびっこ達や
わけも分からず見ているギャラリーの群れの目の前で
暴走凶器マシーン『リンカーンコンチネンタル』は
はたまたこちらにマッハに接近!
&マッハに駆け抜け!
ぐったりした青年『青春』を一瞬の反動で引き上げ
そのままの勢いで車内に引きずり込み

“BABBOOOOOOOOONNN!!!!!”

鹿児島市内の街中の
そのまた向こうの世の中の
地獄の街の百八丁目
闇の闇へと消えて行ったのだった。

こうして『羽犬塚 青春』は
己の社長に拉致られたのだった。




『らーめん放浪記』

〈2-(18)・鹿児島&博多区地獄の百八丁目〉



黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒
黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒
黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒
黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒
黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒
黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒
黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒
黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒
黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒
黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒
黒黒黒黒黒黒黒黒


真っ暗闇の中
青年『青春』は目を覚ました。
闇。
暗闇。
嘘…。
目覚めた事実が嘘のような暗さだ。
見えない。
何も見えない。
目が開いているか閉じているか
どちらともとれる状態だ。

痛みは感じる。
関節の曲がり具合と感触から判断すると
どうやら青年『青春』は椅子らしきものに座っているようだ。
身体の感覚を使い
立ち上がろうとしてみるが
立っているのか座っているのかすら分かりにくい程
今、
彼は
危うい感覚の状態にいる。
暗いし
見えないし
痛いし。

そう
痛い。
あちこち痛い。
暗くて見えないから
どこが
どうなってて
どう痛いのかは
ピンポイントで詳しく説明出来ないが
とにかく総合して
“あちこち”痛い。

モゾモゾと
自分で自分の身体に触れる。
探すように。
何処を触ってるんだろう。
ガサガサした部分と
ヌメヌメした部分と
ツルツルした部分と
グッチャリした部分と
モッチリした部分と
色々あり
くすぐったかったり
痛い
激痛感じたり。

暑い?
寒い?
丁度良い?
怖い。
そう、怖くて気が狂いそうだ。
いや、もう狂っているのかもしれない。
この状況の意味が分からない。

“ここはどこ”

なんて今更ながらに思う。
どういう経緯でここにいるんだ。
記憶が無いのか
思い出せない。

“いつ”

生まれた時からずっと
ここにいたのかもしれないし
いないのかもしれないし。
暗く
生ぬるく
冷たく
懐かしく
いや懐かしくなく
包まれているようで
包まれておらず
母胎?
母ちゃん。
そして

“ここはどこ”

に次いで出て来た言葉が

“わたしはだれ”

わたしは母ちゃんの息子。
誰。
ダレダ。

え?
自分は何を思っている?

“ココハドコ”
“イツ”
“ワタシハダレ”

って、何だ?

“ワタシハダレダ”
何故ここにいる。
“ココハダレダ”

おかしくなってる。
何処。
ここは…どこ。

“ワタシハドコダ”

何処。
誰。
いつ。

“オイラハドコダ”

オイラ。
おいら!

“ワタシハオイラダ!”

私はおいらだ!
うわっ!
うわわっ!

「らーめんを食べたバイッ!」

…今おいら何か言ったか?
………。
言った。
確かに言った。
口から言葉が自然と出る。
普通の事だが凄い発見だ。
待て。
おいらは今“バイ”と言った。
バイとは何だ。
自分にとって
とても愛着のある単語のよいに思う。
バイとはおいらか?

“オイラハバイ”

おいらは、バイなのか?

「青春さん」

声が聞こえる。
こえがきこえる?

“ドコカラカ、コエガキコエル”

「青春さん」

な、
夏子しゃん!
はっ。

な…
夏子しゃん?

“ナツコシャン”

誰だ。
とてもいとおしい。
会いたい。

“アイタイ”

あいたい
夏子しゃん。

“ナツコシャンアイタイ”

「青春さんは清き心の持ち主だものね。
私を
私のお父さんを
白熊家を
決して裏切らないわよね」

うん。
え?
何だ。
裏切る?

“ウラギル”

うう…
気持ちが
悪い。

“ウラギルキモチガワルイ”

はい。
夏子しゃん。
いとおしい。
憂鬱だ。

「あなたは何故タコパートナーとの約束を守れなかったのですか?」

誰だ!
誰かが話しかけている。
わたしが?
わたしに?
誰。
おいらか?
おいらに?

“オイラノコエカ?”

「あなたは何故タコパートナーを裏切ったのですか?」

“オイラガオイラニハナシカケテイル”

何だ。
何だ。
タコパートナー?
裏切る。
また裏切る?
またか。

“タコパートナーウラギル?”

「あなたは何故タコパートナーがありながらブタへなびいたのですか?」

ブタ。
何?ブタ?
ブタ?何?
何?何?
なつく…ぶた…養殖…放牧…疑惑…。

「お前気に入った!」

え?
お義理父さん!
は?

“オトウサン?”

誰。
あなた誰。

「あなたにとって約束とはそう簡単に破れそして破られるものなのですか?」

は?
約束?
破る?
破るて。

「チャオ!」

しゃ
社長!
社長?
は?

“シャチョウ?”

誰。
何。

「あなたはタコを裏切る事によりブタを得られた。
あなたにとってタコはブタより下なのですね?」

またブタ。
下?
タコ?
タコインターナショナルKK。
は?

“タコインターナショナルカブシキガイシャ?”

「自己を見つめ他己をも見つめる。
自分と他人は皆己れ。
自己他己自己他己自己他己れれれの信頼関係。
チュウチュウチュウチュウタコカイナ」

タコ他己チュウチュウ。
他己タコチューチュー。
タコ?
他己?
チュウチュウ?
チュー。

「チーフ、チューチュー!」

誰。
チーフ?

「店長ブーブー!」

誰。
店長?

“チーフテンチョウ”

チーフ。
店長。

病み。
闇。
位。
暗い。
怖い。
恐い。



偽善
偽善
偽悪
偽悪

必死に必死に皆のため
楽しく楽しく皆のため
皆のためは自己のため
自己のためは他己のため
チューチュー!チューチュー!
タコカイナ!
明るい未来が待ってるよ!

爺ちゃん、婆ちゃん、叔父さん、叔母さん
親、兄弟、先生、友達、先輩、犬、猫、九官鳥、亀、パンジー
仲間、仲間、仲間、仲間
みんな仲間
みんな仲良し
みんなが語り賭けて来る。

「あおはる」
「あおはる」
「あおはる」
「あおはる」
「あおはる」
「青春」
「青春」
「青春」
「青春」
「青春」


「あお はる」



か…
母ちゃん!

「青春」

母ちゃん。
母ちゃん。

「もう良かよ。
もう無理せんでも良か。
あんたはそげん善人じゃなかとよ。
強か人でもなか。
自分勝手でワガママで自己チューで自己顕示欲が強くて
泣き虫で弱虫で根性腐りきった
嫌~な奴タイ。
そげん無理バせんと
早よう楽になりんしゃい」

か、
母ちゃん…。

「母ちゃんじぇんぶ知っちょるんよ。
小ちゃか頃の悪さも。
いたずらも、いじめも、盗みも、カンニングも、昆虫殺しも、仮病も、ずる休みも…。
知っちょるんよ。
あんたが今でも悪さしちょるんも。
あんたバ人殺しに関わっちょるんも
あんたバ人をこちらの都合で洗脳しちょるんも
あんたバ狂っちょるんも
あんたバ他人バ狂わせちょるんも
あんたバ無理して人格バ変えちょるんも…」

母ちゃん…。
母ちゃん…。

「母ちゃんバついとるケン!
早よう楽になりんしゃい!」

…母ちゃん。
お母ちゃん。
お母ちゃん!
お母ちゃ~ん!
おかあちゃ~ん!
マ~マ~!
ママーーーッ!!!

「ごめんなさい~!!!
ごめんなさ~い!!!
うえ~ん!うえ~ん!」

「良いでしょう」

え?

どん!

と椅子らしきものから背中を突き押され
前のめりに倒れこんだような気がした。
痛い。
痛い。
いったたたたたぁ~。

“ガチコーンッ!”

え?
何!?
何ね!?
急に身動きが取れんくなったバイ!
自由がきかんト!
自由!
自由て一体何ね!
左右されず
揺らがず
おいらがおいらであるコツバイ!
おいは

“オイラハ”

ええ~い!
おいらはっ!

おいら!

“オイラハハイヌズカアオハルタイ!”

「うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!
おいらは『羽犬塚 青春』タイ!!!」

“ピカ一ッ!”


白白白白白白白白白白
白白白白白白白白白白
白白白白白白白白白白
白白白白白白白白白白
白白白白白白白白白白
白白白白白白白白白白
白白白白白白白白白白
白白白白白白白白白白
白白白白白白白白白白
白白白白白白白白白白
白白白白白白白白


闇に灯りが差し込んだ。
いきなり黒が白になる。
白くても黒と状況は同じ。
何も見えないのだ。

徐々に目が白に慣れてゆく。
線が見え
面が見え
輪郭が立体になり

“床が見えた”

あれ?
汗をかいていたように思うが
ヌメヌメとしていたように思うが
身体が顔が心が
すっかりぬめり気を失い
吸い付きが
無い。

首が固定されているのか
起き上がれない。
うう…うう。

“パチパチ、パチパチ”

たくさんの
物凄くたくさんの
拍手が聞こえる。

青年『青春』は固定された顔を上げた。
今まで出会った全ての人々が
百八人か
それ以上か
人々が
青年『青春』を取り囲み
拍手と微笑みを贈っていた。

「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」

“ボガーン!”

え?

「おめでとう」

“ボガーン!”

ええ!?

「おめでとう」

“ボガーン!”

えええええ!!!?

「おめでとう」

“ボガボガボガーン!”

ええーーーーーーー!!!???

自分を祝福し
次々爆発しては消えてゆく大切な人々。
人々。

何!?
何故!?

じきに
そのうち
そう
そのうち

「おめでとう」
夏子しゃん!

“ボガーン!”

え?

夏子も爆発で消え
大切な人はひとりになった。

「…か、母ちゃん」

母ちゃんはにんまり!
快心の笑みを見せ!
たちまち!
たちまちそう!
そんな母親の顔が!
『晴流屋』社長の顔に変わる!

え?

おもわず
青年『青春』は呟いた。

「社長…」

「がはは!
人間卒業おめでとう!
青春ちゃん!
せーの
チャオッ!」

晴流屋社長の合図と共に
青年『青春』の頭上から巨大な刃物が落ちてきて
ひゅるひゅるひゅる~の
スパーンと

“ギロチーンッ!”

頭と体が真っ二つに分離した!


赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤
赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤
赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤
赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤
赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤
血血血血血血血血血血
血血血血血血血血血血
血血血血血血血血血血
血血血血血血血血血血
血血血血血血血血血血
死死死死死死死終


ぽーんと
首が飛ぶ!
青年『青春』の最後に見たものは
自分の勤めていた
博多の会社のセミナー室の
冷たいコンクリの壁だった。

「いっそらーめんに…
『黒猫』のらーめんに…
なりたかったバイ~…
母ちゃん…」

生首は
そう最後に語ったらしいが
それも
今は肉。


立派な肉になって
「夢が叶ったねっ!」


美味しく
いただいてくだしゃい。
バイ!



♪パララ~ララ
パラララララ~~~♪

街に夜鳴きの音(ね)が響く。

めけめけ~。


『らーめん放浪記』つづく。

(注)この物語はフィクションです。

写真。『小田扉』の『団地ともお』Tシャツの
背中ワンポイントプリントの
犬!犬!犬!

切なさをすくえ。

2009年08月21日 19時01分29秒 | ほのぼの日記シリーズ
もう夕暮れ?
日が落ち始める時間が
随分と早くなったような気がする。
夜に見かける虫の種も
真夏から微妙に変わってきた。
夏から徐々に秋へと
季節が代わりかけてきている。
それは街並みも
僕らの心ん中も然り。

いやしかし
秋は切なくてたまらないんだよなぁ。
心のコアな部分が
“きゅんっ”
とくる。
まさに井上陽水『少年時代』だ。

♪夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれにさまよう
青空に残された 私の心は夏模様

夢が覚め 夜の中
永い冬が窓を閉じて
呼びかけたままで
夢はつまり 想い出のあとさき

夏まつり 宵かがり
胸のたかなりにあわせて
八月は夢花火 私の心は夏模様♪

あぁ切ない。
楽しいから切ない。
希望ある切なさだ。

昔、自分の芝居のプロデュース公演『ドラえもん』の劇中で
この『少年時代』を少々使わせて頂いたが
自分で言うのも何だけど
そのシーンも切なくて良かった。

のび太があまりにもドラえもんを頼る。
過去を荒らすと未来が荒れる。
しかしそれで良い!
この芝居のドラえもんは時代と時間を
そしてその時々の世界を征服しようとしていたからだ!
青い部分は全部刺青っちゅう恐ろしいドラえもん。
そんなロボの妹ドラミが
ヒドイ兄を未来へ連れて帰ってしまう。

破壊活動阻止の為のドラえもん連れ帰りなのに
甘えん坊の自分のせいだと勘違いをして
のび太は自立を試み勇気を振り絞って
ハードなホモのジャイアンとスネ夫に戦いを挑むのだ。

壮絶な戦いの末
ドラえもんがいなくても道具がなくても
1人でハードホモから勝利を勝ち取った。
嬉しさのあまり泣き崩れるのび太。
自分が思う気持ちとは裏腹の言葉を
独り言ながら泣き叫ぶ。
ドラえもんがいなくてもひとりで勝ったんだ!
もう僕にはドラえもんは必要ない!
ドラえもんなんて帰って来なくたって良い!
ドラえもんからの別れの置き土産
最後の道具『ウソ800』という名の酒を飲みながら。
そんで結局『ウソ800』の効果で言った事実は逆転して
極悪ドラえもんはのび太のいる世界に戻って来るのだが
そんな実際の原作にあったり無かったりが混ざったシーンに
優しく流れたBGM劇中曲がこの『少年時代』だった。

この芝居が僕にとってのターニングポイントになっており
下らないギャグ芝居だけれども
とてもとても大切な公演だったもので
何故だかかなりの強い印象でこのシーンとこの曲が頭に残っている。

なもんで
秋を感じると『少年時代』を連想し
この芝居『ドラえもん』を思い出すのだ。
秋が絡んだ過去の記憶とは
何とも切ないものだ。

夏、秋は祭が多い。
祭もまた切ない。
祭が激しく華やかであればある程
祭の後の切なさはこの上ないのだ。
それは終わりに差し掛かった夏から始まり出す秋にも似ている。

僕の実家がある街も
2年に1度デカイ祭がある。
街の中心街を巨大な山車が勢い良く何台も回り
カッコイイ神輿が威勢良く出て
飛び交う声とぶつかる身体がやけに景気良い。
酔っ払った爺さんやおっさんや若者が
あちらこちらで盛り上がり
喧嘩もしばしばご愛敬
小さな街でもこの時ばかりは
どこにも負けないくらいにデッカクなる。
小さい頃
そんな祭が楽しみだった。

うちの本家は祭の中心の商店街にあった為
爺ちゃん婆ちゃん家にいるってだけで
どっぷりと祭を肌で味わう事が出来た。
しかしそんな中をドキドキ興奮しながら
もっと祭の奥へ入り込み
出店屋台でワタアメやらたこ焼きやら買いに行くのが楽しくて仕方なかった。
金魚すくいやカタヌキ
ワニ釣りやスーパーボールすくい
輪投げや射的
そんなんも全て
遊園地顔負けのアトラクションに感じた。

祭は2日間行われる。
初日はまだ明日がある。
しかし明日にはもう明日は無い。
2日目の夜
祭は次々と撤去され
街はもとのいつもの大きさに戻る。
そのちょっと前の
グランドフィナーレ的最後の大盛り上がりが派手であればある程
心の中で切なさも盛り上がって派手になっちゃう。
秋は、そんな祭の後をも想わせる季節だ。

寂しい事に今や商店街はシャッター街になり
僕自身も実家へ帰っていないので
果たして祭はあんなに今でも盛り上がっているのか
いや、そもそもやっているのか
そこらへんは定かでないが
大人になって生まれた土地を離れると
そんな想い出との関わり合いも薄くなるのが
これまた切ない感じだ。


昨晩テレビ東京
『チャンピオンズスペシャル』にて
金魚すくいを新しいスポーツとして進化させた
その名も『バトキン』っちゅうものを観た。
これは文字通り“金魚すくいバトル”
選りすぐり腕の立つ金魚すくい名人が集い
自分の育てたデカ金魚を駆使して
トーナメント方式の1対1ですくい対決をするというもの。
基準は全てすくい終えるタイムで争われる訳だが
破れた“ポイ”はマイナスタイムとして加算されてゆく。
これがおもろかった!

とにかく決勝に残った2人の中学生が凄い!
すさまじいまでの精神力と集中力とすくいのテクニックだ!
「スゲー!」
と思わず叫んでしまった!
スゲー迫力!
金魚すくいは僕に祭を連想させて
心に切なさが増殖してゆくのだが
この『バトキン』の若者2人は
そんな僕の切なさをスカッと砕き
アンニュイなため息を
文字通り“ポイ”ですくって僕をも救ってくれそうな勢いがあった!

テレビの中でも茶の間の僕も大いに盛り上がる!
盛り上がって盛り上がって
『バトキン』のコーナーが終わり
やっぱり
祭のあとみたいで
何だかじんわり
切なくなった。

あはは。
もうじき秋です。
そう
秋なんです。

めけめけ~。

写真。土手からの夕暮れ。

『5時もまるまる・ばんぱくの、めけめけサーズディIN 千葉』・よんじゅうよん。

2009年08月20日 16時01分36秒 | 毒ラジオ・毒宇宙!
ザザーーーッ
キュイ~ン
……道はアスファルトで潮干狩りする謎の婆さん軍団出現。
婆さんの曲がった腰が丁度角度的にジャンプ台の滑走路みたくなって
そこにハマった車がビュンビュン飛んでっちゃっております。
次の日の丸車飛行隊情報は6時50分からです。

ピップエレキバンにつまずく車はいないのか!?
ありがとうございましたぁ。
さぁ時刻は間もなく5時になります。
ここからは私『ばんぱく』がお送りします。

CM。
マメ捨てて!
皮を食え!
逆!逆!
♪千葉県は~落花生~♪

千葉はヤンキーも名産だYO!
♪パラリラパラリラ♪
5時です!

モッコリもくもく木曜日
『5時もまるまる・ばんぱくの、めけめけサーズディ』

〈Music・IN〉
ど~も
まんがぁ~日本~昔ばなしぃ~。
「婆さんやぁ~
オラのおにぎりがぁ~コロコロとぉ~
あ~コロコロとぉ~
あぁ~あぁ~コロコロコロコロとぉ~
あ~う~あぁ~転がってぇ~…
えぇ~…スットントンでぇ~…
えぇ~あぁ~う~…」
「爺さんやぁ~。
早よ話せっ!」
“グキッ!”
今週もクソみたいな時間がやってまいりました。
嫌がらせの様に毎週毎週きっちりとやってまいりますが
どうか皆さん家政婦でない声優『市原悦子』のボイスな感じで
聴いてやってくださいね。
聴いててイラッとくる方は
今すぐ周波数を変えて!
急いでFMに変えて!
まあ聴いていても頭痛と吐き気をもよおすくらいで
別に害はありませんから。
今日も最後までゲロッてお付き合いくださ~い!
ワシもおるぜよ~。
『常田富士男』!

この放送は『海の家』の提供で
海女さんが猟師飯食って休憩してるみてぇな平屋みてぇな
『のりピー旦那のピンサロピンクハウスラジオ放送局』より
エリアを絞ってローカルにショボ~くお送り致します。
悦子&富士男2人で何役も大変の変態なぁのだぁ!

さて最近めっきりモッコリ慌ただしい夏休みも終わり
街はすっかり落ち着きを取り戻してまいりました。
煩わしい親戚付き合いも一段落した所で
今度はこれまた煩わしいご近所付き合いDEATH!
広尾やら田園調布やらの大金持ちな長者どんの奥様連中が
街角でイラン人と裏取り引き!
「あぁら奥様!今日もイッとくザァマスか!?」
とかなんとかで寄り集まり
今時偽造テレカで昼も夜もトリップトリップ!
トリップ淫乱乱行ランデブー!
サックス吹きながらソックス履いちゃって
裏組織にファック!ス、ファック!スの『笑点』見て昇天でございます。
これで煩わしさも解消ザァマスよ!気持ちEーーーッ!
所々にサイケな歌丸のサブリミナル効果がチッカチカ!
サイケ歌丸はクセになるザァマス!
やめられないとまらないザァマス!
よい子のみんな。
『笑点』をみるときは
へやを明るくして、テレビから離れてみてね~!
そんでまたまた六本木の高級マンションでは
有名著名人が夜な夜な集まりラリラリのラリアットパーティーを繰り広げている模様。
上質な芳香剤をあぶって吸い込み
混ぜるな危険洗剤を混ぜちゃって
ダンプ級の注射器を路上駐車でピッピッつってヘロヘロであります!
しかもラリアットくらいまくりでパンチドランカーさながらヨダレだらだらだし
そのヨダレも洗剤と混ざっちゃって
もうマンモスイキまくりPQR!
日本ノ夏ハ怖イDEATHネ!

はい!そこで!
そんなトリップアイテム偽造テレカ&芳香剤を大募集いたします!
FAX番号は
『043の(270)の4819』
『043(270)4819』
『お読みになれよ俳句』
まで、どしどしFAXお待ちしております!
え~メールでも受け付けております。
アドレスは
『@iumani-succhyattakara.katte-koi!-hayaku!mayaku!.ne.jp』
『あっと言う間に吸っちゃったからドッと買って来い!早く!麻薬!
ドットエヌイージェーピー』
です!ヨロシク!

では本日の1曲目まいりましょうか。
勝浦市ラジオネーム
『シューッ!ギィーンッ!サンッ!ギィーンッ!』さんからのリクエスト。
『まんが日本昔ばなし』のテーマソング。
『花頭巾』で
『にっぽん昔ばなし』

〈Music・IN〉
♪坊やよい子だねんねしな
坊やよい子だ捻挫しな
坊やよい子だ稔侍しな
小林!
……♪
〈Music・END〉

『花頭巾て誰?』で
『竜にまたがれ!にっぽん昔ばなし』
聴いていただきました。
さて先程募集いたしました
『トリップアイテム偽造テレカ&芳香剤』ですが!
早速いつまでも使えるよ!上野で買えるよ!FAXが殺到!
爽やかサワデ~メールもじゃんじゃん届いております!
ありがとう!
このままでは回線、ガソリンスタンドで灰皿に入れられる仁丹みてぇな芳香剤で詰まっちゃいますので
ここで締め切らせていただきます!
っちゅうか偽造テレカは今時使えないし
芳香剤は臭ぇし
トリップしないっ!

さてここでお便り紹介しちゃおうかな。
え~ラジオネーム
『土偶の涙』さんから。
「ばんぱくどん、ばんぱくどん」
サルカニ合戦のウス!
「私はアクアラインの『海ほたる』で働くろくでなしです」
ロクで無し!ナナであり!
「アクアラインも『海ほたる』も運営難でしたが
最近の1000円高速や勝浦のピンク薬物ハウスで盛り上がって
なんとか立て直せつつあります」
いかんともしがたい。
「さぁ、それらに続けとばかりに
『海ほたる』ではお土産物屋を営んでいる私も
海産物や特産物に愉快な薬物成分を微量に練り込みました」
何かヤバいな~。
「すると!
あの珍味くれ~!例の干物くれ~!
ってな具合にリピーターが続出!
我々は商売繁盛!大繁盛!でございます!
グヘへ、グヘへ。
ばんぱくさんも欲しいですか?」
『土偶の涙』さんありがとう!
成る程、愉快な成分を。
んなブツど~でも良いブツだよね!
薬入りは要らねぇよ!
俺は純なアジの開きやクサヤで普通にイケるぜ!
バカヤロー!

ではそんな毒野郎からのリクエスト。
私ばんぱくの新曲!
『にんげんっていいな』
『まんが日本昔ばなし』のエンディングテーマ。
『ポール牧』指パッチンバージョン!
モチのロン!
発売早々、廃盤決定のNEWシングルです!
どうぞ!

〈Music・IN〉
♪くまの子 見パチンいた かくれんぼ
お尻を出した子 パチン等賞
ゆうやけこやけで またあした
またあした
クルリン、パチン
いいな いいな
パチパチパチパチパパチパチン
人間っていいな
パチンパチンパチンパチンパパパチン
でんでん でんぐりがえって
パチン パチン パチン
……♪
〈Music・END〉

皆さん買ってね!
売ってね~よ!
それでは続きましてはこのコーナー
『めけめけ!おねしょ対尻(ケツ)』!
おねしょだけに対決の決は尻のケツでお送りいたしますこのコーナー!
下半身の緩みに自信満々なリスナーを募集いたしまして
おねしょマスターと対決して頂き
どちらのおねしょがより世界地図に近いかを競ってもらおうっちゅう企画DEATH!が
さて本日のおねしょチャレンジャー!
船橋市ラジオネーム
『蟹喰い猿』くん!
どうぞ!
「オラのゾウさん、水撒きゾウさん」
…えっと
はい、そうですか。
「ケツだけ星人だぁ」
え~
そうだね~スゴいね~。
えっと、今おねしょマスター呼ぶから
ちょっとそっちで待っててね。
「ちんちんの先っぽの皮を結ぶのだぁ!」
え?
「ギュッとかた結び!」
ちょっと
ちょっとキミ!
「じょぼじょぼじょぼじょぼ」
うわぁ!
おちんちんの尖端出口結んじゃっておしっこしちゃったから
水でパンパンな水風船みたいに
おしっこ溜まっちゃっておちんちんがパンパン!
「たぷん、たぷんの
じょぼじょぼじょぼ」
ゲゲゲッ!
ちんちん水風船が
際限なくどんどん膨らんでゆく!
そこへ何処からともなく蜂があらわれ!

“チクリ”

ちんちん水風船が

“パーーーンッ!”

と破裂して
お尻から牛糞みたいなうんちもブリブリのポロポロ!
あれれ?
うんちかと思ったら栗でした!
そこへ
「ウッス!」
臼がやって来て餅つき大会!
ついた餅を伸ばして見てみると
見事な世界地図になっておりましたとさ。
こんなラジオ誰も聴いちゃいないが
めでたしめでたし。

めけめけ~!

写真。千葉のシンボルキャラ『ちはなちゃん』

『ダルえもん』ヘボ~。

2009年08月19日 15時50分34秒 | 雑貨・メーカーシリーズ
冒頭の写真は最近流行りのキャラ『リラッタレスヌーピー』くん。
左のちっちゃいのがその子供の『チキチキケンケンマシーン』くん。
どちらもつぶらな瞳がとってもキュートで魅力的!
サンリオショップやキディランドにて好評発売日!
定価50000000円!
完売店続出!
次回入荷未定!
ってそんな訳ねぇーーーっ!&そんなキャラいねぇーーーっ!
嘘ウソ大ボラ!
設定もネーミングセンスもめちゃくちゃだしね!
じゃあ何?
そう!
こいつは“犬のオモチャ”『ダルえもん』!
横のちっちゃい奴はミニバージョンの『ちびダル』!
他に仲間の茶色い『ダルとも』っちゅうんもいたり!
である!
全国のペットショップにて好評発売中だ!

実は
ここ最近で1番“会いたかった”奴である。
それが
昨日今日との営業回りで“あっけなく”実現した。

事は時を少々さかのぼる。
こいつらは突然
パソコン画面を通じて
僕の目の前に現れた。
ブックマークさせて頂いている
当社お取引先さんの『ノア店長』さん『犬猫な日々』ブログの記事に
『ダルえもん』ファミリー商品が紹介されていたのだ。
“奴ら”の登場である。

まず写真見て驚いた。
これが犬のオモチャ!?
普通にチャチいぬいぐるみだ。
故に
こんなんワンコのパワーで噛みちぎられたら
すぐにボロボロだろう。
そんで笑った。
かわいくねーっ!
作ったメーカーサイドも作られた人形サイドも
やる気なさそな感じがヒシヒシ伝わり
ダルゥ~。
名前負けせず
『“ダル”えもん』としてのダルさを立派に保っている。

記事を読むと
どうやらモチーフはダルメシアンらしい。
成る程!そっちね!
ダルメシアンと
何かちょーダルくね?
ダルダルダルビッシュじゃね?
の両者
そっちとこっちをかけてるのね。
上手い!
って別に上手かねーわ!
大体そのどっかで聞いた様な名前!
『藤子・F・ふにゃお』サイドは大丈夫なのか!?
『ノア店長』さんブログによると
そのメーカーさん曰く
「そっちの方面は、大丈夫です」
との事。
マジっすか!
スゲー!
多分何となく大丈夫なのだろう。

そんな『ダルえもん』の“ヘボさ”の虜になった僕は
夏休み明けの営業回りはじめである昨日
早速お取引先さんにて“憧れ”を探し
容易く遭遇した!
ファミリーの『ちびダル』と『ダルとも』にだ!
スゲー!スゲー!
生『ちびダルとも』だ!
思わず名前を合体させて叫んじゃう程大喜び!

しかし
本元のパパ『ダルえもん』は完売との事で会えず。
そういえば『ノア店長』さんもブログで言ってたなぁ
店長さんのお店でも大人気で完売したって。
恐ろしい売れ行きだ。

とりあえずお取引先さんに許可を得て写メを撮る。
“パシャリ”
その模様は昨日mixiの方に掲載しました。

さて本元パパはいないので仕方なくその2体をいじる。
お腹を押すと
“ピー”
と鳴くのだ。
ちなみに『ダルえもん』の場合
この鳴き声が
“ボエ~”
らしい。
これも『ノア店長』さん情報だ。
そこのお取引先さん的には
“ヌボ~”
と聞こえるそうで
どっちもどっち
なんともダルさ100パーセントなやる気無さだ。

聞く人それぞれ聞こえ方は様々。
是非聞いてみたい!
“ボエ~”でも“ヌボ~”でも
どう聞こえたって構わない!
僕なりのダルの鳴き声を聞いてみたい!
しか~し!
完売でいないんなら仕方ない!
泣く泣く諦め僕が鳴く。
“ボエヌボ~”

そして今日
都内のお取引先さんにて
なななんと!
念願の『ダルえもん』に出会った!
興奮から思わず叫ぶ!
“BOEEE~!NUBOOO~!”

店頭にはやはり
『ちびダル』と『ダルとも』しかいなかった。
『ダルえもん』はあっちゅう間に完売したらしい。
さすが揺るぎ無き人気だ。

しかし!
店個人的に使っている『ダルえもん』がいるとの事で
持って来てくださった!
おぉ!これは!
犬の毛が付き
多少噛まれ
使いふるされて味がある!
話を聞くと5、6年程前の
初期の『ダルえもん』らしい。
へぇ、この商品てそんな前からあったのね。

あれ?
服を着ている。
この服は昔
店頭に飾られた『ダルえもん』のためにと
お客さんが編んできてくれたものだそうだ。
ファンの温かな気遣いだ。
泣かせるぜっ!
鳴かせるぜっ!
“ボエヌボ~”
すぐさま写メをパジャリ。
『ダルえもん』と『ちびダル』仲良くツーショットだ。

そしていよいよ
いよいよ僕がそいつを鳴かす時がやって来た!
そっと『ダルえもん』を抱き抱える。
意外と重い。
これが人気者の重みか。
押すぞ。
「ゴクリ…」
ツバを飲み込み
押すぞ。
柔らかな
フカフカした体にそっと触れ
グッと力強くひと押し!

“ヘボ~”

………く、
くっだらねー!

『ダルえもん』の鳴き声は
僕の場合
“ヘボ~”
でした。

僕も最後にひと鳴き。
めけめけ~。

写真。『ダルえもん&ちびダル』。
都内お取引先さん店内にて。

大人は楽しい!

2009年08月18日 17時47分32秒 | 過去の産物・回想録
学生時代全般の僕は
大人になる事が嫌で仕方なかった。
“キリがない”からだ。
当時はそれを
“終わりがない”と表現していた僕は
死ぬまで続く大人な世界を想像しながら
日々憂鬱になっていた。

憂鬱になると教室や体育館の片隅で
膝を抱えて体育座りをする。
で、唇を膝にあてて
「嫌だ嫌だプルルル…」
言わせながら
“いかりや唇”で考える。

大人は仕事をしなければならない。
何が楽しいのか知らんがずっと仕事して
責任を背負い
キリがないまま死んじゃうんだ。

『定年』『転職』という言葉を知るのは
それからずっと後の事だから
当然当時の僕は
大人ってエンドレスに変化無く
よく分からん仕事に生きるものなのだ
あぁ嫌だ嫌だと思っていたようだ。
ちん毛が生えたら大人!
なんてそんな単純にはいかないのだ。

幼保小中高大院と普通にいけばそれぞれキリがある。
区切って次へ行く。
せっかく区切り持って楽しくやってきて
わざわざなる大人はさぞかし楽しいんだろうなという期待すら無い。

そう、大人は区切りが無い。
ダラーっと仕事
ずっと仕事
『真心ブラザーズ』の『YO-KING』の曲みたく
まさに
♪ずっとずっと穴を掘り続けている
何の為の穴か分からずに♪
状態だ。

『カカリチョー』とか『カチョー』とか『ブチョー』とか『アチョーッ!』とか
そんな色とりどりの『蝶』になったりならなかったりするが
基本ダラーっと続くイメージ。
『幼虫』や『蛹』のが楽しみあって良いや
なんてヒクツに思ってみたり。

オ・ト・ナ?
大人?
んなもん
何も面白くない。
なんか怖い。
大人って何かヤバいな。
ならずに済むならなりたくないな。
荷が重い。
なんて思う駄目な子供
駄目な学生だった。

それから時は流れ
一応多分大人なんだろうと思われる36歳の今。
確かに区切り無く仕事をしている。
春夏秋冬
大まかに同じ流れの繰り返しで生活が成り立ち
まぁ今ん所キリがない。
むか~し思い描いていたダークな大人の世界は
近からず遠からず
あながち間違いでもなさそうな感じはしている。

僕は今
いつかみた夢とは全く違う職についている。
お金が無いと生活出来ないから必死に働いている。
お酒と休みとテレビとブログなんかを楽しみに日々生きており
その為に仕事をこなして次へ繋いでいる。
大まかに
『仕事』と『お金』に縛られている。
これに『家族』があればまた違うのだろうが
まぁ今はそんな感じだ。
驚く事に
不満はとりわけ無い。
あ、たった今の不満は
パソコンがぶっ壊れたくらいか。

『お金』や『仕事』って人間が作ったキマリやキゴウみたいなもの。
だから人間は
自分で自分を苦しめている。
けれどもそうしたシバリがないと
あまりにも野性的で収拾がつかなくなるだろう。
そう考えたら子供は野性に近いのかな。
『学校』や『宿題』はあれど
ある程度のびのび自由だし。
いやいや
結局子供は大人になってもらうために
大人に守られた小さな世界で
大事に大事に育てられてんだもん
かなり不自由だな、子供って。
やっぱしイケてない。

そんな事を
大人になった今でも時々考えてみたりする。
大人は『鰻』みたいにヌメヌメしてて掴み所がない。
だから結局おもろいのかもね。
大人はおいしい。
そう思い言い聞かせ
また明日からも頑張ろうとする僕であります。

では最後に
こちらも『真心ブラザーズ』の『YO-KING』別ユニット
『エレファントラブ』の曲聴いて
いや、読んで今日はお別れ。

さいなら、さいなら
さいなら。


『大人は楽しい』

♪楽しくないなら早く大人に 楽しくないのは子供だから
楽しいときにはニコニコ 悲しいときにはメソメソ
こっちのお水は甘いぞ
カモン!

きみは子供、大人どっちだい もしも毎日が楽しいなら大人
単純なんだよ全てのしくみ 難しく見えるのは子供だからだ
子供が早く寝たら 大人はその後朝までパレード
大人が疲れて見えるのは 子供が寝てるときだって遊んでるからさ
唄って踊って美人と仲良くなる
大人には寝る暇もない
楽しい人はみんな大人 いじけた働きざかりは子供
Hey you everybody how are you.
心と体準備はどうだい
Dear my sweetheart yeah!
きみに言いたい事がある
大人は楽しい

楽しくないなら早く大人に 楽しくないのは子供だから
楽しいときにはニコニコ 悲しいときにはメソメソ
こっちのお水は甘いぞ
カモン!

「大人は大変 子供の頃良かった」そんな事言う人大人じゃない
じいさんになっても子供は子供 ハイハイしてても大人は大人
真の大人は無制限に自由を使う 自分をどう使ってもいい
大事にしてもボロボロにしても 楽しくないはずはない
さあ、きみもこの手につかまってこっちへおいで
楽しい夜を力を抜いて 悦びを探そう
さあ、きみも今日から大人 ここから全てが始まる
Hey you everybody how are you.
心と体準備はどうだい
Dear my sweetheart yeah!
きみに言いたい事がある
大人は楽しい
言えば言うほど もっと楽しい

大人は楽しい
テレビを見て泣いてみたりもする 金余っていい 金なくても楽しい
大人っていうのは想像もすごいぞ あんな事 こんな事 口には出せない
エナジーは想像から生まれる 歩けない 走り出す 飛ぶ
発想の転換 大人は頭がいい 刑務所だって入れる
自分が世界の中心にいるって感じられる そして周りに愛を投げまくる
愛の天気はかわりやすい 晴れ 曇り 嵐
大人になると雨の日も楽しい でも今打ちのめされてる
エネルギーは低下 強く抱きしめて
あー、大事なこと忘れてた ぼくは大人だった 自由だったんだ
大人は楽しい

楽しくないなら早く大人に 楽しくないのは子供だから
楽しいときにはニコニコ 悲しいときにはメソメソ
こっちのお水は甘いぞ
カモン♪


うん。
大人の楽しさは
当然子供じゃ経験出来ないが
子供の楽しさは
大人にとっては経験済みだもんね。
キリがない分
やっぱり大人は強いのかもね。

故に
大人は楽しい!
と、来たもんだなこりゃ!

めけめけ~。

写真。『考えよう やってよいこと 悪いこと』
大人なら分かる!

タトゥーあり。

2009年08月17日 16時52分32秒 | 風呂・サウナ劇場
『東京都公衆浴場業生活衛生同業組合』が発行している
東京都の銭湯から発信するホットな生活情報誌
『1010』というフリーペーパーがある。
駄洒落なネーミングのそれは
銭湯大好き人間にとって
毎号楽しみにしちゃうくらい内容濃く楽しい銭湯の為の情報誌だ。

夏休み中
不純な理由
つまりはアルコールを抜くべくお世話になったよく行く銭湯にて
サウナで火照った身体を冷ますついでに
この『1010』99号を読ませていただいた。
あ、毎号読んでるのでその後1冊頂く。

雑誌の中に
『嗚呼、女湯万歳!』
という女性が作者のコラムがある。

ほ!?
女湯~♪

う~む良い響きだ。
普通に考えりゃただ単に女性が風呂入ってるだけなんだけど
いやしかし男からしたらそこは
モンモンとしたフルーツミックスパラダイス♪!
ボインボインのプリンプリンな
うっふん鼻血天国である!

コホン!失礼。

そのコラム
そんなエロコラムじゃない。
女性の書いた女湯の
マットウな銭湯コラムだ。

これがなかなかに面白く
納得感満載で引き込まれてしまう。
というのも多分
銭湯好きからした銭湯っちゅうものは
女性男性共に共通の認識はあれど
でも感覚はちょびっと違うからなのだろう。

時折でてくる
「へえ~。
そんなんやってんの?」
っちゅう未知との遭遇?
そんなズレがまた刺激的に興味をくすぐる。

今号の記事もまたおもろかった。
筆者がよく行く下町の銭湯の話。

そこに気になる常連さんがいるという。
彼女の腰には見事な蝶の刺青があり
それよりなによりかけ湯をする後ろ姿は
うっとり見とれちゃう程美しいそうだ。

女性が見とれる女性ってどんだけ艶っぽく
色っぽいんだ!?
なんて考えつつ読み進める。

しかしそんな彼女はいつも
奥のカランにつつましく腰掛け
容姿とは正反対に目立つ事を恐れ隠れている様。
筆者が彼女に話しかけ
何故そうしておられるのかを訊いてみると
「刺青が目立つと何かと角が立つから」
との事。

ご自分が好きでいれた刺青なのに
それよりも周囲を気遣い
くつろぎの場の銭湯で
そっとつつましく振る舞っている女性。

刺青1つ。

誰に迷惑かけるでもないが
ただそれにより
大好きな銭湯の秩序が乱れてしまうのが怖いのだろう。

そんな話をしている最中にも
別なおばちゃん連中が彼女の蝶に文句を浴びせてくる。

そう言うおばちゃん連中はというと
大股ひろげ下品な振る舞い。
サウナ内でヨーグルトパックしたり
禁止される行為を堂々と繰り返すありさま。

おばちゃんに筆者は一言。
「あなたに誰かをとやかく言う資格がありますか?」

皆の銭湯なのに不自由さを受け入れ誰に迷惑掛けず心遣いを惜しまない彼女。
対してやりたい放題なクセに他人に厳しいナンセンスなおばちゃん連中。

銭湯は全ての方々に開かれた空間であり
一糸まとわぬ姿だからこそたしなみは忘れずに!
そんな内容だったと思う。

成る程
男湯には男湯の
女湯には女湯の
それぞれ独特な世界観がある。
それをひっくるめて銭湯だ。

僕らが覗く事の出来ない禁断の場所では
ん?
あれ?
意外と団地や商店街や街角なんかの片隅と似た
至って普通の日常が繰り広げられていたのね。

確かに。
僕も銭湯大好きで
風呂があるのに昔っからよく通っていた。
庶民的なのにある種独特な
あの匂いが大好きだからである。
コミュニティごとに多少の違いはあれど
銭湯には銭湯のキマリみたいなものがあり
暗黙の了解で
利用者に気持ちの良い入浴を成立させている。
裸の付き合いとは良く言ったもので
年齢差や身分等の壁を乗り越え
ごく普通当たり前のふれあいがそこにはあり
時にはちゃんと叱ってもくれる頑固者もいたりする。

銭湯は、そう
まるで日常そのもの
世間そのものの写し鏡の様だ。

そんな良き風景の銭湯が
時代の
そんでもって日常社会の鏡みたいな銭湯が
成る程乱れているなと感じるのは
僕だけではなかったようだ。

時代が変われば当然一緒に色んなものも変化する。
昔であれば日常生活の一部であった公衆浴場。
だからこそ
何気に今でも銭湯から
現代社会の乱れが
写し鏡のように容易に覗けてしまうのだろう。

銭湯のたしなみは日常のたしなみ。
銭湯の乱れは現代社会の日常の乱れだ。
なんて考えちゃった。

裸はやっぱり裸。
お湯は全部お見通しなのだ。

「銭湯なんて古い古い」
なぬ?
身体洗って出直して来なされ。
と、雑誌『1010』が呟いた気がした。

めけめけ~。

写真。『1010』