はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

『らーめん放浪記』麺11 本目。

2009年01月31日 12時37分21秒 | 連載書き物シリーズ
『らーめん放浪記』

〈1-(10)・沖縄〉


べ子が『ヤンバル病院』に
『急アル中』の“技”を駆使した潜入に
まんまと成功を遂げていたその頃

犬山(いぬやま)はウシ男とはぐれ
道に迷っていた。

「ここ…どこ…?」

ウシ男は相当怒っていたのか
相当あせっていたのか
恐ろしいテンションの形相で
ぺらぺらと喋り倒しながら
怒り肩でずんずんと歩を進め
らーめん屋台『黒猫』へ向かう人ごみを掻き分け
いつの間にか消えてしまった。
そう
老犬を置き去りにして。
犬山は結局1人
取り残されてしまった。
てっきり犬山は
ウシ男が『ヤンバル病院』へ向かうだろうと思っていたものだから
まったく違う方角の
迷路の様にくねくねとした
那覇の街中を歩き倒され
しかも程なくして置き去りにされ
もう訳が分からなくなってしまっていたのだ。

日本でありながら日本じゃないみたいだ。
見渡すかぎり“変家・変家・変家”
東京のそれからしたら、とても変わっている。
石垣に囲まれて比較的低い建物。
屋根が平らでコンクリートの建物。
シーサー、シーサー、シーサー。
それらが犬山には
まるで魔物が低姿勢で
この老いぼれ爺さんをおちょくっているかの様に見え
なんだか少しばかり可笑しくなる。

さて、どうしたものか。
まぁ、無理してウシ男を捜す必要もないだろう。
かえって自由に“泳がせて”おいたほうが
勝手にあちこち引っ掻き回してくれそうだし
上手くいけば捜査不要?
こちらにとって好都合って感じもするしな。
この家々を守る“シーサー”のように
シーサー顔の男が
この事件をいいように導いてくれるだろうよ。

さて、それよりなんだか疲れたと
犬山はとりあえず『サウナ』へ向かう事に。
でもただでさえ暑いここ南国沖縄に
『サウナ』なんてあるのか?
こうも年中暑けりゃ
『サウナ』なんていらないだろう。
そんな悪態ついてはみたものの
やっぱり疲れを癒したいのが本音。
とりあえず捜してみる事に。
まずはこの“迷子”をどうにかしなくては。
国際通りに出るにはどうしたら良いものか。
通行人に道を尋ねると
ありゃ?
って程単純に迷いから脱出する事が出来た。
何故こんな単純な道を
ぐるぐる、ぐるぐると
ワシは迷ってしまっていたのだろう。
“犬のおまわりさん”ともあろうものが
なんとも恥ずかしい。
さすがに定年間近な老犬だと
嗅覚も鈍るもんなのか。
小石を蹴飛ばし肩をすくめて
犬山はほんの少し苦笑してみせたのだった。

『島んちゅぬ湯』
は国際通りをちょいと、あちょいと、
あ、ちょいとちょっくらちょいと入った一角にある
スーパー銭湯のような大型温泉施設だ。
多種類の風呂やサウナ
メニュー豊富な食堂
マッサージルームやカラオケ等も完備
ホテルとジョイントされており地元民ならびに
観光客もゆったりのんびりと疲れを癒しくつろげる
那覇の新たなオアシス的空間である。
沖縄にはこのような施設が少なかったため
本土からの移住者が増えた近年
ここは皆にとても喜ばれているだろう。

さて南国沖縄にもこんな立派な『サウナ』施設があった!
犬山は喜び勇んで『島んちゅぬ湯』ののれんをくぐる。
自動ドア
“ブイーン”

♪ハイサイおじさん(ハーイ)
ハイサイおじさん(アッヌガッ)
夕びぬ三合ビン小 残とんな
残とら我んに 分からんな♪

爆音の『ハイサイおじさん』!
なんだこの音は!
情緒もなんも、あったものじゃない。
うるさい『三線』の音色は
せっかくの『喜納昌吉・ハイサイおじさん』を
『志村けん・変なおじさん』に変えてしまっていた。

しかめっ面で入銭料を支払いロッカーへ。
“爺眼鏡”を外しヨレヨレになった衣服を脱ぎ
そのまま『サウナ室』へ“ヨロヨロ”と直行。
眼鏡を外すと何も見えなくなる程
犬山はちょー乱視でちょー近視プラス老眼なのだ。

ログハウス調のサウナはフィンランド式らしく
高温でいて多湿
汗が即効でにじんでくる。
お風呂を楽しむ人が多いのか
『サウナ室』内は犬山だけのようだ。
1人ゆったりしたかった犬山には好都合。
フェイスタオルを頭巾の様に頭へ巻きつけ
“どじょうすくい”スタイルでひな壇に腰掛ける。

あぁ…
なんだか全てが面倒臭くなったきたな~。
当初はただの『沖縄桜観光旅行』だったのに。
何故かいろんな事に巻き込まれ
疲れ果てて今ここにいる。
『サウナ』の様に
全部吐き出して
捨て去って
すっきりさっぱりしたいもんだ。
思い返せばなんてくだらない人生なんだろう。
ただただ犯人をおいかけるだけの日々。
罪を犯す者にも人生があり
犯される者にもまた人生がある。
正直追いかけている者にとって
両者の真の気持ちは分からない。
特に…罪を犯すものの気持ちは…。

犯罪者か…。

あ~あ。
刺激が欲しい。
刺激が。
もうかったるいし
桜を拝んで東京に帰るとするか。
捜査に関しては
“よく分かりませんでしたね~”
とかなんとか誤魔化せば良い。

「はぁ~」

ため息ついて、ふっと我に返る。
BGMが『サウナ室』内に心地よく流れていたのに気づく。


♪古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいた
いつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ
晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔
想い出遠くあせても
おもかげ探して よみがえる日は 涙(ナダ)そうそう

一番星に祈る それが私のくせになり
夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す
悲しみにも 喜びにも 想うあの笑顔
あなたの場所から私が
見えたら きっといつか 会えると信じ 生きてゆく

晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔
想い出遠くあせても
さみしくて 恋しくて 君への想い 涙そうそう
会いたくて 会いたくて 君への想い 涙そうそう♪


良い歌だ。
「殺すか」
ん?
「うん。
そうだね。
奴は色々知りすぎたよね」
んん?
「とりあえず
明日奴のアパートへ行こう。
奴はまだそこにいる」
んんん?
ワシ1人じゃなかったのか?
まさに“志村!後ろ!後ろ!”みたいな
後方から複数の声が。

「『トン吉』兄さんとこの病院
最近“肉”の“出荷量”少ないんじゃないのか?
どんどん殺っちゃって流してもらわないと
このご時勢厳しいんだから
うちもシノギがキツイし」
「だよね~!
了解!
今月は脳神経外科の強化月間にしちゃうわ~!
妊婦は少子化で少ないケド
ジジババは多いからね~!
高齢化社会だし!
でもやっぱ“腐りかけ”より“出来立て新鮮”なほうのが
美味いんだけどね~!
高値が付くし。
ま、いいや。
質より量で勝負といきまっしょ!
だから『チン平』んとこの『みたらし組』も
どんどんうちに患者、流しちゃってよ~!」
「『カン太』
あの『猫田』さんとこの屋台の売り上げはどうなんだ?」
「順調さ~。
問題ないさ~!
それより“ダシ”の注文が半端ね~もんで。
兄さん
あの冷凍保存してる“ゾンビ達”
そろそろ流してくれさ~」
「だよね~!
了解!」

なんなんだ?この会話は?
振り向けない。
振り向いちゃいけないような感じの会話だ。
ま、たとえ振り向いたって
見えないんだけど。

「最近東京のマスコミが
うちらの周りうろうろしているらしいな」
「警察の犬も何か嗅ぎ付けているみたいよ~。
ちょいちょいうちに来てるみたいだしね~」
「殺るさ?」
「厄介なのはまずい。
適当に泳がせとけ」

!!!?
犬山の全身から
一気に汗が噴出す。

「こんなちまちました仕事は今のうちだけだ。
そのうち俺ら『陽罵琉』3兄弟の名を
ここ沖縄の地に大々的に知らしめて
完全支配してやる」
「支配って!
なんだか凄いね~!」
「ここは米軍のものじゃないさ!
うちら島んちゅぬものさ~!」

病院?
『ヤンバル』?
3兄弟?
ゾンビ達?
屋台?
ダシ?

んんんんんんんんんんんんんんんんん~~~???

『サウナ』の扉が開き
「社長」
「おう?」
「来客です」
「おう」
うつむく犬山の横をすり抜け
全身刺青の男『みたらし組組長・次男の陽罵琉チン平』が
『サウナ室』から出て行った。

んんんんんんんんんんんんんんんんん~~~???

後に続き『ヤンバル病院院長・長男の陽罵琉トン吉』
『那覇公設市場内肉屋店主・三男の陽罵琉カン太』
も退室。

んんんんんんんんんんんんんんんんん!!!
ほっほっほっほっほっほ!!!

犬山の足元は
汗とよだれで水溜りが出来ていた!
興奮のあまり立ち上がり
拳を握り締め頭上に突き上げながら高らかに笑う老犬!

「わっんわんわんわんわんわんわんわん!!
わおーーーーーーーーーーーーん!!」

大量の汗を飛び散らせながら
犬山は
『みたらし組』が経営するここ『島んちゅぬ湯』の『サウナ室』にて
脱水症状で倒れ
救急車にて『ヤンバル病院』に搬送されたのだった。
救急車の車内で犬山は
終始にんまり般若の様な青白い笑みを浮かべ

♪会いたくて 会いたくて
犯罪者への想い 涙そうそう♪


さっきながれていたBGMを
ハミングで繰り返していたのだった。

その頃

ウシ男は
犬山がいない事に気づき
途方に暮れていた。

「あれれ…?」


♪パララ~ララ
パラララララ~~~♪

街に夜鳴きの音(ね)が響く。

めけめけ~。


『らーめん放浪記』つづく。


(注)この物語はフィクションです。
登場する人物、建物、団体名等はすべて
架空の物です。


写真。黒猫バッヂ。
茅ヶ崎の作家さんものだそうっす。
帽子に付けて!
にゃー!

鼻毛の中のマリオネット♪

2009年01月30日 21時06分26秒 | ほのぼの日記シリーズ
昨晩
一生懸命『鼻毛』を抜いていて気付いたのだが
抜く瞬間
何だか体内の“神経”や“筋肉”も
一緒に引っ張られているような感覚があった。

右の洞穴ん中の鼻毛なら右側の“神経”や“筋肉”
左の洞穴ん中の『鼻毛』なら左側のそれが
引っ張られている感じだ。

ちょうど露店の
『ワニ釣り』や『くじ引き遊び』
『あやつり人形マリオネット』
みたいなものか。

おや?
と思った。
以前にもそう感じた事は頻繁にあったと思う。
引っ張られてんなぁ~って。
しかしさほど気にも止めなかった。
ひたすら
ただただ“抜き”に専念していたからか。

ただ昨晩は気に止まってしまった。
あの“ぐいっぐいっ”と引っ張られる感は
一体何なのだろう。
何度も試してみる。
『鼻毛』っちゅうもんは
簡単に“シュパシュパ”抜けちゃうものじゃないから
その“引っ張りの感覚”を
じっくりと味わう事が出来た。

『鼻毛』をいじり
抜き
「はうっ」って言い
“神経・筋肉”引っ張られ
「おぉ!」って言い
抜き
「は~っくしょんっ!」
くしゃみをし
抜き
“神経・筋肉”引っ張られ
「これだっ!」って言い
時には『鼻毛』がまとめて抜けて喜び
そしてまた抜き
そんな事を繰り返しているうちに
いくつかの事に気付く。

まず1つは
洞穴奥の『鼻毛』を抜く時よりも入り口のを抜く方が
“神経・筋肉”の引っ張られ感覚が遥かに強いという事。
2つめは
“神経・筋肉”の引っ張られ感覚が生じた時に
猛烈な勢いのくしゃみが出やすいという事。
もう1つは
右の洞穴より左側の洞穴に生えた『鼻毛』の方が
より強烈な引っ張られ感を得られるという事だ。

僕以外の方々はどうなのだろう。
同じ感覚を体験した事があるのだろうか。
当社の若い女性デザイナーに聞いてみた。

「な~に言ってるんですかぁ~!
もう!セクハラですよぉ~!」
と、かわされてしまった。
いつもしているセクハラよりは
『鼻毛』の話題なんて随分ソフトなネタでしょ!
良いじゃんか!
どうかひとつ!
どうかひとつ!教えてよ!
「まぁ、いつもよりはグロくない分
良いっちゃ良いんですけどぉ~。
むにゃむにゃむにゃ~」
何だかごまかし加減で行ってしまった。

まてよ。
あの感じ…
何か隠しているなっ!
ヤツも僕と同様の体験をしているのだ!
いや
むしろあのごまかし様は
『鼻毛』抜き時
“神経・筋肉”引っ張られ感覚のしくみを
熟知しているに違いない!
若いクセしてヤツめっ!
やりよるっ!

もう1人
社長に聞いてみた。
「はぁ!?
あなた何言ってんの!?
まったく、この忙しい時に!
だいいちね
私は社長よ!
その社長に向かって突然
『鼻毛抜く時
“神経”や“筋肉”も一緒に引っ張られているように感じた事あります?』
って何よ!
『鼻毛』って何よ!
バッカじゃないの!?
忙しいんだから!
あなたも早く展示会の準備しなさいっ!
このど阿呆!」

怒られた…。
忙しい忙しいって
暇なら答えてくれたのか!
答えるくらいなら瞬時にできるだろうに!
“する”or“しない”
だけだろう!?
分っかりました。
じゃあ展示会終わって暇になったら再び質問しましょう。

まぁ良~く考えるまでもなく
『鼻毛』が“神経”と繋がっていたら大変だ。
抜く度に体から感覚が失われていってしまう。
歯医者は楽だな。
「うわぁ。
これはヒドイですねぇ。
ちょっと神経抜いときますから」
って、ちょいと『鼻毛』を抜けば良いのだもの。

“筋肉”にしたって
繋がってるわきゃない。
繋がってたら体鍛えるのなんて
めちゃくちゃ楽ちんだろう。
ただ『鼻毛』を抜いてりゃいいんだもん。

だとしたらあの
“ビクンッ”と引っ張られる感覚は一体。
“脳”と関係があるんじゃなかろか。

『鼻毛』を抜くと痛い。
抜く時、まず僕の脳が
「おい、伸びてきたんじゃないのか。
そろそろ処理したほうが良いんじゃないのか。
そんじゃま『鼻毛』抜こっかな。
指を洞穴に突っ込め。
つまめ、つまめ。
引っこ抜け、引っこ抜け。
抜くぞ…抜くぞ…」
と考えたり指示を出したり。
それに従って僕の手は
上手く『鼻毛』を捕まえて
思い切り引っこ抜く。
そこですかさず脳!
「抜け!
抜いた!
鼻粘膜よ!
これは“痛い&ムズムズ”っちゅう感覚だ!
鼻粘膜、了解のサイン!
体よ!
“ビクンッ”てなって
中途半端に防衛しろ!
体、了解のサイン!」

「ハァックション!」
くしゃみ!
“ビクンッビクンッ!”
“神経・筋肉”引っ張られた感覚!
となってるんじゃなのか!
そう考えると
僕が気付いたいくつかの事柄は
なんともしょーもなく解明されてゆく。

まず1つめの
洞穴入り口のを抜く時のが
奥より引っ張られ感が強いというのは
単純に奥より入り口のが
僕の場合抜かれ慣れてない分粘膜が弱いっちゅうだけの事。

2つめの
引っ張られ感と共に
猛烈な勢いのくしゃみが出やすいっちゅうんは
ただムズムズするから。

もう1つの
右の洞穴より左側の洞穴に生えた『鼻毛』の方が
より強烈な引っ張られ感を得られるっちゅうんは
…う~ん…
これはどういう事だろう。
左側が反応しとるっちゅう事は
“左脳”がバビビッと
反応しまくってるっちゅう事か?
っつう事は
こと『鼻毛』に関しては
僕は“左脳人間”っちゅう事か!?
『鼻毛』を抜く瞬間僕は
“理屈っぽい”人間になってるのか!?
うぅ…
せめて右側が反応して欲しかった…。
くぅ!
“芸術的右脳”でいたかった!
たとえ『鼻毛』抜き上でもっ!

なんてそんな理屈
あるわけねぇだろぅ!!

単純に
『鼻毛』抜いて痛くて“ビクンッ”てなって
ムズムズしてくしゃみしとるだけだろがっ!
このど阿呆がっ!

いや!
もしかしたら
このメカニズムは深いのかもしれない。
人間の体って
果てしなく摩訶不思議ですもんねっ!

そして今
テレビの中の『ミリオネア』にも
摩訶不思議な『泰葉』が!

あのど阿呆っぷり
まるでお前を見ているよう
って!
誰だ!そんなヒドイ事言うのわっ!

んな阿呆なっ!

めけめけ~。

写真。…き、汚ねぇ鼻で
失礼をば。

『5時もまるまる・ばんぱくの、めけめけサーズディIN 千葉。またぁ?』・じゅうご

2009年01月29日 17時44分43秒 | 毒ラジオ・毒宇宙!
ザッ
キュイ~ン
…道路は「鬼は外!」と豆で追い出される前に
自分達から出てったれ!
と家々から抜け出た『家出鬼』のデモ行進により
流れが悪くなっております。
「もうちょっと鬼に優しさをっ!」
『鬼組合』より。
次の交通情報は6時50分からです。

ありがとうございましたぁ。
さぁ地獄は…
時刻は間もなく5時になります。

♪でぇ~んでぇ~んデンロク豆
美味い豆♪
鬼がいなくちゃ豆売れず
商売上がったりだっちゃ!
ダーリン!
豆を買うっちゃ!
電撃ショック!
“バビビビビビッ”
♪チィ~ン♪
5時です!

モッコリもくもく木曜日
『5時もまるまる・ばんぱくの、めけめけサーズディ』

〈Music・IN〉
ど~も
ラムだっちゃ!
今週もクソみたいな時間がやってまいりました。
嫌がらせの様に毎週毎週きっちりとやってまいりますが
どうか皆さん「暗いよぉ~!狭いよぉ~!怖いよぉ~!」な面堂終太郎の気持ちで
聴いてやってくださいね。
聴いててイラッとくる方は
今すぐ周波数を変えて!
急いでFMに変えて!
まあ聴いていても頭痛と吐き気をもよおすくらいで
別に害はありませんから。
今日も最後までゲロッてお付き合いくださ~い!
「不吉じゃっ!」

この放送は『京成電鉄』の提供で
幕張メッセの前にあるアウトレットモールに常設されております
『ピーナッツラジオ放送局』より
エリアを絞ってローカルにショボ~くお送り致します。
海~が~好~きぃぃ~!

さて最近めっきりモッコリ気温も景気も冷え込んでまいりました!
こうも景気が悪いと
トイレットペーパーのダブルをシングルに変えて
しかも1度の使用は30センチまでと
排便は大胆に、お尻はみみっちくふかねばなりません。
雨水かドブ川の水を飲んで
衣服はもうポ~イ!
野良動物を狩って食って草食って糞食って
洞穴に住めばE-じゃん!
こうなったら
やっぱ『エロ』か『宗教』DAYONE!
もう稼げる道はそれしかない!
ただ、今までと同じ感じの『エロス』や『教祖』じゃ駄目ね。
これからの時代は『強いエロス』!
それから『究極の癒し教祖』!
昨晩ベランダでタバコふかしてたら
何処からともなく野良猫の野太い鳴き声がっ!
その声色が剣劇上祐……
女優の『浅香光代』にそっくり!くりそつ!
「あんたねぇ、ゴタゴタ言ってっとたたっ斬るよ!」
のテンションで
「ギニャガゴェ~ブニャ~~~ゴウェェ~!」
そこでひらめいた!
昨今の熟女ブームにもあやかって
『浅香光代』そっくりなおばさん集めて『剣劇女優キャバクラ』!
で『剣劇女優ヘルス』!
AVにも進出し『浅香“輝”代・剣劇ヌード!熟女めった斬り!』
ネットでも配信してたら
そのうちパチンコにもなったりね!
そんで昨晩鳴いてた猫を取っ捕まえて
『教祖福猫・浅香』として奉り
『宗教法人・剣劇』を設立。
「ギニャガゴェ~ブニャ~~~ゴウェェ~!」
と、ひと鳴き御布施100万円!
ガッポガッポといった塩梅な訳!
う~ん!まさに僕“だけ”が癒されるぅ~!
苦しい生活を打破するにはもうこれっきゃ無い!
これで不景気もめった斬りDAYONE!

はい!そこで!
『浅香光代』そっくり!くりそつ!おばさんを大募集いたします!
FAX番号は
『043の(083)の0213』
『043(083)0213』
『お爺さん、お婆さん、お兄さん』
まで、どしどしFAXお待ちしております!
え~メールでも受け付けております。
アドレスは
『sake-nonda@no-shimenora-mende.deburuyo.ne.jp』
『酒飲んだアトの、シメのラーメンでドッとデブるよ
ドットエヌイージェーピー』
です!ヨロシク!

では本日の1曲目まいりましょうか。
八千代市ラジオネーム
『テリー・ファンク・ジェイアール』さんからのリクエスト。
千葉繋がりで千葉県出身『千葉真一』出演ドラマ
『キイハンター』のテーマで
『非情のライセンス』

〈Music・IN〉
♪テーテテー
テレレテレレレ
テーーーーーーーー
……♪
〈Music・END〉

『JJサニー千葉』で
『ジャパン・アクション・フィットネスクラブのライセンス』
聴いていただきました。
さて先程募集いたしました
『「浅香光代」そっくり!くりそつ!おばさん』ですが!
早速、FAXが殺到!
メールもじゃんじゃん届いております!
ありがとう!
このままでは回線パンクしちゃいますので
ここで締め切らせていただきます!
しかし言ってはみたものの見るに耐え難い!
『浅香光代』そっくりはそっくりでキモいし
似てなきゃ似てないで
ただのおばさん集団でなんだかキモいし
どっちにしても、おばさんがうじゃうじゃ集まるとキモい!
という事で
『剣劇女優エロス宗教プロジェクト』廃止!
現金輸送車でも襲います!

さてここでお便り紹介しちゃおうかな。
え~ラジオネーム
お?
『志村!Tシャツ前後ろ!』さんから。
おぉ!?
「ばんぱくさんお久しぶりだっちゃ!」
おぉ!
以前もお便りくれた『浦安の53歳主婦』!
「ランちゃんあれから色々あって引っ越す事になったの。
!!っちゅうか、己れがラジオでハガキ読みよったせいで
世間の風当たり厳しゅうなって
ワシら夜逃げせなあかんようになったんじゃ!ボケ!」
ランちゃん!?
「おう!
偽の『ディズニーランド』や『ディズニーシー』を造っちまった親父は
キ○ガイ呼ばわりで精神病院入りだしよぉ!
住民との裁判にも負けてもうめちゃくちゃだぜ!」
弁天!?
「ぶも~!ぶも~!
メシ!」
レイ!?
「ラムさんは俺が守るっ!」
メガネ!?
「仕方がないから今は我孫子市の空き地で暮らしているわ。
空き地の真ん中にコタツを置いて巨大な猫と一緒によ。
私はストレスで髪が抜け落ち
まるでサクランボみたいな坊さん的容姿になっちゃったわ。
ビューッ!ビューッ!
こんな事になってしまった責任は、ア・ナ・ル……
ア・ナ・タ。
ばんぱくさんにあると思うの。
ビューッ!ビューッ!
ばんぱくさん、責任とりなさい。
さもなくば訴えさせていただきますわ」
お雪さん!?
「ちゃんと謝るっちゃ!
ダーリン!」
常連リスナー『志村!Tシャツ前後ろ!』さんありがとう!
成る程責任とって謝罪しろと。
はい!
そんなん僕にとっちゃあど~でも良い事だゼ!
全部あなた
『志村!Tシャツ前後ろ!』さんの自己責任!
全ては因果さ!
ぷっぷくぷぅ~。
ではそんなコタツ野郎からのリクエスト。
私ばんぱくの新曲!
『ラムのラブソング』
アニメ『うる星やつら』のテーマソングの1つを
カバーしてみました。
『ホーミー』バージョンで
どうぞ!

〈Music・IN〉
♪ぼぇ~
あんまりソワソワしないぼぇ~
あなたはいつでもキョロキョろ~ぇ~
よそ見をぇ~
おぅえぇ~
……♪
〈Music・END〉

皆さん買ってね!
売ってね~よ!
それでは続きましてはこのコーナー
『めけめけ!あるある探検隊』!
リスナーのみなさんから頂いた『あるあるネタ』を
“あるある”“ないない”
ジャッジしようといったこのコーナー。
さて本日の一発目は!
君津市ラジオネーム
『私は貴方のお母さんじゃないのよ!』さんからの投稿!
痛い名前のビッチ野郎ですね。
では
めけめけ!あるある?ないない?

♪デレテテッ♪

鼻水かんだらオナラ出た。

「ないない!
そんなんないよ!
ついでにこのラジオもないよ!
まったく、ふざけんじゃないよ!コンチクショー!」
え!?誰だ!?
「あたしだよ!
あ・さ・か!
剣劇女優・浅香光代だよ!」
えぇ!?
「あんたねぇ!
さっきから聴いてりゃハレンチな事ばっかし
べらべらとっ!
たとえ世間が許しても
あたしゃ絶対!」

“カンカンッ!”

「あっ!許さないよ!」
ハレンチて…ぷぷっ。
「笑ったねっ!
大体あんたはねぇ、下品なんだよ!
こんなラジオ!
誰も聴いちゃいないよ!
たたっ斬ってやるわっ!」
ぬっ!
そっちがその気なら、こちらはこうだっ!
出でよ!サッチーロボ!
あポチッとな。

“ギュイ~~~ン!”

『バカ言ッテンジャ無イワヨ!克也!』
「野村沙知代ロボ!?」
ミッチーVSサッチー懐かしの対決!
『サッチ ア ビューティフル レディ♪
サッチ ア ビューティフル レディ♪』
「な~に歌ってんだよ!
たたっ斬ってやるよ!」

「あ~た方何やってらっしゃるのかしらもう!」
デ、“デヴィ婦人”!?
「こんな所で揉めて
あたくしもう信じらんないわ」
「たたっ斬ったる!」
『サッチ ア ビューティフル レディ♪』
「あたくしの必殺技をおみまいして差し上げるわ。
デヴィの鼻くそ爆弾!」

“ホジィホズボーーーン!!!”

うぎゃ~あああ!

お後が全くよろしく無い!

めけめけ~!

写真。京成電鉄のICカードキャラ
『京成パンダ』

ババアと三途デート。

2009年01月28日 21時01分30秒 | お仕事シリーズ
1月28日 水曜日
天気 曇り
天気同様、どんよりとした心持ち。
最悪だ。

午前10時
『代々木』駅西口交番前で彼女と待ち合わせ。
いっそ雨だったら…
気まぐれな彼女は
『南の島のハメハメハ大王』の子供達の様に
雨が降ったら
「やめた。
行かない」
となるのだ。
逆さに吊るした『テラナイボウズ』の効力も
彼女の強い魔力には勝てなかったという訳か。
アメフラズ…。

仕方ない。
僕はいつもより少し遅くマンションを出る。
憂鬱といっしょに電車へ乗り込み
行きなれない『代々木』へと向かう。
仕事でも遊びでも
『代々木』は僕にとって縁遠い街だ。
以前大学生時代
キ○ガイな女の子のマンションで
クソみてぇな友達連中と飲み会をして以来
足を踏み入れてはいない。
無縁な街は無魅力に
ただの待ち合わせとして僕を迎えた。

午前9時20分
少し早く着きすぎた。
喫茶店に入りモーニングを注文。
タバコをたっぷりくゆらせる。
しっかり体に刷り込む様に
ゆっくりゴクリとケムリを飲み干す。
この後しばらくタバコは吸えないだろう。
彼女がタバコを吸わない人だからだ。
別に彼女に対して気を使っている訳ではない。
なんとなく
エチケットとして
僕が勝手にそうしているだけの事だ。

彼女と知り合ったのは
今からおよそ9年と3ヶ月程前。
無職の僕は
日々をのんべんだらりと過ごしていた。
ある日のショッピング中に1本の電話。
僕の携帯が過敏に反応している。
恐る恐る
「はい、もしもし」
「貴方に決めたわ」

その時は
飛び上がらんばかりに喜んだ。
数十人の中から
たった1人、僕が
だらしのないこの僕が
選ばれたのだから。
しかし
その喜びはスグに絶望へと変貌を遂げた。
彼女は
マッドサディストだったのだ。

「お待たせ」
“ビシッ!バシッ!”
「HOW!ハメ!ハメハ女王様!」

っちゅう訳で
今日は
マッドサディストな彼女…
いや、うちの社長と
布地メーカーの展示会&買い物に出掛けました。
半ば拉致気味にね。
はぁ…。
買い物とは
来週に控えております展示会
『東京ギフトショー』出展に向けての
展示備品を調達する為のものであります。

まずは『代々木』で布地メーカーへ。
昔は布地の問屋やメーカー本社、支社などは
『浅草橋』界隈が多かったのに
ここ最近では
もっぱらこの辺りへの移転が相次いでいるようで
過去の問屋街は寂しくなっちゃってるようです。

展示会場での社長は
ぬぇ!?こんな場所でも!?
っちゅうくらいの暴言はきっぷり!
…たいしたもんですわ。

ろくなのないわねぇ
ダサい
あなたうちの担当なんだからぼーっとしてないで説明しなさいよ
等々

わめき散らかして
次の布地メーカーへ。
ここでは良い布地がかなり見付かり逆にノリノリ。
はぁ…
振り回されます。

さて
その足で『総武線』に乗り込み『浅草橋』へ。
車内でもペチャクチャペチャクチャ
中吊り広告『SPA!』の見出しに突っ込み入れたり
『爆笑問題・太田』の事をボロクソ言ったり
『談志』の事をボロクソ言ったり
『朝青龍』の事をボロクソ言ったり
言ったり言ったり言ったり言ったり
一体この人、何なんだぁ~!?
到着。

駅を出た途端に目的地と逆に歩き出し
僕が軌道修正。
1つ目の用件を済ますと
次に
見たいペットショップがあるというので探すも見当たらず。

おかしいわね。
浅草橋5丁目なのに。
ちょっとあなた真剣に探しなさいよ!

と罵られ
こちらとしてもふにおちないので
社長が控えて来たメモを見せてもらうと
住所が
“浅草橋”5丁目
でなく
“浅草”5丁目!
あまりにも腹が立ったので

「社長!これ“浅草”5丁目って書いてありますよ!
ここ“浅草橋”っすよ!
“浅草”じゃないっすよ!
分かってます?
“橋”っすよ“橋”
アサクサバシ!
頼みますよ」

ここぞとばかりに
しつこく罵ったら
うるさいっ!黙れっ!
と一喝されちゃいまして。
はぁ…
振り回されます。

昼飯。
美味い蕎麦屋で僕に
鴨せいろをご馳走して
全てを帳消しにしようと目論む社長。
散々歩かされた腹いせに
無茶苦茶高いもん注文したら
ちっ
と舌打ちされやした。

んでもって『シモジマ』行って
どうせ僕が全て持つからって
社長、アホかっちゅうくらい備品買い込むもんだから
重い重い!
大汗!大汗!
アホだっ!
鬼だっ!
バカヤロー!

その後休憩っつって『ドトール』で
ペチャクチャペチャクチャペチャクチャペチャクチャ。

社にいる皆におみあげで
『桜餅』&『かりんとう』を購入し
それも持たされ
重さUP!で
社長のアホさもUP!
僕は大汗あっぷあっぷ!
バカヤロー!

帰りの電車内でも
社長の毒舌お喋りは留まる事を知らずヒートアップ。
ペチャクチャ言ったりペチャクチャ言ったり
ペチャクチャ言ったりペチャクチャ言ったり

それにしてもなんだ!?
この『大汗メガネ男』と『毒舌鬼クソ婆さん』のカップルはっ!
パリの街角でショッピング!
たくさんブランド品買い込んじゃったわ!
ジョージア!
僕が持ってあげるさ。
だから気がすむまでお買い物を楽しめばいいさ。
エメラルドマウンテンレディ。
気取りかっ!?

こんなもん
巣鴨のとげぬき地蔵通りで買い物!
たくさん線香のケムリ浴びてしもぅたわい!
ボランティア!
僕がおぶってあげますよ。
だから悔いを残さずお仏壇をお選び下さい。
年寄るとなるんでん、尿漏れ。
だっ!
ちゅうか疲れたっ!
アホクソババア相手に半日!
ヘトヘトっす!
バカヤロー!
ババアヤロー!
ババアは野郎じゃないか。

会社へ戻り
お茶にしようと
皆でおみあげの
『桜餅』&『かりんとう』を食べながら一息。
疲れたせいか
体が甘いものをやたらと欲っし
♪やめられない止まらない
かりんとう♪
てな具合に『かりんとう』を食い尽くそうとして

「いい加減にしなさい!」

と婆さん
最後は意外とベタに
突っ込んだのでした。

はぁ…
振り回されます。

もう社長と買い物
懲りゴリラ~!
ウホッウホッ!

めけめけ~。

写真。『代々木』駅前。
喫茶店から10分前に向かうと
社長いたっ!
パシャリ!
見えねぇ~!

嫌な夢も、くだらない現実も、変わりゃしねぇやっ!

2009年01月27日 20時10分26秒 | ほのぼの日記シリーズ
ぼわわ~ん。

久々に実家へ帰った。
そこで2人の妹に犯された。
ヒドイ!
兄に、なんという事をっ!

リアルな描写はここでは控えまして
リビングへいくと
親父と母さんがもめている。
親父の浮気で離婚騒ぎ。
散々僕の目の前で罵りあった後
ニコニコ顔で家を出てゆく親父。
僕は母さん側に付くことになるのか。
なるんだろうなぁ。
なるんだろうなぁっちゅうか
大人だろう!
自分の意思で決めよ!
母さん側に付くよ!

付くと決め
実家から会社へ出勤。
最近契約を交わしたご新規さん方々より
次々と契約解消の電話が入る。
何故っ!?
そんな矢先
相次ぐ同業者の倒産ニュースが飛び込み
社内は一気に慌ただしくもブルーなムードに。

倒産グルグル倒産グルグル倒産グルグル倒産グルグル…
渦巻く“負”なテンション。

何故かニヤつく社長。
電話があちこち鳴り響く。

プルル…
          プルル…
  プルル… プルル…
プルル…     プルル…  プルル…

「閉店」
「倒産」
「休業」
「解散」

すると突然!
何故だかみるみる膨れ上がる僕の右腕!
御歳暮の『ボンレスハム』を越え
『桜島大根』を越え
パンパンに腫れあがる!
腫れて膨れるだけじゃない!
伸びている!
手先が太く長く伸びている!
昔懐かしの『ペットントン』という子供向け番組の主人公キャラ
『ペットントン』の腕の様に
『ジャックと豆の木』での『豆の木』の様に
果てしなく膨らみ続け伸び続けている!

自分の物でないような自由のきかない右腕に
いささか戸惑っている僕の横に
『V6のイノッチ』が現れた!
『イノッチ』はかなり老け込んでおり
皆から『イノッ爺(ジィ)』と呼ばれていた。

何故か『イノッ爺』は怒っている。
プンプンッ!プンプンッ!
僕に向かって怒っている。
そうかっ!
分かったゾッ!
若い『イノッチ』を年老いた『イノッ爺』に変えてしまったのは、
『イノッチ』のエネルギーを吸いとってしまったのは、
僕の右腕なんだ!
最悪だ!
最悪な事態だ!
だが、どうする事も出来ない!
いくらうろたえたって
僕の右腕は膨らみ続け
『イノッチ』は老け続けてゆく!

やがて僕の右腕は
もう何だか分別がつかぬ様な巨大な代物と化し
片や『ジャニーズ』の若者はシュワシュワに縮こまり
『イノッチ』であった『イノッ爺』が
今や、ちっちゃい『イノッ小(チィ)』と変貌してしまった!

巨大な化け物腕と梅干しの種。

うわぁっ!

ぼわわ~ん。

悪夢だ。
最悪だ。
最悪夢だ。

今朝は嫌~な気分で目覚めた。
文章にするとただの意味不明な夢になるが
これを
夢とは言え映像?画像?実像?
“夢像”で
“見ちゃって”“体験しちゃって”ると
はっきりした“夢リアル”で
僕にとって
ちょー『最悪夢』っちゅう実感が残る事となる。

で起き上がりお風呂をいれると
風呂ガスのボタン押し忘れてて『水風呂』になっちゃった。
この寒い冬に!
修行じゃあるまいし!
急遽お湯を足す。

駅のホーム
整列乗車。
いつもよりちょっと遅かっただけで
もうかなり並んでいる。
仕方ないので立って乗車。

会社では
今日は部長の
“労働意欲ゼロデー”なのか
無駄に仕事を押し付けられる。

お昼。
今日は食いたい弁当があったので
弁当屋に行こうとしたら
社長に引き留められ
強引にうどん屋に拉致られる。

午後より
展示会の備品を買い物に。
両面テープの在庫を聞くのに30分も待たされ
結局無く
とりあえず他に必要な物を色々購入し
重い荷物で会社へ戻る。

途中タバコ吸おうも
ライターのガスが切れてて火がつかず
赤い100円ライターを渋々購入。
コンビニ前の喫煙スペースでタバコを吸ってると
灰皿あるのに地面に灰を得意気に落とす女性の灰を
風のせいで僕がモロにかぶるハメに。
コートと靴に灰が付着。
注意するも舌打ちされる。

事務所に入るなり
タバコ臭ぇと叱られる。
忙しいのに
社長のアホみたいな会話に付き合わされた挙句
何だか知らんが
明日の午前中浅草橋まで
“買い物”という名の“荷物持ち”に駆り出されるハメに。
ケムたがったら
また叱られた。

あぁ
仕事が進まない!
やらなければならない事が
山積みだ!
来週に控えた展示会の打ち合わせもロクにしていないから
あちこち話が食い違い
せっかく作った重機や備品も
やり直し続出!
仕事の進みが遅ぇのは
誰のせいだっ!
バカヤロー!

やってらんねぇと定時で帰宅も
帰りの電車でOLに
ヒールで足を踏みつけられて
も~れつに痛い!
ぎょっ!
OLかと思ったら
出勤前のオカマだった!

うわぁっ!

『最悪夢』の後の
『微妙にツイてない現実』
この因果関係と
今後の人生
あとついでに僕の腐ったオツムん中を
『夢占い』の出来る方
『夢分析』の出来る方
どうか診断して!
見て!
してみてくださ~い!

お代はツケで
お願いします。

「ケツで払ってもらうわよ!」

うわぁっ!
それだけは勘弁っ!

めけめけ~。

写真。ホッピー、飲んでます。

文章は書き手の顔…のハズでやんすの巻。

2009年01月26日 21時04分50秒 | お仕事シリーズ
文章というもんて
体調とテンションに左右されるものだ。

調子良い時は
納得のいくものが書けるのだが
その逆ん時ってのが
なんともみっともない。
自分のその時のコンディションが手に取る様に分かってしまう。

恥ずかしい。

こうしてブログっちゅう形で
毎日毎日書かせて頂いているのだが
過去のんを読み返したりしてみると
「あぁ…こりゃヤバいわ」
ってのが結構あったりして赤面な訳だ。

酷い二日酔いだったんだねぇとか
嫌な事でもあったのかいとか
風邪か!?
疲れてんなぁ…
無理してますね
お薬処方しときますんで朝昼晩と食後にね。
お大事に
なんてな~。
自分を心配して
気にかけちゃったり。

ブログは携帯電話かパソコンで書いているので
まだ、
まだなんとかなっているような気がするのだが
これが手書きともなると
もう隠しようがない。
そん時の自分がバレバレだ。

うちの会社は出張中
毎日『報告書』というもんを書いて社にFAXしなければならない。
その日の『注文書』と『営業レポート・報告書』の2つ。
『営業レポート・報告書』とは
つまりは『仕事日記』の様なものだ。

以前は出張にノートパソコン持参で出掛け
前もって『エクセル』で作っといた『注文書』に
その日いただいた発注を入力し
出張報告を書いたメールに添付して送っていたのだが
受け取る側の“地獄”会社の鬼ばばあ連中が
システム理解してくれなかったり
めちゃくちゃにしちゃったり
仕舞いには出張中にもかかわらず勝手にプロバイダー解約しちゃったりで
かなりの不具合が生じた為
今は原始的手書きFAXにしているのである。
これが面倒極まりない。

『注文書』は売り上げに繋がる営業の命みたいなもんだもの
書いてFAXする事は重要な仕事だと
特に面倒さは感じないのだが
問題は『報告書』だ。
仕事だから多少の面倒は当たり前として仕方ないのだが
これが非常に厄介なのである。

まず
うちの場合『報告』に無駄が多すぎる。
流れとして

1・まずその日の仕事が終わり
会社へ『報告』の電話連絡をする。
2・さっき電話でみっちり『報告』したにもかかわらず
それと同じ事を『報告書』として書面に記し
夜のうち会社へFAXを流す。
3・翌朝、その『報告書』に基づき
仕事開始の電話時に
「昨日はあ~だったこ~だったむにゃむにゃ」と
また『報告』の『報告書』による『報告』確認みたいのをする。
4・出張が終わり東京へ戻り
出社したその日に
『報告書』に乗っ取った
出張『報告』会議なるものがもようされ
また同じ事をここで『報告』させられる。
1~3は出張中日々繰り返しアホみたいにリピート。
4は1~3のアホみたいなリピートのリピート。

無駄だ!!

気が狂う!!

書類として残しておいた方が
後々何かと便利だっちゅうのんは分かる。
そんなもんは僕が営業としての個人仕事で
ファイリングしときゃ良いようなもんだ。
具体的に色々詰めなければならない事に関してのみ
フィードバックした後に会議でさばいていけば良い。
これじゃまるで
新手のいじめか
ボケ老人にやたらと親切に接するボランティアだ。

…ん?
そうだったのかっ!?

確かにうちの社長は“ボケ老人そのもの”だ!
“いじめボランティア”かっ!?
今日のシェフのお勧めは
『給料の発生する
“嫌がらせ風 いじめボランティアのラザニア”

“社長の気まぐれサラダ”』
か!?
アホかっ!

そんな無駄が無駄に蓄積された
“無駄のダム”みたいな状況が
僕の心を蝕み
僕の手先を狂わせ
僕の『報告書』の文章をメタクソにさせてまう。

今回出張時の『報告書』の一例。

○月×日(△曜日)
〈雑貨屋ほにゃらか〉
新商品しょーかいしてきまた。
オーガンジー、メッシュシリーズは
なんかしらんがいまさらな感じでちょっとといった感じでちょっと無理とのこと。
やはり!な感じ。
いやはやしかし!
オールドローズシリーズは久々のヒットの予感!みたいな事をおっしゃっていました。
やりよる!
つまり何が言いたいのかとゆーと
ズバリ!気に入ってたでしょう。
かわいいと言ってた。
BKとベージュが特に●←(字の間違いをぐじゃぐじゃ黒く塗り潰し)
反応良し。
プロパーも良く売れてたよ。
商品そろいしだい来月伝で。
12月はよそー異常にキビシー!かったそうなり。
どこもみな同ぢ。

…………………。

なんだこれ……。

これ…ノンフィクションです。
見たまんま丸写ししてみました…。
こんなヒドイ文章が
これまた暴力的なヒドく汚い字で
殴りつけるように書かれてあります。
突っ込み所満載です。
っつうか全てが突っ込み所です。
誤字脱字!
ひらがなだらけ!
おかしな文法&言葉遣い!
やる気あんのか!?っちゅう字面!
ナメてんのかっちゅう表現!
読む気が失せる汚なさ!
完璧なまでの『脳足りん』っぷりです。
自分で書いておいて
ちょっとこれは…いくらなんでも…と
反省はしませんが
読み返して思いました。

言い訳はしません。
僕は『報告書』に関して
1度書いたら全く読み返しません。
だから書いたそばから
書いた事を忘れてしまいます。
無意識に脳から消し去っているのカモしれません。

ただただ無駄な一連の“報告の羅列”にホトホト嫌気を感じ
イライラ気味に
仕事終わりの解放間で
アルコールを強か体内に注入しながら
ホテルの部屋で
「チッ!
面倒臭ぇなバカヤロー!
早く書いちまえ!
こんなもん!
コノヤロー!」
と“呪い”に近い精神でしたためた結果なのです。
そう!
『報告書藁人形』です!
そんな感じです。

大抵そんなヒドいコンディションで
『報告書』を書くもんだから
こんな調子の物が多い訳でありまして。
酔っ払ってたりするしね。
毎回結構こんな感じ。

なもんで
出張報告会議の資料である
僕のFAXした『報告レポート』は
社長による誤字脱字&バカ文章の訂正が
まるで『赤ペン先生』の様になされている訳でありまして
会議は
それに対する説教から始まるわけです。

それもまた
「面倒臭ぇ~!」
駄目社員です。

文章は
体調とテンションに左右されるもの。
僕の書いた『報告書』が
まさにそれを物語っておりました。

っつう事は
仕事中僕の体調とテンションは
最悪っちゅう事か?

社長!
こんな駄目社員
今すぐチョキンッ!と
クビにしろ!
あぁ!
やっぱしクビにせんといてぇぇぇ!!

今日のブログも
…なんつぅかヒドいもんだにゃ~。

これに懲りず
これからもごひいきに
読んでくださいねっ!

めけめけ~。

写真。手帳のメモ。
汚くて…読めん。

真心『JUMP』!!

2009年01月25日 12時52分15秒 | 音楽全般シリーズ
♪雲がすごく早いよ 風が地球をひと回り
僕は寝苦しい夜を 気持ち良く過ごした
夢の中で笑ってたよ
僕が今まですれ違った全ての人々
晴れても雨降りでも出かけよう♪


昨日東京はとても寒く
雪もちらちら。
どうせなら“どかっ”と降りゃ良いのに!
なんて思いつつ
夕方より中野サンプラザにて
『真心ブラザーズ』のライブに出かけました。

今回のアルバム『俺たちは真心だ』は
いろんなJ-POPアーティストをオマージュしてつくったそうで
何だかイマイチだった感じがして
あんまし聴いてなかったんだけど
聴いてなくともライブは
けっこう楽しめて
良かった!良かった!って感じでした。


♪僕はとても楽だよ 地面蹴飛ばしてジャンプ
君の顔思い浮かべて肩の力を抜くのさ
空から見ると街がきらめく
怪獣出てきて踏み潰してく全ての建物
晴れても雨降りでも出かけよう♪


僕が小学6年か中学1年の頃
フジテレビ系列で『夕焼けニャンニャン』の後がまで
『パラダイスGoGo!!』という番組が放送されてました。

当時僕は
「漫画家かお笑い芸人になりたい!」
と血迷った夢を抱き
モノマネ番組のオーディション等を多数受けとりまして。
ただ、ネタがブラックすぎたり
シュールすぎたり
くだらなすぎたりして
オーディション会場ではウケていたのですが
「ねらいはおもしろいがテレビ向きじゃない」
「なんだかめちゃくちゃでヒドイよね」
「…わ…分からない…」
等の評価で落選の日々。

そんな時、某プロダクションの人が
「なんだかわからんがおもろいから
バイト感覚で素人参加のコーナーに出てくんない?」

これまた何を血迷ったのか僕に声をかけて来て
その『パラダイスGoGo!!』のとあるコーナーに
“『上野の西郷さんの銅像』のモノマネ”
っつうこれまた、さっぱり意味不明のネタで出演。

その時、別コーナー
『勝抜きフォーク合戦』に出場し
文字通り勝抜いて優勝をかっさらっていたのが
『真心ブラザーズ』でした。


♪風はもう吹いてはいない
君とはもう二度と会えないのだろ
僕らを照らし続けたオレンジの夕日は
噴水の温度を上げた♪


僕的にはホールってあんまし好きではありません。
何だか自由が無い感じがして
動きも制限されちゃって
それだけでテンションがちょっと下がる。
ライブハウスのほうがグチャグチャで良い。
めちゃくちゃできるしね。

ホールだとなんだかノリにくい。
“聴きに来た”
って感じがしちゃって
まさにただただ“聴い”ちゃう。

昔、『清志郎』が色々なアーティストと共に
新宿のナイトクラブで
企画物の落ち着いた雰囲気なライブショーを催した時
テーブル席の客がライブハウス感覚で
ステージに押し寄せ異様な感じになっちゃった。
その時『清志郎』が
たとえ椅子に座ってようが
制限されていようが
好きであるならば音楽を楽しむ事
めちゃめちゃにノレる事は出来るハズだと言ってまして
昨日の『真心ブラザーズ』は
そんな『清志郎』を思い出すほど
何だかそんな感じで楽しんでる僕がいました。


♪冬が段々好きになる 服の重ね着楽しいよ
星の見える夜を気持ちよく遊んだ
雪の中で電車が止まる
ホッと一息外を見渡す白く静かな世界
よく寝てよく食べ出かけよう♪


『真心』は詩が良い。
なんだか引き込まれる。
じゃれているようで
悪ふざけをしているようで
聴いていて楽しい気分になってくる。
昨日のライブでも
エンターテイメント性が高く
お客とステージが平和の中で
一緒に遊んでいる感じがしました。

この歳になると
ハシャぐのがちょっと恥ずかしい
なんて自分がどこかにいて
傍観者的目線でライブなどを見て聴いてしちゃいがちなのですが
知らず知らずのうちに
とても楽しんでいる自分が出てきて
“ハッ!俺、今引き込まれてた”
なんつう自分を発見したりして
『真心』にどっぷり浸かった2時間でした。

途中『JUMP』という曲が
今の自分ととてもフィットして
思わず
「ほーっ」
とつぶやく僕。

何度聴いても
聴く時の自分が変わっていれば
聴く側にとってその曲は
良くもなったり悪くもなったり
自在に変化していくもの。
上手くはまった時
音楽はその時の自分を
伸ばしてもくれるし
表してもくれるんだな~と
あらためて感じた瞬間でした。


♪風はもう吹いてはいない
君とはもう二度と会えないのだろ
僕らを照らし続けたオレンジの夕日は
噴水の温度を上げた♪

これが『JUMP』です。

♪寒い夜は暖かい ベッドの中で過ごすのさ
僕の部屋には楽しいこと溢れてる What a wonderful world
コーヒーを飲み音楽を聴いて 漫画の山からCDの森まで
奥深く進んでく 窓開け外の寒さ確かめる♪


先日のブログ『まいど1号』打ち上げ成功したらしいし
僕もおもいきり“JUMP”して
宇宙までいっちゃう程
前向きに人生おくりたいな~と思いつつ
どろどろした二日酔いの朝に
こんなブログ書いてみました。

♪僕らを照らし続けたオレンジの夕日は
噴水の温度を上げた♪

『真心ブラザーズ』
なんか変で楽しいバンドです。

めけめけ~。

『らーめん放浪記』麺10 本目。

2009年01月24日 17時34分03秒 | 連載書き物シリーズ
『らーめん放浪記』

〈1-(9)・沖縄〉


“パリーーーィン!”

一瞬スローモーションで時は動いた。
それは『白烏(しらからす)』の目の前を横切り
窓の手前およそ50㎝でバネの様に床を蹴り
カメムシみたいに体を丸めた形で
亀裂の入ったガラス窓を全身で突き破って
外へと飛び立っていった。

「ひぃやぁぁぁーーー~~~~~っ!!!」

情けない叫び声以外は
まるでハリウッド映画の1シーンでも見ているかのよう。
粉々に砕け散ったガラスの破片は
組み立て前の細かなステンドグラスみたいにキラキラと輝いて見え
白烏は思わず息をのむ。
ガラス窓に飛び込んだ
ヨレヨレ灰色スウェット姿の『鉛筆銀(ぺんぎん) 豊』が
何だか“神”に見え

「ジーザス・クライスト・スーパースター……」

思わず呟くも
それはすぐさま苦笑に変わった。

“ヨレヨレ・カメムシスト・スーパースター”

は混乱のあまり
自分の部屋がアパートの3階だった事を忘れていたのだ。
「高いっ!死んじゃうっ!」
高速早口で叫びながらグングン地面に落下してゆくカメムシ。
何ともみっともない。

落ちゆく鉛筆銀の視界に
まるでアメーバの細胞分裂でもしたかの様な瓜二つのおっさん2人が
“ぶよん”
と待ち構えている。
「!!!?」

ポカンと口を開いた2匹の肥えたワニ。
一方的に落ちてゆく者に比べ
落ちてこられる側からしたらそんなもん
たまったもんじゃない。
「なんじゃありゃ!?」
“「はあ!?」”
拡声器から漏れる『陽罵琉(ヤンバル)院長』の声と共に
隣のヤクザ『陽罵琉・次男』も身構えの体制。

“落ちる”
“落ちてくる”
両者共々の距離が縮まり
当然引力にも逆らえず
無数のガラスの破片と1人の男が降ってきて

“ドスーーーンッ!”

陽罵琉達はそれを受け止めきれずに尻餅をつく。
「ふぐっ!」
ぶよぶよな2人の体がクッション代わりとなり
鉛筆銀はなんとか無傷で着地。
「われコラッ!」
「鉛筆銀く~ん。
キミのほうから
こんなにアッサリ出てきてくれるなんて
手間が省けちゃったな~」
「あわ……」
目を合わせ
ニタリ笑って
陽罵琉
「むひひっ。
サンクス!」
捕獲しようとする2人に
「いやぁぁぁぁぁ~~~~~!」
ケンカ慣れしてない
いじめられっ子の様な無作為両手グルグルパンチを繰り出す鉛筆銀。
羽交い締めしようと突き出された陽罵琉・次男の腕を

“ガブーーーッ!”

「痛!」
そのままなんとか振り切った形となり
灰色の
“ヨレヨレ・カメムシスト・スーパースター”は
相変わらず両手をグルグル回しながら
ひ弱な叫び声と共に
猛スピードで住宅街の中へと消えて行った。

尻を強か打ってしまった2人の陽罵琉は
追いかけようにもなかなか立ち上がれず。
騒ぎに気付き
アパート3階から駆けつけてきた肉屋『陽罵琉・三男』に
「カン太!追え!あいつを追え!」
「へい!」
こちらもまた
猛スピードで追いかける。

そんな一連の騒動を
3階鉛筆銀の部屋の割れた窓から眺めていた白烏の舌は
興奮絶頂の中
なめすぎたペンのインクで
真っ黒に色づいていた。


那覇の桜が頬を
“ポッ”
と赤らめたほろ酔い加減な色づきの今日この頃
ソーキそば屋『ガジュマル』の厨房には
顔を真っ青に色づかせた
泥酔期を通り越し
昏睡期に突入しつつある『べ子』が
泡盛の一升瓶を抱えてピクピク震えていた。

あの後『犬山』という東京の刑事に話を聞いてもらったべ子の父『ウシ男』は
こうなったら居ても立ってもいらんねぇさ~!
出前迅速!
即行動!
早速調査開始さ~!
と吠え散らかした後
犬山を連れ
店ほっぽらかして
『ヤンバル病院』へと向かってしまったのだ。

鳩時計の鳩が9回鳴いた。
外では猫が
これからやって来る暗く長い夜の闇を知らせるかの様に
“にゃ~にゃ~”
と鳴いていた。

この腕に抱く事が出来なかった『我が子』と、夫『ムネ彦』の
愛する2人を同時に失ったあの日以来
べ子は闇が怖くなってしまっていた。
闇が怖い。
夜が怖い。
孤独が怖い。
ひとりが怖い。

怯える夜はアルコールの力を借りて
自分をなんとか落ち着かせ
『眠気の精』を迎え入れる。
精神安定剤や睡眠薬を服用する事もしばしば。
店が忙しければ
忙しさに不安を預ける事が出来るのだが
あの屋台『黒猫』がきて以来
『ガジュマル』は閑古鳥が鳴く有り様。
そこにきて
犬山との話の席で
せっかく薄れ掛けていた過去の傷を
再び掘り起こされてしまったもんだから
今夜のフラッシュバックは半端ないだろう。

“ウチは強い娘だ”

いろんな重圧に立ち向かうべく自分に呪文をかけながら
ひとり厨房で泡盛を飲む。

どうせ今晩も客なんて来やしないだろう。
とっちゃんは酷いさ。
人の気持ちも無視して
自分勝手な行動ばかりとる。
いくら犬山さんが刑事だからって
他人まで巻き込む事は無いのに。
犬山さんには犬山さんの人生があるんさ。
仕事があるんさ。
別件で沖縄に来ているとおっしゃっていたのだから
そちらでもう手一杯だろうにさ。
いい加減にしろ。
いい加減にしろさ、とっちゃん。

人は皆、最後はひとり。
自分の事は自分で
自分の身は自分で
切り開いてゆかねばなるまいさ。
そろそろ“決着”をつけねばなるまいと
とっちゃんが言ってはいたけれど
“決着”ならばウチがつけるさ。
自分で自分に“決着”つけるさ。
誰にも迷惑はかけない。
とっちゃんみたく
他人を巻き込まない。
ウチはウチのやり方で
きっちり過去に“決着”つけるさ。

べ子の“核”に炎が
“ボッ”
と灯り
熱い何かが込み上げた。

「これっきゃないっ!」

グンッと立ち上がり
店内ありったけの一升瓶を集め並べ
全ての封を切る。
「これっきゃないさ」
両手で一升瓶を抱え持ち
「ハッ!」
と一喝気合いを入れて
泡盛を一気にらっぱ飲み!
「ブハッ!
ゲホッゲホッ!」
べ子の自作自演劇場が始まった!

『神泉』『神泉古酒』
『久米仙古酒』『うりずん』『瑞泉』『瑞穂』『まさひろ古酒』
『南風』『琉球の人』『百年の夢』『龍泉』
『桜まつり』……
次から次に飲み干し
足元は空の一升瓶で山が出来る程。

胃に流し込まれた泡盛達は
べ子の血管を駆け巡り
脳や心臓をぶん殴って
大暴れ!
既に血中アルコール濃度は踊り狂う程のテンションに達し
止まってんだか動いてんだか分からないくらいのスピードで
視界が高速回転!
“パッチパチッ”
とフラッシュがたかれ
嗚咽が込み上げる!
「うっ!」
目をひんむいて
両足で地面に根をはり
踏ん張って
「せやっ!」
“ゴクリッ!”
吐いてたまるかっ!
負けてたまるかっ!
行ったる!
運ばれたる!
急性アルコール中毒で
『ヤンバル病院』に
まんまと潜入したる!
こんな遅い時間に
こんな健康な自分が
“今”“この場”でやれる方法は
“これっきゃないっ!”
中途半端はダメだ!
直ぐに帰されちゃう!
入院して
たっぷりと時間を掛けて
ねっぷりと調べあげてやる!

呼吸が荒くなり
倒れ込み
脳が錯乱し出し
徐々にぶっ壊れてく自分の様子が
薄れてゆく意識の中
最低状況にもかかわらず
何故かべ子自身しっかり理解出来ているような気がしていた。

自作自演の急性アル中作戦成功!
べ子は満面な笑みを浮かべるも
自分が今
この時間この場所に
“ひとり”
なのだという事に改めて気付く…。

やり過ぎた…。

これは“死ぬ程”ってヤツだ。
ここまでせぬとも
『急アル』にはなれたハズ。
死ぬ…のか…?
いっそ、そのほうが…。
いや
死んじゃもともこも無い。
全てのからくりを知り
戦う為にこの方法を選択したのに。
成し遂げなければ
何の意味もない。
ナンセンスだ。

あちゃ~
度が過ぎたぁ……。
大きく落胆し
絶望の底へ突き落とされる。
ウチって
「アホさ…」
呟きと同時に大量の“泡”が
べ子の口から溢れ
こんもり“盛り”上がった。

“ガラガラッ”

「おう!ウシちゃん!
しゃあねぇからウシちゃんとこの不味いそば
食いに来てやったさ~!」
国際通りのみあげもの屋のおっさんが
ニタニタしながらのれんをくぐって来た。
「おい!
ウシちゃん!
お~い。
何さ~。
誰もいないんさ~?
不用心さな~」
「アワブクッッ!」
「…何?
…カニ?」
「ピクッ!ピクッ!」
「?…べ子…ちゃん?」
一升瓶を抱え
青ざめピクピクいって
泡をふくべ子が
浜辺に打ち上げられた海藻の様に
でろでろべっちょりな姿で倒れていた。
「!?…何?
何さこれ!
べ子ちゃん!
べ子ちゃん!
…ヤバいさ!
白眼むいて
完全にイッちまってる…」
おっさんは直ぐ様救急車を呼んだ。

予定通り
思惑通り
べ子は狂っているとしか思えぬ捨て身の行動で
まんまと診療時間外の
『ヤンバル病院』潜入に
命ギリギリセーフで成功!
『ICU(集中治療室)』に担ぎ込まれたべ子は
意識なんてもってのほか
動くなんてもってのほかな
最悪の状態だったにもかかわらず
終始にんまり般若の様な青白い笑みを浮かべ

♪やるなら今しかねぇ
やるなら今しかねぇ♪


『無駄な筋肉を持つアーティスト』の歌を
ハミングで繰り返していたのだった。


その頃

犬山はウシ男とはぐれ
道に迷っていた。
「ここ…どこ…?」


♪パララ~ララ
パラララララ~~~♪

街に夜鳴きの音(ね)が響く。

めけめけ~。


『らーめん放浪記』つづく。

写真。漫画『団地ともお』より。
烏。

誠意ってカボチャかね。

2009年01月23日 20時08分50秒 | 出張中の日常シリーズ
さて

今年1発目の出張も本日最終日。
11日間、関西をみっちり回ってまいりました。
『ガラガラカバン(キャリーバッグ)』も
ホテルに置きっぱなしだった私物やら
途中買った本やらなんやら詰め込み過ぎでパンパンに膨れ上がって
『LOTO・6』じゃないが
まさにキャリーオーバー中!
重いのなんので
わたしゃもうかないませんわぁ~!
ついでに僕の右手も
パンパンに膨れ上がり
股間もパンパンに膨れ上が……。

ヒドイ下ネタはさておき
この
人間が1人入れるくらいデカい『ガラガラ』も
入社以来かれこれ10代目となるでしょうか。
初代は『サザビー』のを使ってましたが
満員電車でおっさんにカートの金具を踏みつけられて
無惨にも大破。
それから考えれば
今の代の『ガラガラ』は
『ノーブランド(特に名の知れたメーカーの物じゃない)』ですが
とても頑丈に出来ていると思います。
完璧許容量オーバーしてるのに
オーバーにも程があるっちゅうくらいオーバーしてるのに
“ガランガラン”と頑張って転がり続けてくれとります。

先代と先々代、先先々代の『ガラガラ』は
『サムソナイト』だったのですが
頻繁にカートのタイヤが溶けて
ぐちゃぐちゃになり
転がらなくなったりしてました。
若干きゃしゃなタイヤが
荷物の重さに耐えられないのです。

なんだか転がり悪いなぁ~って思い
途中道路にゴロンと『ガラガラ』を倒して
カート部分を見てみると
タイヤの金具が火傷するくらいの熱を持っており
その周辺のゴムが
ドロリ溶けている。
仕方ないなと
周辺から棒状の物を拾い
溶けたゴムを再度ライターで少し熱して
拾った棒で溶けた部分をえぐり取り除く。
まるで昔
道路でうんこふんずけちゃった後
スニーカーの溝に入り込んじゃったうんこを
棒で必死に拭った様に。

そうやってだましだまし使って
もういよいよ無理だ!
転がらん!
“ガランガラン”が“ズルッズルッ”に変わり
ただ引きずってるだけな状態になってから
購入した店へ修理に出したりします。

東京近郊に数店舗ある百貨店のバッグ売場なのですが
ここの対応がヒドイ。
過去歴代のガラガラのうち
『サムソナイト』商品は全てそこで購入したんですが
購入時はニコニコ接客。
しかし修理依頼時の店員の対応は最悪!
僕は多分そこの売場の奴らに
『修理』
ってあだ名つけられてもおかしくないくらい
壊れちゃ修理、壊れちゃ修理を何度か繰り返している。

何でこうなっちゃうんすかねぇ。
何度も直しに出しているんすけど。
何が原因なんすかねぇ。
あまりにも頻繁にカートのタイヤが溶けるんでねぇ。
これってそんなにヤワな物なの?

等の質問しても

知りませんねぇ。
これはうちが仕入れたメーカーの商品で
うちの責任じゃありませんから。
お客様の使い方に問題があるのでわ?
メーカーに修理依頼しますんで
こちらにお名前、ご住所、お電話番号を。

ちょっと待て。

例えその商品が己れ百貨店の生産したもんじゃなくても
お客は己れんトコで買ってるんじゃ!
しかも知らんとは何事ぞ!
己れはバッグ売場の店員だろが!
バッグのプロだろが!
別に俺は嫌がらせのクレーマーでもなんでもない!
善良なお客だ!
確かに出張が多いから使用頻度も高い。
ちょーハードな使い方をしているかもしれん。
しかし
一方的にこっちが悪いて何だ!
もうちっと気のきいた対応せい!


怒り爆発しそうになるくらいのナメた接客。
半笑いで
修理のショボい客なんかという感じの
淡々とした客さばき。
もうそこでは二度と『ガラガラ』買いません。

ちなみに今使ってる別な店で購入した『ガラガラ』も
1度修理に出しているのですが
そこの店は親切にアドバイスしてくださり
しかも謝ってまでもくださり
迅速に対応してもくださり
とても助かりました。

そんなこんなの『ガラガラ』転がし
本日の最終日は滋賀県回り。
最終日、最後のご新規ペットショップさんも無事決まり
取り扱って頂ける事に。

ありがとうございます!
来週お見積りをFAXさせて頂きまして
それからすぐに荷物を送らせて頂きますねと言うと
宅急便は『ヤマト』か『佐川』にしてくれとおっしゃる。
うちはどのみち、その2社としか契約してないので
自動的にそうなるのだが
どうやらそんな単純な話でないようだ。

以前
といっても数ヶ月前まで
ここのペットショップさんは
その2社以外の某運送会社も利用していたそうなのだが
ある日いつものドライバーが荷物を届けに来た際
ついうっかり(後にそのドライバーがそう言ったそうで)
店入り口の犬飛び出し防止『ゲージ』を
確認もせずに開けてしまったらしい。
丁度その時
その店の看板犬がノーリードだったらしく
飛び出してしまい
走って来た車と接触。
亡くなってしまったそうだ。

運送会社のドライバーは謝らず
不注意だったのかもしれませんが
僕も会社の1人間ですから
なんらかの処置をするのは会社なので
会社に報告しますから
とりあえず、とか何とか言って去ってしまう。
引いたドライバーのおば様(お受験ザマス系らしい)は逆ギレ状態。
飛び出して来たのはそっちだし
大体ペットは『物』扱いなんだから。
『物』が飛んで来て車が傷ついた訳だから賠償金こちらが貰うザマス!
ラチがあかないし
それ以上に『我が子』が亡くなってしまったショックもありで
とりあえず翌日話し合う事に。

次の日
ザマスの旦那とザマスが店に来て話をしたらしいのですが
ザマスは終始ニヤついてガムを噛んでるわ
旦那も訴えてやるの一点張り。
話し合いは平行線のまま
冷戦状態が続いていた頃
そのペットショップさんの旦那さんが帰って来たらしいのですが
その旦那さんっちゅうんが見た目完全完璧ヤクザ!
いや、普通の方なんすよ。
それ見たザマス夫婦がびっくり恐縮。
結局ザマス旦那は謝罪し
賠償金は無し。
その代わり亡くなったワンコに対する慰謝料等も無しで話が一応落ち着いたそう。
けれどもザマスは
最後の最後まで謝罪をしなかったそうで
それから
運送会社も謝罪なし。
お宅が悪い
文句があるなら裁判しましょうと
契約弁護士からぺらぺらと手紙が来たそうだ。

なんだか世知辛い世の中になっちまったもんすねぇ。
切ない話っすよ。
何でもたらい回し。
責任転化。
逆ギレ。

おいおい今のこの世の中に
てめぇでてめぇのケツ拭ける
誠実な奴ってぇのんは
いねぇのかいっ!
誠意って何かね!

僕の『ガラガラカバン』のカートも
ちょいと傷んできちゃったか
悲しそうに
切なそうに

“キィキィキィキィ”

ないてます。

あぁ
修理、出さなくちゃなぁ。
めけめけ~。

写真。『大阪城』模様のマンホール。
難波より。

『5時もまるまる・ばんぱくの、めけめけサーズディIN 京都』・じゅうよん

2009年01月22日 19時22分52秒 | 毒ラジオ・毒宇宙!
ザッ
キュイ~ン
…道路は『ムササビ舞妓ハーン』の大群による地面スレスレ低空飛行の影響で
え?は?
な…何故か順調に流れております…?
あぁ!『ムササビ舞妓ハーン』群の背中に車が
乗っかっちゃってるんですね!
「お乗りやすぅ」
そりゃビュンビュン行くわなぁ!
次の交通情報は6時50分からです。

ありがとうございましたぁ。
さぁ時刻は間もなく5時になります。

♪キョート、キョートロートォ~
キョート、キョートキョーオトォ~
キョート製薬ぅ~♪
鳩が♪バッサバサッ♪
5時です!

モッコリもくもく木曜日
『5時もまるまる・ばんぱくの、めけめけサーズディ』

〈Music・IN〉
ど~も
ごめんくさい、これまたくさい
あ~くさっ!
今週もクソみたいな時間がやってまいりました。
嫌がらせの様に毎週毎週きっちりとやってまいりますが
どうか皆さん「あ~めまっ」の精神で
聴いてやってくださいね。
聴いててイラッとくる方は
今すぐ周波数を変えて!
急いでFMに変えて!
まあ聴いていても頭痛と吐き気をもよおすくらいで
別に害はありませんから。
今日も最後までゲロッてお付き合いくださ~い!
あへあへうひはっ!
あへうひはっ!

この放送は『寺のなまくら坊主ども』の提供で
清水寺の舞台に
半強制的に増築させた『金閣銀閣ラジオ放送局』より
エリアを絞ってローカルに
京都タワーからショボ~い電波を飛ばして
お送り致しま~す。
チャッチャマンボ!
チャチャマンボ!

さて最近めっきりモッコリ寒くなり
益々朝が辛くなってまいりましたねぇ。
家に引きこもり、部屋に引きこもり、布団の中に引きこもり
辛くてなかなか出られな~い!
っつう方も少なくないハズ。
これ以上引きこもる場所がないよぉ~っ!
と嘆いているアナタ!
まだまだありますよ!
世間に目を向けて!
大手、地方等の『銀行』
すぐそこ『コンビニ』
元女房の暮らす『マンション』又は『アパート』
『浅間山荘』
ってこれじゃ“引きこもり”でなく“立てこもり”になっちゃうYO-NE!
良いんじゃねぇ~の?
“TATEKOMORI”!
せっかくこの世に生まれた命!
どうせウダウダ引きこもってんなら
いっそスパンッと立てこもれっ!
使うエネルギーは一緒だぞっ!
なんて
そういう僕も実は“引キコモラー”!
最近は、もっぱら自分の肛門の中に引きこもってます!
引きこもり、卒業しないとNE!
っつう訳で“肛門引きこもり”を卒業し
僕は今日から“尿道に立てこも”ろうと思いますんでヨロシク!シクヨロ!

はい!そこで!
尿道立てこもり仲間を大募集いたします!
今こそ“肛門引きこもり”から乗り換えるチャンス!
共に立てこもろうよ!
FAX番号は
『075の(101)の7509』
『075(101)7509』
『女子(オナゴ)とイナゴを食う』
まで、どしどしFAXお待ちしております!
え~メールでも受け付けております。
アドレスは
『bo@afro-hairde.garano-shirtwokita-zi-3.ne.jp』
『ボアッとアフロヘアーでドット柄のシャツを着た爺さん
ドットエヌイージェーピー』
です!ヨロシク!シクヨロ!

では本日の1曲目まいりましょうか。
京都市北区ラジオネーム
『おしっこシーシーガールズ』さんからのリクエスト。
『小林旭』で
『昔の名前で出ています』

〈Music・IN〉
♪京都~にいるときゃ
忍と呼ばれたの~
……♪
〈Music・END〉

『小林ヤクザ旭』で
『昔の名前で腹が出ています』
聴いていただきました。
さて先程募集いたしました
『尿道立てこもり仲間』ですが!
早速、FAXが殺到!
メールもじゃんじゃん届いております!
と景気良く言いたい所ですが
『尿道立てこもり仲間』希望者ゼロ!
もうすでに各々が各々の尿道に立てこもってた!
っちゅう事っすね!
『尿道立テコモラー』達はあまり群れるのがお嫌いなご様子。
では僕も見習ってピンで立てこもらせていただきます!

さてここでお便り紹介しちゃおうかな。
え~ラジオネーム
『太古の達人』さんから。
「ばんぱくさん血ぃ吸ぅたろか」
吸わないで!
「私は京都で暮らしてままならない江戸っ娘あんみつ姫です」
自分で自分を姫ってイタい娘!
「京都人は腹黒とよく聞きますが
まさに真っ黒!
まっくろくろすけ連中です!
基本的に上から目線で
“首都は東京だいいはりますが
うちらは今でも京都や思ぅとりますぅ~”
なんて“はんなり”と東京出身者の私をいじめてきます」
厳しおますなぁ。
「私の仕事は化粧品の営業なのですが
京都へ移り住んで最初のうちは
何をお勧めしても
“よろしおますなぁ
考えときますわぁ”
と言われていたので
あぁ考えて下さるんだ!
って喜んで通ってたら、ある日
“もういい加減にしとくれやす!
京都では『考えときます』は『いりませんわぁ』て事なんどす!
言葉の裏を読みなはれっ!
これだから東京人は!
新撰組の時代かて…”
てな感じにキレられまして。
そんなん知らんわっ!
糞京都人!
胸くそ悪い思いをしました」
気をつけなはれやっ!
「“お茶”や“ぶぶ漬”出されたら
早く帰れ!
と侮辱しとる意味だっちゅう事らしいのですが
ある店にお伺いした際
入店早々いきなり“お茶”&“ぶぶ漬”が大量に出てきたもんで
『ほっほぅ。おいでなすったかっ!
そっちがそうなら、こっちはこうじゃ!』
とばかりに
ガバガバ飲んで食って!
そしたら先方も意地になったのでしょう
ワンコそばの如く次々出して来る。
結局お茶500杯、ぶぶ漬10㎏を喰らってやりました。
どうだ!まいったか!
と、ほくそ笑む私に
“まいどおおきに15万円になりますぅ”
だって!?
くぅ~!!!
腹立つ腹立つ腹立つわーーー!
パチパチパンチじゃ!
こん棒で脳天かち割って
賀茂川の底に沈めたろかっ!
どうしたら京都人を
“ギャフン”
言わせる事が出来ますか。
ばんぱくさん、教えてくれりんこ!
男なんてシャボン玉~!」

『太古の達人』さんありがとう!
成る程。
京都人をギャフン言わせたいと。
程成る。
まぁでも
そんなんど~でも良い事だよね!
「ギャフン言ってください」
て頼んだら
言ってくれるんじゃねぇの?
“はんなり”と
「ギャフンやすぅ」
とかね。
それで満足かっ!

ではそんな、あんぽんたん姫からのリクエスト。
私ばんぱくの新曲!
『女ひとり』
デューク・エイセスが歌う懐かし歌謡曲のカバー
詩吟バージョンです!
どうぞ!

〈Music・IN〉
♪京都ぉぉぉぉぉぉぉぉ~~~~~
~~~ぉおはらぁ~~~~~~~
~~~三~~~千~~~院~~~んんん
……♪
〈Music・END〉

皆さん買ってね!
売ってね~よ!
それでは続きましてはこのコーナー
『めけめけ!芸者遊び』!
芸者遊びは色々あれど
こんな遊び、あったら良いなとか
これだったら、高い金出してでも遊んでみたいわ
というおニューな遊びを
リスナーの皆と考えていこうっちゅうコーナーDEATH!
さて本日の一発目!
舞鶴市ラジオネーム
『チカンはアカン!ダンカン!』さんからの投稿!
痛い名前のビッチ野郎ですね。
え~
めけめけ!おニューな芸者遊びぃ!

♪ちゃんちゃちゃん
ちゃらららちゃん♪
(お琴Music)

“おならロケット競争!”

♪ヂャヂャヂャヂャ!♪
「ポーーーッ!」
はっ!?
誰だ!?
「ダッ!ポーッ!」
お、お前は!
マ…

“舞妓ゥ・ジャクソン”!!

「ダッ!ポーッ!ダッ!
コンナ、クソラジオ
ダッ!
ダレモ、キイテハリマセンワァ!
ポーーーッ!」
ムーンウォークして!?
クルリ回って!?

「コノラジオ!
BAD!!!」

……し…白い…
気持ち悪ぅ……

めけめけ~!

写真。大原女の像。
京都、北山にて。

『まいどっ!』馬鹿馬鹿しいお話で。

2009年01月21日 16時16分36秒 | 出張中の日常シリーズ
「オバマ!オバマ!」
とスケールのデカい話題で盛り上がる朝のワイドショー達。
そんな巨大報道の裏側
ここ日本は東大阪から
箸にも棒にも掛からない程のレベルな様でいて
実は結構重要なイベントが
“発射”“発信”されようとしていた。

一昨日のブログ写真『瓢箪山商店街』を見よ。
商店街アーケード入り口
ひょうたんネオンの下に
『まいど1号記念券』
と書かれた垂れ幕が
掲げてあるのに気付いていただけただろうか。

一昨日のその日『瓢箪山商店街』へ行った際
しつこいくらいあちこちに
この『まいど1号』の垂れ幕やポスターが貼られてあった。

『まいど1号』て何?
一方的に貼られているだけで
『まいど1号』の説明が全く無い。
色々見て回り考えた結果
『まいど1号』とは
どうやら何らかの“マシーン”だか“乗り物”だかで
それがいよいよ動き出すもんだから
待ちに待ったとばかりに商店街で盛り上がり
『記念買い物券』みたいなもんを発行したと
僕なりに勝手な解釈をさせて頂き
その日は仕事を済ませ商店街を後にした。

そして今日
再び別件で『瓢箪山』を訪れたのだが
なんだか密かな盛り上がりを感じる。
お取引先さんへ向かい歩いていると
商店街のBGM放送が。

“「東大阪の夢を乗せ
『まいど1号』が本日
ついに宇宙へ飛び立ちます!」”

えぇ!?
何!?
宇宙!?
ど、どういう事よ!
『まいど1号』て『スペースシャトル』みたいなロケットなの!?
「まいどっ!」
って軽い感じの乗り物じゃなかったの!?
何だか話がデカい様だが…。
そんな事考えてるうちにお取引先さんに到着。

早速訊いてみる。
「まいど1号て何すか?」
「人工衛星だよ」
「…え。
ゴミを燃料に動くバスとか
新型の近鉄電車とかじゃなくて?」
「人工衛星だよ」

なるほど!
そりゃ宇宙へ飛び立つわ!
っちゅうか宇宙に行かなきゃ意味ないわ
人工衛星なら!

『まいど1号』は
東大阪の町工場など中小企業が中心となって開発した人工衛星で
H-IIAロケット15号機に相乗りさせてもらいながら
今日1月21日、13時前後に
種子島宇宙センターから打ち上げられる。
っちゅうかもう打ち上げられた。
多分。
何だか夢があってワクワクするなぁ。
大阪の下町から宇宙へなんて凄い。

人工衛星の目的は何なのだろう。
例えばH-IIAロケットに相乗りしている他の衛星で
『いぶき』っちゅうんがあるのだが
聞く所によるとそれは
温室効果ガスを観測する技術衛星らしい。
そんなんと同じく
どうせなら『まいど1号』の肩書きが知りたい。
地球温暖化を観測する衛星とか
オゾン層等大気圏の調査をする衛星とか。
そんなんだったらカッコイイ。
「まいどっ!
未来の地球を守る為
大阪からやって来たでっ!
オゾン層はどこやっ!
ピコピコッ!」
とかさ。

『まいど1号』
一体何する衛星なんすか?
「知らん」
え?
他のスタッフさん達に聞いても
「スカパーとかとちゃうん?」
「Google衛星マップか何かや思うで」
「兵器ちゃうか?
スターウォーズ計画みたいな」
てんでめちゃくちゃだ。

「何だってええねん。
東大阪の技術の結晶が宇宙へ行くんやから。
それだけで凄い事やんか」
っちゅう感じだろうか。
しかも皆さん
飛ばんかったりして
やら
墜落して欲しいわぁ
やら
宇宙で爆発したら笑える
やら言いたい放題。
さすが大阪!
便乗して『記念買い物券』を発売したり
要するに何かにつけて盛り上がりたいのだ。

福井県小浜市の
こじつけ『オバマ』フィーバーやら
♪1月は正月で酒が飲めるぞ~♪
『バラクーダー』の『日本全国酒飲み音頭』の歌詞みたく
きっかけは何だってよろしい。
この大不況な最悪の時代
とにかく何でも絡み付き
パァ~ッと景気良くゆこうじゃおまへんかっちゅう具合だ。
中小企業や市民が手を組み
『まいど1号』で不況を乗り切れ!
たくましい事この上ない。

ちなみに帰り際タバコ屋のおっさんに
『まいど1号』の目的を諦めずに尋ねてみた所
「雷雲の観測や」
おっさん詳しい!
よっ!『まいど1号博士』!

皆にそれぞれ勝手な事言われている今回の『まいど』衛星が『1号』ならば
是非ともこのまま開発を続けて
『2号』→『3号』→『4号』→……

どんどん『まいど』を増やしていって欲しいものだ。
『まいど28号』は『鉄人』モデルにしてね。
ちなみに『1号』は
『阪神タイガース』の虎柄……
だったら良いなぁ~。
多分違うと思うケド。

僕が『瓢箪山』を離れる頃
打ち上げが中継で見られるらしいと
人々がワラワラ集まり出していた。
こうしてブログを書いている今ではもう
『まいど1号』打ち上げは無事成功を遂げ
既に上手い事軌道に乗っている事だろう。
東大阪の人々それぞれ好き勝手な希望と目的をのせ
ふにゃふにゃと地球の周りを漂っているに違いない。

「まいどっ!」

そんでも僕はやはり
気になって調べてみましたら
『まいど1号』
天候悪化で打ち上げ延期となったようで
まだ地球にいるようです。

東大阪市民の方々
ズルッとコケて
突っ込み入れてる事でしょう。

「どないやねん!」
「でも延期された分
まだまだ盛り上がれっから
ま、ええんとちゃう!?」

まいどっ!
馬鹿馬鹿しいお話で。

めけめけ~。

写真。ポスター。

おっさん、ひとりでできるもん♪

2009年01月20日 19時38分26秒 | 出張中の日常シリーズ
歯磨きが不器用だ。
磨き出してすぐ
口から歯みがき粉と唾液と水分の混じりあった液体が“ぽたぽた”と垂れる。

そんな“ぽたぽた”て
『おばあちゃんのぽたぽた焼き煎餅』じゃないんだから。
じゃあ“ぼたぼた”にしとこうか。
“ぽだぽだ”やら“ぼだぼだ”っちゅうんもあるで。
もう“ぽたぽた”でも“ぼたぼた”でも
どっちでもよろしいわ!

で話を戻して
歯みがき粉混じりの液体が口から垂れるんが
まぁ“ぽたぽた”程度で済んでいるうちはまだ良い。
じきに“ぽたぽた”が“だらだら”となり
最終的には“だーーー”となるから困ったもんだ。

そうなったらもう形容は“白い滝”だ。
あちこちかなり汚れてしまう。
だからそうならないよう
歯磨きには細心の注意を払って…
ないな。
垂れ流し放題だな。
一応左手の平を受け皿にしたり
洗面に顔を近づけたりの対処はしているが
そんなん何の役にも立ちゃしない。

それにしても何故垂れる!
昔『笑っていいとも!』で
『タモリ』が同じ事を言っていた。
なんでなんだろうと。

過去、垂らさず器用に歯磨きしてる人を何人も見てきている。
っつうか大抵の人は
普通に垂らさんわな。
僕の両親や妹達も垂らさず磨いてた。
中にはリビングでテレビ見ながら
歯を磨いたりしちゃったりしてる人もいるくらい。
僕がそんな事したら
洗面所からリビングまで
まるで血痕の跡の様に歯磨きヨダレがボタボタ垂れちゃって
例えばリビングのソファー周辺などはびちょびちょになるだろう。

一体どうしたら
この“口洪水”が防げるのか。
長年試行錯誤を繰り返して来たが
ふと思い立って今朝もホテルのユニットで色々試してみる事に。

“口洪水”になる原因は多々あるだろうが
まず僕の場合
多分他の人より唾液の分泌量が多いのかもしれない。
朝目覚めたら
枕がヨダレでびっしょりっつう事はしょっちゅうだ。
とすると
ある程度口ん中が乾燥された状態を作り出す必要がある。
エアコンをつけ
口を半開き
温風を口内に流し入れつつ
「ヒシィーーー」
と発音しながら吸い込みをかけ
口ん中をカラッカラにさせる。
途中あまりにも乾燥しすぎて
「グカッ、グカッ」
と喉がつまる事もあるが
しばしの辛抱だ。

充分乾ききった所で
今度は歯みがき粉の量を考える。
単純に量が多けりゃ“ぽたぽた”率も高くなってくるだろう。
少し控え目に。
ちょこんと小豆くらいを
ブラシの先端にくっ付ける。

そして水分。
これは必要無し。
どう考えてもいらねー。

で、勢い良く歯ブラシを口に突っ込み
「はぐっ!」
と真一文字に閉じて
一切の隙間を作らぬよう固くシャットアウト!

さぁここからどう歯ブラシを動かし
“口洪水”させぬように上手い事隅々までの歯を磨ききるか。
歯ブラシの棒中間部門を唇の上に乗せ
テコの原理で奥歯を磨く。
そのままゆっくりスライドさせながら
前歯内側へと移り
“シャカシャカシャカシャカ”
そして口を閉じたまんま前歯。

凄い!
凄いぜ!
完璧だ!

完璧に!
“ぽたぽた”垂れとるがな……。

口の周りやらユニットの床やらびちょびちょ。
当たり前だ。
こんな方法何度もやっとるわ!
何をどうしたって
僕は歯磨きが不器用なのだ。
一生垂らして生きてゆくわ!
と心に決めて
風呂を出て
着替えをしながら鼻毛を抜くと
抜けた鼻毛3本全てが“白髪”だった。

……?
もしや

もしや歯みがき粉が
“ぽたぽた”垂れる上になおかつ“逆流”までして鼻に入り込み
それが鼻毛に付着して白くなってんじゃねぇのかっ!?

抜いた鼻毛3本をティッシュで拭ってみる。
“黒”くならん。
やはり“白”
“白鼻毛”だ。

最近自分の体から
“白髭”&“白陰毛”&“白眉毛”
も発見したし
どうやら“老化”が急速に進んでいるようだ。

もしや!
この“老化”が“口洪水”を引き起こしている原因なのでは!?
口の締まりが悪いのは
まさに“老化現象”!
っておいおい!
子供の頃から“口洪水”だったんだから。
だとしたら生まれながらの老人じゃねぇか!
んな訳ねー!

しかしな~。
今からこんなに酷い“口洪水”しちゃってんだから
本格的老人になった頃なんか
“口洪水”ハンパないんだろなぁ。

“だーだー”流れちゃって
もうすすぎ要らず。
っちゅうか歯磨き云々じゃなしに
ただただ常にヨダレが流れてる状態。

感動してはヨダレを流し
悲しい時もヨダレを流し
あくびをしてはヨダレを流し
笑い転げてヨダレを流し
嬉しくホロリ、ヨダレを流し
囲碁で負け、悔しヨダレを流す。

「婆さん、わしのヨダレ知らんかね」
「嫌ですよお爺さん、ちゃんと垂らしてるじゃないですか」
とかモウロクしちゃって
「婆さん、ヨダレはまだかいな」
「さっき垂らしたばかりでしょ」
完璧ボケ垂らして繰り返しとる。

まずい、まずい!
そんなボケたヨダレまみれの老後はイヤだ!
そうならんように
今からしっかり“口洪水”を
矯正しておかないとっ!

そうと決まったら
善は急げだ!
もう1度
歯磨きチャレンジしとこかなっ!

え~まず
エアコンをつけ
口を半開き…
って朝っぱらから
大阪ミナミの真ん中の
ビジネスホテルの部屋ん中で
1人…
何繰り返しやっとんじゃ!

危うく遅刻するトコでした。

口引き締めるよりも
気を引き締めよ!

めけめけ~。

写真。チェーンのたこ焼き屋台。
『あほや』て。
誰がや!

飲んだらサウな!サウなら飲むな!

2009年01月19日 18時13分09秒 | 風呂・サウナ劇場
僕の大好物『サウナ』へ昨晩久々に行けた!

ここの所なんだか忙しかったりアクセスに苦戦したり
ホテルのある『難波』にたどり着くのがやたら遅かったせいで
日々もう
『サウナ』どころではなかったのだ。

大阪の街は『サウナ』が多い。
僕の常宿近所にも立派な『サウナ』があり
出張時、頻繁に利用している。

大小様々なお風呂
2種類のサウナ
食堂やカプセルホテルも完備され
なおかつキレイで格安
サービス精神満載な設備といった点が
そこの『サウナ』の大きな魅力だ。
あ、あと立地も良いしね。

「関西の方々は『サウナ』好き」
以前、某テレビ番組で見た事があるのだが
まさにその通り!っちゅう程
うじゃうじゃ、ぞろぞろ
汗かきたがりおっさん大集合!
「仕事で疲れた1日に
心も体もリフレッシュ!」
とばかりに
寄ってたかって大汗を流している。

そん中の1おっさんが僕だ。

フロントに
「60分コース」
と告げ
\1000支払いロッカーへ。
短時間でサクッとスッキリなこのコース。
60分もあれば充分だ。

♪Tシャツを脱ぎ捨て
パンツを脱ぎ捨て
全てを脱ぎ捨てたらおいで
裸にならなきゃ始まらない
多汗ショーの始まりさ
朝でも夜でも真昼でも
『サウナ』ではストリッパー♪

“ちんちんぶらぶら”させながら
浴場の床でちょい滑りつつも
一目散でサウナ室の扉を開く。
外へ逃げようと懸命な『熱波』が
“もんわぁ~”
と僕の肌をくすぐる。
挑戦的な目線で『サウナ』を指差し心の中で

♪俺の“汗”全てを見せてやる!
お前の“熱気”全てがみたい!♪

『沢田研二・ストリッパー』はカッコイイけど
『メタボおやじ・サウナの為のストリッパー』はなんとも情けないが
ともかくいざ!
『サウナ』に挑むのだ!

“挑むのだ!”
って何かアホっぽいケドねっ!

室内はすでに大汗おっさんで満員御礼。
「すんません」
ちょいとズレて頂き、隅に座る。
こんなやり取りをしてるだけで
すでに汗が滲んできた。
あぐら座りでテレビを見ながら
ただただ黙々と汗をかく。
鏡に囲われたガマガエルみたく
ボタボタと滴り落ちる汗、汗、そして汗。
そんなおやじが室内あちこちにガマガエル、ガマガエル、そしてガマガエル。

汗がじゃんじゃか出る。
なんだか“ヌメッ”とした気持ちの悪い汗だ。
岩盤浴や超低温サウナでじっくりかく様な“サラサラ”の汗じゃない。
我ながら「うわぁ!なんじゃこれ!」な悪気分。
相当、毒素が溜まってんなぁ。
ガッツリ抜かねばなるまい。

テレビでは
『プレート、断層による地震予知の研究者』
みたいな特集番組が流れていた。

地震…怖いなぁ…
新たに発見された核断層…
へぇ…今まで三重県から和歌山県て
プレートが無いって言われてたんか…
その定説を…このおっさんが覆したと…
マグマが活発に活動し…
う~ん…熱い…熱い…
僕の内側が活発に活動し
脳に指令を流している…
『汗出せ!汗出せ!』
と…
出てるよ…汗出てるよ
僕の脳に報告…
マグマが…何だって?
地震が…何だって?
熱い…熱い…
辛抱たまらん
あ、あ、
あついんじゃーーーっ!

おっさんメタボっ腹をまるで大地震の如く
“ぷるんぷるん”
揺らしながら
ついでにおちんちんも
“ぷるんぷるん”
揺らしちゃって
全く爽やかでない感じでサウナ室を飛び出し
「ひゃっほ~う!」
プールみたいな水風呂に
“ドボーン!”
飛び込む。
おっさん何とも言えぬ爽快感ゲット!

これを合計5セット繰り返し
スッキリっつうか脱水状態スレスレに。
サウナ室のテレビ番組が『さんまのからくりTV』になった頃
シャワーで体を洗い流して着替えを済ませ
ふらふらになりながら鍵を返して『サウナ』を退店。

寒いハズの外へ出てからも僕の内側マグマはおさまらず
体が火照ってまだ汗が滲む。
「なんやこいつ
こんな寒いのにめっちゃ汗かいてるがな」
って道行く人々に思われてんじゃねぇか?
って考えるとまた汗が出てきてしまう。
こんな状況に僕はすぐ陥る。
内面弱小人間だ。
追い込まれると汗が出る。
そんで
「何汗かいとんねん」
と思われてんじゃないか?とまた思う。
より一層汗が出る。
こんな繰り返し。
面倒臭ぇ~!

とりあえずヒトケの無い場所に…って
『難波』はどこに行っても人だらけ。
まぁ良い。
落ち着け。
自販機でジュースを購入しがぶ飲み。
『サウナ』入った意味ねぇじゃんかっ!
いやいや、水分補給は大切だ。
毒素を出して純素を注入。
で、多少落ち着いたんで
買い物済ませホテルに戻りました。

何だか体が軽くなったぞ!
さぁ、今夜も1人宴を始めっか!
「ギャハハッ!ギャハハッ!」
とテレビをみながら
もりもりアルコール注入!

「っかぁ~っ!
毒素を出した後の毒は
サイコーッに美味いっ!」

アホかっ!

めけめけ~。

写真。東大阪、瓢箪山商店街。

犬より人の、しつけをせぇ!

2009年01月18日 17時53分25秒 | 動物王国
営業用『ガラガラカバン(キャリーバッグ)』の
カートのタイヤが上手く“滑ら”なくなった。
物凄く“滑り”が悪い。
カバンに気を使い
足元おろそかで“つまづき”
何度となく“コケて”しまう。
「はぁ…」
何だか“憂鬱”。
気分が“滅入って”
“落ち”込んでしまいそうだが
気を“落と”さずにゆかねばと
思った矢先に財布を“落として”しまった!
直ぐに見つかったから良いものの
まったく今日は“滑った”“転んだ”“落とした”と
“すったもんだ”な1日だった。

あっ!

くれぐれも
『受験生』諸君は
今日のこのブログを読まないで下さいね。
今更遅いか!
っつうか読んでねぇか!

「これまた失礼致しました!」
ガチョーーーン!

くだらない嫌がらせの様な事はさておき
本日は和歌山県。

最近の当社の商品構成上
ペットショップさんを営業で回る頻度が高くなっているのだが
今回のペット部門新商品
『カフェマット』
を巡り
またまた関西と関東の違いという点で
ちょっとした話題の種となっている。

『カフェマット』とは
ドッグカフェや友人知人の家などに
“わんこ(犬)”を連れて行った際
エチケットとして床に敷いて
“わんこ”をその上にステイさせる敷物。
泥やおしっこでその場を汚さないようにと
飼い主さんが配慮して使う物だ。

数年前までは全く浸透していなかった商品だが
一昨年~去年あたりから認知され出し
今では定着してきている。

自社商品としても
早めに完売してしまう程
売り上げを伸ばしているアイテムで
“わんこ”の洋服、首輪やリード、胴輪に比べ
あくまで脇役的存在だが
意外とあなどれない。

だがしかし!
ここ関西では
『カフェマット』が苦戦している。
なかなか上手い事各店に仕入れて頂けないのだ。
需要が無けりゃ、んなもんいらない訳で
関西では悲しいくらい浸透しとらんらしい。
『カフェマット』の知名度は高いのに何故!?
それはやはり関西独特の気質に問題があるそうだ。

今日でこの関西出張6日を過ぎたのだが
どのペットショップのお取引先さんも
同じ様な事をおっしゃり悩んでおられた。
とにかくマナーが悪いのだと言う。

東京等の『ドッグカフェ』では基本的に
・ノーリード禁止。
(ちゃんと繋いどけっちゅう事)
・マナーバンド着用。
(マーキング等を防ぐ)
・カフェマットの使用。
を義務付けているお店が多い。
これらは最低限の基本エチケットとして
飼い主さんに守って欲しいと
店頭店内に明記してある。
中には守らぬ方もいらっしゃる様だが
モラルとしてきちんと提示し
あまりにも酷い方は退店をお願いしているお店も少なくない。

さて
↑上記を踏まえて
もしこれが関西だったらと考えるとどうだろう。
ズバリ
「そんなもん知らん!」
「ええやないかい!」
「アホちゃうか!」
となってまう様子が容易に想像出来るだろう。
そこいらへんで
お取引先さん方々、頭を抱えていらっしゃる。

関西の『ドッグカフェ』を併設しているお取引先さんの話だと
“有無も言わさぬ状況”
といったケースが多々あるらしい。
ご自分の“わんこ”を“平の気”でテーブル上に乗せるわ
走り回らせ放題でぐっちゃぐちゃだわ。
やんわり注意を促そうものなら
「かまへんかまへん。
うちの子綺麗やんか。
家族や、人間と同じや。
それにちょっとくらいヤンチャな方が
元気があってええねん。
どやさっ!」
“どやさっ!”は言ったか言わずか知らんが
そんな感じの半ば強引状態で押しきられてしまうそうだ。
強く言うと逆ギレを促してまうし
お手上げなのだという。

ペットショップのお取引先さん店内でも
飼い主さんは一緒に来店した“わんこ”が
そこらへんで“うんこ”&“おしっこ”しちゃってもほったらかし。
「うちの子ちゃうわ。
うちの子の糞尿は“りんごと桃”の
スウィートな香りがすんねん」
んな訳ねぇだろうがっ!
糞尿は糞尿じゃ!
芳香剤が主食かっ!
“りんごと桃”ばっかし食わしてたら病気になるわっ!
っつうか食わんわっ!
“りんごと桃”って
小倉優子かっ!
“りんごももか姫”かっ!
糞尿りんこでぷぅ~かっ!
キィーーーーーーッ!
ってなるくらい腹が立つ事が多いようで。

散歩のマナーも悪い方はとことん悪い。
大型犬を
あの、ほら、あるでしょ?
“びろびろ~ん”
て伸びるリード。
それを目一杯のばして
そこいらの道路で走り回らせたりして。
「怖いから、ちょっと退けて下さい」
言う通行人に対し
「別に襲わんがな。
嫌ならそっちが退けて通り」
とジュウシマツ…
いや、言う始末。

関西で“わんこ”のしつけ教室などを開いている
ドッグトレーナー(訓練師)の方がおっしゃるには
飼い主さん達のあまりの酷さが原因で
貸してくれる施設や公園が激減し
ほとほと困っているそうだ。
『ドッグショー』や『ペットショー』等のイベントに対し
快く貸出してくれる会場が関西では皆無に等しいといった現実も
同じ様な理由からだろう。
東京では
『幕張メッセ』や『ビッグサイト』
『東京ドーム』や『西武ドーム』といった立派な施設で
毎度毎度ペットのイベントが平穏無事に開催されているというのに。

ど、どど
どないやねん!
ちゅう話だ。

迷惑行為や自己チュー的行動を無くそうと
それぞれのお店が多少は呼び掛けているそうだが
そう上手くはいかないのが現状。
まぁ、ちゃんとしとる人は始めっからちゃんとしてるしね。
悪いのは一部の方だけ。
その一部の割合が特に多く
特に目立っちゃってるのが関西なんでしょうね。
でもこれは関西だけの問題じゃないですし。
どこにだってそんな方々はいる。
マナー向上には
まだまだ時間がかかるだろう。

それでも
少しづつ!
少しづつではあるが
マナーに対する飼い主さんの理解は深まり“つつ”あり
『カフェマット』を求める方もチラホラ出てき“つつ”あるんですよと
今日お伺いさせて頂いた和歌山のお取引先さんがおっしゃってまして
ちょいと一安心といった具合でしょうか。

『カフェマット』
“ぼちぼち”は売れとりますよ。
使用していらっしゃる
関西愛犬家の皆さん!
やれば出来るじゃないですか!
「そうやでぇ。
うちら、やれば出来んねん。
ただ
やらないだけや」

わんっわんっわ~んっ!

めけめけ~。

写真。南海電車。
特急『サザン』!
ババ~ン!

『らーめん放浪記』麺9 本目。

2009年01月17日 21時06分04秒 | 連載書き物シリーズ
『らーめん放浪記』

〈1-(8)・沖縄〉


沖縄県那覇市。
ソーキそば屋『ガジュマル』店内では
腹がパンパンに膨れ上がった老犬と
泥酔へべれけ状態の烏
そして必死な形相の♂牛♀牛の
1匹1羽2頭が

“ワンワン!”
“カーカー!”
“モーモモーッ!”

まるでイカれた『ブレーメンの音楽隊』よろしく
喧々ゴーゴーッ!
侃々ガクガクッ!
入り交じった
訳分からん状態で
何やら意見を交わし合っていた。

各々が
溜まりに溜まった
“もの”
を吐き出すかの様に。

ウシ男は犬山に
『ヤンバル病院』での過去の不可解な出来事
今は亡き孫の事
べ子の過去と婿である『ムネ彦』の失踪
らーめん屋台『黒猫』の出現がもたらす影響
等々を
何もそこまで相談しなくてもと制止するべ子を振り切ってまで
必死の形相で伝えた。

「とっちゃん!そんな相談!
犬山さんが迷惑さ~!」
「うるさいさ~!
もう俺はたまらなくまいっとるんさ~!」
「お嬢さん構いませんよ。
いや、実に興味深い」

実際犬山はかなり話に食い付いていた。
マジ興味津々。
まさかこんな所で
自分が追っている『ヤンバル病院』の影なる部分に関する事が聞けるとは。
しかもそれは
信憑性の無い“噂話”などではない。
列記とした信頼度の高い“相談事”だ。
自分の力だけでは
捜査に限界…
いや労働意欲に限界を感じていた犬山にとっては好都合。
あくまで“自分の為”に
親身になってウシ男の話に聞き入る犬山に
べろんべろんに絡み付く白烏。

「ワンちゃん今“お嬢さん”っつった?
ねぇ“お嬢さん”っつった?
ぶーーーっ!
ちょーウケるんですケドみたいなっ!」
「…それはお嬢さんも気の毒な思いをしましたね」
「無視かっ!
ムシキングかっ!」
「『ムネ彦さん』の事はもういいんです…。
死んだものとして
諦めてますから」
「良い訳ねぇだろうがさ~!
なぁ“ワンちゃん”さ~」
「犬山です」
「ぶーーーっ!」
「犬山さんさ~。
俺ら家族に力貸しちゃあくんねぇかさ。
俺、このまんまじゃあさ
全てに対して納得がいかねぇのさ~」
「うむ…」
勿体振る犬山。
「頼むさ~!」
「とっちゃんっ!」
「上野の森署・捜査第一課・警視…
犬山源五郎殿!」

ウシ男は犬山から貰った名刺を
祈る様に見つめ
噛みしめる様に読み上げ
すがる様な目付きで
目の前のショボくれた老犬を見つめる。

「“殿”っつった!?
おっさん今“殿”っつった!?」
「…言いましたがさ~」
「ぶーーーっ!
ウケるっ!
まさにこれっ!
“バカ殿”!
アイ~ン!」
「お客さんさ~!」
立ち上がるウシ男を片手で制止して
「分かりました!」
「さ~…」
「丁度別件で沖縄に来ていた所。
乗り掛かった船。
これも何らかのご縁。
わたくし犬山源五郎」
“パンッ”
と手を打ち
「一肌脱いで差し上げましょう!」
と力強く見栄を切る犬山の頭上から
何やら冷たい物が
“ドバドバ”
と。
「一肌脱いでって
己れはストリッパーかっ!
ぎゃはっ!」
一升瓶から直に泡盛を流しかける白烏。

“ドバドバドバ~”

「……冷…」
「ちょっとお客さん!
あんたさっきから…」
「いや!良いんです。
これはきっと雨漏りでしょう。
おかしいですな。
外は晴れているのに」
「いや…でもさ~」
「それに比嘉さん。
あなたも可笑しな事をおっしゃる方だ。
今ここにはワシとあなた方家族の3人しかいないではありませんか。
他の客などおらん」
「言うよね~!
オヤジィ!酒追加だっ!
早よ持って来いや~!」
「そんな事よりそのお話
もっと詳しく聞かせてはくださらんか」
「さ~…」
「食い付くねぇ~!
『ヤンバル病院』食い付いちゃったねぇ~!ワンちゃん!
臭っちゃった?
ワンちゃんの嗅覚にプンプン来ちゃった?
臭ってんのは己れの体じゃボケェ~!
ちょー酒臭っ!みたいなっ!状態!?みたいなっ!」

眉間にシワ寄せピクピク堪えがら
犬山はゆっくりと立ち上がり
へべれけ酩酊状態な白烏の襟首をむんずと掴んで
引きずるように酔っ払いを運びつつ
「お嬢さんには
お産の最中の記憶が
全くないと」
「はい…」
“ズル…ズル…”
「ちょっと待って!
何これアタシ今運ばれてる状態?」
「気を失っていたと」
“ズルズル…”
「猫じゃねぇんだから!
みたいなっ!
ちょーウケるんですけど
でも…え!?
ちょっと痛いんですけど!
みたいな状態よ!
アタシ今!
ちょっと!」
“ガラガラッ!”
と店の扉を開けて
「ちょっとワンちゃん!?」
「その時『ムネ彦』さんは?」
「何これ!ウケない!」
「もう…いませんでした」

“ぽ~~~い”

犬山は白烏を外に放り出し
“ガラガラッ!ピシャッ!”
扉を閉めた。
「ぎゃはっ!」
顔面から地面にキッスする形となる白烏。
ゴツンッ!と顔をアスファルトに打ち付けて
酔いでクラクラきている頭が
なおのことグラグラ。
生まれたての小鹿の如く
ぷるぷる震えながらもなんとか立ち上がり
擦り切れたストッキングをパンパン叩く。
「己れレディに何してくれてんねんっ!!!」
再び『ガジュマル』に突入しようと扉に手をかけるも
無情にも開かない。
鍵を掛けられたようだ。
“ガンッ!”
と扉をひと蹴りし
白烏は夜空に叫ぶ。
「かぁーーーーーーーー
っわいくない!
ワンちゃんっ!」
叫びは虚しくこだました。

「閉め出しかいっ…」
半ば諦めムードでよろめきながら
きゃしゃな体を反転させると
何やら異様な光景が目に飛び込んできた。
は?何この行列?
1軒の屋台に向かって
並ぶ並ぶわ人の群れ。
白烏の興味が
『ガジュマル』からその『屋台』に移る。
焦点が合わない白烏は
“よろよろ”とよろめきながら
小さな『屋台』に吸い込まれるかのように
行列の最先端へと向かう。

それにしても何だ?
ど奴もこ奴も黙々と淡々と並んでやがる。
列を成してる人々の歪んだ顔。
酔ってるから歪んで見えるのか
はたまたこ奴ら自体が歪んでいるのか
どないやねんっ!
自らツッコミ入れるも
まぁそんなんはどーでも宜しい。
こんなに人々が夢中で並ぶ『屋台』だ。
さぞかし美味かろう。
よっしゃ!
一丁食ったる!
と言ってはみたものの
こんな果てが見えん程の行列、並ぶ気がせん。
白烏は迷う間もなく
先頭付近の男性に向かって

「やっだぁ!
もう、探しちゃったぞ!
ぷんぷんっ!
な~んちゃって!
遅刻したのはアタシだよねっ!
ごっめぇん、ゆたかぁ、待ったぁ!?」

毎度毎度こんな感じで
どんな人でもどんな場所でも
これぞ記者の極意とばかりに
図々しく馴れ馴れしく食い込んで行く。
本人曰くの“お色気作戦”らしいが
これ
ベタベタ、ヌメヌメしとるだけで
色気などこれっぽっちもないのだが。

しかし声を掛けられた男は一瞬驚きたじろぐも
何故だか白烏を受け入れた様子で
すんなり列に割り込ませてくれた。
「ありがとっ!」
ウインク。
この男、まんざらでもなさそうだわ。
白烏が舌なめずりした時に

「どーぞ」

屋台ん中からのぶっきらぼうな声で
白烏は早々に屋台へ招き入れられた。
「らーめん屋台『黒“豚”』?ふ~ん」

のれんをかき分けカウンター席へ。
屋台には今白烏が腰掛けた
5人座ったらもういっぱいなカウンター席と
隣接した2人掛けの小さなテーブルがあるのだが
そんなもん構わぬとばかりに
周辺あちこち立ち食い状態。
カウンター内では若い猫顔の兄ちゃんが黙々とらーめんを拵えており
積み上げられたどんぶり皿の横で
こちらはモノホンの猫が
我が物顔で寝転んでいる。

「なに」
「らーめん」
「アタシもゆたかと一緒!」

なんだか偽物カップルも板についてきた。
それにしても店主のあの態度といったらない。
ぶっきらぼうも程々にせぃ!
“なに”
って己れの店のメニューは『らーめん』しかないじゃんかっ!
強がってみても
正直言って
今の白烏の腹ん中は泡盛でたぷんたぷん状態。
完全にべろんべろんで
一体自分が何升飲んだのか
全く記憶にないくらいだ。
らーめんなんて頼んでしもたが
果たしてお腹に入るかしらん。

「お待ち」

“ドーーーン”
と目の前にらーめんが現れた。
「早っ!」
覗き込む。
シンプル!
不思議な程綺麗な色のスープに乳白色の細いストレート麺。
その上にネギとのりと
角煮の様な肉片が乗せられているだけ。
香りは…
分からん。
酒の臭いしかせん。
スープをひとくち。

!!!?

何だこれ!?
麺ずるずる。
何だこれ何だこれ何だこれっ
何だこれぇーーー!!
取り憑かれたかの如く貪り食う白烏!
ひとしきり喰いつき
おもむろに立ち上がり
「うっ!
美味ゲロ~~~~~っ!」
嘔吐!嘔吐!
らーめんと泡盛が“ナイアガラの滝”!
何だこれ何だこれ!
どうしちゃった!?
アタシ!
止まらぬ涙&鼻水。

「ちわーす!
肉屋っす!へっへっ!」
「ども」
「『黒猫』さん!
また良い骨、入りましたよ!へっへっ!」
「ども」

何だあれ?
肉屋?
あのオヤジ…
どっかで見た顔…

ズンドウから立ち上る湯気の向こう側で
『黒猫』店主のニンマリ笑顔が見えた。
何だゆらゆら揺れて歪んでて

「何だあいつ~ら!
ちょー気持ち悪っ!」

それからの記憶が無い。
白烏は夢の中にいた。
夢の中で白烏は
無数の『にがうり』と『木彫り人形』に押し潰されていた。
苦しい…苦しいけど
この緑のヤツのイボイボと
人形の形が
いやらしくって萌え~!
『ちょーウケるんですケド!』

「ちょーウケるんですケド!
はっ!?
夢?」
「あの…」
「誰あんた」
目の前に見慣れぬ男。
「え…あ…おはよう」
辺りを見回すと見慣れぬ部屋。
「誰じゃい!」
ドスのきいた声。
男、自らの顔を指差して
「あの…昨晩の…
ゆたか、『鉛筆銀 豊』です」
「は?
だから己れは何もんじゃ言っとる…ん…
キャアッ!」
言葉遣いと声色が一変して
「うっそ~!マジでぇ~!何?
“ゆたか”くんて
マジネーム!?
ちょーウケるんですケドォ~!」
「はぁ…」
「って事はお泊まり!?
アタシゆたかくんちにお泊まり!?
ウケる!」
「はぁ」
「ヤっちゃった?
ヤっちゃった?」
「いや…それどころでは」
「ウケる!」
「え」
「ゴーヤとこの変な人形ぉ~!」
「あぁ、そっちか」
「“量”がウケる!」
「あんまり触らないで…」
「エロスよ!」
「はぁ?」
「夢はこれだったのねぇ~!みたいな!
ぎゃはっ!」
「はぁ?」
「ねぇん。
ヤっちゃう?
今からアタシをおそっちゃう?」
急に色っぽく
「え!?
いや…」
「嫌ならアタシが
おそっちゃおうかしら~」

“パリーンッ!”

ケタタマシイ音と共に部屋の硝子窓が割れた。
「!?」
「なに?なになに~?」

“ガンガンッ!”

玄関のドアを勢いよく叩く音。
「ヤバい」
「なに?なんだかとってもスリリング~?」

“『鉛筆銀君!鉛筆銀君!
そこにいるのは分かっちゃってるんだよね~!
キミはもう包囲されちゃってるよ~!
速やかに部屋から出て来ちゃえば~!』”

外から拡声器の騒音が。
白烏が砕けた窓の隙間から
表の様子を伺うと!
「はぁ!?
なんで!?
何で『ヤンバル病院』の『陽罵琉院長』と
沖縄ヤクザ『みたらし組』の組長が!?」

“ガンガンッ!”

直ぐ様
玄関に回り込み
覗き穴から外を見る。
「あぁ………
『黒“豚”』で見た…
肉屋のおやじぃ?
なにこれ
おんなじ顔が
3つ並んでるわ~」
ゆっくりと後退り
白烏は自分のバッグから
カメラと手帳を取り出し
「もしかして
三つ子?みたいな?」
「ヤバい、ヤバい、ヤバい…」
うろたえる『鉛筆銀』
白烏、手帳からペンを抜き出し
ペン先を
“ぺろり”ひとなめ。

「ちょーウケるんですケド!」

白烏は
込み上げてくる興奮を必死に押さえながら
明らかに微笑していた。

「ぎゃはっ!」

♪パララ~ララ
パラララララ~~~♪

街に夜鳴きの音(ね)が響く。

めけめけ~。


『らーめん放浪記』つづく。

写真。犬山?