田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

信州の春 間近とは言えない立春 

2012年02月04日 | 日記

2月4日(土) 晴れ 白い曇が幾つも浮かぶ 風は冷たいが 春らしい陽気

朝の眩しい陽の光も時間のわりに高くなっていることからも春を感じる。少し前までは見られなかった白い曇が明るさは立春を表してした。

風は木々を靡かせるほどあるが陽の光の暖かさに裏山へ向かってみた。家の脇を登る大内道は雪が溶け初めていた。陽当たりのよい土手にオオイヌノフグリの碧い花があるかと見廻すが、まだ少しだけ早い。笹の葉先がギザギザに食いちぎられていることから、鹿が頻繁に来ているのは獣避けフェンスを張ったあとも変われない。

一廻りして東側から山を下りてくると斜面に積もった雪にドッグランのフェンスが影を落としている。その影にそって動物の足跡があるがそうとう身軽なヤツと判るくらいに雪の表面を擦るように歩いているが、今年の冬に初めて見る足跡だが姿をみたい。 

俺の直ぐ後ろでピッと云う金属的な音で振り返ると一羽の鳥が飛び立った。羽の色は逆光で判らないが尾羽が長いことからキビタキだろうか?飛び立ったところを覗き込むとヘクソカズラの黄色い実と青紫の実があった。青い方は名を忘れたが完熟して皺だらけになっているが、鳥たちには毒が消えて食べ頃なのだろうか?

山裾に 啄む実をおき 発つ鳥に 春は近しと 風とたはむる (哉) 

土手の脇を通り抜けようと脚を踏み込むと、まだまだ雪が深く膝まである長靴が潜り込みそうになった。遠回りをして南側から庭に戻ると夏沙羅の花柄が次の新芽と世代交代をするかのように並んでいる。種は既に地面に落ちたのか、花柄は種がこぼれるのを見守ったかのよに安定した。

太陽の光も空に浮かぶ白い曇も春を表しているが、梅の枝先を見ると信州の春はマダマダと云っているようだ。硬く小さな梅のつぼみが花を開く頃は水仙もチューリップも桜も同じ頃に花を見せる。信州で春一番に花を見せるのはマンサク、アブラチャン、コブシだろうか。 

東の浅間山を見ると北から流れてくる雪雲に頂部を被われていた。それでも曇の先端、陽の当たるところは僅かに暖かみを持った色を見せている。

 夜にはPC講座の3日目、最後の日となった。最終的な復習の後、各人から課題の質問などに講師が応える時間で一時間が過ぎてしまった。後半はお茶と菓子を用意して懇談会形式でパソコン四方山話となった。全員が次のステップアップの講座を受けたいとの意見に安堵した。

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