田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

蛾か蝶か それとも 繁盛な白樺レストラン

2011年08月23日 | 日記

8月23日(火)  雨   曇り  午後には陽が出る 夕方は重たい曇

昼過ぎに白樺レストランをのぞくと何時ものように閑古鳥が鳴いている。二本目三本目と見廻しながら4本目まで来て驚いた。

驚いたのは白樺の樹皮がフワッと広がったのだ。しかも、俺の目の前で赤い文様を見せた。翅の模様から直ぐに蛾だと思い、どうせ飛ばないだろうと覗き込むとパッと機敏な動作で飛んだ。

一端白樺の林から出と思ったら直ぐに方向転換して直線的に少し高いところに止まった。そこには緑の大きなカナブンが樹液をむさぼっている。周りにはサトキマダラヒカゲや頭の青いアブ、大きな蟻も樹液を狙っている。

蛾か蝶か定かでないが、アオカナブンに近づき花をブルブルと振るわせて威嚇をする。このときに見えたのだが、口吻が赤く螺旋状になっていて蝶と同じように見える。また触角は長くはないがそれなりに蛾とは違うように見えた。

 翅を振るわせながら頭を下げてアオコガネに向かっていく。足も膝まではケムクジャラでボーダーのハイソックスをはいているように見える。アオコガネの後ろの蝶がパッと飛び立ったと思ったら、この蛾だか蝶だかも姿を消した。しかし、この白樺の、樹皮の化身のような“蛾か蝶だか”の名前はなんと言うのだろう。俺の手持ちの図鑑には載っていない。

何方か “蛾か蝶だか”の名を知っているかた 教えてほしい

アオカナブンだけは残っているが、彼は木に坑開けたところに頭を突っ込んでいる。こんどはスミナガシの攻撃にあっている。スミナガシは口吻と触角を使いながら後ろから攻める。

後ろからではラチが開かないと見えて、こんどは腹の下に口吻を差し込んでいる。蝶の口吻は象の鼻と同じと思っているが、案の定、彼は口吻でアオカナブンをすっ飛ばそうとしているようだ。

腹の下がだめならこんどは足は払いを掛けている。青い目玉が異様に鋭く殺気だっているように見えた。

一瞬だが、アオカナブンが片足を上げたと見えたとき、アオカナブンとスミナガシは飛んだ。両方が木から離れたのを見たが ・ ・ ・ 一瞬どこへ落ちるかと見たが、アオカナブンは地面近くまで落ちてから重そうにを振るわせて飛んでいった。

見上げるとスミナガシは勝ち名乗りを上げるように翅を広げ、上下させながらゆっくりと樹液の坑へ歩み寄っていく。

万歳をするように翅を高く伸ばし、口吻を樹液のでる坑へ差し込んで行く。

白樺レストランがいつの間にか大繁盛をしているが、来年には新しい白樺を植えた方が良さそうだ。そろそろ雪の重みで虫たちに提供した樹液の坑から折れるかもしれない。

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