田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

オオムラサキがやってきた なぜか嬉しい

2011年07月12日 | 日記

7月12日(火)  晴れ 午後には雷雨  夜にも繰り返す 爽やかな一日

夏空が広がり熱い中爽やかな風が通り過ぎる。山との境のニセアカシアを伐採したまま乾かしていた。葉はチリチリになり重さも充分に軽くなっていそうだ。作業の段取りを確認しようと外にでると玄関の石の階段にオオムラサキがいた。

山裾で間近に見るのは初めてで、昨年は散歩の途中見かけたがカメラを向けようがないくらい素っ気なかった。カメラを取りに戻ったがまだいる。なんだか様子がおかしい、レンズを近づけても逃げない羽化したばかりなのだろうか?幸い近くに猫などいないので ・ ・ ・ そのままにしてやった。

今日の外仕事は山との境にある棚に積み上げた伐採した木を下に降ろす作業をする。三箇所にまとめた木は重さはないが、棘の有る枝や、乾いた葉が肌に触ると痒くなるのがこまる。

炎天下の作業90分で15分休みと計画したが、躰がもたない。45分作業をして15分休憩とした。休みに下へ降りて畑を一巡するとヘリグロチャバネセセリ?だろうかつぶらな目で後ろから迫る俺を一別した。

二回目の休憩では明日の作業を確認するために道の方へ行くとノカンゾウが花を開きだした。ここは石に圧迫されて出て来るためか、花の形が崩れている。ノカンゾウは地元ではケケと呼び山羊の好物だという。また、新芽は軽く湯がいてからヌタにすると美味いと云う。俺は旨いと云う言葉だけ聞いて新芽が顔を出したときに生で食い、腹下しをして酷い目に遭った。

作業に戻るため薪が積んであるところへ行くと、ここにもオオムラサキがいた。同じように目の前までレンズを近づけるが逃げない。やがて飛び出したがぎこちない飛び方でコウモリが飛んでいるように見えた。

昼飯までの間、オオムラサキを見続けた。玄関、薪、ブルーシート、白樺レストラン ・ ・ ・ 行ったり来たりの繰り返しだが、どうやら、一頭ではなく、3~4頭居るように思えた。白樺も虫たちのレストランと化しているが、その幹は穴だらけ、早朝にはアオゲラまで来て、鋭く笛を吹いている。

オオムラサキ " target="_blank">

 

午後の仕事は2時から始めたが、始めの休憩になっるころに雷が鳴り出し雨が降ってきた。雨で枯葉が濡れてくれるとホコリが立たないのでありがたい。枯葉の山もだいぶ少なくなり一箇所だけが残されている。

雨宿りということもあり、白樺レストランに行ってみた。すると、ここにもオオムラサキがいた。しかし、翅が傷んでいるようで家の周りで見たものとは風体も異なるようだ。なんとなく厳つい感じがすると思ったら、オオスズメバチが羽音を立てながら樹液を横取りにきたが、相手にしなかった。ハチが直前に来たときに翅をバシッと音をたてたように聞こえたが微動だにしなかった。

直ぐしたにはニイニイ蝉が声を上げるでもなく、ジッと動かない。まるで白樺の荒れた幹の文様のようだ。

小雨になったので作業に向かうとモンシロチョウが草の上で雨宿りをしている。オオムラサキと比べるとなんとシンプルで清楚なのだろうか。

雷曇は昨日と同じ土砂降りの雨を降らせることなく何処かへ行ってしまった。再び青空が広がりだしたが、もう昼間のように熱い太陽の陽射しはない。

春からいろんな花が咲くコーナーではムギフウロウが終わり、梅雨明けと時を同じくして秋の花、桔梗が咲き出した。

オオムラサキは小学生の頃だっただろうか、多摩川是政の近くにいると聞き、捕虫網をもって自転車で行ったことがある。勿論、その姿を見ることはなかったが ・ ・ ・ 遠い昔、急に思い出した昆虫採集、今は高性能のカメラが廉価で手に入る。学問的に研究する者でない限り、捕虫網は禁止にした方が良いのではないか?拘りが、小学生はこの限りでないことを付け加えたい。 

コメント
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