ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

第2回目の総帆展帆

2017-04-29 | 帆船日本丸
■本日は「旗日」。
帆船日本丸の第2回目の総帆展帆でした。大抵は、日曜日が総帆展帆の日ですが、珍しい土曜日開催です。高気圧通過後に、暖かな南風が入り込み、夏日になった所へ、季節外れの強い寒気が、北から降りて来ていました。特に午後からは風が強くなり、カミナリが鳴るかも・・・・・というところでしたが、風は確かに強かったものの、天候の崩れはなかった展帆日和(びより)でした。(南寄りの風のため、開いた帆は裏帆状態でしたが・・・)

【日章旗が常に横になびいているような強い風が吹いていました。】
■朝の時点で、参加者95名。
参加者はいつになく多めで、富山の帆船海王丸からも2名の応援がありました。テレビ神奈川(TVK)のクルーも入り、一日中、撮影をしていました。周囲の観客数もとても多く、いつもになく華やかな感じでした。
■そんな中、66期のボランティアかもめが訓練を終え、本日デビューでした。
本日デビューしたのは16名中の9名。フォアマストには、女性3名が来てくださり、ゲルン2名、トップ1名の配置でデビューです。そんなフォアですが、何と29名の参加数です。95名中の29名、メインマストの28名参加を上回る申し込み。どうしゃったんでしょうか? 永い年月、参加者数が低迷していたフォアマストが・・・・・・ できれば、いつまでもこの状態が続いて欲しいと願うのは、私だけでしょうか?

【スターボードタックの帆は、完全に裏帆状態です。】
■朝ミーティングでは連絡が無かったのですが、本日のマストレイアウトは「スターボードタック」の「シャープアップ」。初回に続く「シャープアップ」です。新かもめには、大変なデビュープレゼントとなった事でしょう。ほとんど雲がなく、陽射しが強い中、汗をだいぶかいたことでしょう。

■展帆中、ブレース操作から戻ると、みんなが船首に向かって10時方向の空を見ていました。
水平線に平行にやや低め、横広の雲があったんですが、そこに「虹」がかかっているんです。半円形ではなく、水平方向に続く「虹」で、こういう形のものは、私は初めて見ました。ちょっと幸せな得した?気分です。作業中はカメラを持ち込めません。残念ながら、その写真はありません。

【無免許電気工事士さん、ごちそうさまでした。】
■本日は、無免許電気工事士さんが、久しぶりの「お茶会」を催してくださいました。
お茶は「まろやかさ」を感じる明るい緑で、新緑を感じさせる緑です。「葛(くず)」を使った焼き菓子でいただきました。甘すぎない、癖のない甘さです。何の砂糖を使っているのでしょうか。お茶菓子は、あの「大黒屋」さん製です。

【中段の帆の中央付近に異常。絞(しぼ)り込まれているのが判るでしょうか。その左のバンドラインは、ヘッドからシート中の穴を通らず、直接、フットにつながっています。】
■いつものように写真を撮っていましたが、ちょっと違和感がある部分が目に入りました。
メインマストのアッパーゲルン。バンピケがあるすぐ下付近です。シートが1点を中心に引き込まれたような様子で、360度放射状に線が拡がっていました。スターボード側のダンホール用滑車に、シートが挟(はさ)まり、引き込まれた・・・・と旨。「親子展帆」開催中ですぐ作業できず、終了後、直そうとしましたが、うまく行きませんでした。他の不都合点もあり、メインはロイヤルとアッパーゲルンを降ろしたままにし、畳帆作業に入りました。

【滑車に挟み込まれたシートを抜く作業を試みる甲板員さん。結局、ヤードを降ろした。】

【メインマストのロイヤルとアッパーゲルンを畳帆したまま公開を続ける。】
■本日、フォアでデビューした3名の女性新かもめさん。
顔を紅くして、一生懸命、作業をしていました。ゲルンのメンバーも、新かもめさんの位置が重ならないよう左右に振り分け、ベテランさん2人で挟むようにして、マストに登りました。みんなが気をかけ、教えながら作業をしていました。いいメンバーさん達です。いい仲間達です。新かもめさんは、今日はめいっぱいで、時には頭が真っ白になった事と思います。初めの頃は大変でしょうけど、回数を熟(こな)して、慣れると楽になります。「楽しい展帆作業」ができるようになってください。そして、出来れば、参加者数の少ないフォアマストに、居着いてくれるといいのですが・・・・・・(個人希望です)。全体に人数が増え、ボランテイアさんが若返ればいいのです!!


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