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甲寅大地震  嘉永7年甲寅(2514)   ……西暦1854年
十一月 地方希有の大地震あり。

 嘉永七寅十一月四日朝五つ過ころ大地震、五日晩七つ半ころ、格別ニ大地震、其節痛(破損)所により大造に候、

同月夕五ツ時、又大地震、其間々に小き分は数知れず、五日七つ半大地震より翌六日晩迄には、およそ三十五六度、間には小き分共には五六十度これ有るなど申候、

六日七日同様、尤、追々小くは成申候、

平場之村々は三四夕ヅゝは、外庭に小屋掛、昼夜居住、間には十四五日も外居住に仕候者もこれ有り、

後には昼夜に五度七度、十一月末より十二月に成候而は、二日に壱度、又三日に壱度、又一日に弐三度もこれ有る時も有、
既に二三十日壱度、卯正月朔月に壱度、五日に昼夜三度、十二日之夜大き成分壱度、小き分二度、十八日に夜大小弐つと申位に御座候、

何分にも長き地震、前代未聞に御座候





次回は、惣五郎が主に川入村近辺を見て回り、その様子を記録した
「五日大地震之節、近辺痛ミ」です。


つづく

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古い言葉づかいでも、地震の概要が分かるかな~~と思います。

原文は一つづりの文でしたが、読みづらいので数行に分割しました。
また、漢数字とカタカナが紛らわしいので、カタカナをひらかなに直しています。
また、返り点のあるものは読み直してみました。(これがチョット心配)

ともかく「古語辞典」片手にチャレンジです
間違いなどがございましたら、御指導ください。


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