東北復興で談合が話題になりました、多くの官庁工事は「入札」が原則です。入札も「一般競争」「指名競争」と中身は違います。更に入札が必要ない小さい場合は「相見積もり」と言う方法があります。
ものによりけりですが、競争入札では一番安く入札した人が仕事を請け合うことが出来ます。ところが完成能力が無い人が請け合ってはいけません、出来る人(能力ある会社)に発注できるのが指名競争です。かって昭和30年当時の皇太子の東宮御所入札事件がありました。予定価格一億円に対し「間組」がわずか一万円で入札しました。当然間組が落札です。当時の最大話題は皇居を舞台にした売名行為です。
当時の建設省は「ローアリミット」という制度を導入しました。つまり誰が見てもおかしい価格で入札をした事案は最低この金額でなければ仕事は出来ないという金額があります、そうでない業者は排除するものです。これで間組は再度入札で現在の東宮御所を作りました。当然ながら絶対持ち出しだったでしょうことは疑う余地はありません。でも今でも間組は「東宮御所」建設業者として名前を残しています。(大きな恥の文化です)
今日もひどくはないものの一日「雪」・最高気温2.4℃