Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

The tower of Tokyo

2009年09月20日 | 東京chouchou

 東京タワーを下から見たい。

    それはぼくの希望だった。最近読みなおした中村航の小説
   「僕の好きな人が、よく眠れますように」。このラストシーンが東京タワー
   なのだ。大晦日、妹と初詣がわりに東京タワーでカウントダウンを見ている
   主人公が彼女の待つ北海道に行くかどうか、決心するシーンだ。

  東京タワーにはカウントダウンをみんなで見るような
                 そんなに広いスペースがあるんだろうか?

    そんなくだらない理由じゃないけれど、でもライトアップされたそれを見る
    のは、森厳だとか荘厳だとか…そんな有島武郎の文章とはなんの関係も
    ないけれど、厳かな気分になってもいいやとか思ってしまった。

   待ち合わせの友人と東京プリンスで落ちあったあと、案内は・・とくに
     不要だった(目の前にタワーはあったから  )けれど、並んで歩いて
     いった。

  いったい、どんな人が連休2日めの夜に、東京タワーに来ようと思うのだろう。

     でもバスが来ていたり明らかに旅行者とわかる一団。そして
        外国人。インド系がよく見えた。時代はBRICSということなの?
        そうでもなく、欧米系も結構いた。

  観光地なのだ。そして国内旅行の人たち。それほどカップルがいないのは
  救いだった。

          

  見上げる今日の東京タワーは、白いライトアップだけれど、まるで青と赤の
  コントラストで、今までみた感じとはぜんぜん違っていた。スカートのように
  広がる脚元で、タワーを見上げようと地面すれすれから撮るぼくは、

  まるで小説の主人公とは違うけれど、なんだか得をした気分で

  

  見上げて見ていたのでした。

Libera - You were there (Full Video)



  タワーの中の食堂はたいしたことのなさそうで、人も多くそれはなんだか
  イオンのフードコートを想像させた。それはそれで悪くないのだけれど、人が
  多いのは困ったので、まわりに店がないか探すことにした。

     

  食べ終わって、また御成門駅のほうへ戻る途中、坂を登って再びタワーに
  出会う。それは今度は色を変えて真白なライトで飾られていた。

         

  それはそれで、また違う姿だったけれど、白一色が荘厳に思えて
  上海の東方明珠塔や、京都タワー通天閣とは全然違って
  ひとつのストレートな街の姿なんだと思った。

    

  上海のTV塔はそれはそれで、パチンコやさんのネオンのようにチカチカして
  どぎついものがあるんだけれど、上海の、浦東の、外灘のあの場所にある
  ことで、上海のstylishな姿を象徴している。

  東京タワーは、この色で東京styleを具現化している。   



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