ノーベル賞平和賞受賞のマララさん、まだ17歳。
宗教上の理由や貧困のために、男子優先で教育が行われていたり(男子すらうけられないところもある)、家庭労働力にならない小さいうちは学校に通えても、途中でいけなくなったり、10代の前半で結婚させられたり、女性が劣悪な状況に置かれている。
マララさんのことを知ったのは、二年ほど前。子どもたちに,女性に教育をと訴えている。そしてイスラム過激派によって、女学生が連れ去られたり、銃撃されたりした。彼女も銃撃された、と言う事を知った。銃撃されたその後も、暴力に屈することなく、世界の平和を愛する色々な人々と共に、子どもたちに教育をと訴えてきた。
私は、すごいなあと感心しながら、遠くから関心を寄せているだけであった。
今年のノーベル賞の平和賞をマララさんが受賞しその時の話に、びっくりである。
銃を与えるのは簡単なのに、なぜ本を与えるのは難しいのか。戦車を作るのは簡単にできるのに、なぜ学校を作るのは難しいのか.
6600万人の子どもたちに、教育を!
と、訴えた。
何と痛烈な大人たちへのメーセージであることか。戦争は全てのものを破壊していく。
そうすると、儲かる人がいる。人が苦しむのを土台にして、もうけようとするなんて!
戦争は、庶民から始まっていない。いつも作り出されてきている。
そして、彼女のメッセージは、私にも、そして、目先のことだけにとらわれてきた、武器を作ること、戦争を許してきた大人たちへの強烈な批判ではないか。
中国や韓国の脅威だけをあおり、武力拡大。アメリカの要請に応えて、海外派兵できるような体制づくりの秘密保護法・集団的自衛権容認。安倍政権がしようとしていることは、まさに
まるっきり反対のことではないでしょうか。おまけに武器輸出を閣議決定していたのだよ。
人殺しの道具を売りに出しているなんて・・・・。戦争を終わらせるためなどと言うかも知れない、ごまかしの「積極的平和主義」というかも知れないが、戦争容認、戦争拡大で金儲けしようとしていることに変わりはない。
武器を持つお金、軍備を拡大するお金を、貧困を減らし、教育を進め、地球温暖化を食い止めていく、難病や医療研究にと日本が世界に向かって貢献していく道は、多種多様にある。国内の経済的格差拡大・子どもたちの貧困の問題、孤独死・・・・様々に目を向けられる。
私は、海外旅行をしたときにも、武力じゃない、本当に助け助けられる仲良くし合う関係を作り出すことが大事だと痛感してきた。
今、戦後最低の投票率かなどと、新聞にあったが、絶対に責任持って投票してこよう。わたしたちの一票は未来を作る責任の一票だと思う。
どっちみちだめだから行かないというのは、今を認めたことになる。
アフガニスタンが、銃撃の危険にさらされながらも、60%以上の人が再選大統領選に出かけたのを知った。