チェルノブイリの大事故についてのドキュメントが昨夜3月15日のBS「もう一度みたいドキュメント」という番組でやっていた。たまたま、お風呂上がりにテレビをつけたら、その番組だった。
チェルノブイリの原発が燃えているところだった。火をどう消すのか、住民の避難は、深刻な状況を知らせるのかいなか、緊迫した状況であった。
火を消すのに水をかけるわけにはいかない。水蒸気爆発をするからだ。そのために砂を使うことにした。4000回、ヘリで運搬し上から砂袋が落とされる。その上空でも我慢できないほどの高温なのだ。だが、火は消えない。温度の上昇は続く。住民は避難することを知らされる。しかし、すぐに帰れると言うことで、持ち物は3日分だけ。パニックを避けるためと言うことだったが、既に、3日が経っていた。メルトダウンし、施設のしたにある水に届いたら、水蒸気爆発をして100kMもの範囲が100年にわたって生きとし生けるものが住めなくなる。施設の放射能に汚染された水を抜くしか防げない。この水が近隣の水や生き物に影響を与えると言う問題がある。濃い濃度の放射能汚染水のたまった水の中に飛び込んで、バルブを開くのは、人間。真実を話し、分厚いスウェットスーツを着て、志願した兵士が水抜きを成功させる。そのことによって、水蒸気爆発は免れた。しかし、5日目には、気流に乗った高濃度の放射性物質が、ノルエーの上空に到着した。
ここまで秘密裏に進められてきたチェルノブイリの大事故は世界に公になった。事故処理の中心になった科学者は、何度も真実を明らかにすべきだと言うことを主張したが、政府に受け入れられず、事故の原因は、工場の責任の操作ミスとして何年かを隠した。設計ミスであったにもかかわらず。
今も立ち入ることのできないチェルノブイルの周り、そしてノルエーなど放射能汚染で、魚も、農業もだめになった地域がある。チェルノブイリから、ノルエーまでの距離は地図を見ると200KM以上は離れている。そして、避難した住民達の子どもはがん発生率が、イギリスなどの児童と比べて1000倍(確かそう言ったと思う。すごい倍率だった事は確か)にもなっていると。
チェルノブイルの大事故は水蒸気爆発してない。福島原発は水蒸気爆発した。それだけで、放射能汚染は、韓国の人たちが恐れたというのがうなずける。汚染は広がった。
そして。事故ご状況も、よくにているではないか。福島原発大事故の原因を究明しようとしないまま、再稼働の方向に進もうとしているのだから。
ドイツではこのチェルノブイルの事故からずっと原発についての論議が続いていとという。そして、自然再生エネルギーへと舵を取ってきていた。脱原発が決定された。
私達もチェルノブイリの教訓を生かすことができなかったが、今度こそしっかりと考え、選択して行こう。 すごいドキュメントだった。夜中じゃなくて、みんなに見てもらいたいものです。