久々のブログ更新になってしまいました。
昨日、私の一般質問が終わりました。私が放射能から住民を守ることについて取り上げるのを知って数名の方が傍聴に駆けつけてくださいました。一方、私が放射能の問題に時間を割いたため、国保税の減税と地域経済の問題を深めることができませんでした。こちらを楽しみに来てくれた方もいらっしゃいました。申し訳ないことをしました。
私の一般質問のために貴重な時間を割いて傍聴に来てくださった皆さんに、まず感謝の意を表します。近隣の自治体では、ほとんどの議会が一般質問などのネット中継などを実施しています。東郷町議会でも実施に向け、特別委員会で検討中です。一日も早く実現して、皆さんがご都合の良い時間に議会の模様を見ることができるようにしたいと思います。
どうか皆さんからも、東郷町議会のネット中継の早期実現のために、議会と各議員に声を届けてください。よろしくお願いいたします。
被災地がれきを受け入れない方針を確認しました
東郷町が日進市とみよし市とともにつくっている尾三衛生組合は、東北大震災のがれきの受け入れが可能かという愛知県知事からの問合せに、施設の余裕があり可能と答えていました。
しかし受け入れ可能と回答した後になり、福島第一原発事故の被害が広範囲に広がっていることが分かり、慎重姿勢に転じました。
9月議会でもこの問題を取り上げましたが、慎重に対応したいという意思は伝わってきましたが、受け入れしないということまでにはなっていませんでした。(これについては9月議会の報告の記事http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20110909をご覧ください)
その後、10月に、尾三衛生組合は国からのアンケートに対し「現在の状況下では受入できない」と表明(http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20111020)しました。このことについて確認の質問をしました。
担当部長は、受け入れない理由として、住民の理解が得られないこと、焼却後の処理場所がないこと、国の体制が未整備であること、尾三衛生組合の体制が未整備であることなどを挙げました。町長はこのような方針を出した理由について、住民の不安を取り除くことの重要さを強調しました。その実践として東郷町は近隣自治体に先駆けて空中線量を測定する機器を整備していると述べました。
放射能への対処方法は分からないことだらけ。慎重の上にも慎重を、ということを町長は重ねて強調しました。
それなのに給食は…残念
これも9月議会の続きです。9月議会では「市場に出回っているものは安全」というトンデモ答弁が飛び出し、子どもの安全確保に対する責任感が全く感じられず、残念でした。
その後も福島県会津若松市産の乾燥キクラゲなどから暫定規制値(500ベクレル/kg)を上回る放射性セシウムが検出されるなど、多くの食品が放射能で汚染され、一部は消費されています。
9月議会では、給食センターとしては情報収集に努める、という答弁でしたが、7日に同じ問題を取り上げた石川議員(自民系無所属)に対して、「予期せぬ汚染食品は7月以降は牛乳以外ない」などと、新聞を読んでいる人にとっては事実に反していると分かる答弁をしたため、改めて確認しました。
答弁内容は「情報収集に努める」という範囲から抜け出さないものでした。一方で教育部の情報収集体制が心もとないものだと明らかになったので、これからは、住民側から教育部に情報を提供することが大切だと思います。
また、教育部長が子どもの安全を考えていると言う割りには、給食センター発行の「給食だより」には放射能の問題が取り上げられていなかったので、このことも指摘したところ、それについては取り上げる方向になりました。給食センターの取り組み内容を保護者にお伝えするためにも大切なことです。
なぜ、ここまで給食の放射能対策に消極的なのか?
1つには検査機器を導入した所で本当に役に立つのか、という不安があると思われます。確かに、せっかく買った機械が実は役に立たなかったということを恐れる気持ちも分からないではありません。しかしできることから始めることが大切ではないでしょうか。
次に財政的な問題も挙げられました。これについて、私は国の補助金(現在は17都県に対象が限られ、愛知県は含まれていない)を求めること、地方消費活性化交付金の活用などを提案しました。
私は、せめて食材の産地の公開ができないか、とも提案しましたが、答弁は「風評被害をあおりたくない」というものでした。私は「風評被害の言葉の使い方を間違えてはいけない。実際に測ってゼロなのに○○産だからダメ、というのは風評被害だが、測ってもいないのに風評被害とは言えない」と指摘しました。
福島県では暫定規制値を超える米が見つかりました。キノコ類の汚染も東北地方に限らなくなりました。これからますます心配です。
難しいからと最初からあきらめるのではなく、子どもの命と健康を守るため、万全を期してもらいたいと思います。
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