東郷町議会に「議会活性化特別委員会」が立ち上げられました。10人の議員が選任され、日本共産党では中川まさお議員が委員になっています(副委員長に就任)。
7月に開かれた委員会では政務調査費の実施についてなどが議論されました。日本共産党は、議員の活動を充実させるためには必要と考えています。同時に、使途の範囲の明確化と領収書の全面公開など、住民に分かりやすい制度にするために、慎重に検討すべきだと考えています。
さて、委員会の発足時、委員長(自民系無所属の菱川議員)から全議員に対し、提案があれば文書で提出するよう、口頭で要請がありました。
以下に私の提案を紹介します。
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2011年7月6日<o:p></o:p>
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議会活性化特別委員会委員長 菱川和英 殿<o:p></o:p>
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東郷町議会議員 門原武志
議会活性化のための提案(申し入れ)
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議会活性化のために以下の10項目についてご提案いたしますので、議会活性化特別委員会にて検討されますようよろしくお願いいたします。
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Ⅰ.開かれた議会のために<o:p></o:p>
1.傍聴規則の見直し…撮影・録音の禁止条項の削除(第7条関係)<o:p></o:p>
撮影・録音を禁止しなければならない理由が不明である。同時に、撮影・録音を自由化することにより、住民が議会について報道や論評をしやすくなり、議会への関心を高めることができる。<o:p></o:p>
撮影・録音が原則禁止されている現在、住民による記録方法はメモしかないが、撮影・録音を自由化すれば聞き違いによるメモの間違いを防ぐことができ、正確な報道・論評が可能になる。こうしたことを通じ議会審議への理解を高めることができる。<o:p></o:p>
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2.議会の広報と公聴のあり方について<o:p></o:p>
①議会ホームページのあり方について<o:p></o:p>
例えば定例会の日程については議会のホームページに掲載されているが、閉会中の常任委員会、議会運営委員会、特別委員会については掲載されていない。これは会議日程の明確な掲載基準がないからだと思われる。<o:p></o:p>
議長の指示に従って議会事務局がホームページを作成していると思われるが、作製の方針など細かなことまで議長一人に責任を負わせるのはいささか酷な感じがする。議会ホームページのあり方について検討することが必要である。<o:p></o:p>
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②公聴のあり方について<o:p></o:p>
議会だより編集特別委員会は、誌面に住民の意見を反映させることを決め、8月号に傍聴の感想を掲載する準備を進めているが、議会だより編集特別委員会には意見箱を傍聴席に置く権限まではないのではないかという疑義から、意見箱の設置等ができず、特定の傍聴者からの意見しか集めることができていない。<o:p></o:p>
議会だよりに掲載するか否かとは別に、町長FAXや意見箱と同様な制度を議会として作り、広く住民の意見を集め、議会だよりや議会ホームページなどの媒体に掲載できれば、住民の関心を高めることができる。<o:p></o:p>
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3.議会中継<o:p></o:p>
多くの近隣市町ではすでに実施、あるいは実施に向け検討中。本議会でも早期に実施すべく検討に入るべきである。<o:p></o:p>
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4.傍聴者への資料配布と公開<o:p></o:p>
…議案書や一般質問通告書の配布・インターネットで公開について<o:p></o:p>
先日、議会運営委員会で視察に行った兵庫県南あわじ市では、従前から傍聴者には資料を配布してきた。これに加え、「テレビ中継を見ても何の議論をしているか分からない」という意見に応え、インターネットでも議案を公開している。<o:p></o:p>
傍聴者に審議内容を理解していただくためには、傍聴席での資料配布は当然必要だし、更に一歩進めてインターネットでの公開まで実施すれば住民の関心も高まる。<o:p></o:p>
(配布資料のコピー代金なども併せて検討すればいい)<o:p></o:p>
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Ⅱ.議会審議の活性化のために<o:p></o:p>
5.請願審査での請願者の陳述について<o:p></o:p>
請願者に意見陳述の機会を保障し、更に質疑の機会を設けることにより、請願趣旨への理解を深めることができる。<o:p></o:p>
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6.陳情の審査について<o:p></o:p>
日進市議会や豊明市議会では、各議員への資料配布で済ませるのか、委員会で審査するかについての取り決めがある。委員会での審査によって陳情内容への理解を深めることができるので、本議会でも陳情の委員会審査も可能にすべきである。<o:p></o:p>
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7.委員会での委員外議員の発言の自由化について<o:p></o:p>
幅広い見地からより深く審議できるよう、委員外発言の自由化は必要である。<o:p></o:p>
先日、議会運営委員会が視察に行った香川県北島町議会では、各常任委員会への全議員の出席を義務付け、委員外議員にも発言させ、活発な議論につなげている。<o:p></o:p>
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Ⅲ.その他<o:p></o:p>
8.政治倫理要綱の議員による審査請求の廃止について<o:p></o:p>
議員同士の足の引っ張り合いにつながり、住民のために有意義な議論を進めるために必要な議員間の信頼関係を損なうため、議員による審査請求を廃止すべきである。<o:p></o:p>
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9.町民の審査請求権を保障する政治倫理条例の制定について<o:p></o:p>
議員は住民から付託を受け町政を進める立場にあるのだから、議員が住民から疑惑を持たれたときの疑惑解明のための審査請求権は、住民に持ってもらう必要がある。<o:p></o:p>
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10.一部事務組合議会のあり方について関係市議会と協議する場の設置について<o:p></o:p>
議員定数や議員の選出方法の改正には構成市町間の協議による規約改正が必要である。一部事務組合議会議員の選挙権・被選挙権を持つ議員としても、こうしたことについて関係市会議員たちと話し合う場が必要である。<o:p></o:p>
以上
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この提案は次回の会議(8月2日火曜日の13時から)の議題になる予定です。項目が多いことや、他の議員も提案しているであろうこと、更に政務調査費についてなど、全部の項目が議論の対象にならないかもしれませんが、3の議会中継は「開かれた議会」にするための取り組みとして、すでに多くの議会で実施されていることもあり、早急に実施の方向で検討してもらいたいと考えています。
この会議の傍聴には委員長の許可が必要です。開会15分前までを目安に、事前に議会事務局に申し込んでください。
(私も議論の行方を見守りたいところですが、当日には議会だより編集特別委員会の研修があり、残念ながら傍聴できません。)