東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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東郷町、高校3年生まで医療費無料化へ!

2011年07月23日 | 東郷町政

 今朝(7月23日)の「中日」東なごや版に「東郷町 高3まで医療費無料化 来年1月から助成対象拡大 町長が方針表明」という記事が掲載されています。

 記事によれば、実現すれば同じく来年1月から高3までの医療費無料化を発表している安城市と並んで県内初となります。

 6月議会では日本共産党の中川議員だけでなく自民系無所属の山田議員も「中3までの医療費無料化」を求めて一般質問しましたが、いずれの質問に対しても町長は「今年4月から小6までに拡大したところ。あと数ヶ月は様子を見たい」という趣旨の答弁をし、早期の実現を拒んでいました。

 山田議員には「あなたが届けた署名は小6までだった。それでマニフェストに取り入れ小6までした」とまで言う始末。

 また過去には「東郷町は財政が厳しい」ということを口実に、更に前には「安易な受診を招く」などと後ろ向きな姿勢を示し続けてきました。

 それが一気に「高3まで」です!

 住民の期待以上のことではないでしょうか。

 町長をここまで変えさせたのは、住民の皆さんと日本共産党などが一緒に進めてきた運動の成果です。

 さて、いまから10日ほど前、同じ「中日」東なごや版で「保守系議員11人」が「中3までの無料化」を求める要望書を町長に提出し、町長が前向きに応じたことが報道されていました(これは今日の記事でも触れられています)。

 そしてその報道があった夜、和合ヶ丘での町長ら役場幹部と住民との懇談会で、町長が唐突に「子育てについては皆さんのご期待に添えるよう、今年度中に結論を出す」と表明(内容は不明でしたが、多分、子ども医療費無料化のことではないかと、その場にいた中川議員は推測)しました。

 6月議会の一般質問から今日までの短期間に町長の態度がここまで変化した理由は、私には分かりませんが、住民の声と、無料化をどんどん推進する近隣市の状況から、決断されたことと推察します。

 しかしここまで長かった。

 住民と日本共産党が協力して議会に請願したり、それが議会で否決されると次は町長に署名を出したけど酷い態度であしらわれたこともありました。

 日本共産党は他の議員と協力して条例改正案も繰り返し提出しましたが、賛成議員はわずかでした。

 変化が現れたのは去年あたりでしょうか。

 8月の町長選挙で現職に対抗して立候補した人が「中3までの医療費無料化」を最大の公約として掲げ、現職にわずか21票差で敗れました。敗れはしたものの、小6までを公約していた現職陣営をここまで追い込んだ意義は小さくはありませんでした。

 そして直後の9月議会、日本共産党が紹介した「中3までの無料化」を求める請願には、日本共産党だけでなく、現職をわずかな差まで追い込んだ候補者を応援した議員など、合わせて8人(当時の定数20)が賛成しました。

 こうした状況の中、4月の町議選で「中3までの無料化」をしっかり選挙公報に書いたのは私たち日本共産党の2人以外には、自民系無所属の山田議員だけで、寂しさを感じたものですが、さっきも紹介したとおり、「保守系11人」が「中3まで」を要求するところまで変化したのです。いままで反対してきた議員が要求するまでに動かしたのは、紛れもなく住民の力だと確信しています。

 さて、すごい情勢変化ですが、まだまだこれからです。

 条例改正案や関連の補正予算案は9月議会で審議されるようです。これらが可決されるまでは気が抜けません。

 引き続きがんばってまいります。

コメント (2)
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