東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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選挙後初の議会

2007年05月02日 | 東郷町議会

 今日、4月22日の町議選後はじめての議会があり、議長などの議会人事が決まりました。
 私、かどはら武志は民生委員長、議会運営委員、議会だより編集特別委員に。
 中川議員は経済建設副委員長、愛知中部水道企業団議員など。

議員全員で人事を話し合いました。
 今まで議会内多数派である自民党系の議員たちが決めた案をもとに、各議員のポストが割り当てられてきましたが、今回は、議員全員による話し合いで人事が決められました。このような事は東郷町議会では初めてだと思います。
 特に注目すべきことは、議長・副議長に手を挙げようという方々が、全議員を前に抱負を語ったこと。昨日行われた人事についての全議員による話し合いの席で、議会改革への決意がこもごも語られました。ある新人議員さんは、「何を基準に投票すれば良いかが分かって良かった。可能ならば本会議場で抱負を語ってもらえれば傍聴している人にも分かりやすい」と感想を述べられました。抱負を明らかにしてから議長選挙・副議長選挙までの期間なども問題になってくるでしょうが、記録が残る本会議での発言で抱負を語ってもらうことは、今後実現すべき課題だと思います。
 議長選挙の結果は、星野靖江議員(自民系保守)10票、近藤秀樹議員(自民系保守)10票で、同数となり、くじ引きの結果、星野靖江議員が議長に選出されました。
 副議長選挙は、箕浦克巳議員(公明党)11票、石川道弘議員(自民系保守)9票で、箕浦議員が当選しました。
 昨日の会議では箕浦議員、星野議員、近藤議員の3名が議長選挙に、石川議員が副議長選挙に名乗りを上げ、抱負を語りましたが、箕浦議員と星野議員との間で、議長選では星野支持、副議長選では箕浦支持という調整がなされ、先のような投票結果になりました。
 私たち日本共産党は、
・議長や委員会などの議会人事は、現在の1年ごとの交代というのをやめ、地方自治法の通り4年間とすることをめざし、当面、2年交代とする。
など、議会改革のめざす方向が近いこともあり、箕浦議員支持を決めていましたが、箕浦議員と星野議員との間での調整があったことを受け、
・3月議会で否決された町長給与30%カット特例条例案については、報酬審議会条例に従わないままの再提出は受け付けない。
・予算特別委員会、決算特別委員会の設置
・委員会の会議録に発言者名が書かれないという現状を改めること
の3つの条件を付け加え、議長選挙では星野議員、副議長選挙では箕浦議員の支持を決めました。
 4月29日の任期切れを前に、全議員による話し合いの場の実現に奔走された近藤秀樹前議長に敬意を表します。

 さて、私は3期目にして初めて委員長を務めさせていただくわけです。公正な委員会審議の保障はもとより、委員会研修の充実も委員長の重要な役割と認識しています。委員諸氏の意見を聞きながら、国政・町政の動向を見極め、委員会として重点的に取り組むべき問題は何なのかを考えて研修の内容を決め、そのことにより委員会全体の問題意識向上に努めていきたいと考えています。

金持ち減税の期間延長に反対
 今日、町長から提出された議案の中に、税条例の一部改正がありました。バリアフリーのための工事をした家屋について固定資産税の減免をするという評価すべき点も含まれますが、株式の譲渡益に対する減税を延長するという内容があり、日本共産党は、それを理由に反対しました(他にも非自民無所属の山口洋子議員も反対)。
 定率減税の廃止で庶民には増税しておきながら、一部の高額所得者に対する減税だけを継続することは容認できません。
 また、本会議では触れませんでしたが、株式の譲渡益に対する減税は「貯蓄から投資へ」という財界の思惑が含まれています。リスクが高い資産運用に駆り立てる政策にも賛成することはできません。
 昨日配布された議案書の中身をチェックし、質疑、討論をしましたが、この反対理由に気が付いたのは今朝のこと。議案の説明の中では全く触れられていなかったから、気付きにくかったのですが、ちょっと油断していました。もっと入念にチェックしていれば、質疑、討論で苦労せずに済んだのですが。

 他にも主な議案として、近藤秀樹議員の監査委員への任命への同意案件があり、全員一致で可決されました。

コメント
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