『クオリティー』
愛媛 3-4-3システム(ドイス(2)ボランチ.システム)
愛媛FC
FW. 上原.
FW. 丹羽. 神谷.
MF 小池 田中 安藤 小暮
DF. 池田. 山崎. 林堂.
GK. 岡本
H30年3月25日(日)J2リーグ第6節が開催される。愛媛 1vs3 岐阜で敗戦する。
【概略】
前半14分、愛媛ゴール前のクリアーからのルーズボール(こぼれ球)を拾った岐阜右FW田中に左足を振り抜かれ先制点を喫する。後半14分、愛媛最終ディフェンスラインの背後に出されたボールから岐阜左FW古橋の独走を受け岐阜FW田中に2点目を決められる。愛媛が点を取りに前掛かりになった所でカウンターを受け岐阜FW田中に3点目を決められハットトリックを達成された。その後、後半37分にPKを得て愛媛MF近藤が決めて1vs3とし追い上げムードを醸し出すが、終盤の決定機をきめきれず完敗した。
1失点目の経緯と詳細。
愛媛のファールにより岐阜左サイドからリスタートされ右サイドに展開される。
岐阜CFを交え壁パスでボールポゼッションをされる中、岐阜右FW田中に左足で40〜50m級のサイドチェンジのパスが展開される。
内側に絞ってポジショニングしていた愛媛右WB小暮がそのボールに対応しようとスライドし岐阜左FW古橋のマーキングに行く。
少しトラップが大きくなるがボールをおさめる岐阜古橋。寄せようとしていたが、飛び込むのを止める愛媛小暮。
その瞬間に岐阜古橋の外側をオーバーラップ(攻撃参加)する岐阜の選手。その攻撃参加者をマーク.に向かう愛媛小暮。と同時にプレスバックの為に下がって来た愛媛2シャドーMF神谷、スライドしてきた愛媛ボランチMF田中。
その瞬間にミドルシュートを放つ岐阜古橋。ヘディングでシュートブロックする愛媛右CB(ストッパー)林堂。
クリアーしたボールがシュート者への正方向にこぼれずに愛媛のゴール前を横断し逆サイドにこぼれて行く。
そのルーズボール(こぼれ球)をペナルティーエリア内で拾った岐阜田中に1トラップされ左足シュートを放たれる。愛媛左CB(ストッパー)池田、愛媛CB(センターバック)山崎がシュートブロックに行くがシュートコースに入りきれずに先制点を決められてしまった。
【失点の原因】
この試合の勝敗に影響した先制点であるが、よく観ていくと岐阜の局面やアタッキングサードでの数的優位の作り方、意外性のあるアイデアであった事が見受けられた
【要約】
岐阜はリスタート後、右サイドにボールを展開するが、そのサイドでボールを進める事が出来ないと2〜3人でトライアングルを形成しポゼッションを図り逆サイドへ展開した。この40〜50m級のサイドチェンジのパスは一発で局面を変えた見事なパスであった。
そこで、岐阜古橋と愛媛小暮の1対1の局面となったが、岐阜の選手の攻撃参加により古橋へのマーク.が剥がされた格好となった。ここでの攻撃参加の動き、デコイラン(おとりの走り)が古橋のフリー(自由)を瞬間的に産み出した。このプレーにより古橋はシュートを放つ事が出来た。
この通常では、あまり打たない距離、角度からのシュートが予想の出来ないディフィレクション(反射)を誘いルーズボール(こぼれ球)となった事を感じられた。この意外性が愛媛DF(ディフェンダー)達の瞬間的な甘さを産み出したと感じられた場面であった。
【総括】
2、3失点目は愛媛が得点を取りに行っていた裏を狙われたもので、ある意味では仕方がないと言えるのかも知れない。ただ、プロチームとしては複数失点を許してはならないと思われる。まずは失点をしない堅守、継続性のある堅守の再構築が望まれる。
結果としては、敗戦となってしまったが、個々に観てみれば2シャドーFW丹羽の攻守における運動量は際立っており、フォアチェック(前線からのプレス)ディフェンス、プレスバック(自陣に戻ってのプレス)ディフェンスがチームのディフェンスを支えていた。プレスに強く行けるようになり昨年からの成長が感じられた。又、CB(ストッパー)の林堂も数々のインターセプト(ボール奪取)をみせ体の切れ、好調さが感じられた。
チームとしても前からの高い位置からのプレスディフェンスのインテンシティ(強度)が強くなりつつある事が感じられた試合でもあった。攻守のバランス、リスクマネジメントを整えて降格圏を脱出する事を心より願う。
愛媛 3-4-3システム(ドイス(2)ボランチ.システム)
愛媛FC
FW. 上原.
FW. 丹羽. 神谷.
MF 小池 田中 安藤 小暮
DF. 池田. 山崎. 林堂.
GK. 岡本
H30年3月25日(日)J2リーグ第6節が開催される。愛媛 1vs3 岐阜で敗戦する。
【概略】
前半14分、愛媛ゴール前のクリアーからのルーズボール(こぼれ球)を拾った岐阜右FW田中に左足を振り抜かれ先制点を喫する。後半14分、愛媛最終ディフェンスラインの背後に出されたボールから岐阜左FW古橋の独走を受け岐阜FW田中に2点目を決められる。愛媛が点を取りに前掛かりになった所でカウンターを受け岐阜FW田中に3点目を決められハットトリックを達成された。その後、後半37分にPKを得て愛媛MF近藤が決めて1vs3とし追い上げムードを醸し出すが、終盤の決定機をきめきれず完敗した。
1失点目の経緯と詳細。
愛媛のファールにより岐阜左サイドからリスタートされ右サイドに展開される。
岐阜CFを交え壁パスでボールポゼッションをされる中、岐阜右FW田中に左足で40〜50m級のサイドチェンジのパスが展開される。
内側に絞ってポジショニングしていた愛媛右WB小暮がそのボールに対応しようとスライドし岐阜左FW古橋のマーキングに行く。
少しトラップが大きくなるがボールをおさめる岐阜古橋。寄せようとしていたが、飛び込むのを止める愛媛小暮。
その瞬間に岐阜古橋の外側をオーバーラップ(攻撃参加)する岐阜の選手。その攻撃参加者をマーク.に向かう愛媛小暮。と同時にプレスバックの為に下がって来た愛媛2シャドーMF神谷、スライドしてきた愛媛ボランチMF田中。
その瞬間にミドルシュートを放つ岐阜古橋。ヘディングでシュートブロックする愛媛右CB(ストッパー)林堂。
クリアーしたボールがシュート者への正方向にこぼれずに愛媛のゴール前を横断し逆サイドにこぼれて行く。
そのルーズボール(こぼれ球)をペナルティーエリア内で拾った岐阜田中に1トラップされ左足シュートを放たれる。愛媛左CB(ストッパー)池田、愛媛CB(センターバック)山崎がシュートブロックに行くがシュートコースに入りきれずに先制点を決められてしまった。
【失点の原因】
この試合の勝敗に影響した先制点であるが、よく観ていくと岐阜の局面やアタッキングサードでの数的優位の作り方、意外性のあるアイデアであった事が見受けられた
【要約】
岐阜はリスタート後、右サイドにボールを展開するが、そのサイドでボールを進める事が出来ないと2〜3人でトライアングルを形成しポゼッションを図り逆サイドへ展開した。この40〜50m級のサイドチェンジのパスは一発で局面を変えた見事なパスであった。
そこで、岐阜古橋と愛媛小暮の1対1の局面となったが、岐阜の選手の攻撃参加により古橋へのマーク.が剥がされた格好となった。ここでの攻撃参加の動き、デコイラン(おとりの走り)が古橋のフリー(自由)を瞬間的に産み出した。このプレーにより古橋はシュートを放つ事が出来た。
この通常では、あまり打たない距離、角度からのシュートが予想の出来ないディフィレクション(反射)を誘いルーズボール(こぼれ球)となった事を感じられた。この意外性が愛媛DF(ディフェンダー)達の瞬間的な甘さを産み出したと感じられた場面であった。
【総括】
2、3失点目は愛媛が得点を取りに行っていた裏を狙われたもので、ある意味では仕方がないと言えるのかも知れない。ただ、プロチームとしては複数失点を許してはならないと思われる。まずは失点をしない堅守、継続性のある堅守の再構築が望まれる。
結果としては、敗戦となってしまったが、個々に観てみれば2シャドーFW丹羽の攻守における運動量は際立っており、フォアチェック(前線からのプレス)ディフェンス、プレスバック(自陣に戻ってのプレス)ディフェンスがチームのディフェンスを支えていた。プレスに強く行けるようになり昨年からの成長が感じられた。又、CB(ストッパー)の林堂も数々のインターセプト(ボール奪取)をみせ体の切れ、好調さが感じられた。
チームとしても前からの高い位置からのプレスディフェンスのインテンシティ(強度)が強くなりつつある事が感じられた試合でもあった。攻守のバランス、リスクマネジメントを整えて降格圏を脱出する事を心より願う。