魂を込めて

愛媛FCの良い所も悪い所も全てを受け止めて、その勝利の喜びや敗戦の悔しさを共に分かち合う愛媛FC応援ブログです。

愛媛 VS 東京V戦を検証する。

2011-04-27 02:07:35 | Weblog
『コンセントレーションとアグレッシブ(集中力と積極性)』(2011年4月24日第8節)


フォーメーション

愛媛4ー4ー2システム(ドイスボランチ.システム)

東京4ー5ー1システム(ドイスボランチ.システム)

愛媛FC
4ー4ー2システム.

GK萩原
DF(ディフェンダー4)
左サイドバック前野
センターバック高杉
センターバック池田
右サイドバック関根

MF(ミッドフィルダー4)ドイスボランチ(2)
左サイドMF小笠原
ボランチ越智
ボランチ田森
右サイドMF赤井

FW(フォワード2)
フォワードジョジマール
フォワード斎藤

上記の4ー4ー2システム.の布陣。


13:00分ーー秒東京ボールでキックオフ。

この試合は皆様のご周知の通り、愛媛FCが2:1 で勝利しました。

もちろん、先制点を先取出来た事が大きく、それを決めたFW(フォワード)斎藤選手の東京CB(センターバック)の土屋選手、深津選手の2人を突破したドリブルは本当に素晴らしく見事なものがありました。


今回は、勝敗を分けた特に良かった点をご紹介したいと思います。

*『コンセントレーション(集中力)とアグレッシブ(積極性)』

MF(ミッドフィルダー.ボランチ)
田森大己選手。
先制点を決めた斎藤選手へのアシストにつながるプレーの起点になった事です。

経緯。
18分42秒.流れの中で、東京右CB(センターバック)土屋に東京ボランチ.富澤よりボールが戻される。1トラップ1タッチしパスコースを探す土屋。

18分43秒.1タッチしボールを持ち直す土屋。と同時に縦に蹴らせないようにする為、プレッシャー(フォアチェック)を掛けに行く愛媛FW(フォワード)ジョジマール。
パスコースを作る為に中央のバイタルエリアより右サイドに開く富澤。

18分45秒.土屋からのパスを1トラップし、中央のもう1人のボランチ小林にパスを送ろうとする富澤。
と同時にインターセプト(ボール奪取)を狙った愛媛ボランチ.田森が猛烈な勢いで寄せて、キック.のインパクトの瞬間にパスカットする。

そのボールが東京ボランチ.達の後方、東京センターバック達の前方にこぼれ、ルーズボール(どちらのチーム.のボールではない状態)となる。

愛媛ジョジマールもそのボールに猛烈な勢いで寄せる。
東京小林がクリアーの為、懸命にダッシュしスライディングする。

スライディングクリアで、ボールを東京左センターバック深津へ渡そうとするが、愛媛FW(フォワード)斎藤にボールを渡してしまった格好となる。
そして、冒頭の斎藤のドリブル突破による得点となる。


*要約.
まず、ファーストディフェンスを行ったジョジマールのプレー(フォアチェック.)からはチーム.への献身性が感じられます。
2009年、10年を振り返ってみても、ジョジマールのディフェンス.からの得点、得点につながったプレーは幾つか観られます。まさに勝敗に絡んだプレーと言えます。

今回、田森選手を取り上げたのは、その集中力が高かった事と積極的なボール奪取の意識が高かった事が理由に挙げられます。

上記で前述した通り、最初のボールホルダーの東京土屋にフォアチェック(相手陣内からのディフェンス.)に行ってくれたのは愛媛ジョジマールです。
そのジョジマールのプレー(フォアチェック)を生かす為に連動したディフェンスをした事に意識の高さが伺えます。
又、ボールのとりどころ(狙いどころ)を東京ボランチ.の富澤と決めていた事。富澤にボールが入る瞬間のトラップ.する瞬間、振り向く瞬間を狙っていたところに集中力の高さが感じられました。
この時は、5m~7m以上と思われる離れた距離からのインターセプト(ボール奪取)だったので、その積極性に素晴らしさがありました。

サッカー選手としては、特にディフェンス.の選手はこの相手に『寄せる力』、『インターセプト(ボール奪取力)』を持っている事は大きな武器になります。

こう言った素晴らしさが田森選手のプレーから感じられました。


*総括.
頑張っていたのは、ジョジマールと田森選手だけと言う訳ではありません。

チーム.全員が共通の意識をを持って、3ラインの形成、ディフェンスブロックの構築を高い集中力を保ち続けた事によって維持する事が出来、失点を1点に抑える事が出来ました。
これが勝利の要因です。

愛媛FCを愛する皆様。
選手達を愛する皆様。
サッカーを愛する皆様と勝利の喜びをプレーの素晴らしさを分かち合いたいので、筆を執らせて頂きました。


これからも…

魂を込めて応援します。
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ヴェルダー・ブレーメン

2011-04-24 02:59:22 | Weblog
ヴェルダーブレーメン

フォーメーション
3ー5ー2システム.

FW  ノイバート ブルクスミュラー


MF  メールマン  マイヤー


WB 奥寺    シャーフ
サイド

守備的MF ボタバ


DF ヘルマン ペッツァイ クツォップ


GK    オリバーレック



ヴェルダーブレーメン。

僕が初めて観たプロサッカーチーム.です。
ブレーメンVSパルメイラス戦(キリンカップ1986)が初めて観戦したプロサッカーチーム.の試合でした。

日本人初のプロサッカー選手契約を果たし、第1号選手となった奥寺元選手がこの大会(キリン.カップ)を最後に西ドイツでの選手生活を終え、日本に帰国する前に行われた凱旋試合でした。

現在、世界的な名監督の1人と評価されているレーハーゲル監督(現ギリシャ代表監督)に1980年にヘルタベルリンでのプレーが見込まれて、1981年にブレーメンに入団する事になりました。

ヘルタ.で守備的ミッドフィルダー等でのプレーが評価された奥寺選手でしたが、その守備力を生かしてブレーメンでも3バックでの左右のストッパー(センターバック)、両サイドバック、日本で言うウイングバック.守備的ミッドフィルダー等をこなす事やレーハーゲル監督の戦術を遂行する事などからその戦術的理解度の早さ、高さ、遂行力の高さから東洋のコンピューターと評されるようになりました。

この試合でも、左サイドMF(ウイングバック)のポジションで攻守の切り替えの早さを体現し、チームディフェンスへの参加、早いタイミングでのボールの引き出しに球出しをみせてくれていました。
又、俊足を生かしてのオーバーラップ、精度の高い左足でのセンターリングもみせてくれていました。

奥寺選手のプレーの素晴らしさ、チームメイトに信頼されている事、愛されている人間性の素晴らしさを感じる事の出来た試合でもありました。


後に西ドイツ代表ゴールキーパー.となるオリバーレック。

1978年、1982年のワールドカップにオーストリア代表として出場し、ディフェンダーながら1979年から1982年の間、ヨーロッパのバロンドール候補に選出され、ベスト10にノミネートされていた評価の高かったペッツァイ。

西ドイツ代表経験のある守備的ミッドフィルダーのボタバに攻撃的ミッドフィルダーのマイヤー。

後に西ドイツ代表となるフォワードのノイバートに、代表経験のある老練なプレーをみせたブルクスミュラー。

代表経験は無くても、これぞブンデスリーガー。球際の激しさ、敢闘精神の強さをプレーで体現し、ドイツサッカーの素晴らしさ、ゲルマン魂を魅せてくれたストッパー(センターバック)のクツォップにヘルマン。右ウイングバックのシャーフにチームを牽引したメールマン主将。

彼らのプレーを観られた事を今でも本当に嬉しく思います。

ブレーメン、ドイツサッカーの素晴らしさを感じる事が出来て本当に良かったと思います。

近年の日本人選手、日本代表選手達のブンデスリーガへの進出を嬉しく思います。

これからもドイツサッカー、日本サッカーの更なる発展を心より願っています。


これからも…

魂を込めて応援します。
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愛媛 VS 岡山戦を検証する。

2011-04-10 19:44:13 | Weblog
『プレッシングとその意識』


4/2日(土)12:00時より中四国J2リーグ加盟4チーム共催のチャリティーマッチがニンジニアスタジアムで行われました。(対戦相手:ファジアーノ岡山)

愛媛FC
4ー4ー2システム.(ドイスボランチ)


FW   福田 ジョジマール

MF 杉浦 渡邊 越智 石井

DF 三上 高杉 池田 関根

GK     川北


結果.0-0

*(前記)
札幌をホームに迎え、2-0で快勝した愛媛FC。この約1ヶ月の中断期間を挟み、負傷者のDF吉弘・FW内田等の復帰が期待され、開幕戦と同様に勝利が期待された愛媛FC。
愛媛FCがいかに戦ったか振り返ってみたい。

*システム
4ー4ー2システム(ドイスボランチ)で、主としてリトリート.(後退)して3ライン(FW.MF.DF)の守備ブロック.を形成してディフェンスラインを整えて戦う愛媛FC。
それに対して、3ー6ー1システム.正確には3ー4ー2-1システム.を採用する岡山がどの様なサッカーをするのか注目してみた。


*戦術
愛媛FC
前線のFW(フォワード)2TOPにくさびのボール及びロングボールを入れ、その返しのボールを拾う、中央を起点としたダイレクトサッカー(縦にボールを早く動かすサッカー)を展開していた。
又、中央に起点を作る事で、相手ディフェンダーを中央に寄せる事でサイドにスペースを作り、サイドMF及びサイドバックのオーバーラップ.(攻撃参加)を喚起していた。

岡山ファジアーノ
1TOPのセンターフォワード(CF)に中野を置き、2シャドー(MF)に本来FW(フォワード)の岸田を左に置き、同じくFWの白谷を右サイドに配置した攻撃への移行時に前線に人数を掛ける事の出来る攻撃を意識したシステムを組み、攻守に積極的なサッカーを展開していた。

*試合概略
オープニングは岡山ボールで、愛媛陣内にロングボールを蹴り入れるが、愛媛左CBセンターバック高杉がクリアーする。

前半45秒愛媛FWフォワード福田がダイビングヘッドを敢行するが、岡山ゴール右ポスト外を大きく逸れる。
序盤は、愛媛FWのジョジマール、福田にロングボールを入れるが岡山3バック.に跳ね返される。

岡山もCFセンターフォワード中野、左右に開いた2シャドー(MF)岸田、白谷の3人をターゲットに3バック.より早いタイミングでボールを入れて、起点とし攻勢をかける。
対する愛媛も選手達が自陣にリトリート.(後退)した3ライン(FW.MF.DF)の形成でディフェンスのブロックを構築し応戦する。

最初に決定機を迎えたのは岡山。
13分、岡山のゴールキック.を岡山FW中野と愛媛右センターバック池田が競り合うが、そのルーズボール(こぼれ球)を岡山MF白谷に拾われ、ゴール前中央に向かってドリブルされ、左サイドにスルーパスが出される。
愛媛右サイドバック関根の裏を取って、フリー.ランニングして来た岡山MF岸田に強烈な左足シュートを打たれてしまう。

21分、カウンターより2対3人の数的優位の状況で愛媛ボランチ越智よりラストパスを受けるが大きく外してしまうジョジマール。決定機であった。

27分、攻撃参加した関根のシュートのこぼれ球をフリー.のジョジマールが大きく外してしまう。最大の決定機であった。

以下については割愛します。

*要約
結果から振り返ると、2回以上の決定機を外してしまい、決めるべき時に決められない決定力不足を露呈してしまった。
勝てるかもしれない試合を落としてしまった試合であった。
勝負のあや、流れを引き寄せる事が出来なかった。

*課題
最終ディフェンスラインからのビルドアップ(組み立て)時に、足下から足下へ止まった状態でパスを出し、止まった状態でパスを受けていたので、完全に岡山に『狙われて』いた。

具体例をあげると、ボールを失うと10m以上の距離が離れていても、即座にフォアチェックやチェーシングのディフェンス.を単独でも猛烈に実施した岡山の中野、岸田、白谷達。攻撃陣であっても『攻守の切り替えの早さ』、アグレッシブ(積極的)な『守備意識の高さ』が感じられた。

又、彼らだけではなく中盤の2ボランチを中心にサイドMFを含めた4人の『プレッシング(囲い込みのディフェンス.)』は本当に素晴らしいものがあった。
攻守の切り替えに対する意識と運動量の豊富さは目を見張るものがあった。


*好材料
あえて全員をあげませんが…
ドイスボランチの2人に両サイドMF、GKゴールキーパー川北を含めて、特に最終ディフェンスラインは集中力を切らせる事なくゴールを死守し頑張りが感じられた。

18.池田昇平(右センターバック)
一度、股抜きで突破されかけるが、オブストラクション(進路妨害のファール)で相手を止める。それ以外は、ほぼパーフェクトの出来。
左右へのカバーリングも良く、入ってくる人とボールに必ずチェックし、そのほとんどを跳ね返していた。
高い集中力を保ち、愛媛のディフェンスラインを牽引した。

13.関根永悟(右サイドバック)
この日も積極的かつアグレッシブな姿勢で攻守に安定したプレーをみせる。
高い集中力を保ち、二度以上に渡るインターセプト(ボール奪取)をみせ、守勢からの局面を変える。
チーム.の士気を、観客の士気をプレーで鼓舞する事の出来る熱いディフェンダーだ。


*この試合を糧にしてくれる事を心より願う。


これからも…

魂を込めて応援します。
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愛媛 VS 岡山戦を検証する。

2011-04-08 02:09:56 | Weblog
『プレッシングとその意識』


4/2日(土)12:00時より中四国J2リーグ加盟4チーム共催のチャリティーマッチがニンジニアスタジアムで行われました。(対戦相手:ファジアーノ岡山)

愛媛FC
4ー4ー2システム.(ドイスボランチ)


FW   福田 ジョジマール

MF 杉浦 渡邊 越智 石井

DF 三上 高杉 池田 関根

GK     川北


結果.0-0

*(前記)
札幌をホームに迎え、2-0で快勝した愛媛FC。この約1ヶ月の中断期間を挟み、負傷者のDF吉弘・FW内田等の復帰が期待され、開幕戦と同様に勝利が期待された愛媛FC。
愛媛FCがいかに戦ったか振り返ってみたい。

*システム
4ー4ー2システム(ドイスボランチ)で、主としてリトリート.(後退)して3ライン(FW.MF.DF)の守備ブロック.を形成してディフェンスラインを整えて戦う愛媛FC。
それに対して、3ー6ー1システム.正確には3ー4ー2-1システム.を採用する岡山がどの様なサッカーをするのか注目してみた。


*戦術
愛媛FC
前線のFW(フォワード)2TOPにくさびのボール及びロングボールを入れ、その返しのボールを拾う、中央を起点としたダイレクトサッカー(縦にボールを早く動かすサッカー)を展開していた。
又、中央に起点を作る事で、相手ディフェンダーを中央に寄せる事でサイドにスペースを作り、サイドMF及びサイドバックのオーバーラップ.(攻撃参加)を喚起していた。

岡山ファジアーノ
1TOPのセンターフォワード(CF)に中野を置き、2シャドー(MF)に本来FW(フォワード)の岸田を左に置き、同じくFWの白谷を右サイドに配置した攻撃への移行時に前線に人数を掛ける事の出来る攻撃を意識したシステムを組み、攻守に積極的なサッカーを展開していた。

*試合概略
オープニングは岡山ボールで、愛媛陣内にロングボールを蹴り入れるが、愛媛左CBセンターバック高杉がクリアーする。

前半45秒愛媛FWフォワード福田がダイビングヘッドを敢行するが、岡山ゴール右ポスト外を大きく逸れる。
序盤は、愛媛FWのジョジマール、福田にロングボールを入れるが岡山3バック.に跳ね返される。

岡山もCFセンターフォワード中野、左右に開いた2シャドー(MF)岸田、白谷の3人をターゲットに3バック.より早いタイミングでボールを入れて、起点とし攻勢をかける。
対する愛媛も選手達が自陣にリトリート.(後退)した3ライン(FW.MF.DF)の形成でディフェンスのブロックを構築し応戦する。

最初に決定機を迎えたのは岡山。
13分、岡山のゴールキック.を岡山FW中野と愛媛右センターバック池田が競り合うが、そのルーズボール(こぼれ球)を岡山MF白谷に拾われ、ゴール前中央に向かってドリブルされ、左サイドにスルーパスが出される。
愛媛右サイドバック関根の裏を取って、フリー.ランニングして来た岡山MF岸田に強烈な左足シュートを打たれてしまう。

21分、カウンターより2対3人の数的優位の状況で愛媛ボランチ越智よりラストパスを受けるが大きく外してしまうジョジマール。決定機であった。

27分、攻撃参加した関根のシュートのこぼれ球をフリー.のジョジマールが大きく外してしまう。最大の決定機であった。

以下については割愛します。

*要約
結果から振り返ると、2回以上の決定機を外してしまい、決めるべき時に決められない決定力不足を露呈してしまった。
勝てるかもしれない試合を落としてしまった試合であった。
勝負のあや、流れを引き寄せる事が出来なかった。

*課題
最終ディフェンスラインからのビルドアップ(組み立て)時に、足下から足下へ止まった状態でパスを出し、止まった状態でパスを受けていたので、完全に岡山に『狙われて』いた。

具体例をあげると、ボールを失うと10m以上の距離が離れていても、即座にフォアチェックやチェーシングのディフェンス.を単独でも猛烈に実施した岡山の中野、岸田、白谷達。攻撃陣であっても『攻守の切り替えの早さ』、アグレッシブ(積極的)な『守備意識の高さ』が感じられた。

又、彼らだけではなく中盤の2ボランチを中心にサイドMFを含めた4人の『プレッシング(囲い込みのディフェンス.)』は本当に素晴らしいものがあった。
攻守の切り替えに対する意識と運動量の豊富さは目を見張るものがあった。


*好材料
あえて全員をあげませんが…
ドイスボランチの2人に両サイドMF、GKゴールキーパー川北を含めて、特に最終ディフェンスラインは集中力を切らせる事なくゴールを死守し頑張りが感じられた。

18.池田昇平(右センターバック)
一度、股抜きで突破されかけるが、オブストラクション(進路妨害のファール)で相手を止める。それ以外は、ほぼパーフェクトの出来。
左右へのカバーリングも良く、入ってくる人とボールに必ずチェックし、そのほとんどを跳ね返していた。
高い集中力を保ち、愛媛のディフェンスラインを牽引した。

13.関根永悟(右サイドバック)
この日も積極的かつアグレッシブな姿勢で攻守に安定したプレーをみせる。
高い集中力を保ち、二度以上に渡るインターセプト(ボール奪取)をみせ、守勢からの局面を変える。
チーム.の士気を、観客の士気をプレーで鼓舞する事の出来る熱いディフェンダーだ。


*この試合を糧にしてくれる事を心より願う。


これからも…

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2011-04-08 01:45:01 | Weblog
『プレッシングとその意識』


4/2日(土)12:00時より中四国J2リーグ加盟4チーム共催のチャリティーマッチがニンジニアスタジアムで行われました。(対戦相手:ファジアーノ岡山)

愛媛FC
4ー4ー2システム.(ドイスボランチ)


FW   福田 ジョジマール

MF 杉浦 渡邊 越智 石井

DF 三上 高杉 池田 関根

GK     川北


結果.0-0

*(前記)
札幌をホームに迎え、2-0で快勝した愛媛FC。この約1ヶ月の中断期間を挟み、負傷者のDF吉弘・FW内田等の復帰が期待され、開幕戦と同様に勝利が期待された愛媛FC。
愛媛FCがいかに戦ったか振り返ってみたい。

*システム
4ー4ー2システム(ドイスボランチ)で、主としてリトリート.(後退)して3ライン(FW.MF.DF)の守備ブロック.を形成してディフェンスラインを整えて戦う愛媛FC。
それに対して、3ー6ー1システム.正確には3ー4ー2-1システム.を採用する岡山がどの様なサッカーをするのか注目してみた。


*戦術
愛媛FC
前線のFW(フォワード)2TOPにくさびのボール及びロングボールを入れ、その返しのボールを拾う、中央を起点としたダイレクトサッカー(縦にボールを早く動かすサッカー)を展開していた。
又、中央に起点を作る事で、相手ディフェンダーを中央に寄せる事でサイドにスペースを作り、サイドMF及びサイドバックのオーバーラップ.(攻撃参加)を喚起していた。

岡山ファジアーノ
1TOPのセンターフォワード(CF)に中野を置き、2シャドー(MF)に本来FW(フォワード)の岸田を左に置き、同じくFWの白谷を右サイドに配置した攻撃への移行時に前線に人数を掛ける事の出来る攻撃を意識したシステムを組み、攻守に積極的なサッカーを展開していた。

*試合概略
オープニングは岡山ボールで、愛媛陣内にロングボールを蹴り入れるが、愛媛左CBセンターバック高杉がクリアーする。

前半45秒愛媛FWフォワード福田がダイビングヘッドを敢行するが、岡山ゴール右ポスト外を大きく逸れる。
序盤は、愛媛FWのジョジマール、福田にロングボールを入れるが岡山3バック.に跳ね返される。

岡山もCFセンターフォワード中野、左右に開いた2シャドー(MF)岸田、白谷の3人をターゲットに3バック.より早いタイミングでボールを入れて、起点とし攻勢をかける。
対する愛媛も選手達が自陣にリトリート.(後退)した3ライン(FW.MF.DF)の形成でディフェンスのブロックを構築し応戦する。

最初に決定機を迎えたのは岡山。
13分、岡山のゴールキック.を岡山FW中野と愛媛右センターバック池田が競り合うが、そのルーズボール(こぼれ球)を岡山MF白谷に拾われ、ゴール前中央に向かってドリブルされ、左サイドにスルーパスが出される。
愛媛右サイドバック関根の裏を取って、フリー.ランニングして来た岡山MF岸田に強烈な左足シュートを打たれてしまう。

21分、カウンターより2対3人の数的優位の状況で愛媛ボランチ越智よりラストパスを受けるが大きく外してしまうジョジマール。決定機であった。

27分、攻撃参加した関根のシュートのこぼれ球をフリー.のジョジマールが大きく外してしまう。最大の決定機であった。

以下については割愛します。

*要約
結果から振り返ると、2回以上の決定機を外してしまい、決めるべき時に決められない決定力不足を露呈してしまった。
勝てるかもしれない試合を落としてしまった試合であった。
勝負のあや、流れを引き寄せる事が出来なかった。

*課題
最終ディフェンスラインからのビルドアップ(組み立て)時に、足下から足下へ止まった状態でパスを出し、止まった状態でパスを受けていたので、完全に岡山に『狙われて』いた。

具体例をあげると、ボールを失うと10m以上の距離が離れていても、即座にフォアチェックやチェーシングのディフェンス.を単独でも猛烈に実施した岡山の中野、岸田、白谷達。攻撃陣であっても『攻守の切り替えの早さ』、アグレッシブ(積極的)な『守備意識の高さ』が感じられた。

又、彼らだけではなく中盤の2ボランチを中心にサイドMFを含めた4人の『プレッシング(囲い込みのディフェンス.)』は本当に素晴らしいものがあった。
攻守の切り替えに対する意識と運動量の豊富さは目を見張るものがあった。


*好材料
あえて全員をあげませんが…
ドイスボランチの2人に両サイドMF、GKゴールキーパー川北を含めて、特に最終ディフェンスラインは集中力を切らせる事なくゴールを死守し頑張りが感じられた。

18.池田昇平(右センターバック)
一度、股抜きで突破されかけるが、オブストラクション(進路妨害のファール)で相手を止める。それ以外は、ほぼパーフェクトの出来。
左右へのカバーリングも良く、入ってくる人とボールに必ずチェックし、そのほとんどを跳ね返していた。
高い集中力を保ち、愛媛のディフェンスラインを牽引した。

13.関根永悟(右サイドバック)
この日も積極的かつアグレッシブな姿勢で攻守に安定したプレーをみせる。
高い集中力を保ち、二度以上に渡るインターセプト(ボール奪取)をみせ、守勢からの局面を変える。
チーム.の士気を、観客の士気をプレーで鼓舞する事の出来る熱いディフェンダーだ。


*この試合を糧にしてくれる事を心より願う。


これからも…

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