ほくぶろぐ

川崎北部建職連合組合の書記局によるブログです。
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稲嶺市長、退任式で胴上げ・・・・  沖縄・名護報告 その2

2018年02月14日 | okayo
okayoです。

 すでに事務局長が報告したように、2月4日投開票で行われた沖縄・名護市長選挙は、同市辺野古の新基地建設反対を訴え、3選をめざした稲嶺進氏が16,931票を獲得しましたが、自民・公明・維新推薦の前市議、渡具知武豊氏(得票20,389)に敗れました。

 残念です。

 投票箱が閉まった午後8時直後のNHKニュースでは、「出口調査では、現職の稲峰氏がややリード、しかし、期日前投票の調査は含まれていません。」と報道していました。
 そして、出た結果が、渡具知武豊氏当選。それを聞いてからは、忸怩たる思いで眠れぬ夜を過ごしました。ほんの少しだけ支援に行った私がこの状態ですから、候補者はもちろん、地元で稲嶺さんと共にたたかってきたオール沖縄の方達のショックははかりしれません。
 
 しかし、稲嶺進さんは本当にすばらしい方です。小学生の登下校の安全を守るためにずっと続けてきた交通安全おじさんを、落選の報の翌日もこれまで通りやっているのです。

 結果を受けて稲嶺さんは、争点隠しの中で十分に訴えが届かなかったと述べながらも、新基地建設が全体の1%にも満たない状況にとどまっていることなどにふれ、「まだ、止めることはできる。あきらめる必要は絶対にない」と語っています。
 
 最後の仕事となった2月7日、稲嶺さんは多くの市民に囲まれながら胴上げをされて見送られました。
 稲峰さん、お疲れ様でした。


以下は、沖縄新報(2018年2月8日付)の報道です。ご参考ください。

【名護】任期満了を迎えた稲嶺進名護市長の退任式が2月7日、市役所で開かれた。退任あいさつで稲嶺さんは「一つだけ心残りと懸念が心の重しとしてのしかかっている。それが辺野古移設問題だ。新基地建設は百害あって一利なしとの判断に立ち、子の未来のためにも、名護市のためにも新基地建設は許してはならないとの思いは全く変わらない」と語り、今後も一人の市民として同問題に関わっていくことを誓った。

 市役所には2期8年の最後を見届けようと400人を超える市民が駆け付け、花道を作った。市民は涙で目を真っ赤にし、稲嶺さんに「ありがとう。ご苦労さま」と言葉を掛けた。花道の最後には市民による胴上げも行われ、稲嶺さんは4度、高らかに空を舞い、笑顔で市役所を後にした。山里将雄副市長と座間味法子教育長も同日付で退任した。

 稲嶺さんは、基地問題について「20年にわたり国策の下で市民は翻弄(ほんろう)されてきた。なぜ、こんなに小さな町で国策の判断を市民が求められるのか。いつまで続くんだろうと思うと心が痛い」と時折、言葉を詰まらせながら苦悩の日々を語った。

 退任式に駆け付けた市民は市役所の外にまであふれた。涙交じりに「ありがとう」と口にしながら花道を進む稲嶺さんに次々と駆け寄り、「進さんのおかげで安心して暮らせた」「ご苦労さまでした。あなたを忘れません」などと感謝やねぎらいの言葉を掛けたり、花束を贈ったりしていた。

 市長選で稲嶺さんに投票したという学生の金城彩花さん(29)は、今後も一市民として基地建設阻止を訴えていくという稲嶺さんの姿勢に「これからも頑張ってほしい」と期待を込めた。

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