炭の穴から宇宙へ ~ 神鍋白炭工房の野望

炭のミクロな穴からマクロな宇宙へと、炭焼きを通じて感じる事を綴ります。
神鍋白炭工房の炭焼き的な価値観を記します。

神鍋白炭工房

【募集】神鍋白炭工房では、見学者の対応をしています!体験されたい方も受け入れております。男の薪割り、炭焼きとか体験しませんか!

森林調査次のステップ

2013-07-28 07:16:36 | 木の話


今日も、森林資源調査

村の山にはいって、専門家と一緒に

今回の専門家は、索道のプロ
いわゆる、ケーブルを張って切り出す仕事のプロ

専門家の話しを聞くとドンドンわかってくる。
山の管理の仕方、考え方、施業方法、




中途半端に伐っても、残された木は
雪で折れてしまうだろうと、
伐らなければ、倒れてしまうだろうと

バランスを考え、適度に手をいれて
やって行くことが肝心

まずは、伐る事からはじまるようだ

カシナガ

2013-06-15 23:08:54 | 木の話
薪割りしてて、虫と幼虫が出てきました。

よくこの虫の食害の孔が空いてるのは見かけますが
直接に虫とか幼虫が出てくるのは珍しいです。

今回、楢の太い原木から出てきました。

この虫が入ると森に生えてる樫楢系の大木が枯れてしまうようです。

http://www.rinya.maff.go.jp/j/hogo/higai/naragare.html

http://column.odokon.org/2007/0327_180100.php

  

 


 

真夏に紅葉してる広葉樹の森を見かけたらこの虫の仕業です。

定期的に伐って山を更新させてやることで樹齢の若い木になることで回避できます。
昔のように使って循環させてやれば良いのです。



太鼓のバチ自作

2012-06-12 23:16:22 | 木の話
樫の木の製材した角材の端材が沢山あり
1尺2寸の物を和太鼓のバチに加工しようと思いました。

まずは四角を八角に
その後一六角にそしてだんだん削って丸くしていきます。
電気の曲面かんなで削って行きました。




太さが2cmぐらいになったら
仕上げです


かんなで丸みをキレイに仕上げます。

樫のバチが完成しました。

生木なので重たいですが、乾燥すると少しは軽くなります。
樫は堅くていいと思います。



植林が傾いてます

2012-04-01 21:48:51 | 木の話
丹波に行ってましたが

遠坂トンネルを越えて、青垣のあたりの山は
植林が多いのですが

通るたびに思います

植林が傾いていますね。

  
見てもわかるように、地面には草がほとんど生えてません。

間伐がされないと密集して競争で上へ上へ伸びて小径木で育ちます。
いわゆる、もやし状態の杉の木

枝葉は写真を見てもわかる通り隣との少しの交差ぐらいで、あまり枝を張れません。
根っこも同じです。

20mの木でも根っこは半径2mほどでしょうか
ものすごく安定性が悪いですよね。

ですからカイワレ大根みたいにトータルで育ってる時は総持ちで立ってますが
一部分切り開かれた伐採があれば、端っこから傾いて、
強風にさらされると倒れて行きます。
倒れると根ごとこけて、そこに豪雨が来ると
山が流れたり・・・・

想像するだけで怖い話です。
もちろん、こんな草一本生えてない地面は保水力の低いですし

何度見ても、日本の山を考えさせられる光景。
環境問題、日本の山
結局の解決策は国産材の利用促進。
間伐材ももっと有効利用して健全な育林を
林業に携わる人が生業として行ければ、行政が補助金を出さずとも 
どんどん循環利用されて、うまくまわるだろうけど・・・・。


椎茸ほだ木

2012-03-19 23:30:08 | 木の話
発注してた椎茸のほだ木が入って来た。

神鍋白炭工房として、毎年椎茸の菌を打っている。
個人的に椎茸が好きなので、うまい椎茸を食べたいのが最大の理由ですが
何か観光資源であったり、ビジネスに展開できないかを模索中である。
とはいっても
椎茸は、すぐに結果が出ないので、菌を打って仕込むことは何年も前から
はじめている。今後も増やし続けるつもり

椎茸のほだ木は”伐り旬”と呼ばれる伐る時期がある。

それは葉っぱを落とした秋から新芽を吹くまでの時期にあたる



樹種はコナラ、クヌギが一般的で
今回、コナラ、クヌギで入って来た。

椎茸のほだ木は、ある程度太さが限られているので
その太さを取った残りの太すぎるもの、細すぎる先の部分は
炭材として全量買い取ることが出来るので
その辺で木を伐ってくださる人(素材生産者)としても一石二鳥だね。

うまい椎茸が出来るのが楽しみ♪


紅葉の色

2011-12-07 22:30:54 | 木の話
今年も、山々の紅葉は色づきがもうひと息でしたね。

この時期にしてみれば温かい気温。

山の色も冴えません。

そして、もう落葉は進んでいます。

今日、配達の途中で見かけた光景
  

床瀬の峠で落ち葉を集めているおじさん発見

多分、腐葉土を作るのに集めてると思う

大きな袋に軽トラ一杯積んでいた。

僕も、昔畑に落ち葉を入れようと、神鍋某所の山で落ち葉を集めた経験がある。
落ち葉は優れもんで、多分それだけで作物は素晴らしく育つ
しかも無農薬で出来る
必要な養分を含んでいると同時に土着菌を多く付けているし
蜘蛛や昆虫が生息していて、畑の害虫をやっつける天敵が味方に付く。

なんかそんな事を一生懸命考えていた昔を思い出した。

杉林を見て思う…

2011-12-05 23:43:03 | 木の話
配達途中に出くわした、道路わきの杉植林

植林の間隔がおよそ1m
って言うことは…間伐していない苗木を植えたままの管理放棄植林。

手前の木が傾いているのが、よくわかると思う。

各地で同じような状況はよく目にする。

間伐してないので徒長して上へ上へと競争で伸び
葉や根っこを張れない状況でのバランスがグラグラな状態。
いわばカイワレ大根みたいなかんじ。

だから風が当たる端から傾きだす。

もちろん、地面は下草がほとんど生えておらず、
保水力が低く、地滑りとかも引き起こす。

最近の河川の急激な増水も森林の状態がすごく影響してるんです。
昔は降った雨が川に流れ出すのに時間がかかった。
今は雨が降り出して数時間で増水し、すぐ警戒水位になったり…

鹿、いのしし、などの有害鳥獣の問題も
管理された里山で有れば減る。

毎年、いろんな自然災害が増えてるけど

地球はどうなってしまうのだろうか…


参考記事


大将軍スギ

2011-12-05 23:24:40 | 木の話
今日は雨が降ったり止んだりでしたが、

朝来市和田山町のお得意先様から注文いただいた薪を配達しました。

軽トラ一杯満載、助手席にも2ケースほど積んで、雨除けのシートかけて。

竹田城跡を横目に見ながら山奥に配達でした。

途中、大将軍杉という郷土記念物(?)な見事なスギがありました。

 

 ←画像拡大はクリック→



良い物見た後、薪ストーブユーザーのお客様のガレージへ配達完了です。

2011村祭りの準備3

2011-10-09 00:15:45 | 木の話
しめ縄をつくります。

この木のハンマーみたいなのは
よく見ると、リョウブの木です。固く重たく割れにくく
こういう道具にふさわしいんでしょうね。

村の老人さんが木地仕事が得意でロクロで回して作られたみたいです。


ガンピーの田●社長は、我が村の住人なのです。

11時から神主さんが来られ神事を済ませたあと、

田●社長は神社の境内のモミの木の大きさを対比するため
1枚写真とってくれ!!とのリクエストで パチリ!!

何年たった木だろか?相当年月がたってると思われます。








ケヤキは護岸を守る

2011-09-21 23:36:50 | 木の話
親父のいとこの忌明け法要が有り、今日、母と二人、親戚に参ってきました。

そこの九斗の自宅で御経を上げ、宵田の蓮生寺へ

お寺の和尚さんが『台風の影響は?』との質問に
『お寺へ来られたらわかりますよ』って

実際行って見て、裏庭を見ると稲葉川と円山川の合流点ですが
水位がかなり上がって怖い状態。

築堤工事をされているようですが、まだまだ、なかなかのようで。
怖い状態でした。

以前、一階の背丈ぐらいのあたりまで浸水したそうで
今は新しくなってキレイな建物になってました。

そこで、裏庭の護岸のケヤキが樹齢がなんと500年以上のケヤキが、
がけ崩れを、お寺を守ってくれているとの事でした。

昔っから、川渕には竹や、ケヤキが植えられています。
ケヤキは根が良くはり、しっかりと岸を守る事が出来るそうです。

ケヤキの木って素晴らしいですね。


傾いた植林

2011-09-17 21:52:20 | 木の話
いつも、良く通る養父市のとある場所

急傾斜で対策工事は施してあるけど

杉?植林が傾いています。
 
ゲリラ豪雨が来たらヤバそうですね。

もちろん、県農林事務所さんは把握してるとは思ってますが…。

このような場所は、あちらこちらに山ほどありますよね。