*ハッピーとラッキーのあいだ。

へぇ~、ふぅ~ん、と気軽に読める、カフェ風ブログをめざして。
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箱根ラリック美術館。

2006-07-10 21:22:24 | 旅行日記
今日は、宿泊したホテル近くの美術館へ行きました。
箱根の自然に溶け込んだ、とっても閑静な美術館。
 

箱根ラリック美術館はオープンしてまだ1年半、 宝飾とガラス工芸の巨匠、ルネ・ラリックの作品が収蔵された美術館です。

とはいえ、ラリックという人を知っていたわけではなく、 宝飾品やガラス工芸に興味があるわけでもなく、 ただ近くにあるってだけの理由で、行ってみた。
そして、ガラスひとつでここまでできるとは、と、その奥深さに驚かされた。

たとえば、とてもシンプルなのに感動したのが、これ。
 ポストカードを撮影したけど、わかりにくいか
これは花瓶だけど、乳白色のガラス材を用い、 女性の体部分はフロスト加工で肌の質感を表現し、 水瓶から流れる水は、ガラスを磨きあげ、反射で水の透明感を出している
加工ひとつで、ここまで表現できるなんて。
もしかしてここはあまり感動するところではなかったかもしれないけれど、 なんかとっても惹かれた作品であった。
(だから、ギフトショップでこの作品のポストカードを買ったの

ほかにも凝視しちゃうような美しい作品はたくさんあって、 とくにラリックの作った宝飾品は、まるで絵画のようだった。
ひとつのアクセサリーに、金やダイヤ、サファイア、ガラスなど、 ツヤ感のあるものやマットなもの、光るもの、 いろんな素材感を用いることで、そこにひとつの小さい世界ができていた。
何かを極めると、ここまで自由に表現できるんだなぁ。。。


この人は。
きっと今の時代に生きていたって、いい仕事しただろぉな。


ちなみに、美術館の入場券がとってもおしゃれ。

ラリック作品の写真がひとつひとつのっている入場券。
しかもこのチケットを見せれば、 次回来たときにレストランとギフトショップには、 入場させてくれるらしぃ。(無期限で)

レストランもとってもおしゃれで、 今日はテラス席で庭園を眺めながら、
さわやかな風を受けつつ 優雅なランチタイムをすごしました。
でも、ヒザにのせた紙ナプキンや紙おしぼりの袋なんかが風で飛ばないよう必死だったけどね。(笑)



今回の美術館は、あたしにとっては初分野だったけれど、
あまり興味なくても覗いてみると、楽しいもんですね。
とってもマイナスイオンでステキな美術館でした。