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もっと早く言えば良かった

毎日の朝活は私の原動力になっている。朝、まだ多くの人々が起きだす前の静けさ。幕が開く前の劇場みたいで(だいぶ大げさだけど)、そこでいろんな事を準備してから外出するといるのが理想的なパターンだった。ピアノの練習、腹筋そしてダンベル体操などなど。

ところが3年前半から義父との同居が始まり、それがにわかに崩れだした。
義父は結構早く起きる。老齢だから、それが普通といえば普通なのだが、我が兎小屋の家の食堂兼ピアノサロン(そんないいものとはほど遠いけどあえてそう言ってみる
…)に、私の朝練中に出没するのだ。始めは何も言わずに我慢していたが、そのうちきてほしくないと遠回しにわかる行動を私は取り始めた。しかし、鈍感力の塊みたいな義父には効果がほとんどなかった。耐え忍ぶ事3年半、ついに堪り兼ね旦那にチラリといってみた。
弾いている人はヘッドホーンの音以外は気にならないと思っているかもしれないけど、外の音も聞こえてるし、生活音の気配は練習の非常に妨げになる、私が練習を終える6時までは来ないでほしいと。Σ(-᷅_-᷄๑)

さて、旦那はうまく伝えててくれたようだった。それに加え、練習中につき6時までの入室はご遠慮ください、とドアの前に張り紙もするようにした。

その後、私の心にようやく安らぎが得られた。言わずに分かって欲しいと期待するのではなく、もっと早く言うべきだったと思う。生活でどうしても譲る事の出来ない部分というのがある。自分の時間を大事にしたいという感情が分からない人は結構いると仲良しの喫茶店のママさんも言っていた。
自分が自由で本来の自分にもどれる一瞬、やっぱりそれは何物にも変えがたいと思う。

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