唇を破壊する我が深海の邪心・虚構の憎悪・暗黒の悔恨。

唇への破壊衝動。

昨夜は血の雨が降り注いだ。鉄の味の夜になった。
夢の中の俺は、理由も無く唇を何度も何度も噛んだ。
あまりの痛さに目が覚めたら、現実の俺の唇も深く傷付き、血を流していた。
これは俺の昔からの呪われた癖なのだ。

「ベロ出し カミカミ」という歌を作った事がある。
その内容は実話で、舌を噛み切る夢を見ると、現実にも舌を噛んでしまう事が、何度もあった。

俺は自殺をしてしまう。寝てる間に自分で舌を噛み切ってしまう。

そんな死への恐怖心に眠る行為が、恐くてたまらなかった。

最近そんな舌を噛んで血だらけになる夜は、無くなっていて安心していたが・・・・・・。

昨夜再びやってきたのだ。今度は舌ではなく、唇にターゲットを変えて。

なぜ唇に狙いを定めたのか?

乙女心を持つヒゲオヤジだから、乙女のシンボルのセクシーな唇に、悪魔は恋をして、憎悪して奪いたくなったのだろうか?

それとも昼ドラの「貞操問答」に流れてる奥村愛子の「くちびるセクシー」という歌が素晴らしいからか?

ちなみに、つんくが作ってます。

とにかく俺の唇は狙われている。俺自身に。俺自身も分からない、もう一人の別人格の自分に。

もう口の中が鉄の味になって迎える朝は、勘弁して欲しいんだけど。

俺の心が病んでいるからなんだろうなぁ。