ソウルの空の下

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秋夕のごちそう

2017-10-04 16:48:43 | 日記

4日が秋夕の当日(陰暦8月15日)ですが、前日からごちそうを作ります。ごちそうといってもあくまでもお迎えする祖先の霊に供えるものですが、結局後で来た人がみんなで食べるので、自分たちが食べるためのものでもありますが…。テレビを見ると交通状況を伝えるキャスターの女性も韓服を着ていますね。正月もそうでしたけど。数日前までソウルからプサンに行く車の所要時間は4時間くらいでしたが、きのうは6時間もかかるといっていました。市場はこの時期が稼ぎ時。ニュースでも加工食品は大型マートが安いけど、秋夕膳に必要な果物や、肉、魚などは市場の方が安いと報道していましたから、3日の市場は大賑わいだったようです。午後3時ころに義理のお母さんの家に行って少しお手伝いをすることになりました。タラや豆腐、ホバクに粉をつけて卵に浸してからホットプレートで次々と焼いていきます。ここまでは2人での作業。次に「トングランテン」という丸い形のジョンを作る時は形を整えて卵の中に入れる人、それをプレートにのせて焼く人、焼きあがったものを油取り紙のうえに載せる人と、3人で作業を続けていきました。豚のひき肉と玉ねぎ、長ネギ、キノコ、豆腐、ニンジンなど結構材料がたくさん入りますね。私が形作りを受け持ちましたが、つい大きくなってしまって、「早く終わらせたいから大きくしている」と言われてしまいました。最後に牛肉やハム、長ネギ、カニスティック、キノコなどを串にさして焼く「サンジョク」という特別メニュー。これは名節のときにだけ作るものです。本来は松餅(ソンピョン)を家で蒸して作るものでしたが、最近はあまり手間がかかるので、売っているものを買ってくるんだとか。今回もそうでした。作り終えてから皆で作ったものをつまみながら、一杯。これが楽しみですね~!明日は当日、膳にごちそうが並んだ姿をお見せします。