いつも日本より一月ほど遅く梅雨に入りますが、今日は中部から北部にかけてのみで、テグなど嶺南地方と呼ばれる南の地域では、暴炎注意報が出されるほどで、33度ほどの気温が予想されるそうです。ソウルは雨のおかげで25度くらいまで下がるといいますから、こちらと10度も違うと思うと、ちょっとうらやましいですね～。でも韓国の梅雨は集中豪雨になりやすく、毎年都心でも水害にみまわれますから、安心してはいられません。雨降りの日はバジョン（チヂミ）にマッコリを飲んで過ごすといいますが、今日も34度の〈暴炎〉にあえぐ京都にいると、パッピンスが食べたくなります！写真は昔ながらの、きな粉餅かき氷。食べるのが難しそうな気もしますが、見ているだけで涼しくなってきませんか？
木曜日は36度、金曜日は35度、今日は雨がしょぼしょぼ降っていますから30度を下回ったようです。それにしても毎年異常な気候が続いて、一体どうなるんでしょうか。鴨川は雨が降らないので、底が見えてしまっているそうです。アユも川を上って行けないとか…。こんな時は天の恵みをじっと待つしかないんでしょうね。毎日ビールが美味しく感じられますが、熱中症を防ぐための水分補給のためにも、ここは思いっきり飲み続けるのもいいかもしれません。というわけで（？）ゆっくり休める方は、韓国語の雑学的な話を集めた、語学エッセイ『転んだついでに休んでいこう』という本が出ますので、グラスを片手に、寝転びながら読んでみてくださいませ。７月12日に白水社というところからの発売です。本の内容もさることながら、朝鮮の昔話『さんねんとうげ』などの挿絵で知られた朴民宜（パク・ミニ）さんのさし絵が、ほのぼのと温かい味わいを出してくれて、思わずホッとするのではないでしょうか。さし絵も紹介しちゃいましょう！