昨夜の宿は尾瀬ヶ原の老舗山小屋 弥四郎小屋 だった。
築85年の風格と新築部分の快適さ二つを兼ね備えた小屋で5年ぶりの一夜だった。
夜明け前に小屋の玄関を出るとそこから至仏山に向かって木道が伸びる。
霧に浮かぶ至仏山頂に好天の予感。
少し立ち位置を替える間に 山の表情も変わる。
北に向かって少し歩くと景鶴山の特徴ある山頂が霧の向こうに浮かぶ。
尾瀬沼周辺では未熟だった ワタスゲ も標高差200mの原ではフワフワになっている。
でも 朝露に濡れてしっとり。
隣の芝生は青い。遠くの ワタスゲ は白い。白い霧の向こうの シラカバ は黒い。