ジジババからのお答え

若い人から色々の質問を受けます。そのひとつひとつにお答えしています。最近は同年配の方の質問にもお答えしています。

ツルの舞う三十八度線

2007-10-19 10:38:00 | Weblog
Q: 同じ民族でありながら、半世紀もの間三十八度線で南北に引き裂かれた朝鮮、韓国の人々の苦悩は、いつ果てるのでしょうか…

A: 鹿児島の出水平野に、ツルが渡ってくる十月になりました。シベリアを飛びたったツルは朝鮮半島にも舞い降ります。池に温水がわきでる韓国の泉通などの非武装地帯の中です。非武装地帯は北緯三八度線付近に設けられた長さ二百四十八キロ、幅四キロ、南側はさらに五キロないし二十キ口の幅で民間人が立ち入りできません。しかし、そこは川あり谷あり、湿地ありの野鳥の楽園なのです。
 韓国の大統領が先週、車から下りて、北へ歩いて境界線を超え、次のように宣言しました。
 「南北の軍事的敵対関係を終息させるために緊密に協カする。」
 「朝鮮戦争にかかわった国々が集まって終戦を宣言するために協力する。」

 自由に南北を飛びかう鳥のように、境界線がなくなって、自由に行き来ができる日が、一日でも早く来ることを願わずにはいられません


ジジの一言
分断国家は世界でいまやひとつだけ。冷戦も無くなっているのに。いつまで続くこの綱引き。分断を政治的駆け引きに利用するのはいい加減にしないと。




  
今日の風景



海辺


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