無線脳の視点

無線関係のモノ・ヒトに毒された日常を地味に書いてみる。

三朝(みささ)温泉

2010年06月28日 | 日記
関東や東北人にはあまり縁が無さそうなのだが、鳥取に三朝(みささ)温泉という温泉街がある。テレビの特集でやっていたので気になったのでメモ代わりに。

この温泉、閑散期には宿の大広間を使って鉄道模型の巨大ジオラマを展示しているのだという。地元日本海新聞の紹介記事によると、

引用開始
 夏は三朝温泉で鉄道三昧 「鉄道周遊展」始まる鳥取県三朝町の三朝温泉で、鉄道模型(Nゲージ)の走行コースや珍しい鉄道グッズを紹介するイベント「鉄道周遊展」が始まった。閑散期の旅館の広間などを使った試みで、8軒の旅館が参加。鉄道ファンから熱い注目を集めているほか、同温泉も新たな誘客につながると期待している。

~中略~
 中でも注目されるのは、旅館「いわゆ」の広間に設置された全長28メートルのNゲージレール。在来線が複線2本と単線1本、高架上下1本ずつあり、16車両編成の新幹線を存分に走らせることができる西日本最大級のコースになっているという。
 宿泊客は無料で利用できるほか、宿泊客以外でも500円で持ち込み車両の走行ができる。午前10時から午後5時まで。
引用終了

観光協会のスタッフは元JRの職員で、かわいらしい女性(画像はありません)、こちらは別途興味があるところだが(笑)、若干鉄分の多い私でもいかんせん山陰地方は遠いなぁ。

UNIDEN (ユニデン)のスキャナー3

2010年06月24日 | 無線機器
えーと・・・、ユニデンの受信機、また増殖。
今度のはBCT8というPCでコントロールが出来るタイプのものだ(メモリの編集だけじゃないよ)。後ろにRS-232Cコネクタが付いていて、付属のソフトを使うとPCの画面上で音量とスケルチ以外の設定がすべて出来るのだ。



アメリカから中古で買って、送料含んでだいたい12,500円、まぁ安いもんだ。

ACアダプタの入力が120Vってのは向こうの規格からするとあたりまえってのは分かるんだけど、到着後に電源を入れようとコンセントにACアダプタを差そうにも、なんだかうまく入ってくれない。プラグの先端をよく見ると、


アース側、太ぃ!

というシロモノである。
「こやつめ、最初からなかなか楽しませてくれるのぉ」
とぶつくさ言いながら、金ヤスリでギコギコやって日本の規格でも入るように加工し、電源投入。
こちらの機種もアメリカ専用の機能があるものの、指定した周波数のスキャンは快適そのもの、今回も良い買い物をしたということで。

空き缶再利用 航海用レーダー反射器

2010年06月22日 | 日記
電波法施行規則の総則(第一章第二条三十二)の定義に、
「レーダー」とは、決定しようとする位置から反射され、又は再発射される無線信号と基準信号との比較を基礎とする無線測位の設備をいう。
という記載がある。言い換えると、このレーダーってやつは、(既知・未知の)対象物に向けて電波を発射して、反射して返ってきた電波を測定することで、対象物までの距離・方向を知る装置ってこと。(…でいいんだよな)

漁船やプレジャーボートなどの小型船舶は、中・大型船などに装備されているではレーダーで見つけにくいため、わざとレーダーで発見されやすいように、レーダー電波を強く反射させる装置「航海用レーダー反射器」の搭載(設置)が義務付けられている。(湖とか夜間以外など、一部除外の規定あり)
この反射器の理屈は簡単で、金属板を3枚直交させると、入ってきた電波は来た方向に跳ね返るというコーナーリフレクタの原理を使っている。図に直すとこんな↓感じ。(資料からわざわざ絵を作ってみた)


この理屈が製品化されると、こんな感じ↓

(国際化工製 KNR-1 航海用レーダー反射器 価格は5,000円程度 認定品)

どっかのニュースサイトで、漁業者がアルミの空き缶を再利用してレーダー電波を反射させる道具を作ってしまったという記事を見つけ、興味を持った。この反射器を定置網のブイや養殖イカダに付けておけば、事情を知らずに近寄ってきた船が間違って網を切ったり養殖イカダとの衝突を回避してくれるかもしれない。いわばコイツは「お守り」な訳だ。

あ、ニュースサイトのリンクを貼ろうとしたら、既に消されてた(汗
しょうがないので元ネタを貼っておく。
四日市海上保安部考案空き缶レーダー反射器「見えなあ缶」

四日市=三重→みえ(見え)な
空き缶→あ缶(あかん)

ってことらしい。

※注意
この空き缶利用レーダー反射器は、本来の船の法定装備品の基準には達していないので代用に出来るものではないけれど、法定装備品の他に追加で付けるとレーダーの視認効果が高くなるからオススメとのことです。



ラジコンの改造 (ミニッツ Mini-z のFET交換)

2010年06月19日 | 日記
自分にとってラジコンと言えば、大変お高級~なおもちゃで、お金持ちのおぼっちゃましか買ってもらえないシロモノの代名詞だった訳だけど、今や数千円とかあれば買えちゃう時代。しかも大変な高性能でありやたら小さい!いろんな機能が付いていろいろ制御出来るとなると、もうおもちゃと呼ぶには申し訳ないぐらいだ。

私の身近な人がミニッツ(Mini-z)と呼ばれるラジコンカーを所有していて、いろいろ話を聞いていくと「内部のFETを交換するとラジコンが速くなるらしい」という。部品買って交換するだけなら手伝ってみようかと思い、ちょうど週末に秋葉原へジャンク漁りをしにいくという仲間がいたので部品の調達を依頼した。改造に必要なこの部品、SOP8規格でNchとPchが一緒に入ったMOS-FET、型番はSP8M4ってやつだ。



本体を開けると制御基盤が登場、もはやこれはおもちゃとは呼べないぐらいの集積度だ。交換対象は2つ並んだFET。とりあえずハンダを盛ってペロっと剥がし、1個(写真右)を交換してみる。



旧部品 Renesas(?) HAT3010
新部品 Rohm SP8M4

SP8M4に交換すると、(FETの特性的には大して変わらないと思うんだけど)パワーアップするだとか何かしらの効き目があるとかいう評判なので、調子に乗ってどっかのサイトにある画像を参考に2個積みもしてみる。(これにどれだけの意味があるかは正直なところ分からないけど、話のネタってことで)



電圧と電流が可変出来る実験用電源で動作確認をしてみたら、前進・後退は普通に出来ていたので部品交換自体は成功なのだけど、単純にモーターを速く回したい(トルクだなんだ考えたら速く走らせられるかは別かな)と思うなら、単純に電源電圧を高くした方が、明らかに回転数が違う。電圧だけで考えれば使う電池で電圧が違うのだから、ニッケル水素電池(4本4.8V)<アルカリ電池(4本6.0V)<オキシライド電池(4本約6.4V) の順に使ってみると良いかも。
(持ち主によると、"LiFe"・"リフェ"とかいうこのラジコン専用の電池があるんだそうで)

ラジコンカーそのもので自分が遊ぶかどうかは別として、実験しないことには良いの悪いのの評価はできない。実験用電源の電流計を見ると、ゼロ→スロットル最大の突入電流で2Aを超えるのに、スロットル最大を持続させると電流が400mAぐらいで落ち着く。ということは、FET交換の効果が見えるとするなら、負荷をかけたときの部品自体の特性(内部抵抗)の差がモノを言う(はず)。もしも実験してみるなら、FET交換の前後はもちろん、入力電源電圧ごと・タイヤやホイールの種別ごとにゼロスタート時の回転数を取ってグラフ書くとかすると差が見えてくる・・・かな。

文中にもにじませてあるとおり、この部品交換にあたっては今の段階では、ものすごぉ~く懐疑的に見ている自分が居るのは確か。ぶっちゃけ、現段階ではFETそのものの特性(内部抵抗や最大値なんか)を気にするよりも、まず投入電圧を上げてみるとか、電池と電池ホルダの接触抵抗の改善、駆動系の各配線類を太く短くするというほうがまだ良いんでないかなという判断をしている。ここまで来ると、一部のオーディオマニアのように「配線は無酸素銅、コネクタは金」とかナントカという話に行きそうだ。

無線脳的な部分で言うと、何に驚いたかってこのラジコン、制御に使っているのが今までみたいに27MHz帯とか40MHz帯でないんだよ、2.4GHz帯を使って制御してるのがすごいわ。


2010/6/24 追記
ショップ併設の時間貸しコースでの試験走行に出向き、FET交換後の走りを持ち主に確かめてもらった。持ち主曰く、

 「かわんない!」「よくわかんない!」

だそうです。

秋葉原の「はんだ付けカフェ」考

2010年06月14日 | 日記
つい先日、仕事でかかわりのある某大学の工学部の教授がこうぼやいていた。
「大学に入るまで半田ごて握った覚えがないって言う学生が電気(電子)工学科に入ってくる時代なんだよねー」
確かに、電子ゲーム類が盛んになってきたあたりからか、いわゆる"ラジオ少年"的な子供らがいなくなってきた気がする。秋葉原のジャンク屋に行っても、いるのはおっさんばっかりだ。しかも、"部品取り"と称して売られているテキトーな基板を買ってきたところで、あるのはチップ部品だらけで外して使い回しが効くような部品なんぞありゃしない。
そんな中、秋葉原にほのぼのした話題が出来た。

「電子工作人口を増やしたい」 工具は無料、電子工作作れる「はんだづけカフェ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100611-00000026-zdn_n-sci より引用

はんだごてなどを無料で借りて電子工作を楽しめる「はんだづけカフェ」が東京・秋葉原近くにオープンした。電子工作の楽しさを知ってもらい、「電子工作人口を増やしたい」という。東京メトロ銀座線・末広町駅から歩いて1分。旧練成中学校を改装したアートスペース「3331 Arts Chiyoda」(千代田区外神田6-11-14)の1室に、電子工作好きが集う「はんだづけカフェ」がある。カフェといってもコーヒーや紅茶といった飲み物は出ない。代わりに、はんだごてやラジオペンチ、ニッパーやドライバーなど電子工作に必要な道具を無料で借りられるのだ。教室をベースに作った1室の半分がはんだづけカフェだ。机といす、工具が置かれており、ユーザーは自由に電子工作を楽しめる。部屋のもう半分は運営元・スイッチサイエンスの事務所だ。ユーザーが座るいすは中学校の備品。壁には黒板が設置され、用もないのに仲間と長居してしまう居心地のいい放課後の教室を思い出す。今年5月9日にオープンし、初心者からコアな電子工作好きまで、のべ300~400人程度がカフェを訪れたという。ユーザー同士で教え合う場面も多く、ワークショップを開催することもある。「電子工作をキーワードに人が集まれる場所を提供して、来た人に楽しんでもらい、電子工作人口を増やしたい」(スイッチサイエンスの山田斉さん)

引用終わり


かねてより、"秋葉原で買ったジャンクをすぐ電源入れて試したい"と思っていたのだが、A電子やS電商付近のDコーヒー屋とか、旧N通ビル裏にあるカフェなどではどうも気が引ける。しかも電源や工具をいちいち持参するのも大変…と思っていたので、この「はんだつけカフェ」の登場は朗報かな。設備がどのぐらいあるかは分からないけど、最低限の工具類は貸し出してくれるみたいだ。

そのうち、秋葉原名物のおせっかいな爺たちが、実験用の可変電源とかオシロとかを置き忘れてくるに違いない。

製造者・販売者

2010年06月11日 | 日記
「おめぇ、酒飲むんだべ?これ飲んどくといいどー」
と言われ、パッケージに入ったウコン粒をいただいた。



ウコンと言えば、「ウコンのちから~♪」などと忘年会シーズンともなるとやたらCMをやっていて、飲み疲れの肝臓に何となく良さそうな感じ。ウコンの効能は、胆汁の分泌を促進し、胃の働きをよくするなどの薬効がある(らしい)。胆汁が分泌しやすくなるということは、肝機能を増進する(らしい)ということで、二日酔いの防止に効果がある(らしい)。その胆汁ってやつがどんな働きをしているかというと、「食物中の脂肪を乳化して細かい粒とし、リパーゼと反応しやすくすることで脂肪の消化吸収に重要な役割を果たす」らしい。(wikiより一部引用)
脂肪の消化吸収に良いとすると、太らない?痩せる?可能性があるってことか?(毎度おなじみの脳内解釈)

それよりも何よりも、今回のネタはパッケージの裏面である。


 製造者名:(有)屋久島薬草販売
 販売者名: 株式会社デンソー東北

ん?デンソー?
デンソーと言えば世界に名だたる自動車部品のメーカーである。
で、そのデンソーの地域販社でなぜウコン?
っていうことは、そこらのトヨタ系の自動車ディーラーとかに部品番号を言うと発注できたりするん?

実に不思議な巡り合わせである。

プラズマクラスター参上

2010年06月11日 | 日記

かねてより気になっていたシャープ製イオン発生装置、「プラズマクラスター」の小さいの"IG-B20"ってやつを購入してみた。価格は激安ショップで5523円だった。(大丈夫か?)きっとこの色しか無い(=選べない)から安いんだろう。
シャープではこの機器が発生させるプラズマクラスターイオンとやらに"除菌や脱臭の効果がある"としているのだが・・・。


それにしてもこの装置、怪しい。
効くのか効かないのか、実に怪しい。
とりあえず今朝、少々カビっぽいニオイがする台所の流しの下に仕掛けてきたから、帰宅後に効き目が分かることだろう。
この機器には、商品ラインアップにクルマで使うタイプもあるのだが、せっかくコレを買ったのでクルマで役に立つならクルマでも使ってやろうというのが心情ってもんで、車載への転用を模索してみる。(OEMでわざわざデンソーで出しているのもある)

IG-B20付属のACアダプタ規格
 ・型番 RADPAA001KKEZ
 ・定格入力 電源電圧100-240V(50/60Hz) 0.18A
 ・定格出力 DC4.6V 1A

リチウムイオン電池を充電するとか言うなら分かるが、この手の機器で4.6Vって中途半端な電圧を使うところにどんな意味があるかは分からない。が、EIAJ規格のプラグを使っている時点で3.15V~6.3Vは入れて良いものだと脳内解釈、そこらのシガープラグ電源をUSB(5V)へ出力するアダプタが流用できると判断。(あ、あくまでも自己責任ってことで)

車載化は、台所での効き目を確認してからだ。



シロウトがいじるところは無い

2010年06月03日 | 日記
最近のクルマは、ほとんどが電子的に制御されている。
クルマに内蔵してある制御装置(コンピュータ)は、クルマの使用中、自動的に不具合を判断して、不具合の内容をどんどん蓄積してくれるようになっている。(注:車種にもよる)



某所にて解析する機械があるのを発見、イタズラ心で自分のクルマに繋いでみた。クルマ側のコネクタは運転席のハンドルの下あたりにあった。この解析機器はデンソーの「ダイアグテスター DST-2」と言うモノだ。ちなみにこの診断に使う道具は、整備工場でもない限り、一般人の入手は困難(入手できないことはなさそう、価格約30万円)で、診断解析用のソフトウェアも、各メーカーごとに購入が必要(3万~5万円程度)である。それでいて新しい車種が出たとか、不具合解消の小さなアップデートが頻繁にあるようで、もし機器が入手ができたとしても維持するのは困難を極める。(ソフトウェアアップデート用の専用サイトまである。)つい最近聞いた話、スズキ車の電子制御の中身がどんどん変更され、診断する側のソフトウェアもじゃんじゃんアップデートされてしまい、その都度ソフトの購入を迫られた修理工場側が怒ってしまい、デンソー側がソフトウェアアップデートのダウンロード認証制度を変えたことがあったとか。(注:噂の域) それほど今のクルマはソフトウェアで走っているということなのかもしれない。



早速イタズラしてみる。
各種の点検項目がある中で、買って2年ちょい程度が経過した自分のクルマはまだ新しい部類、解析が進んでどんどんOK,OK・・・という答えを出してきてくれている・・・って、ん??



エラー履歴を発見!しかも解決済み!
こないだ点検出したとき何も言われなかったぞ?
いつの間に?!

・・・というようなことが世の中の多くのクルマで起きているんだろうな。
なんだかんだ言っても、点検整備はマメに受けたほうが、後々安く済むと思うのだが、
うーん、クルマの電子制御は実に奥が深い。