横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

Where2.0 二日目 昨年から大きく変わったプレーヤー

2011年04月22日 14時59分48秒 | 地理情報関連
 Where2.0の二日目、この日が「本編」のカンファレンスである。
 ホテルの大広間にいすをずらりと並べて、そこに多数の参加者が座る。巨大なスクリーンが演台の左右に2つずつ。北米はもちろんだが、日本、韓国などのアジア、そして欧州諸国からの参加も多い国際カンファレンスである。
 さあ、始まりだ

 今年のWhere2.0は、一番最初に出てきたのは、いわゆる「ジオ」なビジネスをしているプレーヤーではなく、foursquareの共同創業者であるDennis Crowleyであったことに象徴される。そして、通常初日の前半はスポンサー企業の講演枠として使われることが多いのだが、彼はスポンサーではない。
 左がDennis
 
 そして、次がsinsai.infoでも採用されたリスクマッピングフレームワークのUshahidiプロジェクトの代表者であるPatrick Meier。3月11日の震災は、世界中に大きなインパクトを与えたが、Patrickの講演の前半では、まさにそこで使われたsinsai.infoと、このカンファレンスにも参加していた関さんの名前を紹介した。彼もスポンサーではない。
 UshahidiのPatrick

 これに比べると、スポンサー企業の常連であるGoogle、そしてESRIは、その講演内容で知らせてくれるサービス等は年々進歩はしているが、よく言えば円熟の域に達していて、悪く言うとマンネリである。もう、そこに誰もパッションを感じない。
 ESRI社長のJackは毎年登壇

 ところで、今年初めてスポンサーとなったのはfacebook。facebookはPlacesというチェックインサービスを日本では昨年秋にスタートさせたばかりだが、この分野にとても力を入れていることがわかる。
facebookのJustin Shaffer

 そして、昨年のWhere2.0ではまだ注目されないレベルに過ぎなかった「ロケーションメディア」(日本的に言うとジオメディア)が急伸していることがわかる。
 ロケーションメディアの数々
日本ではfoursquareとfacebookくらいしか目立っていないが、こちらではこんなにもリアルにあるのはちょっと驚き、

 展示会場はどちらかというと、従来的なWhere2.0企業というか、GISほどでもないが、何らかの地図・位置情報ビジネスを展開している企業群を見ることができる。ただ、年々これらも新味が無くなりつつある。
 展示会場

 ところで、展示会場でケーキを食べたら、余りの甘さにのどがヒリヒリするほどだったので、アメリカでは見た目以上に危険な食べ物が多いことを皆様に注意を喚起したい。
 食べてはいけなかった・・・

 この日は、夜のレセプションがあり、展示会場の脇で、Startup Showcaseという新進企業の展示が行われた。それの方が、一般企業の展示ブースよりも面白い。そして、その中から、主催者選定で1社(Location Mind)、参加者選定で1社(DOKOGEO)が選ばれた。この辺の選ばれ方も、今年ならではである。

 Location Mindは関心のある地域についてのヤフー知恵袋みたいなもの。日本でも使える。
Location Mind

 DOKOGEOは会社名で、ゲーム(DOKOBOTS)を提供している。会社名やキャラクターデザインを見ると日本にインスパイアされたっぽい。
 DOKOBOTS

 最後におまけ。いつの間にか一文字欠けているロゴを発見したので、さっそくパチリ。
 何と読むのかな?

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