横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

Google EarthでWMSレイヤを開く

2007年07月02日 00時20分48秒 | 地理情報関連
 知っていて当然のことを知らずにいて恥をかく、という経験を誰でもしたことがあると思うが、Google EarthでWMSレイヤを開ける、ということを実は先日会社のT氏に指摘されるまで、全然知らなかった(WMSレイヤを開けるのはWorld Windだけだと思っていた)。

 で、「じゃあ早速やってみよう」とGoogle Earthを立ち上げたまでは良かったが、どこでWMSレイヤを開くことができるのか、メニューをしばらく見ていてもわからない。ヘルプファイルにアクセスしても、それらしきものを発見できない。あれれ??

 またT氏に助けを請う。説明を聞いて「えっ!? こうやって使うの? それじゃ普通にはわからないね」ということで、私と同じ状況に陥らないために、ちょっと説明。

 まず、どうやるかというと、Google Earthを立ち上げて、メニューバーの「追加」から「イメージオーバーレイ」を開く。実はここからがミソで、ここでダイアログの「更新」タブを開く必要がある。そうすると、小さく右側に「WMSパラメータ」というボタンが現れる。
 まるで隠しコマンドのよう...

 ここまで到達しさえずれば、「WMSパラメータ」ボタンを押すと、普通のデスクトップGISソフトで見かけるような、URLを入れてレイヤを指定するダイアログが出てきて、あとは何も迷うことはない。

 Google Earth+WMSレイヤ

 Google EarthではGoogle Mapsのような地図が表示できない。私は常々この不便さが気になっていたが、これはWMSレイヤをオーバーレイすることで地図と合わせて見ることで解決できる。しかも、このレイヤの透過度を自由に指定できるし、鳥瞰図的な表現をすると、その上にドレープされるので、他のGISソフトでは簡単には得られない表現が実現する。

 Google Earthの場合は、マウスを使ってどんどんスクロールしながら地域を移動していくことが多い。WMSレイヤは、Google Earth側でキャッシュとして保持してくれないため、スクロールを止めてしばらくすると表示される。このとき、止まってから何秒後にWMSサーバ側に画像を取りに行くかを指定できるのは便利で、スクロースをちょっと休んだだけでWMSレイヤを取りに行ってしまうようなことを防げる。

 ともあれ、また1つGoogle Earthの楽しみ方が増えて喜んでいる次第である。

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