知人の紹介で会社でyammerを導入してから3ヶ月ほどになる。yammerを知らない人も多いと思うが、社内用のコラボレーションツール、わかりやすく言えばtwitterみたいなものだ。私の会社のドメイン内で完結するので、業務に関係するあらゆるつぶやきが共有できる。
これを使い出して何が変わったかというと、わざわざ電子メールで伝達するほどでもないし、会議をするほどでもない、皆に直接聞くほどでもないような、ちょっとしたことを知らせたり、問い合わせたりすることがとてもやりやすくなった。yammerはネット環境さえあればどこからでも使えるので、例えば展示会の様子を会場からiPhoneを使って投稿したり、それに写真を添付したり、あるいはその他のファイル添付をしたりできる。
アプリケーション開発が主体の私の会社の業務風景は、サーバルームからのファンノイズをBGMにして、キーボードをひたすらかちかちとたたく音が響くという感じ。一つの部屋にいながらにして業務連絡もメールで行ったりすることが多い。90年代前半までの、メールがなかった時代に「わいがや」と呼ばれたコミュニケーションが全くと言っても良いほど無かった(そういえば、あの時代はオヤジギャグを連発する人がいて、場の空気を和ませたりしてたっけ・・・)。
yammerの導入で、そういう”妙に静かな”雰囲気がちょこっとずつ変わって、部署や立場にかかわらない、自由なコミュニケーションが生まれてきている。気がついてみると、今や会社になくてはならないインフラになっている。
このような「企業内ソーシャルインフラ」みたいなものは、今後急速に普及すると思う。yammerだけでなく、Salesforce CRMもChatterというfacebookのUIにそっくりなツールを標準装備して、すでに企業での利用が始まっている。SNS本家であるfacebookも、先日プライベートなグループを作れる機能を提供し始めたので、これも(小規模な)企業で上手に使えば、コラボレーションとコミュニケーションのインフラとして利用できる。しかもこちらは無料だ。
私は常日頃気になっていたことがあった。「みんな会社を離れると、知人と頻繁にコミュニケーションを取っているのに、なぜ平日の大半の時間を共有する会社内で、そういう風にはできないのだろうか?」と。それは、グループウェアを導入してスケジュールを共有しても解決しない。会議を何度開いてもうまくいかない。昔の「わいがや」を知っている身には、とてももどかしかった。
ちょうど先日、セールスフォース・ドットコム主催のカンファレンス「Cloudeforce2010」に参加したのだが、その際にCEOのマーク・ベニオフの基調講演でも、私と同じようなもどかしさを感じていて、Chatter開発を精力的に推進したという。なるほど、同じことを感じていたのかぁ・・・
様々な記事によれば、日本はソーシャルアプリの利用率がとても高い国らしい。その基盤には、電話会議がひたすら好きなアメリカ人と違って、「文字で連絡し合う」という文化がポケベル以来蓄積されているからだと思う。だから、セールスフォース・ドットコムは、日本でChatterが普及するかしないかが試金石だと考えている模様だ。私も、企業内コラボレーションとコミュニケーションツールとしての、ソーシャルアプリの活用は、これから日本で一気に普及すると思っている。
これを使い出して何が変わったかというと、わざわざ電子メールで伝達するほどでもないし、会議をするほどでもない、皆に直接聞くほどでもないような、ちょっとしたことを知らせたり、問い合わせたりすることがとてもやりやすくなった。yammerはネット環境さえあればどこからでも使えるので、例えば展示会の様子を会場からiPhoneを使って投稿したり、それに写真を添付したり、あるいはその他のファイル添付をしたりできる。
アプリケーション開発が主体の私の会社の業務風景は、サーバルームからのファンノイズをBGMにして、キーボードをひたすらかちかちとたたく音が響くという感じ。一つの部屋にいながらにして業務連絡もメールで行ったりすることが多い。90年代前半までの、メールがなかった時代に「わいがや」と呼ばれたコミュニケーションが全くと言っても良いほど無かった(そういえば、あの時代はオヤジギャグを連発する人がいて、場の空気を和ませたりしてたっけ・・・)。
yammerの導入で、そういう”妙に静かな”雰囲気がちょこっとずつ変わって、部署や立場にかかわらない、自由なコミュニケーションが生まれてきている。気がついてみると、今や会社になくてはならないインフラになっている。
このような「企業内ソーシャルインフラ」みたいなものは、今後急速に普及すると思う。yammerだけでなく、Salesforce CRMもChatterというfacebookのUIにそっくりなツールを標準装備して、すでに企業での利用が始まっている。SNS本家であるfacebookも、先日プライベートなグループを作れる機能を提供し始めたので、これも(小規模な)企業で上手に使えば、コラボレーションとコミュニケーションのインフラとして利用できる。しかもこちらは無料だ。
私は常日頃気になっていたことがあった。「みんな会社を離れると、知人と頻繁にコミュニケーションを取っているのに、なぜ平日の大半の時間を共有する会社内で、そういう風にはできないのだろうか?」と。それは、グループウェアを導入してスケジュールを共有しても解決しない。会議を何度開いてもうまくいかない。昔の「わいがや」を知っている身には、とてももどかしかった。
ちょうど先日、セールスフォース・ドットコム主催のカンファレンス「Cloudeforce2010」に参加したのだが、その際にCEOのマーク・ベニオフの基調講演でも、私と同じようなもどかしさを感じていて、Chatter開発を精力的に推進したという。なるほど、同じことを感じていたのかぁ・・・
様々な記事によれば、日本はソーシャルアプリの利用率がとても高い国らしい。その基盤には、電話会議がひたすら好きなアメリカ人と違って、「文字で連絡し合う」という文化がポケベル以来蓄積されているからだと思う。だから、セールスフォース・ドットコムは、日本でChatterが普及するかしないかが試金石だと考えている模様だ。私も、企業内コラボレーションとコミュニケーションツールとしての、ソーシャルアプリの活用は、これから日本で一気に普及すると思っている。
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