やねうら日記

~日常の中にある幸福

好きなミュージシャン2  ~水戸 華之介

2010年05月12日 | 音楽
改めて・・・
水戸さんは「好きな」ミュージシャン、という枠では語れない。人生に影響を与えた一人だ。人生に影響を与えられてどうなったか、は分からないが、とにかく影響を受けた。

初めてライブを見たのは1985年、天神ビブレホールでの「赤と黒、赤サイド」だった。予習もなく、ただ雑誌で見ていて憧れて見に行った。ライブ自体が初めてだったので圧倒されて楽しむどころの騒ぎではなかった。
15歳だった。

その後、カセット・マガジン「罪と罰」を買い求め、むさぼるように聞いた。水戸さんの詩の世界にのめりこむまで時間はかからなかった。水戸さんの紡ぐ詩は、美しく、悲しく、励まし、突き放した。思春期から青年期を経ていつも側にはアンジーの音楽があった。

でもデビューしてからは、少し心が離れたときもある。おちゃらけた部分ばかりが露出して(日本のトイドールズなどと呼ばれた)痛々しく感じたし、実際、2ndアルバムだけはさほど好きになれなかった。3rdアルバム「黄金時代」はそれらを完全に裏切り、真っ黒な歌詞、音でファン度は完全復活を遂げた。

今は学生時代のよう明けても暮れても、という訳ではないが、聞く度に励まされ突き放される。

自分の中では、アンジーを越えるロックバンドには未だに出会えないでいる。

***

   「火の見矢倉」 アンジー

  条件だらけの 自由を手にして
  とにかく自由 自由なんだ

  爆弾しょってる 革命軍でも
  気軽に作れる 保護者つきで

  空気が重い 気圧が高い

  誰かが俺を見張ってる 闇の向こうで
  皮膚を刺す目に耐えきれず 火の見矢倉に駆け登る

   火の見矢倉の上じゃ 裸踊りで夜が更ける
   火の見矢倉の上じゃ 午前0時に夜が更ける

  空で天使が踊ってる 俺を待ってる
  シャツのボタンを引きちぎり サンタマリアに呼びかける

   火の見矢倉の上じゃ 裸踊りで夜が更ける
   火の見矢倉の上じゃ 午前0時に夜が更ける

   火の見矢倉の上じゃ 甘い空気に満ちている
   火の見矢倉の上じゃ 包み込むよな雨が降る
   火の見矢倉の上じゃ 偽の愛ならすぐ落ちる
   火の見矢倉の上じゃ サンタマリアに手が届く

***
 ◆今日の野菜ジュース
  キャベツ、ほうれん草、甘夏、リンゴ、レモン、はちみつ
 ◆今日聞いた落語
  「もう半分」 柳家 小三治

最新の画像もっと見る

コメントを投稿