「おこげ」って最近は 見られないのでしたっけ？ 昔々・・・・、キャンプなどで飯盒を使っての炊飯には これがとても楽しみで 美味しく感じたものでした。 パンでも 例えば チーズフランスなどは この「おこげ」っぽい微妙な焼き跡が出来ることも多いのですが、生地が糸屑のように引いたり チーズの焦げが強い場合などは、一見 「ゴミと一緒に焼いた」ように思われるようで 「これ、汚れている気がしますが。子供が口に入れると困ります。」とクレームを言われました。若い美人のお母様でした。 「これは・・・・・、汚れているんじゃありません・・・・ので・・・そう、おこげなんですよ。」と言ったものの 謝るしかありません。 
見た目も気にされる方が増えたようにも思います。美味しそうに見えるより 綺麗に見えるほうがいい方も多いのですから。 この他にも 若い方は ホイールで包んで焼く「バナナや苺」はご存知なのですが 年配のご婦人に 当店のココナツバナナ・パンを食べて「黒ずんだバナナ使ってるでしょ。」と 嫌な顔をされたこともあります。 自分が美味しいはずと思っているパンの姿も 多くの方たちにはどう映っているのかと、時折り 再確認しておきたいと思います。