今朝、函館港に豪華客船“セレブリティ・ミレニアム”(91,000㌧)が入港した...。函館には2年ぶりの寄港で、約1,000人の乗客を乗せカナダ・バンクーバー出港し「ロシア・北海道片道クルーズ」17日間の旅の途中...。
今年も総じて客船が入港するときは天気に恵まれなかったような気がするが、今回は空一面の青空に港内は波もなく穏やか...。所用もあって少し遅れて港町ふ頭に着くと、既に濃紺と白色の巨大な船体は港内に入り着岸間もない状況、報道の方もカメラのファインダーを覗きながら「こんな天気の恵まれた客船も珍しいなあ...」とシャッターを押している...。
天気がよいこともあって、豪華客船“セレブリティ・ミレニアム”のデッキや客室のバルコニーから大勢の乗客が函館の街を眺め楽しまれているようだ。岸壁から「ウエルカムボード」を乗客の皆さんに掲げると、手を振ったり、カメラを向けたりと笑顔を見せてくれている...。
着岸しタラップがかけられると乗客の皆さんが一斉に降り立ち、シャトルバスに乗り込む...。ところが、シャトルバスの乗り場は1箇所とあって岸壁の上に長蛇の列...。乗客の皆さんはJR函館駅に向かい、初秋の函館観光を楽しまれるそうだ...。
出港は午後7時30分...。日中市内観光で通訳のボランティア活動をした遺愛女子高校の生徒約70名が「いか踊り」で見送ると聞き、再び港町ふ頭へ...。
既にデッキには乗客の皆さんが鈴なり...。「函館名物いか踊り♪~、イカサシ、シオカラ、イカソーメン♪~...」の音楽が流れ高校生達の「おもてなしの心」を込めて踊り出すと、気がつけばデッキの上には大勢の乗客の皆さんも手拍子で応援される方や一緒に「いか踊り」を楽しんでいる方も見られる...。
定刻の午後7時30分、綱が外され“セレブリティ・ミレニアム”は感謝の気持ちだろうか大きな汽笛を二度、三度と鳴らし、さらに、岸壁で踊る学生達に、客船の船首からサーチライトを照らしながら岸壁を離れていく...。
見送る高校生たちは闇に向かう“セレブリティ・ミレニアム”に「see you again ...」と大きな声で叫び手を振り続ける...。船は、闇夜となった函館港を後にして、最終寄港地の横浜港を目指し舵を切る...。
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