eCycle

シルバー年齢のサイクリング記録です

イタリアの城壁の街を走る

2010-03-15 10:48:54 | Walled cities
Cycling club に掲載されたものを掲載します。











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amore

2010-01-12 10:46:58 | Walled cities
 この記事はイタリアにあるサイクリングの旅行会社のサイトが余りにもお粗末な日本語を掲示しているので日本語版を試みているものです。最終的には先方に提示し掲載してもらいます。
 また、将来には皆さんをイタリアにご案内できればと考えています。


Below are Aroma's contents.

私どもの元祖である、1930年代のベロ・クラブ・ナポリの写真です。
最近私どもの歴史を証明する193年代の写真を見つけました。この写真にはベロ・クラブ・ナポリ スポーツ協会のメンバーが写っています。これはナポリにおける初めてのサイクリンググループです。これにはGennaro Cerbone氏が写っています。Tシャツを着ているCerbone氏はベロ・クラブ・ナポリと叫んで済ます。


私どもはイタリアの次の地域で営業をしています。
Veneto(ベネト州) Tuscany(トスカーナ州) Emilia Romagna(エミリアロマーニ州) Trentino Alto Adige(トレンティノアルトアディジェ州) Lombardia(ロンバルディア州)

See our customer services guide on youtube video
私どものサービスの内容はユーチューブでご覧下さい。

私どもの営業内容は次のようなものですが詳しくはお問い合わせください。
営業内容 
自転車のレンタル これには鞄やテントが含まれます。
。空港・駅・ホテルへの送迎および機材の配達は無料で行います
レンタカーの手配や旅行計画なども提供しています。





鞄と自転車の輸送とそのお手伝い、スポーツウエアの洗濯、荷物の保管、自転車の保守や医療に関する手伝い、自転車による怪我の救援、そのほか旅行のあらゆることについてお手伝いをさせていただきます。



私どものサービスには詳しい地図(1:2000) とガーミンのGPSナビゲータを提供します。



どうぞ次のアドレスにご連絡ください。
rentalbikevenice@gmail.com

ご使用になりたい自転車はここでお選びください。
*Click for select bike model right for your rent !

OPENED ALL YEAR bike hire service from 12 euro/day
Organize your vacations with us
自転車は1年中12 euro/dayでご用意いたします。



私どもはお客様のイタリア旅行や競技会の輸送や機材の賃借についてもお手伝いいたします。

***

お客様が鉄道で移動する場合の重要なお知らせ





イタリア国内を鉄道で移動する場合は自転車を分解することなく列者に乗せられます。この場合自転車用の料金は別途必要になります。Intercity や Eurostar trains のような特急列車を利用する場合は私どもが用意いたしますバッグに自転車を分解して収納することにより運ぶことが出来ます。この場合は手荷物扱いになりますので特別な料金は不要です。

お客様がご自分の自転車を持ってイタリアにいらっしゃる場合は次のようなサービスができます。





お客様が国にお帰りになるときには、お客様が最後にお泊りになるホテルで自転車をお預かりしてUPS便でお宅までお送りします。

お客様がレンタカーをご利用になる場合は自転車を運ぶための装備の付いた車をご用意いたします。

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雑誌「cycling club」

2007-06-30 17:07:40 | Walled cities
イタリアから送りました Bike through the walled cities が雑誌「cycling club」創刊号に掲載されます。発売日は7月17日予定となっております。是非ご購読をお願いします。掲載ページはP38~43です。
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Bike through the walled cities

2007-06-07 04:37:42 | Walled cities
 Bike through the walled cities(自転車で城壁を駆け抜ける)を書きますが文章が大きくなるので携帯では読むのは大変です。パソコンで読んでください。
 最初は荒っぽく書きまして後から文章を直していきます。読まれる方は何回も最初から見てください。
 とりあえず日記風に記述します。

 現在雑誌の記事を執筆していますのでブログはしばらく更新しません。
 雑誌が出ましたならばお知らせします。
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準備

2007-06-07 04:37:21 | Walled cities
 今回の旅行には折りたたみ自転車 Dahon Curve SL を持参します。
 その理由は持病の脊柱管狭窄症のため長くは歩けない間歇跛行があるためです。もっと具体的に言えば悪いときは100メートルくらい歩くと足がしびれてきて座るなどして休まなければ歩けなくなります。
 この病気の最大の特徴は自転車には乗ることができることです。

 スーツケースはサムソナイトの一番大きいものをレンタルします。
 自転車は折りたたんだだけではまだスーツケースには入らないのでシートポストとペタルを外します。シートポストはロックを緩めて抜くだけです。ペタルはワンタッチで外すことのできる構造になっています。
 自転車の重さが9.9キロ、これに着替えなどを入れると20キロくらいになります。帰りはお土産なども入れるので30キロになりました。着替えは自転車が傷まないように緩衝材のつもりで隙間に詰め込みます。ただ注意しなければならないのは着替えに自転車の汚れが付くのでプラスティックの袋に入れて保護します。
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イタリア入国

2007-06-07 04:36:52 | Walled cities
 旅行会社にイタリアの何処でもよいから一番廉価な切符を手配するよう指示したならば大韓航空でセントレアからインチョン経由ローマの便となりました。
 大韓航空を利用するのは久しぶりで興味津々、サービスは申し分なく快適でした。航路に興味があり機内のナビで確認するとインチョン⇒北京⇒ウランバートル⇒モスクワ⇒チューリッヒ⇒ローマでした。冷戦時代の昔では考えられない航路です。
 ローマ国際空港はレオナルド・ダ・ビンチ空港というが地元の人はフィミュチーノ空港といっている。フィミュチーノというのは小さな川という意味だがローマの北西部海岸に近いところにあります。
 入国審査は全くなくパスポートを提示しようとすると審査官が手振りで「行け行け」と指示するのでそのまま入国。入国理由を聞かれたときにどう答えようかと心配していた人たちにはあっけない入国審査になります。
 空港からは次の写真のようなレオルド特急がローマ駅まで30分毎に運行されています。所用時間はおよそ30分。乗るときに待ち時間があれば出来るだけ前のほうで待ちます。理由はローマ駅の出口に一番近いからです。帰りはこの逆をとりなるだけ前に乗ります。これは時間節約になるし先頭車両はいつも空いています。

 料金は全席1等11ユーロです。この線で車内検札を受けたことは、以前に学会でローマに来たときもありませんでしたが念のために切符にはパンチをいれます。パンチを入れずに乗車して車内検札で見つかると罰金を取られます。
 イタリアでは切符の有効期間が次の写真のように1ヶ月あります。旅行を始めるとローカル線の場合パンチを入れてから6時間は乗り降り自由になっています。したがってパンチが入っていないと旅行開始時期が分からないので罰金の対象になるわけです。

 パンチは見難いですが切符の右端の縦の汚れたようなところです。ここにパンチを入れた時間や場所の情報が印字されていますが、プリンタリボンがあまり取り替えられないようで印字が薄くて内容は読みにくい。車掌がこの情報を正確に読んでいるかは不明です。パンチが入っておれば良いという程度のものかもしれない。
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ローマ から フィレンツェ

2007-06-07 04:36:24 | Walled cities
 フィレンツェのホテルのチェックイン時間が12時からなので昼前の切符を買いにローマ駅へ行きました。
 ローマとかフィレンツェのような大きな駅は駅舎に直角に電車が入ってくる構造になっている。日本の場合は駅舎に平行に電車が入ってくる。これは初めて見ると異常に見えます。
 切符は自販機もしくは窓口で購入しますが窓口はいつも混んでいるので自販機の利用がお奨めです。しかも世界ではマイナーなJCBカードが使えます。私は次の写真のような窓口を利用しました。

 駅員さんは5ヶ国語ぐらいは自由に話せるので英語で注文します。
 今日フローレンスへ行きたいと言います。地元の言葉ではフィレンツェです。
 すると何時くらいに乗りますか?
 1等か2等?
 何人?などと聞かれるので返事をするだけ。
 次の写真が切符ですが、大人1人、5月12日10時52分ローマ発、フィレンツェ12時29分着、2等、列車番号9470、11号車、87席、通路側、ユーロスター、33ユーロと書かれています。パンチは左に入っています。


 席はチリ、ポルトガル、イタリアの方と同席、ラテン系の言葉と英語で話題か弾む。ラテン系の言葉を使う国は英語より多いのでラテン系をやっておればよかったとつくづく感じました。
 電車は丘陵地帯を快適に走り約1時間半でフィレンツェに到着。車内放送など全くなく静で快適な旅でした。
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トスカーナ州とイタリアのサイクリング事情

2007-06-07 04:36:01 | Walled cities
 今回のサイクリングはフィレンツェを基地にしてトスカーナ州の各県の県庁所在地の城壁を巡ることを目的としました。

 イタリアは20の州で構成されており、トスカーナ州は図のように10の県があります。それぞれの県庁の所在地にはユネスコの文化遺産に登録された、あるいはそれに匹敵する城壁があります。それらを自分の目と足でどのようなものか確かめます。
 当初はなにも分からないから各県を順番に周るつもりでしたが、交通事情の問題や有名なところの人ごみに辟易して計画をかなり変更しました。

 私は海外旅行には国際的に権威のある lonely planet のガイドブックを利用します。現地ではほとんどの人がこの本を片手に旅行しています。
 さて、lonely planet Italy によればイタリアでのサイクリングについて880ページに次のように記述されています。
 There are no special road rules for cyclists but you would be wise to equip yourself with a helmet and lights.
 自転車が道路を走るための特別な規則はありませんが自分自身の安全のためにヘルメットを着用しランプを付けてください。
 街を走っているサイクリストは道の右側は順法としても、左側、車道の真ん中、歩道など勝手に走っているという感じ…はっきり言えばめちゃくちゃです。自転車王国というのはこういうことを指すのですかね~。
 車道と歩道を分ける柵には自転車より重そうなチェーンロックで自転車が縛り付けられており、中には廃品同様な自転車もあるがチェーンロックを工具で切らない限り処分のしようもない状態です。
 車道と歩道の段差がきつく自転車はまだよいとしても車椅子の方は大変な街です。さらに文化遺産であるため石畳の道を平らなコンクリートの道にすることも出来ず自転車でも辛いと思いました。
 
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フィレンツェ (Firenze)

2007-06-07 04:35:41 | Walled cities
 古代ローマ時代、花の女神フローラの町としてフロレンティア(Florentia)と名付けた事が語源とされている。周辺国では、フィレンツェのことを Florence(英語・フランス語)、Florenz(ドイツ語)、Florencia(スペイン語)と呼ぶことにもその名残が見られる。人口は35万人強の街で主要部分はほとんど歩いて見ることが出来ます。海抜はなんと50mです。
 次の地図は現地で購入したミシュラン道路地図のコピーですが、赤い線が主要道路で市内に用事のない車は迂回させています。逆に言えば迂回路の中が観光地です。
 街の真ん中をアルノ河が流れており主要な建物は河の北側にあります。
 鉄道は左上の白い部分でローマ駅と同じように駅舎に直角に電車が入ってきます。

 城壁は地図の薄い青の線で囲まれたあたりにあった筈ですが河より上の部分は都市開発とともに無くなった様に思われます。河より下の部分には地図にも黒い線に点で示すように美しい城壁が残っています。

 私が投宿しているホテルは駅の左近くにあるので、最初のサイクリングは赤い線の道路を鉄道の下を潜って駅の右上のバッソ要塞に向かいました。
 要塞は直ぐに見つかったが入り口で係りの青年から本日は学会があるのでビジターは入れないと言われました。気の毒に思われたのか係りの青年は、中に入ったとしても見るものは何も無いので外から城壁を楽しむよう案内されました。
 思い起こしますに今朝ホテルの食堂に黒っぽいスーツを着た人がいっぱいいました。日曜日なのになぜ正装かなといぶかっていたが、この学会のせいでした。学会では自分の論文発表までは正装、発表が終わるとカジュアルに着替える変な習慣があります。特に学生さんや若い先生方は徹底しています。
 仕方ないから要塞の周りを走ってみました。周囲は1.4キロで美しい公園で囲まれています。上の写真は携帯で撮影したものです。


 人ごみの中を走っていると荷物を満載したサイクリストを発見、話を聞くとカナダ人でローマからパリまで行くそうだ。夜はキャンプサイトで寝るらしい。しかし、一寸昼食をとるにしても盗難が気になる荷物でした。この写真も誰かにお願いして撮ってもらうが親切そうな地元人は時々カメラを持ち逃げするのでビジターらしき人にお願いしています。
 お互いに相手の自転車をしげしげと見る…彼いわく「台湾製の自転車だけど部品は全部日本だよ」私も言ってやった「台湾製だけど部品は全部アメリカだよ」 人ごみの中を走っているとこの小さな自転車への視線を感じます。後ろから…ピコホイールビッチ(あの小さな車輪の自転車を)…などと自転車のことを話している声が聞こえます。
 河の上側は短時間で見終わったので下側の丘の上の要塞を見に行ったら午後2時開園ということで休憩のためにホテルにひとまず帰りました。
 この要塞はイタリア語で Forte del Belvedere ベルヴェデーレ要塞と言いますが見晴らしの良い要塞という意味です。ここからは街が一望できますので街とその周辺の見張りのために作られたのでしょう。ここに来るにはギアを最低にしても立ち漕ぎをしなければ上れないような坂道でした。嬉しいのは城壁の上まで自転車を持ち込めたことでした。
 城壁の上は観光客は少なく地元の人たちが裸になって日光浴をしたり本を読んだりして楽しんでいました。次の写真は城壁から河の北側を望んだものです。
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プラトとピストイア (Prato & Pistoia)

2007-06-07 04:35:20 | Walled cities

 プラト県の首都プラトとピストイア県の首都ピストイアを訪ねました。
 両方共にフィレンツェから近く、特にフィレンツェからプラトの大学に通う学生さんがたくさん電車に乗っていました。この旅で初めて自転車を電車で運びます。次の写真が電車に乗せたものですが、本当は天井のフックに前輪をひつかけて後輪を壁のホルダーにはさみます。私は背が低いので天井のフックまでは気が付きませんでした。

 プラトは海抜65m、人口18万人で結構大きな街です。
 次の地図の右下に電車のマークがあるところが駅です。そしてプラトの街は完全に城壁で囲まれ居ますので駅は城壁の外にあります。これがイタリアの城壁の街の典型的な形です。残念ながらローマやフィレンツェは遺跡の保護より経済の発展が大事な頃に鉄道が敷かれたので、鉄道が城壁を突き破ってしまったのでしょう。


 城壁は一般的には多角形になっており隅には要塞が置かれます。要塞の中は兵隊さんが起居する居住区にもなっており一般の市民は城壁で囲まれた町に住みます。ただイタリア人は農耕民族ですから平和なときは郊外の畑の中に立てられた家に生活していたようです。(塩野七生著ローマから日本が見えるより引用) 有事の際には次の写真にある鉄の扉が閉じられ市民は兵隊と城壁に守られて篭城します。

 そして街の中央部には piazza ピアッツァと呼ばれる広場やドーム、教会があります。教会には必ずと言っていいほど高い塔があり正午などに鐘が鳴らされます。たまには11時45分であったりちぐはぐです。

 城壁の外にサイクリング・コースを発見したので城壁一周のサイクリングを試みたが道を間違って郊外へ10キロも走ってしまった。

 プラトから再び電車に乗ってピストイア県の首都ピストイアに行きました。電車の窓から外を見ていると名古屋の郊外・稲沢のあたりを思わせる風景がありました。そうです、苗木屋さんです。広大な畑に苗木がいっぱい。ただ異なるのは、イタリアの町は石畳ばかりですから鉢植えの苗木を育てています。
 ここはミシュランの地図にも掲載されてない小さな街です。城壁も四角な単純なものでした。人も少なく待ちはとても綺麗でした。海抜65m、人口10万人です。
 イタリア語はほとんどローマ字読みでいいですがピストイアだけはピにアクセントがあります。

 城壁は戦車が突入すれば壊れそうな薄いものでここの殿様はあまりお金がなかったのでしょう。

 街の所々に自転車を止める装置が設置されています。前輪をホルダーに突っ込みチェーンロツクで留めます。
 ピストイアは小さい街ながら街を綺麗にすることに努力しているようで店ごとにプランタにジャスミンを植えて飾ってありました。香が素晴らしかった。勝って気ままなイタリア人でも統一の取れたことができるのだ。
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シエナ (Siena)

2007-06-07 04:34:56 | Walled cities

 シエナはバスでフィレンツェから1時間半ほど南に行った丘の上の城壁の街で、海抜322m、人口5万5千人です。フィレンツェの町を出ると高速道路を走ります。自転車は運送料金として大人一人分の運賃をとりますがなんの面倒も見てくれません。仕方ないので折りたたんでトランクに入れます。折りたためないものはそのままトランクに寝かせることになります。デリケートなロードレーサなどはギアのアライメントがずれそうで心配です。

 シエナは海抜322mの丘の上にありそれだけでも十分な自然の要塞に見えますが堅牢な城壁に囲まれており、城壁内は急な坂道が縦横に走っています。
 街の中心は世界一美しいといわれるカンポ広場です。広場の周りには屋外に食事のできる場所が設えており昼時になると満員の盛況、そこに突然不思議なおじさんが登場。彼は日本のテレビが放映したことのある名物おじさんです。歩いている人の背後から筆でその人の耳のあたりをそっと触る。その人は虫でも留まったかなと手をやるが何も無い。再びそっと筆で触る。この繰り返しで観客は大喜び。他にもいろいろと見せてくれる。勿論最後には空き缶にお金を所望していました。

 城壁から周囲を見渡すとあたり一面は葡萄畑です。このあたりや少し北に行ったところのキアンチなどは美味しいワインの産地です。この街の名物はパンホォルテです。今ではパンホォルテはイタリアの何処でも買うことができますが、もともとはここで作られたクリスマスのお菓子らしい。詳しくはウェブで検索していただければ直ぐ分かりますが、日本人には馴染みが薄くお土産として買うには注意が必要です。つまりこれを良く知っている人は喜びますがほとんどの人はあまり喜ばないようです。我が家も喜んではもらえませんでした。

 ここの城壁の門は天井が他の城壁に比べて異常に高い感じがしました。トロイの木馬でも引っ張り込むのでしょうか。
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フィレンツェの休息

2007-06-07 04:34:35 | Walled cities
 これまで学会などで海外旅行の経験はたくさんありますが、最近では純粋に観光旅行は昨年のニュージランドと今回のイタリアぐらいだと思います。したがいまして論文発表などのプレッシャーはないものの疲れましたので今日は休息日です。ローマの休日のように女王様は現れません。

洗濯
 ホテルのレセプションでコインダンドリーの場所を尋ねるとややあって質問を理解してくれました。こちらでは洗濯屋のことを英語では wash and dry というのでもっと別の聞き方をすればよかったかも…。
 ホテルから歩いても10分以内であったのでリュックサックに汚れ物を詰めて出かけました。
 洗濯と乾燥は別々の機械になっておりそれぞれに3.5ユーロかかります。お金は中央操作盤に入れて使用する機械の番号を入力すると洗濯ができます。日本でコインダンドリーを使ったことがないので分からないがおつりが出ないので調度の料金をいれなければならない。現金のほかにプリペイドカードか USB money が使用できる。詳しいことは分からないが手持ちの USB memory に課金することによりプリペイドカードのように利用できるのでしょう。何しろ店内のお客さんは誰も英語が出来ないので聞くことが出来ませんでした。本来ならば私がイタリア語を話すべきでした。 洗濯、乾燥にそれぞれ30分かかりました。

イタリア携帯システム
 ローマでは自動で携帯電話が現地のネットワークに接続されましたがフィレンッェにきてから少し調子が悪い。
 http://dolcemania.exblog.jp/i18によると、イタリアには現在4つの携帯電話のプロバイダーが存在しています。
 ■TIM 日本で言うところのドコモでしょうか。使っている人の比率は一番高いような気もします。
 ■Omnitel(Vodafone) ボーダフォンです。私のメインの電話番号はこれを使っています。
 ■WIND 特にWIND間同士の通話料は安いプランが豊富。
 ■3(Tre) Tre(トレ)という名の新しい会社。
 しかもこれらに自動接続ができないので手動で接続します。どれを選んでも通信可能ですから適当なものを選択します。問題はフィレンッェ市内では調子が良いのに電車で別の街に移動するといつの間にか圏外になり再度接続が必要でした。イタリアはヨーロッパではもっとも携帯電話が普及しているのに不思議な現象です。

建物
 ひょんなことから個人の住宅の中を拝見することができました。
 基本的に街の中には戸建はありません。街1ブロック分、つまり通りで四方を囲まれた20mX100mくらいの巨大な石造りの箱があります。外壁は中世期に作られたままか、あるいは立て直したとしても他の建物と協調する作りになっています。これは景観を大切にすることも大切ですが街全体が文化遺産になつていることも理由のひとつでしょう。
 見せていただいたお家は5階建ての4階で間口が2間奥行きが10間以上もありました。つまり表通りから裏通りまで1軒の家です。見た感じでは2間ごとに1階から5階まで石の壁があり、壁から壁へ木製の梁を渡して床を伏せて小間を作っているようでした。木製の梁は2間以上になりますと床がしなります。実際に歩いてみるとしなっていましたから間違いないでしょう。
 このような構造ですからキッチンが表通り、書斎が裏通りに面しておりそれ以外のバスルームや寝室は窓のない四角い箱の中です。しかし圧迫感などはまったくなく快適でした。
 この広さは1フロアに夫婦もしくは小さな子供の居る家族が住むのが限界でしょう。こんなことから成人すれば親離れしなければならないかも…。
 訪問者は通りに面したドアのインターフォンのボタンで来訪を告げるとロックが解除される日本のマンションのような構造です。

マクドナルドも例外扱いされず

 マクドナルドは世界中にあの派手な看板をおっ建てていますがフィレンツェでは勝手が違います。看板は店の窓の上に遠慮がちに取り付けられています。窓はイタリアでは破格の広さ、でもかなり地味です。とにかくあたりの景観に協調できないものは全てご法度な世界です。アメリカから日本車と半導体を締め出したアメリカもムッソリーニの国には勝てないようです。
 ところでイタリアのマクドナルドの味はと聞かれましても、ここまで来ましてマクドナルドを食べる価値は無いですよね。しかし、昔、我が家族をシンガポールに連れて行き毎日美味しいエスニックを食べさせたのに、子供たちは最終日にマクドナルドの店を見つけて走りこんでいきました。案外私は美味しいものは文化のあるものと決めてかかっているかもしれません。子供は正直です。

自転車専用道路

 道路に余裕のある場所には写真のような自転車専用道路がありますが利用しているのはママチャリとか子供だけです。日本でも同じですが高速で走るスポーツ用自転車には自転車専用道路は狭すぎます。
 常々思っていますが自転車用に歩道を広くしたり、自転車専用道路を設計している土木技術者は自転車のことをご存知ないと思います。狭い道、でこぼこの路面、このような道を自転車は走れません。それより自動車を運転するひとの自転車に対する認識を改めていただき車と一緒に走りたいですね。最もサイクリストのマナー向上が不可欠ですけど。


オートバイ

 イタリアの市街地は道が狭いので機動性の高いオートバイが良く利用されています。写真は駅前の駐車場ですがびっしりとオートバイが駐車しています。車種は高級な日本車は少ないように思います。夕方になると綺麗なスーツを着たお姉さんがヘルメットを片手にリストランテに入っていく様など「ここはイタリア」と思わせます。

小さな車

 イタリアの市街地は道が狭いので小型車が多い。日産のマーチやスズキのスィフトが良く売れていますがセドリックみたい。ワゴンRも大型車の部類です。目立つのはベンツのスマートです。写真はスマートよりまだ小さい車、どうせ下駄の代わりですからこれでいいんですね。

食事

 毎日4時過ぎにはフィレンツェに帰るようにしています。理由は夕方の自転車競走のテレビを見たいから。したがって夕食はいつもフィレンツェです。飲むから自転車では行けないので歩きますが、持病があるのでこれが難行です。数百メートル歩いてはしゃがみこんで腰椎を騙しながら目的のレストランに向かいます。
 初めのうちは節約のためにバールなどで安く済ましていたがまずい。やはり美味しいものはリストランテとかトラットリアです。特にフィレンツェでは野生の動物料理が美味しいです。中国人ではないがテーブル以外であれば全ての四足は食べるらしい。
 カードの店でウサギを食べてみた…美味しい。たくさんの店で美味しいものを頂きましたがこのお店は最高でした。帰りに酔っ払ってこけて誰かに "Are you all right?" などと聞かれましたので本音は付き合ってくれるなら飲みに行こうと言いたかったです。
 別の店でサーモンステーキを注文したらご飯のおかずのシャケの塩焼きでした。ステーキというのはウエルダンでなければジューシーだけど…。イタリアでは魚は食べるものではないという偏見に陥ってしまいました。
 昨年ニュージランドで頂きました焼きそばは美味しかったです。フィレンツェに一軒だけ中華料理店を見つけまして焼きそばを食べたならば美味しかったです。これは世界中外れが無いですね。餃子は食べ物でないような感じでした。

氷がない
 ホテルの室内にある冷蔵庫には製氷機能がありません。レストランでウィスキーを注文して氷を下さいというと「無い」という返事。そもそもウィスキーを注文したときにどのようにして飲みますかと聞いてくれません。それより先にウィスキーを飲むのは野蛮人と思っているのでしょう。ある店には氷がありましたが、日本のようにドサーッとは持ってきません。アイスクリームの器に幾つか載せてきます。ウィスキーはなんとか冷やせますがいらいら気持ちは冷やせません。にわかには信じられないが本当に冷たいものが無いです。私は炭酸飲料を飲まないから冷たいものは白ワインだけ。ごめん、ミネラルウォーターも冷たかった。ワインより高いまずいビールは冷たかったのでなんとか飲めました。中国・南京へ学会のために行ったときに昼にビールを注文したならば冷えていませんでした。クレームをつけたならば今日は雨が降っており涼しいから冷やしていないとのこと。イギリスもビールは冷えていないことが多いと聞きました。日本人やアメリカ人がおかしいでしょうか。

喫煙後進国
 イタリア人はタバコをよく吸います。日本ではタバコを吸う人を見かけなくなったので驚きました。歩いている人全員がタバコを吸っている感じ。吸殻は何処にでもポイッと捨てる。文化遺産が泣いているよ、本当に。彼らが日本へ旅行したらきっと辛いものがあるね。
 その片方で駅や往来をせっせと掃除をしている人が居る。働く機会を作るために喫煙をしているのか…。

物乞い
 ホームレスは見かけなかったが、イタリアではスリと物乞いがうっとうしいです。今回の旅行でもローマ駅で切符を買ってホテルに帰る途中でジプシーに絡まれました。彼らの特徴は体が小さく、決まって独りが赤ちゃんに乳を与えています。そして日本のおばさんたちに可愛いでしょうなどと擦り寄りながらハンドバッグの中身をすりとってしまう手口です。ホテルのクラークによればそのような時は大きな声を張り上げろと説明されました。次に多いのは紙コップに数枚のコインを入れてカラカラと音を立てながら「お金お金」とせがんでくる人たちです。
 彼らは人がたくさん集まる広場や駅のコンコースに出没します。ご夫人はハンドバツグなどは抱えるように持つことが防護策ですね。ズボンの後ろポケットは持って行けといわんばかりです。ポシェットやウエストポーチも危ないです。最も安全なのは腹巻でしょうがこれは難しいので薄手の袋にお金などを入れて首からTシャツの中に提げる方法がベストかも…。
 
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ルッカ (Lucca)

2007-06-07 04:34:16 | Walled cities

 ルッカは斜塔で有名なピサの近くですので地図は添付していませんが、海抜19m、人口8万6千の小さな街です。
 ルッカは今回の旅行で見た城壁の中で最も美しく保存の良いものでした。城壁の厚さは10~15メートルほどあり要塞が四方八方にあり実に立派。城壁の上は今は大木の並木の間をジョギングやサイクリングできるようになっており、要塞の上は公園になっていて子供達が遊んでいました。
 この城壁は200年かけて建設され1500年代に完成しています。そのご一度も戦争に巻き込まれたことがなくその美しさを今に保っています。

 見たいのは城壁の中だけなのに街全体のパネルになっています。


 城壁の上と外の周回道路を走ってみました。城壁の上で約4キロ、外で約5キロありました。GPSの画面が鮮明ではないが城壁の形がきれいに出ています。

 写真では城壁の大きさが感じられませんが15メートルくらいの城壁が続きその上に巨木が茂っています。城壁の外は良く手入れのされた芝生が広がっています。


 上の図は観光案内所でもらったもののコピーですが、この城壁では要塞のことを Baluardo と表現しています。その意味は塁壁、土塁といことですが確かに壁には銃眼のようなものはありません。中は土砂でみたされています。個々の要塞ごとに名前がつけられています。例えば Baluardo Santa Maria のごとく。
 城壁には人だけが通り抜けられる出入り口があり案内図では人のマークがついています。大きな出入り口は Porta といい大型バスが通れます。案外城門の大きさで今日の車のサイズが決まったのでしょう。なにしろ車は馬車の代替品ですから。

 ここの街にはレンタル自転車屋が数軒ありました。そのうちのひとつが実は Dahon の販売店でした。この店の主人も Dahon の20インチに乗っていました。この機種はシートポストの中に空気入れが組み込まれています。私の主治医が購入した Dahon curve D3 2007モデルにも同じように空気入れが組み込まれています。

 観光案内所に地図をもらいに行ったならばドイツ人のカップルが Dahon の20インチに乗っているのを発見。いろいろとお話していると、城を見るのに歩いているのは時間がもったいないので自転車を利用しているとのこと。合理的…さすがドイツ人。私は車椅子の代わりだけどね。

 電車に自転車を載せるときは、天井にあるフックに前輪を架けて壁のホルダーに後輪をはさみこみます。ただし荷物を載せた自転車などはそれが出来ませんので床に転がして置くか持ち主が保持します。
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サン・ジミニャーノ(San Gimignano)

2007-06-07 04:33:46 | Walled cities
 今日は電車でアレッツオに行く予定でしたが駅に行くとユーロスター以外の電車がどんどんと欠航になっていました。事情がよく分からないがアナウンスは「キャンセルします、すみません」というだけ。しようが無いので計画変更。バスでサン・ジミニャーノに行くことにしました。しかし、これは途中でバスを乗り換えなければならないので少し心配でしたが詳しいタイムテーブルをもらい出発しました。

 フィレンツェからシエナ行きのバスで1時間ほど高速道路を走りますとポッジボンシの街につきます。ここまでは電車でも来ることができます。ここでバスを降りてサン・ジミニャーノ行きのバスを待ちます。30分ほどで丘の上の城壁の街サン・ジミニャーノにつきます。

 この街は海抜324mでかなり高いところにあります。人口は7000人くらいの小さな街です。かつては権力の象徴である塔が林立していましたが崩れてその建て替えもしなかったので現在は14塔までに減っています。ユネスコの文化遺産に登録されています。

 ショウケースの中に美味しそうなハムを発見しましたので昼食はここでいただきました。この巨大なハムとチーズを実に手際よく薄く切り取りサンドウィッチを作ってくれます。ビールよりワインが安く美味しいので最近ではほとんど毎日白ワインです。
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アレッツオ (Arezzo)

2007-06-07 04:33:00 | Walled cities

 イタリアの旅もいよいよ最終日です。フィレンツェから南東へ電車で約1時間の所にアレッツオがあります。ここは海抜296m、人口9万5千人の小さな街です。アルノ河はこのあたりに源流がありフィレンツェを経てピサへ流れています。第2次世界大戦ではこの街はこっぴどくやられたようです。

 旅の最終日にして失敗をしました。自転車を電車に載せていたときに車掌室から車掌が出てこられたのでボンジョルノと挨拶をしましたがこれがいけなかった。今までは実は自転車の運賃を払っていませんでした。本当は運賃の有無をちゃんと聞いて払わなければならないが、払わなくても検札もなにもないのではっきり言えばただ乗りをしていました。実態を正しく説明するならば自転車の持ち主は分からないので検札をしてもいちいち自転車を持っていますかなどと聞かなければわかりません。
 ところが、今朝は車掌に挨拶をしたので明確に覚えられてしまったわけです。検札で自転車の切符は?とイタリア語で聞かれましたが良く分かりません。ただビッチとチケツトという単語が取れましたので「質問の意味は分からないが自転車の切符のことを聞いているならば持っていません」と英語で返事をしました。会話はしばらく空回り。ところが親切にもおせっかいな青年がいて、通訳をすると申し出てきました。本当におせっかいですよ。彼の通訳によると自転車の運賃が3.5ユーロ要る。折りたたみ自転車の場合は折りたたんで袋に入れれば無料になります。とのことでした。そして自転車の切符を持たずに乗ったので8ユーロの罰金を科しますとのこと。次の写真が車内で買いました切符と罰金の支払い証明です。これ以降自転車は24時間電車に乗せられるので旅を楽しんでくださいとの親切なご案内でした。そして青年にはグラッチェとお礼を述べましたがおせっかいに何故お礼なんでしょう。
 伝票の penalita の欄に明確に8ユーロと書かれています。

 余談ですが、以前に同業者のフィンランド人が成田エクスプレスの切符を買いたいというので駅に行きましたが満席でした。仕方が無いので成田までの切符だけ買って明日は兎に角乗りなさい。検札があっても絶対に英語を話さないように入れ知恵をしました。弁解したければフィンランド語でとも指示しました。無事に帰国できたようでした。フィンランド語を話す日本人はほとんど居ないから成功したのでしょう。

 アレッツオ駅にある案内板です。同じような看板が何処の町にもあります。案外トスカーナ規格かもしれません。

 自転車止めです。鉄の棒をらせん状にして隙間に前輪を挟み込んで自転車を駐車するものです。ここではあまり利用されていませんでした。

 旅も最後になり少々お疲れモードです。大聖堂の階段に腰を下ろして携帯電話でブログの更新です。本当に世の中は便利になりましたね。それでも絵葉書をせっせと買っている観光客がかなりいらっしゃいます。

 見物も終了して駅に戻りましたら大変な人だかり、お巡りさんに何があるかと尋ねたならばもう直ぐ自転車レースが来るらしい。ほどなくしてパトロールカーやオートバイが高速で走ってきました。レース用に道を広げる露払いですね。この後10分ぐらいして100台くらいの自転車の塊がシャッターを数枚切る間にゴーというタイヤ音を鳴り響かせて通り過ぎていってしまいました。感激。初めて自転車レースを見ました。自転車1台ではタイヤ音など聞こえませんが数が大きくなるとすごい音です。いや~感激。そのあとを屋根に自転車を搭載したチームサポートの車が数十台追随します。マラソンはまだ速度化低いのでいいでしょうが、自転車は早いときは90キロくらいで走りますから露払いもサポートも大変でしょう。

 このようなレースをイタリア中で毎日どこかでやっています。その中継を見るために大体4時半にはホテルに戻りテレビ観戦です。
コメント
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