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テレビ散歩第4回

2016年07月10日 | ブログ
世界一難しい恋

 世界一というほど難しくもなかったと思うけれど、このドラマは面白かった。コメディの面目躍如である。夜10時からのドラマにしては視聴率も高かったようで、NHKの朝ドラでブレイクした波留さんは民放ドラマでも適役を得て飛翔した。

 昔、堀北真希さんがNHK朝ドラの「梅ちゃん先生」の主役を務めていた折、共演の高橋克実さんが彼女の演技を評して、非常に自然で見習いたいというように言っていたけれど、今回の波留さんも自然体の演技が好印象だった。

 それにしても、歌謡界のアイドルグループの面々は凄い。木村さんをはじめとするSMAPのメンバーなど相当昔から映画やテレビドラマでも大活躍だけれど、「世界一難しい恋」の主役を演じた大野智さんもアイドルグループ「嵐」のリーダーとのこと。櫻井翔さんの「なぞ解きはディナーの後で」の北川景子さんとのコンビは絶妙で、毎回楽しく見せて貰っていたし、二宮和也さんは最近映画で日本アカデミー賞を取り、テレビの「坊っちゃん」の主役も務めていたので、知っていたが、大野さんはほとんどその存在を知らなかった。毎回紅白は最初から最後まで観ており、「嵐」はその白組司会をやっていたにも関わらずである。

 演技に素人ゆえなのか、恋に奥手の役柄を忠実に演じているものか分からない演技が自然で良かったのか。いずれにしても、やり手の若社長と恋が苦手の男性の心象をよく使い分け表現していたように思う。

 今話題の、小池氏ではない小池栄子さんの母親的な秘書ぶりも見事だった。お抱え運転手役の杉本哲太さんも頑張っていた。ライバル社長役の北村一輝さんもしかり。脇役陣が嵌っていると主役が輝く。脚本、配役ともに良いドラマだった。横浜が舞台であるのも内容にマッチして新鮮だった。

 会社ではかなりのワンマン社長を周囲の社員が畏怖しながらも尊敬し、支える姿もほほえましく描かれ、社内での社員間の変な嫉妬や足の引っ張り合いのような要素がほとんどない脚本・演出も、見る側に安心感を与え、高視聴率につながったものであろう。

 またドラマの終盤で、同棲を始めた二人が言いたいことを言えず何となくぎくしゃくしている時に、波留さん演じる柴山美咲が、零冶に言いたいことを言わせ、その流儀に合わせるところは、若いカップルにも良い示唆になったのではないか。

 コメディはいい!
コメント
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