ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

インフェルノ

2016-10-28 | 映画 ア行


記憶喪失状態でフィレンツェの病院で目覚めたロバート・ラングドン教授は何者かに命を狙われるも、医師のシエナ・ブルックスの手引きで事なきを得る。やがて二人は、人口増加を危惧する生化学者バートランド・ゾブリストが人類の半数を滅ぼすウイルス拡散をたくらんでいることを知る。彼らは邪悪な陰謀を阻止すべく、ゾブリストがダンテの叙事詩「神曲」の「地獄篇」に隠した謎の解明に挑むが……。

インフェルノ 2016年/アメリカ/ロン・ハワード





いやー、面白かった!
原作は3年前に読んでいて、その時の感想(ブログ)を確認してみると、原作はあまり…だったようです。
で、早く映画を見せろ!とやたら叫んでいました(笑)。
実際、映画を観ると、原作で印象に残ったシーンがほとんど登場!
なんだかんだ言って、すぐ記憶がなくなる私がこんなに記憶に残るくらい印象的だったんだなーと思いました。
オープニングから、あのシーンだ!わー、あれだ!次はあそこから!とか、知っているからこそドキドキしたかなーと思います。
原作では説明が長くて飽きてしまったけれど、映画では全くゴチャゴチャしておらず、スッキリしていたので大成功だと思いました。

お話としては、私も、世界人口の増加に危機感を持っているので、テーマとしてはとても興味深かったです。
人口を減らす方法として、人間が人間の命を奪う権利はないので、ゾブリストの発想は大間違いです。
人間が危機感を感じて正しく対処できるかどうか、できなければ、自然界や人間以外の生き物からの逆襲があるはず…。
人間が他の種を絶滅させ地球を壊してきた罪は大きくて、その代償を払う時は必ず来るだろうと…。
今ですら、資源はもちろん、食べ物や水や土地の奪い合いが行われ、果ては、宇宙にまで資源を求めるまでに至っているのだから、
この先、数十年後、どうなっているのかな…。
まさか核戦争で人類滅亡はないとは思うけど、人間を襲うウイルスは出てくるはずで、
頼みのCDCは、アフリカのエボラの終息にあれだけの時間がかかっていることからも、もっと、世界各国で協力しあうことが必要だろうと思いました。



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4 コメント

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私にはイマイチでした。 (Sahara)
2016-10-31 11:05:41
謎解き浅すぎ!ダンテと何の関係もナイぢゃない!
ストーリー自体は、別の設定でも何の問題もナイのです。例えば・・・『志賀直哉の初版本に隠された暗号を追って尾道から大山へ(暗夜行路)、明らかになった陰謀は「城崎温泉の源泉に世界を滅ぼすウイルスが入った時限爆弾が仕掛けられている」というものだった!』としても全然オッケー!こうするとTVサスペンス2時間ドラマになっちゃいますが、この方が『女湯から一斉に逃げ出す湯治客たち』というシーンが撮影できるのでウケそうです。全体としては『壮大なロケをしてTVサスペンス2時間ドラマ程度のストーリーを撮っちゃったね。ご苦労さん。』というのが見終わった私の感想です。
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Saharaさんへ (izumi)
2016-11-01 06:50:46
初めまして、
コメントありがとうございます。
それは残念でしたねー。
私は、原作のダラダラ感がスッキリ削ぎ落とされて、おかげで映像を楽しむことができ、原作を読んだ時に期待した通りでとても観やすく満足できました。
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神の存在 ? (iina)
2016-11-10 10:23:12
>人間が他の種を絶滅させ地球を壊してきた罪は大きくて、その代償を払う時は必ず来るだろうと…。
日本では少子高齢化社会というけれど、地球規模では人類は増え続けていますから、何らかの罰を受けそうな予感がします。

果たして神は存在するかなんて深刻にならなくても、精子の数が減ったという報告もあり、自然の摂理を保とうとしている何らかの意思を感じます。

「神は存在するか?」について、次のように考えてみました。(^_^;)
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/0c34a1319fcb3a86165a525a9b4a463c


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iinaさんへ (izumi)
2016-11-11 17:59:16
iinaさん、こんにちは。
本当にそうですよね、日本だけのことを考えれば…ですけど、地球規模で考えないと地球が滅びるのか、この文明が終わるのか…。

そうなんですか!
なるほどですねー、やっぱり、自然界って凄いですよね。
人間ごときが太刀打ちできないですよね。
歴史的にも折々にウィルスが発生しているワケですしね。

読ませていただきました!
とても興味深かったです。
そもそも、どうして空の蔵が必要?と真っ先に思ってしまったけど(現実的でスミマセン)、なるほどー、存在しない蔵はないよりあった方がうまく治るのに役立つということでしょうか?
なんか、解るような気がしてきました。
私は、所謂、キリストとかアラーとかリアル(新しいというか)な存在ではなくて、そもそも目に視えない自然的な神様の力はあるだろうと思っています。
先日、伊勢神宮に参詣してきたのですが、そういったものを私は神様と思うことができます。
だから、日頃の行いは必ず視られているだろうなーって、だから、悪いことはしちゃいけないし、小さなことでも善い行いができればいいなーって思っています。
インフェルノを観たお陰で、iinaさんから素敵なコメントをいただけて、なんだか有り難い気持ちになりました!
すみません、長々と…。
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