岩見太市の老いを活きる語録集

 豊かな高齢社会を創造するNPO法人「シーズネット」の活動を日記風に紹介。2010年がんを発病し、その闘病も紹介。

シニア人生、楽しみと安心

2012年05月31日 | Weblog
 今朝も若干気だるさが残っていましたが、バスと地下鉄で午前中事務所で座談会の原稿校正や来週の講演準備などをして、午後は早めに帰宅しました。

 ぼくが代表を務める京都と北海道のシーズネットの総会が無事終わり、いよいよ事業計画が動き始めますが、計画の殆どはは双方とも他の理事さん方が立案して下さっています。

 今まではシニア人生を仲間をつくって楽しむ場としての位置づけが強かったのですが、本格的な高齢社会を迎えてぼくのように病気になったり、或いは要介護になったり、或いは家族がおられない方の財産問題や死後の処理などさまざまな課題が出始めています。

 これからはそんなシニア人生の課題にもシーズネットとして当事者の立場で取り組み、会員さんや市民の方へ安心して楽しめるサービスや社会資源の事業やボランティアなどにも取り組んでいく必要性を痛感した総会でした。

 明日はいよいよ通院でCT検査です。
 抗がん剤の再開?

倦怠感の中でのシーズネット総会

2012年05月30日 | Weblog
 今月27日にシーズネット京都の総会を終えて、一昨日札幌に戻り、今日はシーズネットの総会がありました。

 ところが京都行の疲れが今頃出てきたのか朝から全身の気だるさを感じ、その中で理容店で頭をさっぱりするつもりが余計疲労感が出てしまいました。

 総会を休むわけにはいかないのでバナナ、おにぎりなど補食を持って総会に出席しましたが正面の理事長席に座るのが苦痛のため会議中は席を移動して後方座席で参加させて頂きました。
 周囲の方々の配慮に感謝です。

 久しぶりの全身疲労、動くのも辛い感じでしたが、何とか終了して皆さんに感謝のみ。
 今夜は風呂に入ってすぐダウンです。

次の目標

2012年05月29日 | Weblog
 昨年行けなかった京都でのシーズネット京都創設10周年記念式典、そして長野県ライフステージかりがねの全面改築の完成に参加できなかったことを、今年は何としても両地に出向いて京都では総会に参加すること、長野では改築記念式典に参加することを最大の目標にしていました。

 抗がん剤の中断と多くの方々のサポートでその双方が実現し、自分の思いを仲間たちに伝えることができたのではないかと自負しています。

 そして次なる目標は・・・
 今年9月下旬を目標にシニア人生の豊かな生き方を10年のシーズネット活動から学んだ実践を基本にして提示できる5冊目の単行本を出版すること、です。

 お陰さまで実行委員会形式で単なる出版だけではなく、記念講演会及び祝賀会も計画して下さっており、加えてライフステージかりがねも記念誌発行もぼくの単行本と同時に発刊する予定のようで、ぼく自身の人生の総決算のようなイベントが控えています。

 できれば札幌だけではなく、長野と京都でも同じイベントを行いたいのですが・・・。
 体を持たせなくっちゃ!

 当面の判断は6月1日のCT検査の結果です。

 今日は午前中事務所で仕事の処理をして、午後は休息時間にしました。

京都から札幌に戻りました

2012年05月28日 | Weblog
 25日~28日の3泊4日の京都の旅を終えて、夕方お陰さまで無事札幌に戻ってきました。
 帰路は電車も飛行機に乗っている間、殆ど寝ることができて、行きの緊張感に比べると気分的にも楽な旅でした。

☆94歳の母親は足の痛みと耳が聞こえない状態で、会話も遠慮しているようでしたが、内臓は丈夫のようで穏やかな表情で過ごしている姿が印象的でした。
 同居している妹がほぼ毎日車いすで墓参、くぎ抜き地蔵、金閣寺など散歩に連れて行っており、寝たきりにならないよう母親も自助努力を続けている姿に感動しました。

☆26日はかつての勤務先伏見信用金庫時代の仲間と8名で実家近くの北野天満宮近くにある料亭でランチをしながら懐かしい思い出話や互いの加齢による病気のことなど時間を忘れて語りあいました。
 男女4名づつの参加でしたが、ひとりから杉の木の素材でお地蔵さんの自作の彫り物を頂き、その穏やかなお地蔵さまの表情に手を合わせると涙が滲んできました。
 かつて信州でかりがね学園を設立た時に支援してくれた仲間も来てくれ、人生とひとのつながりの深さを感じました。

☆27日は30度近い暑さで体調が気になり、NPO法人シーズネット京都の総会にで挨拶をさせて頂きましたが、議事進行の途中で倦怠感が出てきて、途中退席して別室で休憩させて頂きました。

☆昨年10月の設立10周年記念式典時が最悪の体調のため参加をキャンセルして以降早く京都の仲間に会いたいと念願していましたが、午後の講演会には約60名も参加者で会場が一杯になり、この10年間にぼく自身が学んだことを30分で話すつもりが良い雰囲気もあって1時間近く立ったまま話すことができました。

 今回も関空まで看護師さんたち迎えに来て下さり、外出時は弟が車に乗せて送迎してくれ、そして帰りも京都駅までシーズネット京都の方たちが送りに来て下さいました。

 講演もぼくの病気を気にして下さっている多くの方々が来て下さり、ぼく自身の仲間たちの素晴らしい気持ちに最後は感動で涙が滲んで離せなくなってしまいました。

 今日は九州大分からシーズネットを立ち上げたいと以前北海道まで来られたスマイルゆいの古村さんもぼくの話を聞くのを目的に京都まで来て下さいました。

 1年振りの故郷での足跡を長くなりましたが報告させて頂きました。
 やはりぼく自身多くの方々に支えられていることを実感した4日でした。


明日から京都へ

2012年05月24日 | Weblog
 いよいよ京都行が明日になりました。
 いろいろ準備もあり、今日は事務所には行かないで自宅にいます。

 気候の差による服装の調整にも悩んでいますが、実際に準備をしていて薬が如何に多いかにびっくりしています。
 薬と言っても今は抗がん剤関係はなく、定期的に飲んでいるのは高血圧系だけですが、頓服関係の薬が多く万が一のための下痢止め、吐き気用、腹痛用など・・・。
 さらに眠剤の他にも安定剤、そしてうがい関係、最近口内炎が出てきましたのでその塗り薬・・・。
 肌に塗る保湿剤などもあります。

 大半が使いたくない薬ですが・・・。

 とにかく久しぶりの京都で母親の顔も見たいし、シーズネット京都の仲間たちや信用金庫時代の仲間など、懐かしい人々との再会が最大の楽しみです。

 何とか気だるさ、倦怠感を打破した旅行にしたいと念願しています。

 なお京都行きは25日~28日までのため、その間はブログは休ませて頂きます。
 よろしく!

さすらい老人

2012年05月23日 | Weblog
 かつてぼくは無目的で街中を散策している高齢者たちを「さすらい老人」と称して、かれらの意義のある居場所づくりの必要性を説いていました。

 ところがぼく自身事務所で仕事をしているとどうしてもパソコンに向かう時間が多くなり、目もお尻もそして精神的にも疲れてしまいます。
 特に最近の倦怠感の強い日は座っていることが苦痛になります。

 今朝もそんなことで札幌駅周辺を散策して気分転換を図りましたが、なかなか疲労感は抜けません。
 ほんの30分程度の散歩でしたが、ぼく自身行き先のアテもなく、街中をさすらっている姿に思わずひとり苦笑いをしていました。

 決して無目的で歩いているのではなく、気分の刷新、体力の維持、時間の過ごし方に変化を求めての行為ですが、多分そんな目的で歩いている高齢者も多いのかも知れません。

 とにかく街中を歩いている高齢者は多いですね。
 男性はリュックを背負ってひとりで、女性は集団で楽しそうに・・・。
 

ゆったり・・・

2012年05月22日 | Weblog
 気候も良かったのでバスと地下鉄で事務所に行き、間近に京都行を控えているため、6月の講演のレジメづくりやメールの処理に追われました。

 ところが午後になると倦怠感が強くなり、早めに帰宅して横になりました。

 自律神経を安定させるのが健康第一・・・そのためには「ゆったり」をキーワードにした暮らしが必要です。副交感神経を如何に高めるか!
 今呼んでいる本のポイントです。
 がんに対する免疫力を高めるためにも不可欠です。

 ところがぼくの人生はせっかちが思いついたらすぐ実行、何か企画が浮かぶとすぐ具体的に動き始める人生で、それがいろんなものを作ってきたと自負しています。
 すぐイライラしたり、期待感より不安感が高まったり・・・。
 運動などもすぐ無理をして疲労感を募らせてしまいます。

 いつも「ゆったり」と言い聞かせているのですが、性格は容易に治りませんね。
 食事だけは良く噛んで食べられるようになりましたが・・・。
 それとできる限り深呼吸をして、酸素の体内への取り入れに努力しています。

 心身ともに時間をかけて「ゆったり」したいのですが、妙案はありませんか?

高齢者の暮らしと自立

2012年05月21日 | Weblog
 今の福祉の基本理念は自立です。自己決定=自己責任の考え方で、それができないのを支援するのが自立支援と呼ばれる考え方です。

 サンシャイン総合学園での2級ヘルパー養成研修ではじめて10分の休憩時間を挟んで90分の講義をしました。
 但し、殆ど座った状態で、会議形式で進めました。

 家族や病院や施設、さらに行政にも頼れなくなりつつある時代に、シニア人生をどう生きるか元気な世代からキチッと考えないと、さらに厳しい時代になることを実例で語りかけ、新しい時代のヘルパーのあり方について考えて頂けたのではないかと思います。

 暮らし全体を見据えた介護、心の介護の大切さ・・・。
 大いに今後に期待の持てる講義になりました。

 90分の講義は初めてなのでクタクタになりましたが、心は充実していました。

足のシビレと散歩

2012年05月20日 | Weblog
 いよいよ25日から京都に行くため一番心配な気候の変化に対応しなければならないため、快晴で20度になっている札幌駅に出て北大の構内を1時間ばかり散歩しました。

 汗をかくことはありませんでしたが、抗がん剤の副作用で両足のつま先がかなりシビレが酷いのが気になって疲れました。

 抗がん剤と手足のシビレは避けられないといわれていますが、ぼくも当初からシビレはあり、皮膚がめくれるようなことはありませんが、だんだんきつくなっていくような感じです。

 6月から抗がん剤の再開が始まる予定のため、何とかしたいのですが・・・。
 何か良い方法はないものでしょうか?

 午後は休息時間になりました。

加齢と睡眠

2012年05月19日 | Weblog
 さわやかな札幌の気候の土曜日。
 午前中は豊平川沿いを、そして午後は一休みした後大通公園を散策して、新緑や咲き乱れた花を見ながら歩き続けた1日になりました。

 最近はまたそれで疲労しても昼寝ができなくなっています。

 ぼくは相変わらず眠剤を服用して21時に就寝していますが、必ずと言ってよいほど同じような時間帯に目が覚めます。
 トイレに行きたくなるためで、加齢によって誰もが経験することだと言われていますが泌尿器科には行っていません。通院して新しい病気を指摘されるのが怖いのかも知れません。

 しかも目覚めの時間が23時半から午前零時、2時前後、4時前後の3回が一番多い時間帯です。
 目が覚めて時計を見ると多くの場合、そのような時間帯ですが、ただトイレから戻るとあまり時間をかけずに再び眠ることができますので助かっています。

 起床は6時。でも5時頃には目が覚めてラジオを聞くことが多いです。
 そのような夜の睡眠は高齢者にとって普通なのでしょうか?