岩見太市の老いを活きる語録集

 豊かな高齢社会を創造するNPO法人「シーズネット」の活動を日記風に紹介。2010年がんを発病し、その闘病も紹介。

札幌市ケアマネ連協から感謝状

2012年05月18日 | Weblog
 快晴だが風の強い札幌の気候。

 事務所は休んで朝は円山クリニックで循環器の受診をしました。主治医の塙先生からは体全体の健康状態について相談に乗って下さいますので、受診すると活動意欲が沸いてきます。

 夜札幌市内のホテルで札幌市介護支援専門員連絡協議会の法人化を記念した祝賀会が開催され、ぼくも招かれて初代会長として感謝状を頂きました。

 社会福祉協議会時代に介護保険開設に備えて、その成否を握るケアマネの質を高めるための組織化の必要性を感じて、全国に先駆けて動きまわって仲間と共に札幌市ケアマネの連絡協議会を設立したことを懐かしく思い出しました。

 懐かしい顔ぶれの方が大勢おられましたが、自分の病気のこともあり式典のみの参加で祝賀会は失礼してしまいました。
 

ランチ

2012年05月17日 | Weblog
 事務所に行った時の昼食は口腔ケアの面倒もあって弁当かおにぎりが大半ですが、今日は街中で世話になっている方と数人で懐石料理のランチを楽しませて頂きました。

 ぼくたちを除いては全員中年以上の女性グループであることにびっくりしましたが、たまにはガツガツしないでゆつくりと時間をかけて懐石料理を食べることも良いなあと思いました。

 こんな優雅なランチは初体験でしたが、思いで深いランチになりました。

 最近の和食は意図的に中高年向きのあっさりした上品な料理が多いようですが、これも高齢社会の現象でしようか。

落とした敬老パス

2012年05月16日 | Weblog
 雨天の札幌。

 午前中は北海道社会福祉協議会の広報誌のインタビュー記事の取材に対応しました。
 テーマは相変わらず孤立死ですが、やはり1時間近くなると気だるさを感じて話すのも億劫になってくる自分を感じます。

 さて今年の3月中頃と記憶していますが、昨年度の敬老パスを落としてしまいました。今年の4月末まで有効のパスで多分5千円位は残っていたと思いますが、どこで落としたか、紛失したか全くわからないので、あきらめていました。

 ところが一昨日の夜札幌市中央区役所の高齢福祉課から自宅に電話があり、ぼくが紛失した敬老パスをどなたかが拾って警察に届けて下さり、そのことが区役所に連絡されたようで、紛失したかどうかの確認の電話でした。
 敬老パスの持ち主がわかったのにびっくりしましたが、良く見ると敬老パスの裏側に番号が記されており、誰に交付したかわかるようになっているのですね。

 勿論今は期限切れで使えませんが、わざわざ警察に届けて下さった市民の方に感謝したい気持ちです。

人に影響を与える感動

2012年05月15日 | Weblog
 午前中札幌市ボランティア研修センターで孤立死を考える講座の講師を杉谷氏と2人で努めました。

 研修の講師は久しぶりと言うこともあって、1時間立って話しましたが終わるとどっと疲れが出て、しばらく控室で休ませて頂きました。

 講義を終えて控室に向かう途中突然ひとりの女性がぼくのところに来られて、お礼と共に花束を渡されました。
 中村さんと仰るだけで初対面の方です。

 理由をお聞きすると何年か前のテレビのトーク番組に出演した時のぼくの話に感動して介護の世界に入る決心をして介護福祉士の資格も取って、その分野で頑張っており、
岩見さんのお陰で人生が変わりました、という意味の話でした。

 どの言葉が影響を与えたのか立ち話でしたので良くわかりませんでしたが、こんな形で人に影響を与えていたのかと思うと、ぼく自身深い感動を覚えて花束を頂きました。

 これからの講演も自分が話せる限り、心で本音を話そう・・・と強く思いました。
 中村さん、ありがとうございました。生きる意欲が沸いてきました。

午前と午後の体調

2012年05月14日 | Weblog
 やっと札幌も春らしい気候になりました。

 最近時間があれば昼寝をすることが多くなったためか、午前中は普段と同じように元気に心身共に動けるのに午後になると何となく気だるさが出てきて倦怠感が襲い、午前と午後の体調の変化が気になっています。

 これは抗がん剤の副作用だけの問題ではなく、午前中現役時代と同じように動くことが多いので、その疲労が出ているのかも知れません。

 今日も気だるくて14時のバスで帰宅しました。
 食後北大周辺を散歩したことも疲労に拍車をかけたかも知れませんが、休息の必要性も現実味を帯びてきました。

 加齢と病気・・・体調コントロールも難しいものですね。

来週からの動き

2012年05月13日 | Weblog
 毎年のことですが新年度に入り、連休が終わってから講演や研修がスタートするのが外部からの依頼への動きになっています。

 今年はぼくの病気のこともあり件数は減っていますが、それでも6月以降の依頼が増えつつありますが、ぼくの方は体調のこともあり週2回を限度にお受けしょうと思っています。

 来週から孤立死に関する研修もスタートし、しばらく話していませんでしたので、多少の不安はありますが、何とか人のつながりと地域の大切さを訴えていきたいと思っています。

 日曜日の今日は快晴ですが、冷たい風が1日中吹き荒れており、春の陽光を楽しむ余裕はありませんでしたが、散歩はしっかりしました。

シーズネット(北海道)の理事会開催

2012年05月12日 | Weblog
 散歩をしょうとヤッケに身を包んで外に出ましたが、冷たい風は真冬のような気候です。風邪を引けば大変ですので、すぐ家に戻りました。

 大腸がんから転移した肝臓がんは安定していますが、腹膜播種という爆弾を抱えていますので、とにかく風邪などの病気には細心の注意が必要なぼくです。
 お腹に異常が出れば腹膜か動き始めた可能性が出てきます。

 今日は土曜日ですが午前中NPO法人シーズネットの理事会開催のため事務所に行きました。
 それぞれの会員さんの力で、今後のニーズに対応した活動を強めていきたいものです。

 マイカーでしたが、夏の背広に冬のコートを着込んで。

故境盛男氏の前夜祭

2012年05月12日 | Weblog
 北海道全体が冬に逆戻りしたような寒い気候。

 昨夜故境盛男氏の前夜祭があり、たまたまその祭場である教会が自宅から徒歩15分程度であったためお伺いしました。

 90歳を過ぎても元気にぼくの井戸端会議に参加して、積極的に発言されたり、メモを取られていた姿が浮かんできます。

 人生とは他者との出会いと別れの歴史と言いますが、出会いの喜びに対して、別れとは本当に切なく辛いものです。シーズネットはそのような場であることも認識せざるを得ませんでした。
 結腸癌が亡くなられた病名ですが、ぼくも上行結腸癌です。

 ご家族の方にも挨拶させて頂きましたが、シーズネットや岩見さんの話を良くされていたことをお聞きしました。

 ご冥福をお祈りします。

腫瘍マーカーは正常でしたが・・・

2012年05月11日 | Weblog
 3週間の抗がん剤の投与が終わり、今日は血液検査のみでした。
 先月分の腫瘍マーカーは正常値でしたので、抗がん剤の投与は2回目は行わず6月1日にCT検査をすると同時に抗がん剤を再開することになります。

 ただ血液検査が終わってから診察まで今日は1時間半待つ時間があり、待つことの苦手なぼくにはそのことがストレスになって苛立ってしまいました。
 大抵は1時間以内に呼ばれるのに・・・。

 何れにしても今日の結果順調に行けば京都にも行けることになります。
 無理はできませんが・・・。

 医療法人渓仁会時代から世話になり、2月14日のブログでも紹介させて頂いた95歳の境盛男さんの訃報を昨日お聞きしました。
 ご本人が亡くなる前に、シーズネットの岩見さんには連絡してほしいと娘さんに依頼されたとお聞きしました。
 今夜18時からの前夜祭(キリスト教)にはお伺いして、境さんに老後の生き方と意欲を教えて下さったお礼をお伝えするつもりです。

孤立死への関心

2012年05月10日 | Weblog
 肌寒い1日でしたが、久しぶりに昼休み時間を利用して事務所近くの北大構内を散策しました。

 快晴で丁度しだれ桜が満開で、新緑も芽吹き始め心地よい30分の散歩でした。
 深呼吸をしながら春の陽光を浴びました。

 連休が明けてからボツボツ講演依頼が入り始めていますが、その殆どが孤立死問題と地域のあり方についての課題です。
 札幌市内だけではなく、地方からの依頼も増えていますが、ぼくひとりでは対応困難な場合もあり、病気による体調のこともありますので場所によっては担当の杉谷氏と打ち合わせをしながら進めています。

 ひとり暮らしが増えればある意味では避けられない孤立死問題・・・。防止と早期発見を含めてそれぞれの地域課題として考えたいものです。

 それにしてもその問題に対する住民の関心の高さには驚かされています。