多摩平通信

多摩平の森でのんびり暮らすシニアの日記です。

ITより『大統領』

2011年09月29日 22時51分51秒 | 日記・エッセイ・コラム
マスターの学生に『今日、何の授業だった?』と尋ねたところ、苦笑いしながら『大統領の授業』との返事。
大統領の授業???
『ITを勉強しているんじゃないの?』ときくと、『でも、大統領を学ぶ授業は必須なんですよ』とのことだった。
大統領が書いた本や、大統領のイデオロギーに関する本は多々あると思うが、大学では毎週それを教科書にした講義がおこなわれている。
大学の講師も大統領の本を読んでいないと教授等に昇任できない。
教科書といえば最悪独裁者国家ダントツ1番の北朝鮮。北朝鮮の教科書には偉大な金正日元帥様には驚くべき超能力があることが掲載されている。

<「金正日元帥様は、御幼少の時お母様と一緒にある小学校をお訪ねになられました」と始まるストーリーでは、金少年が小学校で日本と朝鮮半島が同じように赤く塗られた地球儀を発見。憤りを感じた金少年は日本の部分だけ黒く塗りつぶすとこの日、日本では驚くべきことが起きました。突然、日本中が真っ暗になりました。そして稲光がし、雷が轟き、長いこと激しい夕立が降り注ぎました。この時から人々は偉大な領導者金正日元帥様は、空と土地も自由に動かされる才能をお持ちであると話しました。
と北朝鮮の教科書に掲載されています。
 
ほとんど神話の世界だ。
で、ウズではどうなのだろう?と思い、学生に『大統領』の授業の内容を尋ねたところ、「つまらなかったので覚えていません」との返事だった。
おいおい、この科目は重要なので、単位を落とすと卒業できなくなっちゃうぞたぶん。